いま求められる「長文読解力」!練習方法とコツを詳しくご紹介! | 英語ブログ | オンライン英会話ならQQEnglish

新規登録・無料体験
はこちらから
CLICK
  1. オンライン英会話ならQQ English
  2. 英語ブログ
  3. いま求められる「長文読解力」!練習方法とコツを詳しくご紹介!
英語ブログ
検索
更新日:2024年7月17日

いま求められる「長文読解力」!練習方法とコツを詳しくご紹介!

english-sentences-long

英語学習者ならTOEICやTOEFL、実用英語技能検定(英検)などのテストを受験したことがあると思います。

これらの資格テストには必ずリーディングパートが存在しますが「時間が足りなくて全て読みきれなかった…」という苦い経験をしたことはありませんか?

テストの終了間際に、解答欄をでたらめにマークして「あとは運任せにしよう…」といった苦い思い出を、誰しも一度は経験したことがあると思います。

そういった解き残しを防ぐためには「長文読解力」を身に付ける必要があります。

まとまりのある英文を正しく、そして速く読むための長文読解力は、まさに今日求められているスキルです。

センター試験の名称が「大学入学共通テスト」に変わって以降、単なる知識よりも思考力や判断力、表現力が求められるようになりました。設問で問われていることを理解し、本文内容を論理的に分析し、情報を適切に取捨選択していかなければなりません。

その結果、リーディング問題は語彙数を増やし難化傾向にあります。本記事では、重要視されている「長文読解力」の練習方法とコツについて書いていきたいと思います。 

1. 長文読解を行う前に身に付けるべき力とは

テストのリーディングパートで高得点を取りたいからといって、やみくもに長文を読むだけでは良い効果は望めません。まずは英語を読むうえで基礎となる次の力を身につけましょう。

1-1. 語彙力

「単語・熟語・イディオム」は英語の基礎となる知識です。「長文の内容そのものが分からなかった」という方は、まずは語彙力を高めていきましょう。

英語学習者にとって、ボキャブラリーの習得に終わりはありません。一朝一夕では身につかないスキルなので、日々の隙間時間を使って地道に暗記をしていくほかありません。

ビジネス英語を習得したいならTOEIC、将来的に留学を考えているならTOEFLなどと、目的に沿った単語帳を1冊購入すると良いでしょう。英単語の暗記を目的としたアプリケーションもおすすめです。

後述しますが、英単語の意味に合わせて品詞も覚えておくと良いでしょう。長文読解において品詞の理解は必須項目なので、早い時期から意識すると良いです。

1-2.文法体系の理解

長文を「正しく・速く」読むためには、文法体系を理解しておかなければなりません。文法を踏まえた長文を読むと、英語を秩序立てて読むことにつながり、論理的思考力が養われます。

テストでは根拠を踏まえて回答することができるので正解率が自ずと高くなります。また間違えたとしても、ミスの根拠が判明するため復習につなげやすいです。

何よりも設問の「解答・解説」をしっかり理解することができるようになるので、問題の傾向や特徴を理解することにもつながります。

英文法の基礎となる事項をいくつか下にまとめてみたので、文法事項について「自分の言葉で説明できるか」試してみてください。もし難しければ、もう一度文法事項をおさらいすると良いでしょう。 

文法事項

例文

自動詞・他動詞

I run along the river every day. (私は毎日、川沿いを走っています。)

They run this restaurant. (彼らはこのレストランを経営しています。)

文型

第1文型 SV 

 The boy smiled. (その男の子は微笑んだ。)

第2文型 SVC

 Alex is our teacher. (アレックスは私たちの先生です。)

第3文型 SVO

 I visited a new thrifting store. (私は新しい古着屋に行きました。)

第4文型 SVOO

 Bruce gave her a ring. (ブルースは彼女に指輪をあげました。)

第5文型 SVOC

 We call the cat Ram. (私たちはその猫をラムと呼んでいます。)

時制

過去形

 I studied English last night. (私は昨夜、英語を勉強した。)

進行形

 I am studying English now. (私はたった今、英語を勉強している最中です。)

現在形

 I study English every day. (私は毎日、英語を勉強しています。)

未来形

 I am going to study English tomorrow. (私は明日、英語を勉強する予定です。)

完了形

 I have studied English for three years. (私は3年間、英語を勉強しています。)

不定詞

名詞的用法

 I hope to go to university. (私は大学に行くことを望んでいます。)

形容詞的用法

 Can I get you something to drink? (何か飲み物をお持ちしましょうか?)

副詞的用法

 I got up early to make pancakes. (私はパンケーキを作るために早起きをした。)

関係詞

関係代名詞

 I met a man who teaches math. (私は数学を教えている男性に会いました。)

関係副詞

 This is the place where we first met. (ここは私たちが最初に出会った場所です。)

 

1-3. 精読スキルを身につける

語彙と文法を抑えたあとは、「英文を一文ずつ丁寧に分析する精読スキル」が必要です。長文読解は英文の集合体なので、前後の文の関係性や段落ごとの要点を理解できるようにならなければなりません。

その際、特に以下の品詞を意識して精読していくことが効果的です。

名詞

物体・物質・人物・場所・概念などを表す語

動詞

行為や状態の変化を表す語

形容詞

名詞を詳しくする語 

副詞

名詞以外を詳しくする語= 動詞や形容詞や文全体を修飾する

品詞の理解は意外と疎かにされがちです。そもそも日本語の品詞は英語よりも数が多く、さらに学問的な日本語文法と学校教育における日本語文法では違いがあるため、日本語を母語とする方でも説明できずに日本語を使っていることもあります。

その品詞を正しく捉えることで、文の構造が正確に理解でき、文のまとまりを掴めるようになります。

特に長文読解では一文が長くなることがあるのですが、品詞の理解をして「名詞(主語)と動詞」を見分けるだけでも内容理解が捗ります。

同時に読むスピードも速くなります。また、長文読解では使うことはありませんが、ライティングスキルの向上にもつながります。

[ ( A lot of ) (recent) research ] suggests [ that [taking caffeine] < actually > has [ (some) health benefits] ].

※ [  ]は名詞 (  )は形容詞  <  >は副詞

上記のマークは大手塾や予備校でも使われる品詞を表す記号です。名詞が形容詞で修飾されて名詞節とって長くなっている場合は大変分かりやすくなるため、ご自身で復習を行う場合はぜひ活用したいスキルです。

精読では、最低限この3つに分解して英文を読むようにしましょう。

2. 長文読解の練習法

2-1. まずは短く優しい長文に触れる

いきなり難しい長文を読んでしまうと挫折して長続きしません。第二言語習得論という学問では「言語習得のためにはモチベーションが最重要」と言われることもあるので、まずは簡単な問題を解いて徐々に長文に慣れるようにしていきましょう。

実用英語技能検定(英検)は5級の中学1年生レベルから、1級の難関大学合格レベルまで幅広い難易度を用意しているので、自分のレベルがどのくらいなのか確かめるには最適です。ただ長文を読むのではなく、実際に問題を解いてみましょう。

スラスラと読めても、意外と設問を間違えることが多いですよ。

2-2.「問題を見ずに本文のみを読む」→「本文を振り返らずに問題を解く」→「本文を読み直しながら問題を解く」

長文読解では瞬間記憶力も大切です。長文を一通り読んだ直後に設問を読んだとき、「本文内容を忘れている…」と戸惑ったことはありませんか? 

特に最初のうちは、しっかり読んだつもりでも記憶できていないことが多々あります。段落ごとに「要点」を抑えながら読み進めなければ、設問ごとに「読み直し」の作業が必要となり大幅な時間ロスにつながります。

上述の解き方は、長文を一読して内容が頭に入っているか確かめることができるのでおすすめです。練習のうちは、ぜひチャレンジしてみてください。

2-3.復習を行う

解きっぱなしは厳禁です。ミスの原因を見つけ「なぜ間違えた」のかを見える化』しましょう。

ボキャブラリーの意味が分からず内容そのものが分からなかったのか、構文に気付かずミスリーディングしてしまったのか、原因は色々あるはずです。

それらの原因を明らかにすることで改善点が分かりますし、問題の傾向もなんとなく見えてくるはずです。 

4. 長文読解のコツ

4-1. 長文のおおまかな流れを知る

長文読解は難化に伴い、さまざまな構成で出題されますが、大まかには次の2つのパターンが多いでしょう。

段落ごとの構成を理解しておくと、内容の予測ができるようになります。下記の構成は論文でも使われている形式なので、英字論文を日頃から読んでみるのも良いでしょう。

第1段落

賛否のあるテーマ、もしくは異なる考え方が存在するテーマ

第2段落

賛成or反対意見とその根拠の紹介

第3段落

反対or賛成意見とその根拠の紹介 

 

第1段落

話題(トピック)の導入

第2段落

話題の補足や理由①

第3段落

さらなる補足や理由②

 

4-2. 主語(S)と動詞(V)を見分ける

先ほど簡単に触れましたが、1つの英文には必ずと言っていいほど主語と動詞が存在します。その2つが判明すると「誰が/何した」という主体と動作が理解できるため、内容が汲み取りやすくなります。

ただし、主語が形容詞を含んで長くなったり、主語と動詞が離れた位置にあったりと、分かりづらいことも多々あるので、しっかりと文法事項を踏まえた分析が必要になります。

例えば、以下の英文における主語と動詞はどの箇所にあるかパッと分かりますでしょうか?

The countries that export coffee and sugar need to use a lot of water to produce them.

主語は「The countries that export coffee and sugar」で動詞は「need」です。これだけでも「珈琲と砂糖を輸出している国々」は「(何かを)必要としている」ことが判明するため、意味が取りづらい英文に出会ったときはまず「主語と動詞」を探してみてください。

4-3. ディスコースマーカーに線を引く

ディスコースマーカーとは、「英文の流れを示す重要な目印(英語)」のことです。トピックについて言及されている意見が追加されたり、反論されたりする際に登場します。

つまり長文内で重要な言及や変化を表す際に使われる言葉なので、長文読解で次のような表現を目にしたときは、ぜひ印をつけておきましょう。

実際にディスコースマーカーの周辺が解答の根拠となっていることも多いです。下記のディスコースマーカーは一例なので、気になる方はそのほかも調べてみてください。

逆説

対比

but

しかし

while

一方で

however

しかし

meanwhile

一方で

yet

しかし

on the contrary

むしろ

although

〜だが

 

 

though

〜だが

 

 

 

5. おわりに

長文読解スキルを鍛えるためには、まず自分のレベルを知ることが重要です。レベルに合った教材を選び、段々とレベルを上げていきましょう。

最初のうちは読むことに時間がかかりますが、慣れてくるとスラスラと読めるようになります。日本語に訳さずとも、英語を読んだだけで映像が頭の中に浮かぶようになります。

ぜひ、継続的に取り組んでみてください。それでは、みなさまの英語ライフを応援しています。

無料体験にクレジットカードの登録は必要ありません!

日本人のサポート付き無料体験レッスンはこちら