社会人のやり直し英語勉強におすすめの参考書10選(ドッシリ系)
英語を学ぶ社会人は非常に多いです。
「社会人になって英語を学ぶ必要が出てきた」
「今後のキャリアに向けて英語を習得しておきたい」
など理由は様々ですが、特に「話す」ことへのニーズが一番高いと思います。
そこで今回は、社会人がセルフ学習をする上でおすすめの参考書10冊を、ドッシリ系だけピックアップしてご紹介します。
本の選定にあたっては、ビジネス場面の会話集のようなものはあえて入れず、英語の実力をしっかり養成するような本格的な参考書を中心に選んでいます。英語力をしっかり養成すれば、その後仕事の場面でも必ず活きてきますよ!
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1. 鉄緑会 東大英単語熟語鉄壁(KADOKAWA)
いきなり仰々しいタイトルですね。鉄緑会は東大受験に特化した予備校のことです。
主に難関大を受験する高校生が使う単語帳として有名な本書ですが、実は社会人にもおすすめです。
受験・ビジネス問わず単語力は英語力の要です。本書は600pを超えるボリュームですが、その分内容の充実度はピカイチです。
語源やイメージを活用して覚えられるような解説や工夫が随所になされています。定期的にあるCheck!やReview Testで本当に身に付いているかどうか問題で確認することができます。
本書をマスターすれば、大学受験レベル・実用英語の基礎はばっちりと言えるでしょう。
2. 英語リスニングの鬼(明日香出版)
こちらの本では、英語の発音記号を学びながら発音とリスニング力を同時に学習することができます。
著者は大学の教授で英語音声学の専門家です。英語を正確に発音するには、発音記号をしっかりと学ぶ必要があります。
本書では1つ1つの発音記号を詳しい解説で学びつつ、似ている音の聞き分けやディクテーションなどのトレーニングにより定着させていきます。
発音を専門書で学びたい・リスニング力を伸ばしたいという方にはうってつけのの書籍です。
3. 英文超精読(テイエス企画)
日本人が理解が弱い英語の文法項目を著者の鋭い解説で学べる書籍です。英語の思考法から解説されているので、今までの英文法学習書の中でも本質的な理解が得られるため目からうろこが落ちること間違いなし。
和訳練習問題に関しても、表面的なこなれた訳ではなく文法構造をしっかりと反映させた直訳が重視され、正確な文構造の把握を鍛えることができます。
英語をやり直す全ての方に読んでほしい本です。2019年3月に出版され、ここ1年くらいでAmazonでも急激に伸びてきている隠れ名著です。
4. 英文法のエッセンス(大修館書店)
英文法のエッセンスは一見普通の文法書と同じような目次構成ではありますが、特徴はその本質的な解説にあります。
文法書としてはとてもコンパクトで、毎日持ち運んでも荷物になりません。
イメージとしては、従来の英文法書と最近はやりのイメージや感覚による説明の中間といった感じで非常にバランス良い一冊に仕上がっています。前書きにもある通りまさに「読む文法書」で、規則だけの文法解説では飽き足らない方にイチオシの文法書です。
5. 新英作文ノート(日栄社)
驚くべきはその薄さと値段の安さ。500円以下で購入できる参考書でここまで密度が濃いものは少ないです。英語は読んで理解できるものでも、その英文を自分が書けるかというとほとんどの場合書けないと思います。
書けないということは当然話すこともできないということです。英作文能力を上げることは、話すときにスムーズに英文を生み出せることに繋がります。
本書では「英語らしい英語を書けるようになる」ことに主眼を置いておりネイティブらしい言い回しや構文を習得することができます。
分かりやすい解説に加え、英作文以外にも間違えやすいポイントを中心に穴埋め問題や並び替え問題も豊富に含まれており、英語力底上げに役立つ一冊です。
6. 例解 和文英訳教本 (文法矯正編) 英文表現力を豊かにする
こちらは英作文を軸に、本質的な文法知識を習得することに主眼が置かれた一冊です。
先ほどの新英作文ノートが、英作文をする上で迷いやすいポイントがテーマ別にまとめられているのに対し、本書は文法項目別に深く掘り下げていきます。
より広く、深く学べることが特徴になっているため自分の文法知識を正しくアウトプットできるレベルでアップデートしたい方はぜひ取り組んでみましょう。
7. 英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで(中公新書)
一昨年から去年にかけてベストセラーとなりtwitterでも話題となった研究社の「英文解体新書」の著者による待望の2冊目。
小説やニュース・SNSなど多様なジャンルの英文を読み解くコツが散りばめられた実用的な本です。新書のため、コンパクトな分量で外出先でも気軽に読めるのがありがたいですね。
初心者向けというよりは、ある程度英語を勉強してきて実務での英語読解力を底上げしたいという方に最適です。
8. Work on your phrasal verbs(HarperCOllins UK)
日本人が苦手としている句動詞(phrasal verbs)に特化したドリルです。
句動詞とは例えば、call on や fill inなどの主に【動詞+前置詞/副詞】による組み合わせからなる表現です。
句動詞に特化した参考書は日本語でも少なく、本書はイギリスの出版社から出ている洋書の参考書です。よく使われる句動詞400がドリル形式で練習でき、分量もほどよい薄さのため中級者になったら必ず取り組むべき一冊です。
9. 表現のための実践ロイヤル英文法(旺文社)
こちらの本は、有名な参考書ロイヤル英文法の姉妹編です。
より実践性・実用性に比重を置いた構成で、「どのように英文を構成してアウトプットするか」をコンセプトとした文法書です。
とはいえ重厚な文法書であることに変わりなく、本格的な文法書を通読して体系的に文法を学びたい方や手元においていつでも参照できる文法書が欲しい方におすすめです。
最近流行りの英語参考書ではイラストやイメージで感覚で学ぶスタイルが多いと思います。実際それらのイメージや感覚に説明は腑に落ちる感じがします。
しかし実際に私達にとって必要なのは、「それを読んで実際に自分が英文を作り出すことができるようになるか」です。そのためにはやはり従来型の文法書を紐解き、一種の構文として文の方をインプットしておくことに勝る方法はありません。
とはいえ同書では、共著者のマーク・ピーターセン氏によるコラム「Helpful Hint」などでネイティブの感覚に基づいた解説も織り交ぜられており、総合的にバランスの取れた一冊となっています。
初級から上級者まで長く使える一冊になっているため、持っておく価値は十分にあります。
10. 英語のハノン 初級 -スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル
2021年4月に発売されてから、twitter上などでもかなり人気を博している本です。本書で行うのは、英文をパターンごとにカテゴライズし、単語や表現を入れ替えたりしながら反復練習していくトレーニングです。
英語の反射神経を鍛え、スムーズかつ瞬発的に英文を構築できるようになるための実践的な構成で、今回ご紹介している参考書の中では最もスピーキングに比重を置いている本です。
まさに「話せるようにするためのドリル」で、英語の基礎を勉強し固めていきながら本書でアウトプットを鍛えていけば、会話の際の瞬発力も伸ばしていくことできるでしょう。
まとめ
さて今回は、社会人のやり直し英語におすすめの参考書10選をご紹介しました。
英語力の習得は一朝一夕にはいかないものですが、基礎知識を固めながら継続して学習を進めていくことで必ず上達していきます。そのためには付け焼き刃の知識やテクニックだけではなく、文法や単語などをしっかり固めていくことが絶対的に必要となります。
今回ご紹介したのはどれも濃厚な内容で、すぐにこなせるものではないかもしれません。しかし急がば回れで、学ぶ楽しさを味わいながら学習プロセス自体も楽しで英語学習を行っていただければ嬉しいです。
インプットした後は、アウトプットが大切です。
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