【多読に使える】英語小説が無料で読めるおすすめサイト7選&英語多読のメリットも解説
「英語の多読が英会話力アップに効果があるらしいけど、リーディングとスピーキングは関係ないのでは?」
このような疑問を抱えている方は多くいると思います。
結論からお伝えすると、英語の多読は英会話力アップに間違いなく効果があり、英語のリスニング力と語彙力を上げたい人には特におすすめの勉強法です。しかし、やり方を間違えてしまうと、多読をしたのに英語力が向上しないことも。
この記事では、英語多読の意外なメリット・効果を解説します。
さらに、英語多読に使える洋書が無料で読める優良サイトを計7つ紹介するので、読了後すぐに英語多読を始められますよ。
英語多読の3つのメリット・効果【英会話力アップにつながる理由】
英語多読は広く浸透している英語学習法のひとつですが、実践したことがあるという人は多くないのではないでしょうか。
多読とは「多く読む」という意味のため、読む文字数・冊数もピンキリです。
では、英語多読にはどんな効果・メリットがあるのでしょうか。
- 速読力(=英語を速く理解する力)が身につく
- 幅広い語彙力が身につく
- 読み方次第で英語脳が鍛えられる
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①:速読力(=英語を速く理解する力)が身につく
多読を行うことで、速読力が身につきます。
英文を読む経験を繰り返し行えば、自ずと読む力が身につき、速く読めるようになるのです。
ランニングと同じです。最初は走れる距離・スピードが大したことがなくても、練習を繰り返すことで誰でも成長できます。
速読力とは「英文を速く理解する能力」のこと。つまり、英語をよりスムーズに理解できるようになります。
この効果はリーディングに限った話ではありません。
リスニングやリアルな英会話のシチュエーションでも英語を速く理解できるようになるので、大きなメリットが大きいのです。
メリット②:幅広い語彙力が身につく
英語の多読を習慣化していると、普通の英語学習では手に入らない”幅広い語彙力”を身につけられます。
多読では自分の興味のある分野・ジャンルの本を読んでいきますが、そこで出会える単語は単語帳で出会うような”無機質な単語”ではありません。
自分の知りたい情報を伝えるために書かれた単語の集合体のため、理解しやすいのです。
また、楽しく英文を読みながら自然と語彙力が上がるため、勉強している実感が少ないのもメリットのひとつでしょう。
メリット③:読み方次第で英語脳が鍛えられる
英語多読でリーディング力が向上することや、語彙力が上がることを知っている方は多くいるかもしれませんが、読み方を工夫すれば「英語脳が鍛えられる」ことを知っている方は少ないでしょう。
その読み方というのは、いくつかのポイントで構成されています。
- 日本語に訳さない
- 辞書に頼らない
- 一定のペースで読み続ける
これらのポイントを押さえながら英語を読めば、自ずと英語脳が鍛えられるのです。
多読のポイント①:日本語に訳さない
多読では英文を日本語に訳さず、英語を英語のまま理解するイメージで英語を読み進めましょう。
「いきなりそんなことができない」と不安になる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
最初は海外の子供向けの児童書や絵本を使っていいので、徐々に英文レベルを上げて多読することをおすすめします。
多読のポイント②:辞書に頼らない
英語多読で英語脳を鍛えたいなら、知らない単語に出会っても辞書を使わないことを意識してみてください。
もちろん、知らない単語を一つひとつ調べることで語彙力は間違いなく向上します。十分にメリットがある学習法だと言えるでしょう。
しかし、そのような勉強法をしていても、知らない単語が無くなる(全英単語を暗記する)ことはありません。これは英語ネイティブの方々でも同じです。
そこで重要視されている能力というのが、知らない単語に出会ったときに意味を推測する力です。
辞書を使わずに英語を読み進めることで、この推測力が鍛えられますよ。
多読のポイント③:一定のペースで読み続ける
英文を読んでいるときは、できるだけ一定のペースで滞らずに読むことが大切です。
と言うのも、同じ文章を読み返したり、理解しにくい部分をゆっくり読んだりすることはリアルな英会話ではできません。
なぜなら、相手は相手のペースで英語を話し続けるからです。
自分のペースで英語を理解するクセがついてしまうと、ネイティブの英語を理解することが難しくなってしまいます。
3つのポイントすべてをいきなり意識するのは難しいと思いますが、少しずつでも良いので皆さんの英語多読に取り入れてみてください。
次に、洋書の多読学習に使える無料の英語小説サイトを計7つ紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
洋書の多読学習に使える!無料の英語小説サイトを7つ紹介
ここからは、洋書が無料でたくさん読める優秀な無料サイトを紹介します。それがこちらの7つ。
- Project Gutenberg(プロジェクト・グーテンベルグ)
- Loyal Books
- Manybooks
- Kindleストア
- Storyline Online
- Oxford Owl
- National Geographic Kids
子供向けの洋書を集めたサイトから、重めの洋書が読めるサイトまで幅広く紹介するので、気になるサイトがあったら覗いてみてください。
1. Project Gutenberg(プロジェクト・グーテンベルグ)
「Project Gutenberg」は無料で洋書が読めるサイトとしては最も有名で、計6万冊以上の本が無料で閲覧可能です。
サイトでGoogleドライブなどにダウンロードすれば、オフラインの状態であっても洋書を読めるため、スキマ時間の学習にも使えます。
2. Loyal Books
「Loyal Books」は著作権が切れた名著を無料で公開している洋書サイトです。『トム・ソーヤの冒険』や『オズの魔法使い』など有名作品が取り扱われています。
Loyal Booksの強みは何と言っても、英語音声を聞ける点です。そのため、オーディオブックとして活用したり、シャドーイングの題材に使ったりと幅広い目的に利用できます。
3. Manybooks
「Manybooks」は5万冊以上の洋書を無料で公開しています。
サイトデザインが見やすく、お気に入りの本を容易に見つけられるのが魅力です。有名作品だけでなく、自費出版された本も日々新しく追加されているため、ラインナップを定期的に見る楽しさもあります。
無料会員登録をすれば、本をダウンロードしてオフラインでも読めるようになるので、チェックしてみてください。
4. Open Library
「Open Library」はアメリカの非営利プロジェクト「Internet Archive」が運営するオンライン図書館です。
ここでは約300万以上の電子書籍を閲覧できます。図書館という名目のため、レンタル人数や期限に制限がありますが、豊富なラインナップから自分の読みたい本を無料で閲覧できるので、本気で英語多読に挑戦したい人におすすめです。
5. Storyline Online
「Storyline Online」は海外のセレブリティや有名人が絵本を朗読した映像を見れるサイトです。
ハリウッド俳優などが感情を込めて読み聞かせをしているので、理解しやすいのがポイント。特に英語多読初心者の方は、こちらのサイトでいくつか絵本を読んでみることをオススメします。
6. Oxford Owl
「Oxford Owl」はOxford社が実際に出版している本を電子書籍として公開しています。
一般的な絵本から英語のフォニックスを学べる教育的な内容が盛り込まれたもの、ノンフィクション作品まで幅広いジャンルの作品を読むことが可能です。
本来なら有料で購入する必要があるOxford社の英語絵本がオンライン上で無料で読めるため、非常にコスパが良いですよ。
7. National Geographic Kids
「National Geographic Kids」は子供に分かりやすく生き物の生態を解説した英語絵本が読めるサイトです。
子供向けではありますが、ナショナルジオグラフィックの高画質な写真とともに英語を読めるため、英語を英語で理解しやすい設計になっています。
まとめ:英語多読で英語脳を鍛えて、総合的な英語力を伸ばそう!
今回は英語多読におすすめの無料で使える洋書サイトを計7つ紹介しました。
- Project Gutenberg(プロジェクト・グーテンベルグ)
- Loyal Books
- Manybooks
- Kindleストア
- Storyline Online
- Oxford Owl
- National Geographic Kids
英語多読はリーディング力はもちろんのこと、リスニング力やスピーキング力の向上にも関係します。
ぜひ英語多読を習慣化して、最短距離で英語を話せるように頑張ってください。
英語多読で身につけた「英語を早く理解する力」や「語彙力」を確かめるには、オンライン英会話などのサービスを活用するのがおすすめです。
実際に覚えたことをアウトプットすることで”使える英語”として記憶に定着するので、ぜひお試しください。
今ならQQEnglishで初回体験レッスンが無料で受けられるので、トライしてみてはいかがでしょうか。