元海外添乗員が教える、ビジネス英語習得におすすめのアプリ3選
ビジネス英語って具体的にどの程度?
こんにちは、QQEnglish編集部のTakiです。
ビジネス英語とよく聞きますが、具体的にどのレベルがビジネス英語にあたるのかわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。
ビジネス英語というのは文字通り、ビジネスで使用する英語なので、仕事で英語を使う場面を想像します。
メールや文書の作成や電話応対、社内で英語が公用語と決められている会社もあるので英語でのコミュニケーションが必要となるなど、仕事をする上で英語が必要となる場面はたくさんあります。
そこで多くの企業が参考にするのが、TOEICの点数だと思います。
一般的には、700点あれば就職活動の際に履歴書に書くと英語力をアピールすることができると言われています。
ただし、就職を希望する会社が外資系なのであれば、場合によっては800点や900点取得が理想という会社もあります。
というのも、700点という数字はある程度勉強すれば容易に到達することができる点数ですが、800点、900点からハードルが高くなり、ただ単に単語を覚える、リスニング、リーディングのどちらかができる場合でも取得するのが難しい点数になってきます。
やはり外資系で働くとなると日常的に英語を使うことになるので、英語を話す、英文を書く場面でとまどっているようでは有力人材にはならないのです。
そのため、ビジネス英語といっても一概にこのレベルだ、ということは言えないのです。
私はタイトル通り過去に海外添乗員をやっていました。お客様のアテンドがメインの仕事とはいえども、現地ガイドは大抵英語ガイドなので案内内容を通訳する必要があり、ホテルやレストランの従業員とのやり取りはもちろん英語でしなくてはいけません。
日本にいる間は会社で旅行商品の営業で日本人のお客様とお話することしかないので、英語を勉強する時間はほとんどありませんでした。
だからこそ、スキマ時間に勉強するアプリにはこだわりました。今回はビジネスで役立つ英語を身につけたいと思っている方へ、私が実際に英語力強化のために使って効果があったアプリを3つご紹介したいと思います。
聞く力と話す力を伸ばすならTED一択!
TEDとは、アメリカ・ニューヨークを拠点とする団体が運営する、様々な分野の専門家のスピーチ動画をまとめているプラットフォームです。
簡単に言えばYoutubeの、コンテンツが全てスピーチバージョンです。
その分野はとても幅広く、経営者や教育者、科学者やモデルなど多岐にわたります。
そしてスピーカーはアメリカ人だけではなく英語圏の人たちや日本人を含むアジア人など色々な人たちがスピーチをするので、興味があるジャンルから視聴することができます。
TEDでは、アメリカ英語だけでなく、他の英語圏や英語を第二言語とする様々な国の人たちの英語を聞くことができるので、TEDを視聴すればするほど自ずと耳が鍛えられます。
そして、英語字幕や日本語字幕の表示ができるので、まずは英語字幕でどれぐらい自分がスピーチを理解できるのかを試してみて、2回目は日本語字幕で見る、というのも聞く力が身に付く効率の良い勉強法です。
様々な専門家のスピーチがあるので、自分が身につけたい分野のビジネス英語に集中して視聴できる点もビジネス英語を培うのに最適だと言えると思います。
更に、TEDをシャドーイングの教材として使えば語彙が増すことに加え、話す力も自然と身に付きます。Youtubeのように視聴履歴が残せて、お気に入りしておいて後から視聴することもできます。
また、トピック、言語、スピーチの長さを絞って動画を検索できるのはYoutubeにない機能で、効率よく自分の見たいスピーチを探すことができる点も英語学習に向いている点だと思います。
英語力をマルチに培うならPolyglots!
現在も実際に英語力維持のために愛用しているアプリがPolyglotsです。
TEDは勉強できる場所が限られていますが、Polyglotsは様々なジャンルの記事があるため動画が見られない場所や場合でもスマホひとつで学習することができます。
このアプリの最大の魅力は、自分の英語のレベルに合った英語の記事が読めることに加えて、オリジナルの単語帳が作れることです。
高校受験や大学受験の時にこのアプリに出会っていれば、もっと語彙力が増やせたのにな…と思うほど簡単に語彙を増やすことができるんです。
まず自分の英語力をはかるテストが用意されていて、そのテストを受講すれば、以降自分に合ったレベルの英文記事が表示されるようになります。
そして、TED同様に記事のジャンルは様々で、自分が興味のある分野の記事を選んで読むことができるので、飽きることなく英語学習を続けることができます。
好きな記事を選んで読み進めると、当然知らない単語が出てくると思います。そこでその単語をタップすると日本語訳が表示され、履歴に残ります。
次に、Polyglotsのアプリを起動したときに4択の単語テストが行われるため、単語を着実に覚えることができます。
また、プロフィール登録の際に伸ばしたいジャンルを選ぶことができ、私の場合だと仕事柄英語を話す・聞く力が必要なのでリスニングを選択しています。
選択しておくと、特に伸ばしたい英語力に合わせた記事が表示され、発音の確認もできます。いちいち自分でノートや単語帳を用意することなく、このアプリひとつで簡潔してしまうので英語力を伸ばしたい人必携のアプリです。
語彙力を伸ばすorTOEIC対策ならキクタン990+ALCO forダウンロードセンター!
→https://www.alc.co.jp/entry/7020010
私は大学生の頃、3か月に1回のペースでTOEICを受けていました。
問題集や参考書を使ってある程度対策すれば700点は超えるようになったのですが、なかなか点数が上がらなくなったときに語彙力が欠けていると気付き、始めたのが単語帳とアプリで徹底的に語彙を増やすことでした。
990点の満点を取る人たちも、ブログで勧めているほど評判の高い単語帳です。1冊購入する必要がありますが、その価値が十分にある本だと思います。
そして、キクタンシリーズは購入後にアプリをインストールすると、単語とその単語を使ったフレーズや文章を読み上げてくれる音声をダウンロードすることができ、一度ダウンロードするといつでもどこでも勉強することができます。
本自体は軽いので鞄に入れておいて、通学や通勤時間に手軽に勉強することができます。
実際私自身も、大学時代に通学時間が長かったため、わざと普通電車に乗り椅子に座ってゆったりと毎日少しずつ語彙を増やしていきました。たとえ本を持ち歩くのが煩わしくても、アプリを入れておけばいつでも聞くことができます。
日本語訳も流れるので、リスニングの勉強にもなり、語彙を増やすこともできます。
TEDやPolyglotsでスピーチや英文で出てくる単語を覚えながら、どんな時にその単語を使うべきかというのも段々と理解できるようになってきます。
上の2つのアプリに併せて、キクタン990で語彙力を増やせば知らない単語はほとんどなくなると思います。
また、TOEICは受験する予定がないという方でも、TOEIC自体がビジネス英語をメインとしたテストなので、キクタン990でビジネス英語を培うことができるんです。
私なりのキクタン990の使い方をご紹介します。
キクタンはDay1、Day2、というように一日に覚える単語数の目安が記載されています。
そこで、私はまずその区切りごとに覚えるようにしていったのですが、ただ単に前から順番に覚えるのではなく、1日目の夜寝る前にDay1の単語を覚えたら、2日目の通学時間にDay1の復習をします。
そして、2日目の夜にDay2を覚えて、3日目の通学時間にDay1~Day2の単語を全て覚えられているかどうか復習をしました。
このように、1日目にDay1、2日目にDay2だけをやる、というわけではなく、毎日毎日Day1から復習をするようにしました。
すると中盤くらいになってくると最初の10日間ほどは単語が目に入っただけで単語の意味がわかるようになります。反対に何度やっても覚えられない単語は付箋をつけておいて、覚えられない単語だけを拾って重点的に復習することもできます。
この勉強法を繰り返したおかげか、たった1か月で100点ほどTOEICの点数が上がり、感動したのを覚えています。
英語は使わなければどんどん忘れていってしまいます。そのため、地道に勉強し復習することを繰り返せば着実に英語力は上がっていきます。
また、最後にお伝えしたい事としては、あくまで今回ご紹介したアプリは補助教材だという点です。
英会話を習得するのであれば、実際に英会話をすることがなんと言っても一番大切です。私は幸い仕事中にその経験を積むことができましたが、もしあなたが英会話をあまりできていないなら、まずそちらから取り組んでくださいね。
是非、参考にしていただければ幸いです。
聞き流しに便利なiPhone向けアプリはこちら →社会人向け!隙間時間に聞き流し英会話できるiPhoneアプリ3選
PS. アプリでインプットした後は、実際に英会話をすると知識が定着します!
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