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更新日:2024年2月28日 コーチング

英語スピーチを成功に導く完全ガイド!定番フレーズや有名演説も

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英語でスピーチを行う機会は、予期せぬ時に突然やって来ます。

国際会議から社内イベント、さらには結婚式や就職活動に至るまで、多岐にわたるシチュエーションで自分の思いやアイディアを英語で表現する必要に迫られることがあります。

 

しかし、英語でのスピーチに自信がない、どのように準備を進めたら良いか分からないと感じている方も少なくないでしょう。

そんな不安を抱える方々に向けて、この記事では英語スピーチを成功に導くために必要な知識を網羅的に解説していきます。

 

この記事を読むことで、

  • 英語スピーチにはどれくらいの英語力が必要なのか
  • 英語スピーチの準備方法
  • 実際の発表で意識すべきこと
  • 聴衆からの質問にどう答えれば良いのか

など、英語スピーチを行うに当たって必要となる具体的なノウハウが学べ、どんな場面でも自信を持ってスピーチできるようになるでしょう。

 

英語スピーチの基本的なコツから、参考になるスピーチ動画やおすすめのアプリの活用方法まで幅広く取り扱っており、これから英語スピーチを行う方は必見です。

英語スピーチが初めての方から、より自分のスピーチ技術を磨きたい中上級者の方まで、あらゆる方にとって有益な記事となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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英語スピーチはどんな場面で必要になる?

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英語スピーチは、ビジネスシーンをはじめとして様々な場面で必要とされます。

グローバル化が進む現代において、英語は国際的なコミュニケーションの基本言語として広く認識されています。

そのため、英語でスピーチができることは、今後ますますビジネスパーソンとしての必須スキルとなっていくでしょう。

 

具体的に、どのような場面で英語スピーチが必要になるのか見ていきましょう。

 

国際会議やプレゼンテーション

国際会議やプレゼンテーションは、英語でのスピーチが求められる代表的な場面としてイメージしやすいのではないでしょうか。

 

これらの場では、自身のビジネスプロジェクト等について、世界中から集まった専門家や関係者に対して発表しなくてはなりません。

情報を分かりやすく伝えるためには、適切な語彙の選択、明瞭な発音、そして参会者の興味を引くようなスピーチ(プレゼンテーション)スキルが求められます。

場合によっては専門知識や複雑なアイディアを参加者に伝えるために、分かりやすいスライドや資料を準備することも必要です。

 

社内イベント

社内イベントは、主に社員が集まり会社の成果を共有したり、チームビルディングを図ったりする機会です。

多国籍企業やグローバルに展開するビジネス環境において、これらのイベントで英語スピーチが求められることは珍しくありません。

 

社内イベントでの英語スピーチは、新しいプロジェクトの紹介、成果報告、表彰式での受賞スピーチ、チームビルディング活動の一環としての自己紹介など、様々な形で行われます。

これらのスピーチは、職場内での自身の立場や専門性をアピールする絶好の機会です。

場合によっては功績や能力が認められ、キャリアアップに繋がるかもしれません。

 

国際学会

国際学会は、研究者や専門家が最新の研究成果を共有し、学術的な議論を行う場です。

また、国際学会での英語スピーチは、自身の研究成果を紹介するだけでなく、その分野の最前線にいる他の研究者との知見交換の場でもあります。

聴衆の注意を引き、研究の重要性や革新性を明確に伝えることができれば、自身の研究が広く認知されるきっかけとなり、学術界での名声やキャリアに大きな影響を与えるでしょう。

 

国際学会で成功する英語スピーチを行うためには、専門用語の正確な使用と共に、研究内容を分かりやすく説明する能力が求められます。

また、質疑応答のセッションでは、即座に的確な回答を行う柔軟性と対応力が必要とされることもあります。

 

就職活動・転職活動

就職活動や転職活動の際、グローバル企業や外資系企業を目指す場合に英語スピーチのスキルが求められることがあります。

企業側は、英語を駆使して海外のクライアントやパートナー企業とスムーズにコミュニケーションできる人材を求めており、選考過程で英語の使用を求める企業が増えています。

 

面接やグループディスカッションなどの場でのスピーチ能力は、自身の意見を明確に伝え、国際的なビジネスシーンで活躍するための潜在能力をアピールするためにも必要不可欠です。

特に、自己紹介、過去の経験や成果の説明、志望動機など、国際的なビジネスシーンで活躍するための潜在能力をアピールする場面では、簡潔かつ説得力のあるスピーチが求められます。

しかし、一般的な就職活動や転職活動において聞かれる質問や求められるスピーチには、ある程度定番のパターンがあるので、純粋な英語力だけでなく事前の準備がカギとなります。

 

結婚式

国際結婚の場合や、異なる文化背景を持つゲストが参加する結婚式では、英語スピーチが必要となることも少なくありません。

結婚式での英語スピーチは、新郎新婦からの感謝の言葉、親族や友人による祝福のメッセージ、または二人の物語を語る乾杯のスピーチなど、様々な形を取ることがあります。

ユーモラスで温かみのあるスピーチは、結婚式の感動的な瞬間をより一層引き立てるのに一役買うでしょう。

 

結婚式で印象的に残る英語スピーチを行うためには、心からのメッセージを伝えることが重要です。

スピーチを準備する際には、聴衆(ゲスト)に対する感謝の気持ちを表現し、新郎新婦の幸せを願う真摯な思いを込めましょう。

また、個人的なエピソードやユーモアを交えることで、スピーチに温かみと親しみやすさを加えることができます。

結婚式のスピーチにおいて即興での対応力が求められることはほとんどないので、英語力に不安があっても、事前に練習を重ねることで、本番では緊張せずに自信を持って話せるでしょう。

 

このように、日本国内においても様々な英語スピーチが求められる機会があります。

基本的なスピーチスキルはすべての場面において必要となりますが、場面によって求められるスピーチの形式が異なるので、シチュエーションに合わせて準備することが重要となります。

 

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英語スピーチに必要な英語力はどれくらい?

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英語スピーチを行う上で必要な英語力のレベルは、スピーチの目的や内容、聴衆の特性によっても異なります。

そのため、TOEICスコアなどの分かりやすい指標で一律に定義することはできません。

しかし、一般的には、基本的な日常会話を超える中級から上級レベルの英語力が求められることが多いです。

その場でディスカッションや質疑応答などが発生する場合、英語を使って即興で臨機応変に対応する必要があるので、必然的に求められる英語力のレベルは高くなります。

 

ここでは、具体的に英語の4技能に分けて、どれくらいのレベルが必要となるか解説していきます。

 

リスニング力

英語スピーチにおいて、リスニング力は必要となる場合とほとんど求められない場合とで大きく二分します。

リスニング力が求められるのは、スピーチの後に質疑応答セッションがあるケースや会議・ディスカッションなど、自分以外の人物のスピーチを聞き取る必要があるケースです。

リスニング力があれば、質疑応答の際に質問の意図を正確に理解し、適切な回答をすることができます。

また、聴衆の反応を読み取り、スピーチの進め方を柔軟に調整することも可能になります。

 

リスニング力を鍛えるためには、英語でのコンテンツ(ニュース、ポッドキャスト、講演など)を積極的に聴くのが効果的です。

特に、自分の専門分野に関連した実際のスピーチやプレゼンテーションの音声を聴くことで、その分野でよく使われる表現や構造に慣れることができます。

また、様々なアクセントや発話速度に慣れるために、英語のリスニング練習に特化したアプリを利用するのもおすすめです。

 

しかしながら、4技能の中で英語スピーチにおける優先順位はあまり高くないので、スピーチまで時間がないという方は、リスニング学習に割く時間は一旦控えめでも良いでしょう。

 

リーディング力

英語スピーチにおいて、リーディング力はスピーチの準備過程で重要な役割を果たします。

リーディング力があれば、効果的なスピーチのための情報収集、スピーチで使用する専門用語や表現の理解が容易になります。

 

リーディング力を高めるには、まず多様な英語のテキストに触れることが重要です。

ビジネス関連の記事、学術論文、専門書、ニュースサイトなど、自分の興味やスピーチのトピックに関連する資料を読むことで語彙力を拡大し、異なる文体や書き方に慣れることができます。また、これらのテキストを読む過程でメモを取ったり、重要なフレーズや表現をノートに記録したりすることで、理解を深めるとともに、後でスピーチの準備に役立てることができます。

 

さらに、リーディングスキルを鍛えるためには、読解速度を上げる練習も有用です。

速度だけでなく正確な理解も重要なため、速読とともに、読んだ内容について要約する練習なども行うと良いでしょう。

これにより、速読力と読解力をバランス良く高めることができます。

 

リーディングスキルも英語スピーチにおける優先順位は高くないので、スピーチまで期限が迫っている場合は、翻訳ツールを使うなどして効率的に情報を集めるのがおすすめです。

しかしながら、長期的に見た時には、より説得力のあるスピーチを行うためにもリーディング力が要となるので、コツコツ磨いていきましょう。

 

ライティング力

英語スピーチにおいて最も大事と言っても過言ではないのがライティング力です。

基本的に、英語スピーチの成功は事前準備に9割かかっています。

なぜなら、完全即興で英語スピーチを求められる機会が少ないためです。

あらかじめ話す内容や目的は指定され、事前にスピーチを作成する時間が与えられることがほとんどでしょう。

そのため、いかに上手に話すかよりも、どれだけ秀逸なスピーチ原稿を仕上げられるかにスピーチの成功の大部分が懸かっています。

 

スピーチのスクリプト(原稿)を作成する過程では、明確で説得力のあるメッセージを構築するための高いライティングスキルが必要です。

これには、適切な語彙の選択、文法的な正確さ、そして聴衆の関心を引きつけるためのストーリーテリング能力などが含まれます。

 

ライティング力を鍛えるためには、まずリーディング力から鍛えるのがおすすめです。

幅広いジャンルのテキストを読むことで、様々な書き方や表現に触れ、自分のライティングに活かすことができます。

特に、スピーチやプレゼンテーションのスクリプトを読むことで、効果的なスピーチの構造や、聴衆の注意を引くための表現を学ぶことができます。

ただし、スピーチの発表までに時間がないという方は、実際に文章を書く練習から行いましょう。

 

まずは、自分の意見や体験を基にしたエッセイ、ブログやSNSなど、書きやすい分野から少しずつ文章を書いて、思考を英語にする練習をしてみてください。

慣れるまでは、たった数行程度書くのも意外と難しいものです。

 

また、ライティング力を向上させるために、定期的にフィードバックを得ることも大切です。

ネイティブスピーカーやプロの添削やアドバイスを受けることで、自分の弱点を客観的に把握し、改善することができます。

 

本ブログのこちらの記事では、英語のライティング力を効率的に伸ばすための方法をまとめているので、併せて参考にしてみてください。

 

関連記事:【目的別】英語ライティング力はどうやって磨く?7つの勉強法と意識すべきコツを徹底解説!

 

スピーキング力

英語スピーチにおいて、スピーキング力も重要なスキルですが、一般に多くの人が想像するスピーキング力とスピーチで求められるスキルは異なります。

一般的な会話において求められるスピーキング力は、適切な語彙の使用や明確な発音、流暢さ、コミュニケーション能力などです。

一方で、スピーチにおいては上記に加えて、自信を持って自分の意見を伝えたり、聴衆の注意を引きつけたりすることが求められます。

基本的に、スピーチは一方通行のコミュニケーションなので、通常の会話で求められるスキルと異なることは想像に難くないでしょう。

 

英語スピーチにおけるスピーキング力を鍛えるには、まず基本的な英語の発音を覚えることが重要です。

正確な発音は、聴衆がスピーカーの話していることを理解するためにも欠かせません。

日々の単語学習の際に発音も一緒に覚える、映画のセリフを真似するなどのトレーニングを通して、正しい音を日頃から身につけていきましょう。

 

英語特有のリズムや流暢さを向上させるためには、ネイティブの発話を聞き、実際に自分で発話するのが効果的です。

この両方を同時に達成できるのがオンライン英会話です。

オンライン英会話では、先生の質問を聞き取り、かつ自分で英語を話す必要があるので、正しい英語の音やリズムを知識としてだけでなく、実践的に身につけることができます。

先生からのフィードバックを通して、自分の発音や表現の誤りにも気づけます。

 

まとめると、英語スピーチでは4技能すべてが重要となりますが、本番までに時間が限られていて余裕がない方は

  • ライティング力
  • スピーキング力
  • リスニング力・リーディング力

の順番で鍛えていくのがおすすめです。

 

英語力を鍛える時間もないという場合は、とにかく原稿を完成させ、可能な限り何度も練習するのが最も手っ取り早い方法でしょう。

 

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英語スピーチでよく使う定番フレーズ60選

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日本語のスピーチでもよく使われる定番フレーズがあるように、英語のスピーチでも頻繁に登場する表現があります。

 

ここでは

  • イントロ
  • 締め
  • その他

の3つに分けて、それぞれのパートでよく使う定番のフレーズを20個ずつ、計60個紹介していきます。

 

そのまま覚えて使えるフレーズを厳選しているので、しっかりマスターして、自身のスピーチで使いこなせるようになりましょう。

 

イントロでよく使われる表現

英語スピーチのイントロには、聴衆の注意を引きつけ、これから話すスピーチのトピックや概要を紹介する役割があります。

そのため、挨拶や内容の要約を目的としたフレーズが多く使われます。

 

  1. “Good morning/afternoon/evening, everyone. Thank you for being here today.”

「おはようございます/こんにちは/こんばんは、皆さん。本日はお越しいただきありがとうございます。」

 

  1. “I’m delighted to have the opportunity to speak to you about…”

「…について話す機会をいただき、大変嬉しく思います。」

 

  1. “Today, I’d like to discuss…”

「今日は…について話し合いたいと思います。」

└discussは他動詞なので、前置詞 “about” を取らないという点に注意しましょう。

 

  1. “Let’s begin by considering…”

「…を考慮して始めましょう。」

 

  1. “The topic of my presentation is…”

「私のプレゼンテーションのトピックは…です。」

 

  1. “I’m here today to talk to you about…”

「今日は…について皆さんに話をしに来ました。」

 

  1. “It’s a pleasure to be here today to share with you…”

「今日この場で皆さんと…を共有できることを嬉しく思います。」

 

  1. “Before I get started, I’d like to express my gratitude for…”

「(スピーチを)始める前に、…に対する感謝の意を表したいと思います。」

 

  1. “Let me start by giving you some background on…”

「まず、…についていくつかの背景をお話ししましょう。」

 

  1. “I would like to take this opportunity to talk about…”

「この機会に…について話をしたいと思います。」

 

  1. “The purpose of today’s presentation is to…”

「今日のプレゼンテーションの目的は…です。」

 

  1. “I’m excited to explore the subject of…”

「…というテーマを探求できることにワクワクしています。」

 

  1. “Our focus today will be on…”

「今日の焦点は…にあります。」

 

  1. “Let’s dive into the topic of…”

「…というトピックに飛び込んでみましょう。」

 

  1. “I’ll be covering several key points, starting with…”

「…から始めて、いくつかの重要なポイントを取り上げます。」

 

  1. “Today’s talk revolves around the theme of…”

「今日の話は…というテーマを中心に展開します。」

 

  1. “To kick things off, let’s look at…”

「始めるにあたって、…を見てみましょう。」

 

  1. “I aim to shed some light on…”

「…についてスポットを当てたいと思います。」

 

  1. “We’re here today to delve into…”

「今日は…を掘り下げるためにここにいます。」

 

  1. “First and foremost, let’s address…”

「まず第一に、…から始めましょう。」

 

これらのフレーズは、様々なトピックやシチュエーションに適応可能で、聴衆の関心を引き、スピーチの目的や内容へスムーズに導入するのに役立ちます。

自分のスピーチのトピックや目的に合わせて、適切なフレーズを選択し、カスタマイズすることで、効果的なイントロダクションパートを作り上げましょう。

 

締めでよく使われる表現

英語スピーチの締めでは、聴衆に強い印象を残すためにもスピーチのメッセージを再強調する必要があります。

そのため、スピーチを総括したり、聴衆に何らかの行動を促したりするフレーズ、そしてオーディエンスや関係者への感謝を述べるフレーズが多く使われます。

 

  1. “In conclusion, …”

「結論として、…」

 

  1. “To sum up, …”

「要約すると、…」

 

  1. “In summary, …”

「要するに、…」

 

  1. “Let me leave you with this thought: …”

「この思いを残しておきたい:…」

 

  1. “As we have seen, …”

「見てきたように、…」

 

  1. “To wrap things up, …”

「まとめると、…」

 

  1. “Finally, I’d like to emphasize that …”

「最後に、…を強調したいと思います。」

 

  1. “With these thoughts in mind, let’s …”

「これらの考えを心に留めて、…しましょう。」

 

  1. “Let’s all remember that …”

「皆さん、…を覚えておいてください。」

 

  1. “I hope my presentation has provided you with valuable insights.”

「私のプレゼンテーションが貴重な洞察を提供できたことを願っています。」

 

  1. “I urge you all to consider …”

「皆さんには…を考慮していただきたいです。」

 

  1. “Let us not forget the importance of …”

「…の重要性を忘れないでください。」

 

  1. “Together, we can …”

「一緒になれば、私たちは…できます。」

 

  1. “I hope this talk has inspired you to …”

「この話が皆さんを…するきっかけになれば幸いです。」

 

  1. “Let’s work together towards a brighter future.”

「より明るい未来に向けて、共に努力しましょう。」

 

  1. “Let’s take this knowledge and apply it to …”

「この知識を、…に応用しましょう。」

 

  1. “I look forward to seeing how we can …”

「私たちがどのように…できるかを見るのを楽しみにしています。」

 

  1. “In closing, I want to express my gratitude for …”

「締めくくりに、…に対する感謝を表したいと思います。」

 

  1. “Thank you for your attention.”

「ご清聴ありがとうございました。」

 

  1. “Thank you once again for your time and attention.”

「改めて、ご清聴いただきありがとうございました。」

 

これらのフレーズをスピーチの締めに効果的に取り入れることで、聴衆に対してスピーチを通して伝えたかったことを強く印象づけることができます。

 

話をまとめたり総括するフレーズについてより詳しく知りたい方は、本ブログのこちらの記事も参考にしてみてください。

 

関連記事:「まとめ」「まとめると」は英語でどう言う?プレゼンや会議で使えるフレーズを一挙紹介!

 

その他覚えておきたい表現

英語スピーチでは、イントロや締め以外にも、様々な場面で活用できる定番フレーズがあります。

これらのフレーズは、主に話の流れをつなげたりポイントを強調したりして、スピーチをより分かりやすくするために使われます。

 

  1. “Let’s move on to the next point.”

「次のポイントに進みましょう。」

 

  1. “This brings us to the question of …”

「これにより、…の問題(疑問)にたどり着きます。」

 

  1. “It’s important to note that …”

「…は重要な点です。」

 

  1. “Consider this example.”

「この例を考えてみましょう。」

 

  1. “On a related note, …”

「〜と関連した話では、…」

 

  1. “This leads us to conclude that …”

「これにより、…と結論付けることになります。」

 

  1. “Let me illustrate this point.”

「この点を説明させてください。」

 

  1. “It’s worth mentioning that …”

「…は言及する価値があります。」

 

  1. “Furthermore, …”

「さらに、…」

 

  1. “On the other hand, …”

「一方で、…」

 

  1. “To put it simply, …”

「簡単に言うと、…」

 

  1. “In contrast, …”

「対照的に、…」

 

  1. “As a result, …”

「その結果、…」

 

  1. “Let’s consider the implications of …”

「…の意味を考えてみましょう。」

 

  1. “To emphasize, …”

「〜を強調するために、…」

 

  1. “For instance, …”

「例えば、…」

 

  1. “To sum this up, …”

「これを要約すると、…」

 

  1. “It goes without saying that …”

「…は言うまでもありません。」

 

  1. “To delve deeper, …”

「さらに深く掘り下げると、…」

 

  1. “Let’s reflect on …”

「…について振り返ってみましょう。」

 

これらのフレーズをスピーチ中に適切に使用することで、スピーチの内容をより分かりやすく、洗練させることができます。

ポイントの導入、例示、比較対照、結論への導きなど、スピーチの様々な部分で活用してみましょう。

 

他にも英語のスピーチやプレゼンテーションで使えるフレーズを覚えたい方は、ぜひ本ブログのこちらの記事もご覧ください。

 

関連記事:

【簡単かっこいい】英語プレゼンで使いたいフレーズ47選 – 前編 –

【簡単かっこいい】英語プレゼンで使いたいフレーズ47選 – 後編 –

 

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英語スピーチを成功させるための5つのポイント

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英語スピーチを成功させるためには、準備段階から当日の発表まで、押さえるべきポイントがいくつかあります。

ここでは、成功のために重要なポイントを以下の5つに絞って解説していきます。

  1. 事前準備を徹底する
  2. 発声と発音を意識する
  3. ノンバーバルコミュニケーションを意識する
  4. 時間管理を徹底する
  5. 自信を持って発表する

 

聴衆に強い印象を残す素晴らしいスピーチができるように、ぜひ実践してみてください。

 

事前準備を徹底する

まず、英語スピーチの成功のカギは、徹底した事前準備にあります。

先に「英語スピーチは準備が9割」とお伝えしましたが、準備段階でどれだけ仕上げられるかが、本番でのパフォーマンスの質を左右すると言っても過言ではありません。

 

英語スピーチの事前準備で行うことは大きく分けて以下の3点です。

  1. スピーチ作成のためのリサーチ・研究
  2. スピーチ原稿・スライドや資料の作成
  3. 発表練習・質疑応答対策

 

即興スピーチでない限り、上記3点の準備は絶対に必要になります。

 

<1. スピーチ作成のためのリサーチ・研究>

スピーチの目的を明確にし、聴衆の興味やニーズを考慮して内容を選定することが重要です。

そして、スピーチの素材を集め、必要な調査や研究を行い、信頼できる情報を基にして内容を充実させます。

専門用語や複雑な概念を使う場合は、聴衆が理解しやすいように簡潔に説明する方法を考えておきましょう。

 

<2. スピーチ原稿・スライドや資料の作成>

いきなり原稿を書き出すのではなく、スピーチの構成を事前に計画し、導入部で聴衆の注意を引き、本題で情報を効果的に伝え、結論でメッセージを強調する流れを作りましょう。

英語上級者であれば、構成作成後、あえて全文を書き出さずに主要なポイントやキーワードをメモする程度に留めると、本番でより自然なスピーチができます。

逆に英語初級者の場合、英語で言いたいことをそのまま書き出そうとすると、書いているうちに主軸がブレてしまいやすいので、まず日本語で書いてみることをおすすめします。

 

書き上がった原稿は、可能であればネイティブチェックを通すのが良いでしょう。

表現の誤りを指摘してもらうだけでなく、よりナチュラルな言い回しに改善してもらうことで、スピーチがより洗練され、クオリティが上がります。

また、自分でも声に出して読んでみて、違和感を覚える箇所がないかチェックしてみましょう。

 

プレゼンテーションや国際会議など、聴衆に対してデータや資料を見せる必要がある場合は、それらの準備も行いましょう。

スライドの使用は、プレゼンテーションの流れを構成する上でも役立ちます。

各スライドを章やセクションの区切りとして使用することで、聴衆がスピーチの構造を容易に追いやすくなるでしょう。

スライドを作成する際には、シンプルかつ明瞭なデザインを心がけることが重要です。

テキストは最小限に抑え、図表やグラフ、写真などの視覚的な要素を使用して、データやコンセプトを直感的に理解できるようにすることで、スピーチの説得力をサポートしてくれます。

また、色使いやフォントの選択にも注意を払い、視認性が高く、テーマに合ったデザインを選ぶことも大切です。

数字などの細かい情報は、スピーチで伝えようとすると分かりづらくなってしまうので、口頭での説明は概要に留め、詳細は資料で補足するのが良いでしょう。

しかし、スライドや資料に頼りすぎることなく、スピーチの内容自体が自立して理解できるようにすることも重要です。

スライドはあくまで補助的なツールであり、基本的にはスピーカー(話し手)の言葉や表現が中心であるべきです。

 

分かりやすいスライド作成のコツはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せて参考にしてみてください。

 

関連記事:​​【英語プレゼン】分かりやすい!パワーポイント作成のコツ9選

 

<3. 発表練習・質疑応答対策>

事前準備の最終仕上げとなるのが発表練習と質疑応答対策です。

 

本番同様の緊張感を持って、何度もスピーチを口に出して練習しましょう。

中には原稿を持ち込んでも良いシチュエーションもありますが、一般的にほとんどのスピーチは原稿なしで行うのが基本です。

原稿に目を落とさずにオーディエンスと目を合わせながら発表することで、自分のメッセージを聴衆に強く刻み込む効果も期待できます。

英語が得意な方の場合、万が一原稿内容を本番中に忘れてしまっても、即興で文章を紡ぐことができますが、英語が苦手という方はとにかく徹底的に暗記するのが良いでしょう。

また、練習する際には、ただスピーチを音読するのではなく、ボディランゲージや英語のリズム・間の取り方なども本番と同じように意識して行いましょう。

 

発表練習をする際は、鏡やカメラを活用するのがおすすめです。

鏡やカメラを使って自分の姿を見ることで、発表中の身振り手振りが不自然ではないか、声量は十分かなど、客観的に振り返ることができます。

友人や家族などの第三者に発表を聞いてもらい、フィードバックをもらうのも効果的です。

身近に練習相手がいない場合は、オンライン英会話を活用するのも良いでしょう。

レッスン内容を指定しない「フリーカンバセーション」などのレッスンを選び、先生にスピーチの目的などを伝えて、実際に発表を行い、フィードバックを受けてみましょう。

 

また、実際にスピーチを行う場所の環境や設備を事前に確認し、使用するプレゼンテーションツールや資料が適切に機能するかテストしておけると安心です。

必要に応じて、マイクの使用方法やプロジェクターの操作方法にも慣れておくのが良いでしょう。

可能であれば実際にスピーチを行う場所で、本番さながらに練習してみると、当日のイメージが湧き、本番の緊張をいくらか緩和できるかもしれません。

 

加えて、質疑応答のセッションがある場合は、あらかじめ想定される質問と回答をいくつか考えておくことで、当日の焦りを防ぐことができます。

高度なテクニックとして、あえて質問の余地を残してスピーチを仕上げるという方法もあります。

英語スピーチに慣れてきたら試してみてください。

 

やることが多くて大変と感じるかもしれませんが、本番は緊張感などで、普段の実力が発揮できなくなる可能性が高いです。

そのため、練習の段階で120%のクオリティを仕上げるイメージで準備を重ねると、本番で慌てずに最高のパフォーマンスができるでしょう。

 

発声と発音を意識する

これからスピーチを行う方に覚えていただきたい概念として「デリバリー」というものがあります。

 

デリバリーとは、スピーチやプレゼンテーションにおける話し方や手法のことです。

身振り手振り、声のトーン、間の取り方など、いわゆる話し方全般を指します。

「デリバリー(Delivery)」は英語で「配達する」「届ける」という意味で、スピーカー・プレゼンターの主張や意見を聴衆に届けるという目的があります。

すなわち、デリバリースキルは、自分の言葉を聞き手に伝わりやすくするためのスキルです。

 

デリバリースキルは、大きく

  • ビジュアル(Visual):服装や姿勢
  • ボーカル(Vocal):聞こえ方
  • ビヘイビア(Behavior):態度、身振り手振りや振る舞い
  • バーバル(Verbal):言葉

の4種類に細分化されています。

 

この中でも、「ボーカル」、つまり発声と発音などの聞こえ方を意識することは特に重要です。

これらの要素は、スピーチの明瞭さと聴衆への理解度を大きく左右し、発表の質に大きく関わります。

高度なボーカル技術は、メッセージが正しく伝わるだけでなく、スピーカーの自信と専門性を示す効果もあります。

 

発声については、声のトーンやイントネーションに注意を払いましょう。

スピーチに感情や強調を加えることで、聴衆の関心を引きつけ、メッセージをより効果的に伝えることが可能になります。

また、英語のリズムもボーカルの中の重要な要素となります。

強調したい部分をあえてゆっくり発話するなど、スピーチの中でスピードの緩急をつけることも意識してみましょう。

 

発音の面では、英語特有の特徴や発音ルールを学び、練習することが必要不可欠です。

単語一つ一つを正確に発音できるというだけでなく、単語と単語が繋がった時の音の変化も正確に捉えられるようにしましょう。

また、英語の発音を向上させるためには、口の動きや舌の位置も意識する必要があります。

鏡を使って口の動きを観察し、音の発声方法やアクセントのつけ方を理解し、より自然な英語の発音に近づけられるよう練習を重ねましょう。

 

このようなデリバリースキルの中のボーカル技術を向上させるためには、「音読」「オーバーラッピング」「シャドーイング」といったトレーニングが有効です。

これらのトレーニングは、実際のスピーチやプレゼンテーションを使用して、話者の発話を真似るような練習を積み重ねていくので、ナチュラルな英語の音を身につけることができます。

 

詳しいトレーニング方法は、本ブログの以下の記事で解説しているので、ぜひ普段の英語学習に取り入れてみてください。

 

関連記事:

英語学習法として音読は効果あり?正しいやり方を身につけて実践してみよう!

オーバーラッピングとは?効果的なやり方やおすすめ教材を徹底解説!

シャドーイングの効果と正しいやり方を超解説!最新おすすめアプリも紹介

 

ノンバーバルコミュニケーションを意識する

「ノンバーバルコミュニケーション」とは言語を使用した「バーバルコミュニケーション」に対して、言語を用いない「“非”言語コミュニケーション」を意味します。

先に解説したデリバリーの中の「ビヘイビア(Behavior):態度、身振り手振りや振る舞い」に当たります。

具体的には、ジェスチャー、アイコンタクト、表情などの非言語的な手段です。

英語スピーチにおいて、ノンバーバルコミュニケーションは言葉を補完し、メッセージの伝達を強化する重要な要素となります。

 

例えば、ジェスチャーを効果的に使用することで、スピーチのポイントを強調したり、説明を視覚的にサポートしたりすることができます。

しかし、過度なジェスチャーは注意を散らすこともあるため、使用場面を絞って、適切に活用することが大切です。

自然で目的意識のある動きを心がけ、スピーチの内容に合わせてジェスチャーをつけましょう。

 

また、アイコンタクトは、聴衆との信頼関係を築き、1対大勢のコミュニケーションを1対1のパーソナルなものにするために必要不可欠です。

聴衆の目を見て話すことで、関心や理解を求めるとともに、自信と誠実さを伝えることができます。

アイコンタクトを通じて聴衆の反応を読み取り、スピーチのペースやトーンを適宜調整することも可能になります。

 

そして、表情もまた、スピーチの感情的な側面を伝える上で重要な役割を果たす要素です。

笑顔や適切な表情の変化は、スピーチで伝えたいメッセージをより印象付ける効果を持ちます。

 

これらのノンバーバルコミュニケーションを意識することで、スピーチをよりダイナミックで影響力のあるものに変えることができます。

そのためには、スピーチの練習中にこれらの非言語的要素を積極的に取り入れ、自分のノンバーバルコミュニケーションスキルを客観的に見直し、改善していくことが重要です。

これにより、言葉だけでなく、身体全体を使ってメッセージを伝える能力を高めることができるでしょう。

 

時間管理を徹底する

英語でスピーチを行う際には、時間制限が設けられていることもあります。

例えば、「稲妻」のように短時間で話すプレゼンテーションスタイルを指す「ライトニングトーク」。

5〜10分程度の短いプレゼンテーションで、勉強会やイベント、カンファレンスなどで行われることが多く、1人あたりの持ち時間が予め決められています。

中には、たとえ途中であっても制限時間が経てば強制的に発表を終了させるスタイルのイベントもあります。

時間制限が設けられていないとしても、イベントの進行や流れを鑑みた際に、ある程度の時間内に納める必要があるでしょう。

 

適切な時間は、その場面や目的によって異なりますが、一般的な目安の参考は以下の通りです。

 

<国際会議やプレゼンテーション>

通常、20分から30分程度が目安です。

複雑な内容を説明する場合でも、時間内で要点を絞り込み、聴衆の理解を促進することが重要です。

 

<社内イベント>

5分から15分程度が一般的です。

目的やイベントの所要時間にもよりますが、短くてもポイントを押さえた内容にすることが求められます。

 

<国際学会>

発表内容によりますが、20分程度の発表に加えて、質疑応答のための5分から10分を想定するのが一般的です。

 

<就職活動・転職活動(面接での自己紹介やプレゼンテーションなど)>

自己紹介であれば通常、2分程度が望ましいです。

短い時間で自分の強みや経験を効果的に伝えることが重要になります。

また、面接での質疑応答に関しては、1〜2分で抑えるのが良いでしょう。

回答に関して深堀が必要な場合は、追加で質問されることがほとんどなので、一つの質問の回答としてあまり長く話しすぎるのはNGです。

 

プレゼンテーションであれば、内容にもよりますが5分程度が一般的です。

 

<結婚式(祝辞やトーストスピーチなど)>

あまり時間を取りすぎず、5分未満が好ましいとされています。

分かりやすさはもちろんのこと、簡潔でユーモラスかつ感動的で心温まるメッセージが期待されます。

 

上記はあくまでも一例ですが、限られた時間内に効果的にメッセージを伝えることは、聴衆の集中力を維持するためにも必要不可欠です。

 

そのためには、まずスピーチの計画段階で、与えられた時間内に収めるように内容を構成することが大切です。

スピーチの目的や主要なポイントを明確にし、それらを効果的に伝えるための時間配分を考えましょう。

重要な情報は前半に配置し、詳細を必要に応じて加筆修正することで、時間の調整がしやすくなります。

 

また、練習を通じて、自分のスピーチの時間を正確に把握することも重要です。

スピーチを何度も練習し、実際にタイマーを使用して時間を測ることで、どのセクションにどれだけの時間を使っているかを把握し、必要に応じて調整できます。

ちなみに、本番のスピーチ中には、基本的に時計やタイマーを見ることはできないと思っておいた方が良いでしょう。

仮に見れたとしても、時間を過度に意識することで緊張や急に繋がる恐れもあるので、見ないことをおすすめします。

 

事前の準備と練習を通じて、与えられた時間内で効果的にメッセージを伝える力を磨きましょう。

 

自信を持って発表する

自信を持って発表することは、スピーチの信頼性と説得力を高める上で非常に大きな意味を持ちます。

自信を持って発表するためには、準備と心構え、そして発表中の姿勢がカギです。

 

まず、徹底的な準備が自信を生み出します。

先に解説したように、スピーチの練習を繰り返し行い、発声練習や発音の改善にも努めましょう。

また、スピーチの流れやキーポイントを頭に入れることで、途中で言葉に詰まることなくスムーズに発表を進めることができます。

 

ポジティブな心構えも自信につながります。

頭の中で成功のイメージを繰り返し描き、自分自身を信じることが大切です。

ネガティブな思考が頭をよぎったら、それをポジティブなものに置き換える練習をしましょう。また、過去の成功体験を思い出して自信を養うことも有効です。

 

プレゼンテーション中の姿勢も、自信の表れとなります。

背筋を伸ばし、頭の位置を高く保ち、視線を聴衆に向けることで、自信と決意を示すことができます。

また、ノンバーバルコミュニケーション、つまりジェスチャーや表情を意識的に使うのも、自信がある雰囲気を聴衆にアピールするのに効果的です。

 

不安や緊張を完全に無くすことは難しいかもしれませんが、それらを乗り越えるために、本番までに準備することが肝心です。

準備と練習を通じてポジティブな心構えを持ち、自信を築き上げることで、聴衆に強い印象を与えるスピーチを行うことができるでしょう。

 

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自信を持ってスピーチがしたいなら英語コーチングがおすすめ!

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独学でも英語学習を進めることは可能ですが、特にスピーチのスキルを高めるには、専門的な指導が必要になることがあります。

そこで、自信を持ってスピーチができるようになりたいと考えている方にとって、英語コーチングは非常におすすめです。

 

英語でのスピーチの技術を磨くには、ただ単に語彙を増やすだけでなく、リスニング力、発音、プレゼンテーション能力など、総合的なスキルの底上げが求められます。

英語コーチやコンサルタントは、これらのスキルをバランス良く伸ばすために、学習者の現在のレベルを正確に把握し、目標達成に向けた最適な学習プランを立ててくれます。

 

また、一朝一夕の学習ではスピーチは上手くならないので、長期的に学習を習慣づけるために、モチベーションの維持も重要です。

英語コーチングでは、目標設定や定期的なフィードバックを通じて、学習者がモチベーションを維持しやすい環境が提供されます。

これにより、学習者は学習に集中し、短期間でのスキルアップが期待できます。

 

QQEnglishのコーチングサービス「Boost Coaching」では、独自の発話瞬発力特化プログラムによって、100日間という短期間での英語力向上が可能です。

独学での学習を続けているのに英語力やスピーチのスキルが上がっていないと感じた際には、利用を検討してみるのが良いでしょう。

 

「英語コーチングや英語学習コンサルタントってどんなことしているの?」という方は、本ブログのこちらの記事も併せて読んでみてください!

 

関連記事:英語学習コンサルタントとは?期待できる効果やおすすめできる人を解説!

 

>>QQEnglishのコーチングサービス「Boost Coaching

 

英語スピーチ練習に役立つおすすめツール・アプリ7選

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昨今、英語学習に活用できるツールやアプリが数多く登場していますが、もちろん英語スピーチに役立てられるものも豊富にあります。

ここでは、英語スピーチ練習に役立つ厳選ツール・アプリを7つ紹介します。

 

基本的に無料で使用できるものに絞って選んでいるので、ぜひ取り入れてみてください。

 

ChatGPT

ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な言語モデルです。

テキストの生成、言語の翻訳など、多様な方法でユーザーの質問に答えることができます。

 

そんなChatGPTは、英語スピーチの原稿を書くのにも役立つツールです。

以下のような形で活用することができます。

 

<自分の書いた原稿をChatGPTにチェックしてもらう>

ChatGPTに自分の書いた文章を入力することで、文法やスペルのミス、自然さや明瞭さなどの問題点を指摘してもらえます。

ChatGPTの指摘を参考にすることで、スピーチ原稿をより良くすることができます。

 

<日本語で書いた原稿をChatGPTに翻訳してもらう>

日本語で書いたスピーチの原稿を、ChatGPTに英文スピーチに直してもらうことができます。

スピーチの目的や所要時間、特に強調したいメッセージなどをChatGPTに伝えることで、翻訳ツールを使用するよりも、より精度の高いスクリプトが作れる可能性があります。

ただし、自分の伝えたいニュアンスが変わってしまうリスクもあるので、作成された文章をよく確認し、必要に応じてネイティブチェックを通すのが良いでしょう。

 

<ChatGPTに英文原稿を生成してもらってから、自分で修正する>

ChatGPTに一から原稿を生成してもらうことも可能です。

時間がない、どのように書けばいいかアイディアが浮かばないというような場合に非常に役立ちます。

 

原稿を生成してもらう際は、以下のようにスピーチに盛り込みたい内容や具体的なシチュエーションをChatGPTに伝えるようにしましょう。

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ただし、ChatGPTで生成された文章は完璧ではないので、違和感のある箇所は自分の言葉で修正しましょう。

 

このようにChatGPTは、上手に活用することで英語スピーチの原稿作りをサポートしてくれますが、以下の点には注意してください。

 

<ChatGPTの原稿を丸々採用しない>

ChatGPTの原稿は、あくまでも参考程度に考えましょう。

時には、表現がナチュラルでなかったり、自分の意図したニュアンスとは異なる話の展開になってしまうこともあります。

最終的には自分の知識や経験に基づいて判断することが大切です。

 

<ChatGPTに依存しすぎない>

ChatGPTは、あくまでも補助ツールです。

依存しすぎると、自分の思考や表現力が鈍ってしまう可能性があります。

ChatGPTを活用しながらも、できる限り自分の力で文章を書くように心がけましょう。

 

また、最近では、ChatGPTを活用した英語学習法が続々と登場しています。

QQEnglishでも、ChatGPT英語学習法を解説するセミナーを実施しましたので、興味がある方はこちらのセミナーレポートもご覧になってみてください。

 

関連記事:「10倍効果が上がる!ChatGPT英語学習法​​」開催レポート​​【セミナー動画&講演スライド配布あり】

 

公式サイト

ChatGPT

難易度・対象レベル

初級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • 翻訳やスペルチェックなど、複数機能を一つのツールで完結させたい人
  • スピーチまで時間がない人
  • 英語力に自信がなく一からスピーチを作成するのが難しい人

有料プラン

無料版と有料版(ChatGPT Plus)が存在する


<料金>

  • ChatGPT Plus:$20.00 USD ~  / month

運営会社

OpenAI

 

DeepL

スピーチまで時間がなかったり、英語力に自信がなく一からスピーチを作成するのが難しいという方は、翻訳ツールを上手に活用するのがおすすめです。

 

DeepLは、ドイツのケルンに本社を置くDeepL社が開発した機械翻訳サービスです。

2017年8月28日にサービスを開始し、現在、31言語と700言語ペアの翻訳を提供しています。

ウェブベースで利用でき、インターネットがあればどこからでもアクセスできます。

DeepLは、ニューラル機械翻訳技術という最新の機械翻訳手法を採用しており、従来の機械翻訳サービスと比べて、より自然で人間らしい翻訳を生成できることが特徴です。

また、翻訳精度が高いだけでなく、翻訳速度も高速です。

 

DeepLの利用方法は、ウェブサイトまたはアプリから、翻訳したいテキストを入力するだけです。

deepl

翻訳結果は、入力後すぐに表示されます。

母国語から英語へ、またはその逆の翻訳を利用して、表現の違いを理解するといった使い方も有用です。

 

また、文章をDeepLに入力すると、複数の訳を提案してもらえます。

日本語を入力する前に、どのような英文になるかを予想しながら入力したり、自分であらかじめ翻訳した英文と比べたりすることで、自然な表現を学ぶこともできます。

ただし、翻訳ツールに頼りすぎると英語で考える力が落ちる可能性があるため、適切に活用することが重要です。

あくまでも補助ツールとして利用し、可能な限り自分の力で翻訳するようにすると、さらなる英語力の向上が見込めるでしょう。

 

DeepLは、基本的に無料で利用できますが、無料版では翻訳できるテキストの文字数に上限があります。

一度に翻訳できるのは1,500文字までですが、1日の利用上限はないので、複数回に分けて翻訳を行えば無料でも問題なく利用可能です。

有料プランは、Starter, Advanced, Ultimateの3つに分かれており、それぞれ利用できる機能と料金が異なります。

無料版でも十分な機能を有しているので、特に課金せずとも不自由はないでしょう。

 

公式サイト

DeepL Translate

難易度・対象レベル

初級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • スピーチまで時間がない人
  • 英語力に自信がなく一からスピーチを作成するのが難しい人
  • 色々な訳を検討してみたい人

有料プラン

無料版(Free)と有料版(Starter, Advanced, Ultimate)が存在する


<料金>(ユーザー1名あたりの月額換算

年払い)

  • Starter:1,000円
  • Advanced:3,167円
  • Ultimate:6,250円

運営会社

DeepL

 

Grammarly

Grammarlyとは、英語の文章を校正するソフトウェアです。

2009年に設立されたカナダの企業であるGrammarly Inc.が開発・提供しています。

 

Grammarlyは、文法、スペル、句読点などのミスを検出するだけでなく、スタイルやトーン、読みやすさ、そして引用や剽窃のチェックも行うことができます。(一部有料)

Webブラウザで利用できるほか、Microsoft OfficeやGoogle Docsなどのアプリにも拡張機能としてインストール可能です。

ビジネスパーソンなど、英語で文章を書く人々に広く利用されています。

 

Grammarlyの主な機能は以下の通りです。

 

<文法と綴りのチェック>

grammarly

Grammarlyは、ライティング中に発生する文法的な誤りやスペルミスを自動的に検出し、正しい形への修正を提案します。

 

<句読点の使用>

不適切な句読点の使用を指摘し、文章の読みやすさを向上させるための改善策を提案します。

 

<スタイルとトーンの改善>

執筆した文章の文体やトーンが一貫しているかを分析し、より適切な表現や言い回しを提案します。

有料版であれば、「ビジネス」「カジュアル」など、トーンを選ぶことができ、選択したトーンごとに最適な表現への修正を行います。

 

Grammarlyの料金プランは3つに分かれており、プランによって利用できる範囲が異なります。

 

  • Grammarly Free:無料で利用できるプラン。文法、スペル、句読点のチェックのみが可能
  • Grammarly Premium:課金プラン。スタイルチェック、トーンチェック、リライトなどの機能が追加される。Monthly, Quarterly, Annual の3つの異なる料金プランが存在
  • Grammarly Business:企業向けのプラン。チームで利用できるほか、カスタマイズされたレポートやサポートが提供される

 

無料プランでは、文法、スペル、句読点のチェックのみの利用となりますが、スピーチやプレゼンテーションを作成する分には、大きな不自由はないでしょう。

Chrome拡張機能としてインストールしておけば、様々な文章のエラーチェックを自動で行ってくれるので大変便利です。

 

公式サイト

Grammarly

難易度・対象レベル

初級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • 自分で書いた文章の文法・スペルチェックをしたい人
  • AIに推敲を行ってほしい人
  • パソコンでよく英文を書く人

有料プラン

無料版(Free)と有料版(Premium)とビジネスプラン(Business)が存在する


<料金>

  • Premium:$12.00 USD ~  / month
  • Business:$15.00 USD ~ / member / month

運営会社

Grammarly Inc.

 

Otter

Otterは、AISense, Inc. が運営する英語の音声を自動でテキスト化する AI を活用した文字起こしツールです。

会議や講義、インタビューなどの英語の音声をOtterで録音すると、リアルタイムでのテキスト化が可能です。

 

この技術を応用することで、スピーチのデリバリー力の向上が期待できます。

 

Otterを起動してスピーチの練習を行うことで、以下の画像のように音声を録音しながらリアルタイムで内容をテキスト化できます。

otter

完成したテキストと自分のスピーチの内容を見比べてみて、正しく反映されていない部分があれば、発音やイントネーションに改善の余地があると言えるでしょう。

ただし、Otterは前後の文脈に合わせて文章を自動修正しながらリアルタイムに精度の高い文字起こしを行います。

そのため、多少発音に誤りがあっても、前後の文脈から鑑みて正しい単語に修正されてしまう恐れがあることは頭に入れておきましょう。

文字起こしだけでなく音声の録音もできるので、自分で聞き返してみることで客観的に自身のスピーチを評価でき、デリバリーの改善に大いに役立ちます。

 

Otterは、スマホとパソコンのどちらからでも利用することができます。

記録したデータはチームでも共有が可能で、カレンダーと同期できるので、第三者にフィードバックを依頼する際の利便性も高いです。

もちろんスピーチ練習だけでなく、会議やインタビューでのメモ、車の運転中の考えやアイデアの記録、既存の録音の文字化などにも利用でき、汎用性が高い点もおすすめです。

 

有料プランがありますが、フリープランでも毎月600分(10時間)まで無料で利用可能なので、無課金でも十分に活用できます。

 

公式サイト

Otter

難易度・対象レベル

初級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • 発音改善がしたい人
  • AIを利用して発音矯正をしたい人
  • 自分のスピーチを客観的に聞いて改善したい人

有料プラン

無料版と有料版が存在する


<フリープラン>

無料で毎月600分まで利用可能


<Premiumプラン>

月額9.99ドルまたは年額99.99ドルで毎月6,000分まで利用可能

運営会社

AISense, Inc. 

 

TED

スピーチ・プレゼテーションが上手くなるための近道は、上手い人の発表にたくさん触れることです。

 

TEDは「Technology Entertainment Design(テクノロジー・エンターテイメント・デザイン)」の略で、世界の著名人によるスピーチを開催している非営利団体です。

TEDのプレゼンテーションでは様々な業界のトップと言われる人たちが、自身の考えやビジネスプランを話しています。

TEDアプリは、テクノロジーや科学、心理学など、世界中の卓越した人々による2,000以上の様々なトピックのTEDトークを提供しており、自身の興味関心に合わせてトークを選ぶことが可能です。

スピーカーには、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏出身の方だけでなく、シンガポール、フィリピン、中国などアジア圏出身のノンネイティブの方もいます。

そのため、レベルやニーズに合わせて、様々な国の方が話す英語に触れられるのもおすすめポイントの一つです。

 

また、TEDは英語学習にもおすすめです。

 

TEDが英語学習におすすめな理由としては

  • すべて無料で多くのプレゼンテーション動画を視聴できる
  • 1本の動画が比較的短い
  • リアルな英語である
  • 視覚と聴覚の両方から学習できる
  • 動画によっては日本語字幕がついている
  • アプリ内に動画をダウンロードしてオフラインで視聴できる

などが挙げられます。

 

また、カスタムプレイリストを作成する機能や、ChromecastやAirPlayを使用してホームエンターテインメントシステムに送信する機能も備えています。

実際の講演・プレゼンテーションが配信されているので、市販の教材などと比べると難易度が高いですが、より実践的な英語を学ぶことが可能です。

 

ダウンロードURL

Apple Store:TED on the App Store

Google Play:TED – Apps on Google Play

公式サイト

TED Talks

難易度・対象レベル

中級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • 様々な英語のプレゼンテーションを見て学びたい人
  • リアルな英語を学びたい人
  • 様々なトピックを使って楽しく学習を進めたい人
  • ネイティブイングリッシュ以外の英語も勉強したい人
  • 日本語字幕があるコンテンツで学習したい人
  • オフラインでアプリを利用したい人

有料プランの有無

全てのコンテンツが無料で利用可能

運営会社

TED Conferences, LLC

 

QQEnglish

英語が堪能な先生から直接フィードバックを受けられるオンライン英会話は、英語スピーチのスキルを向上させるのにうってつけです。

 

QQEnglishは、業界最安水準のオンライン英会話サービスです。

レッスン価格はリーズナブルでありながら、教師全員が国際的な英語教授法である「TESOL」の修了を義務付けられています。

教師は全員正社員のため、レッスンの質が高いことでも知られています。

 

料金体系は以下の通りです。

  • 月4回コース (200ポイント):2,980円
  • 月8回コース (400ポイント):4,980円
  • 月16回コース (800ポイント):7,980円
  • 月30回コース (1,500ポイント):11,980円

このように、月々のレッスン回数によってコースを選択できるので、無駄なく経済的に利用できます。

 

QQEnglishでは、学習目的別にカリキュラムが設けられています。

しかし、QQEnglishのカリキュラムとしてフリートークや英文添削はありません。

スピーチ練習や英文添削を依頼したい場合は、トピックカンバセーションを選択し、予約時に「コメント・要望欄」にてフリートーク(英文添削)希望の旨を記入しましょう。

 

また、ビジネスシーンでの英語コミュニケーション能力を向上させたい方や、多彩なビジネス表現や語彙を身につけたい方には、「Business English」コースがおすすめです。

このコースでは、電話対応、メールでのやり取り、商談、会議、プレゼンテーションなど、実際のビジネスシーンを想定した表現を学ぶことができます。

そして、学んだ内容をロールプレイでアウトプットすることで、実際の職場で使用できる状態を目指します。

 

ちなみに、「どのカリキュラムを選べばいいの?」などの質問や回線トラブル時は日本人スタッフがチャットやメールでしっかりサポートしてくれるので心配はいりません。

オンライン英会話の受講が初めての方や万が一のトラブルが起きた時にも安心です。

 

詳しいサービス内容やカリキュラムについては、以下の記事をご覧ください。

 

関連記事:ビジネスシーンで使える英語力を身につける Business English | QQ English オンライン

 

ダウンロードURL

Apple Store:「QQEnglish」をApp Storeで

Google Play:QQ English – Google Play のアプリ

公式サイト

QQEnglish

難易度・対象レベル

初級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • オンライン英会話のレッスン料金を抑えたい人
  • 質の高いレッスンを受けたい人
  • 目的に合わせて効果的なカリキュラムで学習を進めたい人
  • 実践的なビジネス英会話のスキルを身につけたい人

無料体験の有無

無料体験レッスンが2回受けられる

(LINEのお友だち登録をすることで、無料体験が3回に増える)

料金・コース

  • 月4回コース (200ポイント):2,980円
  • 月8回コース (400ポイント):4,980円
  • 月16回コース (800ポイント):7,980円(税込)
  • 月30回コース (1,500ポイント):11,980円(税込)

※特定のカリキュラムの受講には教師ポイントに加えて追加ポイントが必要です

運営会社

株式会社QQEnglish

 

ELSA Speak

先に解説したように、英語のスピーチにおいて発音の正確性は大変重要です。

 

ELSA Speakは、英語の発音を矯正するためのアプリです。

アメリカのサンフランシスコで開発され、195カ国以上で3400万人以上のユーザーを抱えており、日本国内だけでも100万人以上のユーザーに利用されています。

AIを搭載しており、ユーザーが発話した音を瞬時に分析し、ネイティブスピーカーの発音と比較して、どれくらい正しい発音に近いかのスコアをパーセンテージで教えてくれるのが特徴です。

また、音節単位でのフィードバック機能や、IPAと呼ばれる国際音声記号が表示されるなど、英語学習者にとって便利な機能が多数搭載されています。

 

無料でも一部機能が利用できますが、有料会員登録するとより多くの機能が利用可能です。

有料プランはProとPremiumの2通りあり、Premiumの方が料金が高いですが、すべての機能が利用できるようになります。

 

プラン

料金

ELSA Speak

ELSA Speech Analyzer

ELSA AI

ELSA Pro

  • 毎月会員:1,000円
  • 3ヶ月会員:2,999円
  • 1年会員:8,699円
  • 永久会員:61,999円

ほぼすべての機能が無制限で使える

時間制限ありお試し30分

3回の回数制限あり

ELSA Premium(プレミアム)

  • 1ヶ月会員:1,748円
  • 3ヶ月会員:4,660円
  • 1年会員:13,980円

ほぼすべての機能が無制限で使える

使い放題

使い放題

自分の苦手な発音の特定だけであれば、無料版でもある程度までできるので、課金の必要はないでしょう。

しかし、発音練習や矯正までのすべてをELSA Speakを使って行いたいという場合は、ProまたはPremiumプランへ登録するのがおすすめです。

 

ダウンロードURL

Apple Store:「ELSA Speak: AIで英会話・英語の学習・発音を改善」をApp Storeで

Google Play:ELSA: AI Learn & Speak English – Google Play のアプリ

公式サイト

ELSA – Speak English fluently, easily, confidently

難易度・対象レベル

初級者〜上級者

こんな人におすすめ

  • 発音改善のために何をすればよいのか分からない人
  • 色々試してみたけど発音がなかなか上達しない人
  • AIを利用して発音矯正をしたい人
  • 多くの人に選ばれているアプリで学習がしたい人
  • ゲーム感覚で楽しく学習を進めたい人

有料プランの有無

無料版と有料版が存在する


  • 無料版:レベルチェックテスト、約30のレッスン、辞書機能
  • 有料版:レベルチェックテスト、2,000以上の多彩なレッスン、辞書機能、AIコーチ機能、個人に最適化されたカリキュラム、定期的な新コンテンツの追加

運営会社

Elsa Corp

 

>>独学での英語学習がしんどくなったらQQEnglishのコーチングサービス「Boost Coaching

 

参考になる英語スピーチ動画を5つ紹介!

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先のTEDの紹介の際にも少し触れましたが、効率的にスピーチ技術を磨くには、上手い人のスピーチを参考にするのが手っ取り早いです。

 

ここでは、デリバリーや構成の観点で参考になるTEDの英語スピーチ動画を5つ紹介していきます。

どのスピーチも日本語・英語字幕がついているので、必要に応じてスクリプトも見ながら視聴するのがおすすめです。

内容も面白く興味深いものをピックアップしたので、ぜひ楽しみながらスピーチの練習に役立ててください。

 

アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」

Grit: The power of passion and perseverance

 

<概要>

アンジェラ・リー・ダックワース氏のスピーチ「成功のカギは、やり抜く力」では、彼女が提唱する「GRIT(グリット)」という概念を紹介しています。

GRITとは、情熱と粘り強さが長期的な目標を達成するための重要な要素であるという考えです。

同氏は、教育者、心理学者としての彼女の経験から、IQや才能だけが成功を決定するわけではなく、むしろGRITが大きな役割を果たすと結論付けています。

 

彼女の研究は、様々な環境下での子供や大人を対象に行われ、GRITが成功の重要な予測因子であることを示しています。

 

ダックワース氏は、才能だけではなく、情熱と粘り強さが成功に不可欠であるということを強調。

そして、私たちは子供たちにGRITを教え、彼らが直面する挑戦に対して粘り強く取り組む力を育てる必要があるとしています。

 

<参考になるポイント>

  • スピーチの構成
  • 聴衆を惹きつける間の取り方
  • 堂々とした話し方と適度なボディランゲージ

 

アンジェラ・リー・ダックワース氏のこちらのスピーチは、英語スピーチのお手本と言っても過言ではないほどに、見習うべき要素が随所に散りばめられています。

 

まず、スピーチの構成が大変分かりやすく、自身の体験談も織り交ぜられているため説得力があり、メッセージ性の強いスピーチとなっています。

 

そして、発話に緩急をつけていることで、重要な部分、強調したいメッセージが聴衆からしても明らかです。

話し方も自信に満ちており、ボディランゲージも大袈裟ではなく自然に効果的に使われています。

スピーチにおける重要な技術がこれでもかというほど発揮されているため、英語初級者の方でも理解しやすいスピーチとなっているでしょう。

初級者から上級者まで、参考になるポイントが多いスピーチなので、大変おすすめです。

 

マット・カッツ「30日間チャレンジ」

Try something new for 30 days

 

<概要>

マット・カッツ氏のスピーチ「30日間チャレンジ」では、新しいことに挑戦することの価値と、それが人生に与える影響について語っています。

彼はルーティーンから脱却するために自身が行った「30日間何か新しいことを試すチャレンジ」の過程で得られた教訓と変化について共有しています。

 

同氏はこのチャレンジを通じて、時間がより記憶に残るようになったこと、自分への信頼感が向上したこと、そして何かを真に望むならば30日間だけなら何でもできると発見しました。

例えば、彼は毎日1,667語を書くことで、30日間で小説を書き上げることに成功しました。

 

スピーチを通して彼が伝えたかったメッセージは、次の30日間はいずれにしても過ぎ去るのだから、何か新しいことを試してみるべきだというものです。

マット氏が行った30日間チャレンジは、小さな変化が人生に大きな影響を与えることを示しており、私たちに新しいことに挑戦する勇気を与えてくれるでしょう。

 

<参考になるポイント>

  • ユーモラスな話の展開
  • 効果的なスライドの活用
  • 時折疑問文を差し込むことで聴衆の興味関心を集める

 

マット・カッツ氏のこちらのスピーチは約3分半とスピーチとしては比較的短いですが、この短い時間に参考になるポイントがぎゅっと詰め込まれています。

特に注目すべきは、ユーモアたっぷりの話の展開。

動画を見てみると分かりますが、聴衆から時折笑いの声が湧き上がっています。

こういったユーモアの混ぜ込み方は、結婚式のスピーチなど、場を和ませる必要があるスピーチに活用できるでしょう。

 

また、ただ面白いだけでなく、スライドも効果的に活用されているため、カッツ氏が30日間チャレンジで行ったことが分かりやすく聴衆に伝わっています。

カッツ氏のスライドでは、話の説得力を補強したり、聴衆を笑わせることを目的に数字・グラフ・画像がポイントに応じて適切に使い分けられています。

 

さらに、スピーチをよく聞いてみると、時折疑問文が差し込まれていることが分かるでしょう。

聴衆に問いかけることで注目を集め、最後まで集中して自分のスピーチを聞いてもらえるように上手に工夫されています。

 

ローラ・ヴァンダーカム「自由時間を上手に使いこなす方法」

How to gain control of your free time

 

<概要>

ローラ・ヴァンダーカム氏のスピーチ「自由時間を上手に使いこなす方法」では、忙しい日々の中でも自由時間を有効に活用するための戦略について語られています。

彼女のメッセージは、私たちが自分の時間をどのように使うかを意識し、価値ある活動に時間を割くことで、より充実した人生を送ることができるというものです。

 

同氏は、自分の時間をどのように過ごしているかを正確に知ることが、時間をより良く使う第一歩であると提案。

これを実現するために、彼女は1週間(168時間)の時間追跡を推奨しており、そのデータを基に現在のスケジュールの優先順位を考えることを勧めています。

同氏は、「時間がない」というのはしばしば「優先順位ではない」という意味であると指摘し、自分の時間をコントロールする重要性を強調しています。

 

<参考になるポイント>

  • 自信に満ちた表情や立ち振る舞い
  • 話すスピードの緩急
  • 強調したいメッセージでのデリバリー

 

ヴァンダーカム氏のこちらのスピーチは、10分ほどある長尺なのと、使われている表現がやや難しく英語のスピードも速いため、内容としては初中級者にはやや難しいかもしれません。

しかし、デリバリーの観点で盗める部分がたくさんあるので、日本語字幕をつけながらでもぜひ最後まで見てみてください。

 

彼女のデリバリーで特に印象的なのは、自信に満ちた表情や立ち振る舞い(Behavior)でしょう。

不必要なタイミングで笑顔を見せたり、表情を変えたりしないことで、スピーチの重要な部分で表情を変えることが持つ意味が際立っています。

また、肩幅に足を開き、肩を落として堂々と立つ姿勢も、信頼感を得るのに一役買っている要素でしょう。

 

また、発話のスピードやイントネーションの緩急がかなり大きくつけられています。

例示などの本筋に大きく関わらない部分は端的に素早く、重要な部分はジェスチャーも加えながらゆっくり、はっきりと強調しています。

このようにスピーチの中で濃淡がしっかりつけられているため、聴衆が彼女が伝えたいメッセージを的確に受け取ることができているのでしょう。

 

石井菜穂子「地球を守るための経済的考察」

An economic case for protecting the planet

 

<概要>

石井菜穂子氏のスピーチ「地球を守るための経済的考察」では、地球の共有資源(グローバルコモンズ)を守ることの重要性と、それを達成するための経済システムの変革について語られています。

彼女は、過去の日本の漁村や世界各地のコミュニティが共有資源を持続可能に管理してきた事例を引き合いに出し、現代のグローバル経済がこれらの原則から乖離していることを指摘。

地球の限界を超えた結果、気候変動、生物多様性の喪失、森林破壊などの問題が生じていると警告しています。

 

同氏は、グローバルコモンズを守るためには、都市、エネルギー、生産・消費、食料システムの4つの主要な経済システムを根本的に変える必要があると主張しています。

具体的には、グリーンシティの推進、経済の脱炭素化、持続可能な消費パターンへの転換、そして持続可能な食料生産方法への移行が必要です。

最終的に、これらの変革を実現するためには、グローバルスケールでの新たな社会契約が必要であり、全ての人々が地球の共有資源の管理者としての役割を果たすべきだと呼びかけています。

 

<参考になるポイント>

  • 聞き取りやすい間の取り方
  • 英語スピーチでよく使われる頻出表現が使われている
  • 多くの聴衆に対してアイコンタクトを取っている

 

こちらは日本人のスピーカーによるスピーチです。

英語の発音には日本人特有の癖が見られ、改善の余地がありますが、それ以外の観点で参考になる点が多いです。

 

石井氏のスピーチは、発音に癖があるものの、スピーチの内容自体は聞き取りやすいと言えます。

これは、英語のリズムが誤っていないことと、間の取り方が適切なことが影響しているでしょう。

英文の区切れやリズム、イントネーション、アクセントが比較的正確なので、多少の発音の癖がカバーされています。

発音に自信がないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、同スピーチでは “First”, “Second”, “Third”, “Finally” など、英語のスピーチで頻出の表現が多数使われています。

これらの表現が適切に使われていることで、スピーチの構成や概要が掴みやすくなっています。

 

そして、デリバリーで注目すべきは「アイコンタクト」です。

石井氏は、なるべく多くの聴衆に目を向けるように、大袈裟にならない程度に体を様々な方向に動かしています。

こうすることで、彼女のスピーチは、大勢ではなく一人一人に向けたメッセージであるということを強調しています。

 

手塚貴晴「他に例を見ない最高の幼稚園」

The best kindergarten you’ve ever seen

 

<概要>

手塚貴晴氏のスピーチ「他に例を見ない最高の幼稚園」では、彼が設計した革新的な幼稚園について紹介しています。

この幼稚園は、屋根が連続した円形をしており、子供たちが無限に走り回ることができるように設計されています。

同氏が伝えたいメッセージは、子供たちが自然に循環し、探索することを奨励する環境を作り出すことの重要性です。

 

手塚氏が手がけた幼稚園は、屋外と屋内の境界がなく、教室間にも壁がないため、開放的な空間が広がっています。

子供たちは自由に動き回り、自然との接触を通じて学び、成長することができます。

 

また、この幼稚園の子供たちは、屋上で自由に遊ぶことによって、他の幼稚園の子供たちと比べて高い運動能力を持っていることが明らかにされました。

同氏は、子供たちを過度に保護せず、時には転んだり小さな怪我をしたりする経験が、彼らがこの世界で生きていく上での学びになると強調しています。

 

<参考になるポイント>

  • 英語らしいリズムの取り方
  • ユーモアの織り交ぜ方(スピーチの構成)
  • 豊富なスライド

 

こちらのスピーチも日本人スピーカーによるものです。

デリバリー面では、英語らしいリズムの取り方が上手なので、緩急の付け方や強調したい部分の間の取り方などが参考になるでしょう。

 

また、手塚氏のスピーチの秀逸さはユーモアの取り方にあります。

先ほど紹介したカッツ氏のスピーチでもオーディエンスの笑い声が聞こえましたが、手塚氏のスピーチではそれ以上に笑いが巻き起こっています。

 

そして、印象に残るのがスライドの多さ。

幼稚園や園児の姿を移した写真が数多く使われています。

手塚氏が手がけた円形の幼稚園は、通常の幼稚園とは大きく異なるため、言葉で伝えるだけではイメージがしづらいでしょう。

それを補足する形で視覚情報を用いているので、スピーチの内容が理解しやすくなっています。

加えて、写真を使って笑いを取っている場面もあり、スライドを話のオチに使う技術も参考になるでしょう。

 

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有名演説(スピーチ)を使った学習は英語力の向上に効果的!

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スピーチ力向上のために参考になるスピーチ動画をいくつか紹介してきましたが、演説やスピーチの動画を学習教材として活用することは、純粋な英語力向上にも非常に効果的です。

特に歴史を彩る数々の印象的な演説・スピーチは、学習者にとってナチュラルな英語表現や流暢な話し方を学ぶのにうってつけです。

これらの演説は、単に英語を学ぶだけでなく、スピーカーがどのように聴衆の心を掴み、メッセージを伝えているかを知るのにも役立ちます。

 

ここでは、演説(スピーチ)で英語を学ぶメリット、そして学習にぴったりな有名演説をいくつか紹介していきます。

 

演説(スピーチ)で英語を学ぶメリット

演説(スピーチ)で英語を学ぶメリットは数多くありますが、ここでは特に重要なメリットを4点解説していきます。

 

リスニング、スピーキング、スピーチ・プレゼンテーションの勉強になる

そもそも、スピーチや演説というのは、誰かに聞かせるために話されているものです。

有名な演説やスピーチの多くは、内容が分かりやすいだけでなく、テンポ、声の抑揚や、身振り手振り、視線の配り方など、あらゆる面で「人に伝える」という点が意識されています。

そのため、単に英語のリスニングの勉強になるだけでなく、スピーキングやスピーチ・プレゼンテーションの参考になります。

 

はっきりゆっくりと話しているから分かりやすい

通常のネイティブ同士の英会話だとテンポが速く、リスニングの難易度が高いということも少なくありません。

しかし、スピーチや演説の場合は大衆に向かって情報を届けることが意識されているため、はっきりゆっくりと話されていることがほとんどです。

そのため、映画やドラマなどの会話を用いてリスニング力を鍛えようとするより難易度が抑えられ、英語を学び始めたばかりという方や、初中級者でも学習に取り入れやすいです。

 

正しい英語文法・表現で話されている

スピーチや演説の原稿は、より多くの人に正しく伝わるように、英語の表現や文法のチェックなどがしっかりされていることが多いです。

特に、大統領演説など、公な場で行われるスピーチや演説には、口語的な表現や短縮表現、スラングなども少ないため、汎用性の高いフォーマルな英語を身につけることができます。

 

教養や知識が身に付く

これから紹介するスピーチや演説は、古今東西の有名なスピーチたちです。

その内容を理解するためには、英語力だけでなく、話者や時代背景について理解することも必要になってきます。

そのため、幅広い分野のスピーチや演説を聞くことは英語の勉強になるだけではなく、知識や教養の底上げにもなります。

また、有名人の考え方を聞くことで学習や人生のモチベーションを上げることにも繋がるでしょう。

このような多面的な学習ができる点は、演説やスピーチを使用した学習ならではの利点です。

 

英語学習におすすめの演説(スピーチ)動画と有名な一節

ここまでで、演説やスピーチが英語勉強の教材として素晴らしいことは伝わったでしょうか。

 

最後に、YouTubeで動画が視聴でき、かつ知っておくと知識や教養の面で役に立つ歴史的なスピーチや演説を5本厳選しました。

誰もが知る著名人の有名スピーチを集めたので、演説やスピーチを使用した最初の学習教材としてご活用ください。

 

バラク・オバマ:広島訪問スピーチ

President Obama Participates in a Wreath Laying Ceremony in Hiroshima, Japan

 

アメリカ合衆国初の黒人大統領として知られるバラク・オバマ。

オバマ氏は、“Yes, We can!” などのフレーズが有名ですが、この広島訪問スピーチは歴史的に大きな意味を持ちます。

アメリカによって核兵器が投下された日本の都市へ、同国の現職大統領が訪問するのは初めてのことで、この訪問自体大変話題になりました。

 

また、この広島訪問の際のスピーチは原爆投下正当性についての問題についての議論を再燃させたことでも有名で、日本人であれば内容を理解しておくべきとも言えます。

加えて、オバマ前大統領の演説は、人種問わず全ての人が理解できるように、難しい単語や表現を避けて構成されています。

スピーチの名人といわれたこともあり、文法の正しさ、発音の明瞭さも際立っているので、英語を勉強するのに最適な教材です。

 

<有名な一節>

“Seventy-one years ago, on a bright, cloudless morning, death fell from the sky and the world was changed. A flash of light and a wall of fire destroyed a city and demonstrated that mankind possessed the means to destroy itself.”

 

「71年前の明るく晴れわたった朝、空から死が降ってきて世界は一変した。閃光と炎の壁によって町が破壊され、人類が自らを破滅させる手段を手にしたことがはっきりと示されたのです。」

 

J・K・ローリング:ハーバード大学卒業式スピーチ

J.K. Rowling Harvard Commencement Speech | Harvard University Commencement 2008

 

J・K・ローリング は、日本でも『ハリー・ポッター』シリーズの作者として有名ですね。

彼女もオバマ氏同様に、スピーチの名手として知られています。

今回紹介するのは、ハーバード大学の卒業式にて彼女が行った「世界を変えるのに魔法は必要ない」というスピーチ。

ユーモアを交えながら、「失敗がもたらす利益」と「想像力の大切さ」について語られており、大変すばらしい内容なので、是非じっくりと聞いてみてください。

 

<有名な一節>

“Unlike any other creature on this planet, humans can learn and understand, without having experienced. They can think themselves into other people’s places. Of course, this is a power, like my brand of fictional magic, that is morally neutral.”

 

「他の生物と違って、地球上で人間だけが、経験することなしに学んだり理解することができます。他人の立場になって考えることができるのです。これは1つの能力であり、私の小説に出てくる魔法と同様、良くも悪くも使えます。」

 

スティーブ・ジョブズ:スタンフォード大学卒業式スピーチ

Steve Jobs’ 2005 Stanford Commencement Address (with intro by President John Hennessy)

 

Appleの創始者スティーブ・ジョブズ氏は、数十分のプレゼンの準備に1週間以上かけることでも知られています。

また、自らの生い立ちから闘病生活まで、彼の人生に対する思いや考え方を語り、そのカリスマ性を遺憾無く発揮したことも有名です。

 

その丹念な準備もあり、彼のスピーチは我々に多くのインパクトを与え、数々の印象的なフレーズを残しています。

特に、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチにて、 “Stay Hungry. Stay Foolish.” という名言を生んだことを記憶している方も多いのではないでしょうか。

 

<有名な一節>

“And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.”

 

「何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなたの心や直感は、あなた自身が本当は何を望み実現したのかもう知っているはず。(それができれば)他のことは二の次で構いません。」

 

キング牧師:ワシントン大行進の演説

ENGLISH SPEECH | MARTIN LUTHER KING JR.: I Have a Dream! (English Subtitles)

 

“I have a dream” というフレーズで知られるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(通称「キング牧師」)はアメリカの差別問題の改善に大きく貢献した人物です。

今回紹介するのは、かの有名な一節が織り込まれた、1963年8月28日「ワシントン大行進」での演説。

この日にキング牧師が行った演説は、アメリカ独立宣言にもある「すべての人間は平等に作られている」という理念を包括するものでした。

スピーチの内容も詩的・情緒的な要素が多く、人々の心を揺さぶる稀代の名スピーチと言っても過言ではないでしょう。

また、キング氏は当日に用意していた原稿をスピーチしたところ、聴衆の反応があまり良くないと察し、その日の演説をほとんど即興で行ったとも言われています。

 

<有名な一節>

“I have a dream that one day every valley shall be exalted, and every hill and mountain shall be made low, the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together.”

 

「私には夢がある。それは、いつの日か、あらゆる谷が高められ、あらゆる丘と山は低められ、でこぼこした所は平らにならされ、曲がった道がまっすぐにされ、そして神の栄光が啓示され、生きとし生ける全てのものがその栄光を共に見ることになるという夢である。」

 

ネルソン・マンデラ大統領就任演説

President Nelson Mandela Inauguration Speech May 10, 1994

 

最後に紹介するのは、南アフリカ共和国のアパルトヘイト制度撤廃に貢献し、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ氏の大統領就任式でのスピーチ。

同氏はアパルトヘイト政策に反対運動をしていたことにより、27年もの間南アフリカ共和国のケープタウンの離島であるロベン島の刑務所に拘束されていました。

その長く孤独な戦いの後にあるスピーチだと思うと、彼の人間性の素晴らしさへの感銘も深まり、言葉一つ一つの重みもより一層に感じられるのではないでしょうか。

 

<有名な一節>

“And as we let our own light shine, we unconsciously give other people permission to do the same.

As we are liberated from our own fear, our presence automatically liberates others.”

 

「自分自身の内の光の輝きを放てば、無意識のうちに他の人々が輝くことも許せるようになるでしょう。

自分自身の恐れから解放されるならば、自動的に他の人をも解放することになるのです。」

 

今回紹介したもの以外にも、学習教材として最適なスピーチや演説はたくさんあります。

より高い英語力を得るためだけでなく、知識や教養を高める機会としても積極的に活用してみてください。

 

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英語スピーチに関してよくある疑問

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英語スピーチが苦手な人はどうすれば良い?

英語スピーチが苦手と感じる方は、まずその原因を特定し、段階的に対処することが大切です。

苦手意識は、不安や緊張、自信の欠如、基礎的な英語力の不足など、様々な要因によって引き起こされることがあります。

これらの問題を克服するためには、苦手意識を覚える原因に応じた具体的な戦略と継続的な練習が必要です。

 

まず、基礎から始めることが重要です。

英語の基本的な文法や語彙をしっかりと学び、日常会話で使えるフレーズや表現に慣れ親しむことからスタートしましょう。

英語の基礎が固まれば、自然と自信がつき、スピーチに対する苦手意識も薄れていきます。

 

次に、小さな成功体験を積み重ねることも大切です。

最初から完璧なスピーチを目指すのではなく、短い自己紹介や日記の朗読など、簡単なスピーチから始めてみましょう。

徐々にスピーチの長さや難易度を上げていくことで、段階的にスキルアップを図ることができます。

 

また、毎日少しずつでも良いので、英語で話す練習を習慣化してみましょう。

鏡の前でスピーチを練習する、友人や家族に聞いてもらう、オンラインで英会話レッスンを受けるなど、様々な方法があります。

実際に声に出して話すことで、発音やイントネーションの改善にもつながります。

 

加えて、英語スピーチにおける緊張を和らげるテクニックを学ぶことも有効です。

深呼吸、ポジティブな自己暗示、自分なりのリラックス方法など、パフォーマンスの前に緊張を緩和する方法を試してみましょう。

 

英語スピーチが苦手な人でも、適切な準備と練習を積むことで、徐々に改善が可能です。

焦って一気に上手くなろうとせず、一歩ずつ前に進むことが、スピーチのスキル向上へのカギとなります。

 

英語スピーチで緊張しない方法は?

英語スピーチで緊張しないための方法は、心理的な準備から物理的な練習に至るまで、多岐にわたります。

 

まず、十分な準備と練習が基本的な緊張を取り除く方法です。

スピーチの内容を熟知していればいるほど、失敗の可能性や不確実性が減り、自信が増します。

スクリプトを作成し、それを何度も練習することで、言葉を覚え、流れを体に染み込ませましょう。

スピーチの際には、完全にスクリプトを暗記する必要はありません。

大切なのは、主要なメッセージを伝えることです。

大事なポイントやキーワードを確実に押さえるようにしましょう。

ただし、英語力に自信がない方は、即興でメッセージを紡ごうとすると逆に緊張してしまう可能性もあるので、その場合はスクリプトを丸暗記してしまって構いません。

 

加えて、深呼吸、瞑想、ストレッチなど、本番の緊張を和らげる方法をいくつか持っておくのも効果的です。

スポーツ選手が試合前にお気に入りの音楽を聞いて精神統一をするイメージです。

普段から自分なりのリラックス方法を確立しておくと、スピーチ前にその行動を取ることで、心身ともにリラックスし、集中力を高めることができます。

 

ポジティブな思考を持つことも緊張を軽減するのに役立ちます。

自分自身に対して肯定的な言葉をかけ、成功したスピーチをイメージすることで、不安を減らし、自信を高めることができます。

失敗を恐れるのではなく、スピーチを通じて何を学び、伝えられるかに焦点を当てましょう。

 

最後に、そもそも緊張は悪いものではないと意識づけることが大切です。

緊張は自然な反応であり、完全に無くそうとするのではなく、パフォーマンスを向上させるためのスパイスだと見なしましょう。

緊張するのはそれだけ真剣にスピーチに取り組もうとしている証です。

また、誰しも経験を積むことで徐々に緊張をコントロールし、活用する方法を見つけることができるので、焦る必要はありません。

緊張と上手く付き合っていくことで、スピーチのパフォーマンスをより高めていきましょう。

 

万が緊張でスピーチの内容が飛んでしまった時には、時間稼ぎのフレーズを使って間をつなぐというハックもあります。

本ブログの以下の記事では、英語の時間稼ぎフレーズを16個紹介しているので、覚えておいていざという時には使ってみてください。

 

関連記事:会議でピンチ!?ビジネスで使える時間稼ぎ英語フレーズ【16選】

 

英語での質疑応答をどのように乗り切れば良い?

国際会議やプレゼンテーションの最後に、英語での質疑応答の時間が設けられることがあります。

このセッションを乗り切るためには、事前準備そして適切なコミュニケーション技術が必要です。

 

まず、スピーチの内容に関する深い理解を持つことが必要不可欠です。

スピーチの準備段階で、予想される質問に対する回答を用意しておきましょう。

特に、自分の主張やデータに関する質問に対しては、具体的かつ説得力のある回答ができるように準備しておくことが重要です。

 

また、聴衆からの質問を正確に理解するために、リスニングスキルを鍛えておくことも大切です。

質問の意図や内容を正確に把握することができれば、的確な回答をすることが可能になります。

万が一質問の意図が分からなかったり、聞き取れなかったりなどのハプニングが発生した場合は、以下のようなフレーズを使って再度質問内容を尋ねましょう。

 

・I’m sorry, could you say that again?”

「すみません、もう一度言っていただけますか。」

 

・”Can you please say that one more time?”

「もう一度言っていただけますか。」

 

・”Sorry, could you go over that question again?”

「すみません、その質問をもう一度お願いできますか。」

 

・”Could you please repeat the question?”

「質問を繰り返していただけますか。」

 

・”Would you mind repeating that, please?”

「その質問を繰り返してもらってもよろしいですか。」

 

・”I didn’t catch that. Could you repeat the question?”

「聞き取れませんでした。質問を繰り返していただけますか。」

 

・”Pardon me, but could you rephrase the question?”

「申し訳ありませんが、質問を言い換えてもらえますか。」

└聴衆からの質問に分からない表現や単語がある場合には “rephrase” 「言い換え」をお願いしましょう。

 

質疑応答の際には、落ち着いて自信を持って回答することが大切です。

緊張を感じる場合は、深呼吸をしてリラックスし、回答を急がずに時間をかけて考えましょう。

慌てて回答することで、質問の意図を取り違えてしまったり、自分が伝えたいことを適切に伝えられなかったりするリスクもあります。

 

また、自分の意見や回答に自信がない場合でも、はっきりとした態度で回答することが、聴衆に対する信頼感を築く上で効果的です。

回答が分からない質問や現時点での回答が難しい質問に対しては、以下のようなフレーズを使用して回答しましょう。

 

・”I’m afraid I don’t have that information at the moment.”

「申し訳ありませんが、現時点でその情報は持っていません。」

 

・”That’s a great question. I’ll need to look into it further before I can give you a precise answer.”

「素晴らしい質問ですね。正確な回答を差し上げるために、もう少し詳しく調べる必要があります。」

 

・”I’m not the best person to answer that question. Would you mind if I directed you to someone who can provide a more detailed response later?”

「その質問に答えるには私が最適な人物ではありません。より詳しい回答を提供できる人に後ほどご案内してもよろしいでしょうか。」

 

・”That’s currently under review. I can share more information once a decision has been made.”

「現在、検討中です。決定が下され次第、より多くの情報を共有できると思います。」

 

“I don’t have the specifics on that right now, but I’ll make sure to find out and inform you as soon as possible.”

「現在、その詳細を把握していませんが、確認してできるだけ早くお知らせします。」

 

これらのフレーズを使うことで、知識や情報が不足していることを認めつつも、誠実さを示すことができます。

 

まとめ

public-speaking

この記事では、英語スピーチを成功させるための基礎知識、有名演説やスピーチ練習に効果的なおすすめアプリなどについて解説してきました。

規模の大小はあれど、英語スピーチは特別な機会ではなく誰しも経験しうる身近なものです。

本記事で解説したことを踏まえて、十分に準備を行い、スピーチを成功に導いてください。

また、いつ英語でスピーチやプレゼンテーションを行う機会が舞い込んで来たとしても、しっかり対応できるように、日頃から英語力を磨いていきましょう。

 

しかし、スピーチやプレゼンテーションまで時間がない、英語を話さなくてはいけないシチュエーションが迫っていて切羽詰まっているという方もいるでしょう。

独学でスピーチ技術を向上させるのに不安がある方や、できるだけ短期間で英語を話せるようになりたいという方は、コーチングサービスの利用を検討してみるのもおすすめです。

 

QQEnglishのコーチングサービス「Boost Coaching」は、日本人ビジネスパーソンに向けたプログラムで、100日という短期間で成果が出るように設計されています。

 

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によって、効果的に英語学習を進められることが特徴です。

英語力の基礎力向上はもちろんのこと、効果的な学習方法も身につけられるので、受講後に1人で英語学習を続ける際の効率を上げることができます。

また、専属コーチにスピーチを控えていると伝えることで、本番に向けて適切なアドバイスやフィードバックを受けることも可能です。

 

受講前には無料カウンセリングをお受けいただくことができます。

無料カウンセリングでは、コーチングサービスの詳細はもちろん、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた学習プランについてもご案内しています。

英語コーチングサービスが気になっている方や、英語学習についてお悩みがあるという方は、まずはぜひ無料カウンセリングを受けてみてください!

日高 裕貴
監修者

日高 裕貴

QQEnglish 英語コンサルタント

日本・オーストラリアにてマーケターとして独立。帰国後はオンライン英会話サービスのマーケティング責任者や英語コーチングサービスの事業責任者/マーケティング責任者を経て、オンライン英語講師も経験。

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