高校英語の復習で実力アップ!おすすめの参考書も紹介
人称代名詞や身の回りの単語から始まり、受動態や現在完了まで網羅する中学英語は、英語力の基礎中の基礎です。
この基礎がしっかりと身についているかどうかで、後の英語学習のスピードや理解度が大きく変わってきます。
高校英語となると、文法や語彙が複雑になり、苦手意識を持つ人もいるかもしれません。
しかし、高度な英語力を目指すのであれば、高校英語の学習は避けて通れません。
日本の大手教育出版社で高校生向けの英語教材を編集していた経験から、高校英語の復習の重要性と、効果的な学習方法について解説します。
特に、高校英語の復習に役立つ問題集や、おすすめの参考書8選も合わせてご紹介します。
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中学英語ができれば十分?
中学英語は、日常生活で困らない程度の英語力を身につけるための基礎となる学習です。
しかし、ビジネスプレゼンテーションや海外の顧客とのメールビジネスシーンなど、より高度な英語力が求められる場面では、まとまった文章を読み書きしたり、複雑な内容を聞き理解したりする能力が不可欠となります。
高校英語では文法や語彙のレベルが大幅にアップするだけでなく、扱う文章の量も格段に増えます。
英語力を効果的に高めるためには、まず、中学で学んだ文法をしっかりと復習し、基礎を固めることが重要です。
土台がしっかりしていれば、その後の学習がスムーズに進み、英語力向上へとつながります。
さらに、高校英語を丁寧に復習することで、「読む、書く、聞く、話す」という英語の4技能の「体力」を養うことができます。
これにより、ビジネス英語をはじめとする、より高度な英語力を身につけるための基盤を築くことができるのです。
関連記事:大人こそ中学英語を復習するべき?総復習におすすめの方法を解説!
高校英語の主な英文法
高校英語では、次のような応用的な文法項目が数多く登場します。
・仮定法(仮定法過去・ifを使わない仮定法・倒置によるifの省略)
・完了形(現在完了進行形・過去完了・未来完了)
・原型不定詞
・関係副詞
・話法(直接話法・間接話法)
これらの文法項目は、中学で学んだ内容の延長線上にあるものが多く、例えば仮定法過去や関係代名詞の応用などは、中学で基礎をしっかり固めていれば、比較的簡単に理解することができます。
高校英語を学ぶことで、より細かなニュアンスの違いを表現したり、幅広い表現を習得したりすることが可能になります。
以下では、中学英語と高校英語の文法項目の違いがわかる例文を2種類ご紹介します。
例1)仮定法
・中学英語での仮定法(仮定法現在:現在の事実に反する仮定)
If I had a lot of money, I would buy a big house.
(もし私がたくさんのお金を持っていたら、大きな家を買うだろう。)
・高校英語での仮定法(仮定法過去:過去の事実に反する仮定)
If I had studied harder, I could have passed the exam.
(もしもっと一生懸命勉強していたら、試験に合格できたのに。)
→高校の仮定法は、過去の出来事に対する後悔や、非現実的な状況などを表現するため、文法構造がより複雑になります。
例2)完了形
・中学英語での完了形(現在完了)
I have already eaten breakfast.
(私はもう朝食を食べました。)(現在完了形:完了の意味)
She has lived in Tokyo for five years.
(彼女は東京に5年間住んでいます。)(現在完了形:継続の意味)
・高校英語での完了形
I had finished my homework before he came.
(彼が来る前に、私は宿題を終えていました。)(過去完了形:完了の意味)
By the time you get there, the movie will have started.
(君がそこに着く頃には、映画は始まっているでしょう。)(未来完了形:完了の意味)
→高校では、複数の完了形を組み合わせたり、副詞句と組み合わせてより複雑な表現をすることが可能になります。
高校英語=大学受験のためのものだけではない
大学受験の英語は、単に受験生をふるいにかけるための科目ではありません。
大学に入学後、英語で専門的な知識を学び、研究を進めるための基礎となるものです。
英語の教科書や論文を読み解き、ネイティブの教授の授業を受け、世界各国の留学生と共同で課題に取り組んだり、英語でレポートを書いたり、プレゼンテーションを行ったりするなど、大学での学習は、まさに英語を使って仕事をすることと変わりません。
つまり、大学受験で学ぶ英語は、将来、ビジネスシーンで英語を使う上で非常に役立つスキルを養うための第一歩と言えるでしょう。
リスニングも重視!今の大学入試共通テスト
リーディング重視だったセンター試験時代
「そうはいっても自分の時代は英語の授業は読解や文法ばかりだったし…」という人も多いでしょう。
センター試験の英語はリーディング1種のみだったという時代の人もいることと思います。
センター試験の英語には2006年度からリスニングが導入されました。
当時はリーディング100点、リスニング50点満点の配点となっていました。
リーディング:リスニングの比重が1:1に 大学入試共通テスト
さらに、2021年度から導入された「大学入試共通テスト」になってからは、リーディング、リスニング各100点。
配点が均等になりました。
今の大学入試ではリスニングも重視されていることもあり、高校英語市場にはリスニングの参考書や問題集も充実しています。
鍛えたいスキルに合わせて、自分にとって最適な問題集・参考書を選ぶと良いでしょう。
高校英語の復習におすすめの書籍8選
高校英語の復習に最適な、各分野のおすすめの書籍をご紹介します。
中には実際に現役学生時代に使ったというベストセラーもあるでしょう。
どの書籍も、現在の大学入試傾向に沿うように定期的に改訂されたり、より見やすい誌面に改善されているので、昔使ったシリーズであっても、ぜひ最新版を手にとってみることをおすすめします。
単語
・1. 速読英単語(入門・必修・上級)(Z会)
:「速読英単語」シリーズは、文脈の中で単語を覚えることで、より自然な英語の理解力と応用力を養える点が特徴です。
それぞれのレベルに合わせた豊富な例文と解説が用意されており、飽きずに学習を進めることができます
・2. DUO3.0(アイシーピー)
短い文章の中に厳選された単語や熟語が凝縮されており、短時間で効率的に語彙力をアップできる点が魅力です。
単語帳を選ぶ際には、実際に書店に足を運んで、自分の手に馴染むか、持ち運びやすいかなどを確認することが大切です。
紙の質感や文字の大きさ、判型なども、学習のモチベーションに大きく影響しますよ。
いずれもアプリ版も出ているので、紙の単語集で暗記したらアプリでテストすると効率的です。
英文法・文法問題
・3. Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服(桐原書店)
豊富な問題量で繰り返し練習することで、確実に理解を深めることができます。
また、丁寧な解説が充実しており、解き方のコツやポイントを学ぶことができます。
基礎から応用まで、レベル別に問題が分かれているため、自分のレベルに合わせて学習を進めることができるのが利点です。
・4. 英文法・語法問題グラマスター 改訂第2版(Z会)
グラマスターは、約50,000問の入試問題データベースを徹底分析し、大学入試レベルまでの重要・頻出項目を完全網羅している問題集です。
スピーキングで注意すべきポイントも明示されており、また、問題の読み上げ音声もweb提供されているため、暗唱や復習にも活用できます。
どちらの問題集にも共通して言えることですが、問題を解くだけでなく、間違えた問題をしっかりと復習することが大切です。
長文読解
・5. 大学入試 英語長文ハイパートレーニング(レベル1−3)(桐原書店)
新聞記事、小説、科学記事など、様々な種類の英文に触れることができます。
各文章には、重要な語彙問題が多数収録されており、語彙力を強化しながら長文読解力を養うことができます。
・6. 英語長文Rise読解演習(1−4)(Z会)
最新の大学入試の傾向を反映した問題が多く、実戦的なトレーニングができます。
長文読解問題だけでなく、語句空欄補充問題や内容一致問題など、様々な問題形式で読解力を養うことができます。
いずれも語彙・語数別にレベルがグラデーションになっています。
自分のレベルに合わせて無理のないところから取り組んでいきましょう。
興味のあるテーマから読むのも良いですね。
総合英語 文法参考書
・7. ZESTAR総合英語(Z会)
「覚える文法から使える文法へ」をテーマに掲げ、文法知識を羅列するのではなく、「どういうときに使うのか」まで踏み込んで解説しているため、活きた文法がイメージできるようになります。
また、各章にストーリーを設け、例文はストーリーの中で使われた表現をもとに作成されているため、スピーキングの基礎力アップにも役立ちます。
ネイティブ教師と日本人教師によるアドバイスコラムも豊富に掲載されており、読み物としても楽しめる一面があります。
・8. Evergreen(いいずな書店)
「総合英語Forest」の後継書として出版された一冊です。
「総合英語Forest」のエッセンスである丁寧な文法解説、基本から発展までスムーズに学習できる構成を引き継ぎつつ、解説動画・アプリで学習を強力にサポートしてくれます。
著者自ら解説した動画で理解を深め、ターゲット例文をアプリで復習・定着させることで、コミュニケーションの基盤となる基本英文をしっかりとマスターすることができます。
総合英語書籍は、一冊手元にあると良いでしょう。
文法に関する疑問が出てきた時、ネットで都度検索してあちこちのブログをハシゴするよりも、手元に辞書的に、信頼できるまとまった情報がある方が効率的かつ体系的に理解することができます。
マンツーマンで徹底アウトプット!オンライン英会話レッスン
学生時代、ALTのネイティブの先生がいたけれど、1対30人、よくて1対15人、直接話す機会がなかなかなかったという人も多いのではないでしょうか。
マンツーマンのオンラインレッスンはアウトプット量が格段に違ってきます。
1回50分・週6日のカランメソッド
QQEnglishの Boost Coachingでは1回50分・週6日のカランメソッドでのレッスンと25分・100回の英会話レッスンを組み合わせて特訓します。
カランメソッドでのレッスンだけで1週間に300分/5時間もスピーキングのトレーニングをしていることになります。
カランメソッドでのレッスンでは、会話のキャッチボールの要となるアウトプットの基礎力を徹底的に鍛えます。
カランメソッドはイギリスで50年の歴史があり、世界30カ国以上で使用されてきました。
QQEnglishは日本では初めての正規認定校として、オンラインレッスンを通じて数多くの方に利用されています。
特に、徹底的に反復するように設計されているのが大きな特徴です。
カランメソッドでは、教師のハイスピードな質問を聴き取り、それに対して瞬発的に回答することを求められます。
特にEFL(English as a foreign language:外国語としての英語)環境の日本では、限られたレッスンの時間の中でいかに英語を多く聞き(インプット)、多く発話する(アウトプット)するかが重要になってきます。
相手の発言を聞いて即座に自分の考えをまとめ、スムーズに答えるための英語の反射神経を磨いていきます。
カランメソッドでトレーニングを積むことで、ビジネスの場に必要なリスニング・スピーキング力を自然と伸ばすことができます。
そして、教師は「生徒の間違いを即座に指摘する」というのが前提かつ目標として含まれているため、ビジネスの場で相手に正しく自分の発言の意図を伝えるのに必要な「正しい英語の文法と発音」を身につけることに役立ちます。
関連記事:カランメソッドの効果とは?日本初の正規認定校が解説!
25分・100回の英会話レッスンでジャンルに特化した綿密なトレーニング
Boost Coachingの受講者はカランメソッドでのレッスンに加えさらに、25分・100回分のオンライン英会話レッスンを利用することができます。
あなたの学習ゴールやビジネス的なバックグラウンドに応じ、より実際的な練習を積み重ねることができます。
50分・週6日のカランメソッドのレッスンが基礎のドリル練習だとしたら、こちらはより自由度の高い応用練習の位置づけです。
教師1人に対してレベルが微妙に異なる複数の相手と一緒に学習するのではなく、完全なマンツーマン。
教師はあなたの習熟度を元に、今のあなたに必要な難易度でのフィードバックや指導を確実に与えてくれます。
特に自分が足りないと感じるトピックや場面練習に特化しつつ、英語の表現力に着実に磨きをかけることができます。
>>100日間、4倍速の学習体験!カランメソッド×英語コーチング Boost Coaching
日本人学習者への指導経験が豊富なフィリピン人教師との英会話レッスン
QQEnglishの教師は全員が正社員のフィリピン人教師です。
学生時代、クラスメイトの前で英語を話すことが恥ずかしかった、どうも引っ込み思案で自分から発言はあまりできなかった、そんな人も多いかもしれません。
QQEnglishの教師は、そんな日本人英語学習者への指導経験もとても豊富です。
あなたの気持ちに寄り添い、背中を押してくれることでしょう。
また、実社会では英語のネイティブスピーカーとだけ英語を使うとは限りません。
アジア・中東・ヨーロッパの人たちとお互いに第二言語・共通語として英語で話す場面は多くあります。
母語としてではなく、公用語としての英語話者であるフィリピン人教師との英会話レッスンを重ねることで、多様な英語に慣れ、自信を付けることができます。
きめ細かい個別サポートで学習進捗を管理するコーチング
学生時代、予備校や塾の専任チューターやアドバイザーに助けられたという人も多いのではないでしょうか。
QQEnglishのBoost Coachingではレッスンや進捗管理のアドバイスは専任コーチが担当します。
参考書や文法問題集での自主的な復習に加え、高校英語のレベルに合わせた適切なレッスン設定へのアドバイスをもらえます。
専任の英語コンサルタントが週次でカウンセリングを行い、学習者の進捗を確認します。
日々の業務で多忙なビジネスパーソンであっても、専任コンサルタントのサポートがあることで、次のカウンセリングまでの1週間の目標を設定し、個別指導を受けながらアウトプット力を向上させていくことが可能になります。
まとめ
中学英語の基礎は大切ですが、高校英語で学ぶ文法や長文読解は、英語力を一段階アップさせる上で欠かせません。
特に、大学入試共通テストでは実社会での英語使用場面を見越してリスニングの比重が増しており、実社会での応用を想定した総合的な英語力が求められるようになっています。
高校英語の復習を通して、大人の皆さんが英語力を向上させるための具体的な方法を紹介しました。
おすすめの書籍やオンライン英会話レッスン、コーチングなど、自分に合った学習方法を見つけて、ぜひ英語学習を始めてみましょう。