英単語は一日に何個勉強するべきか?記憶の仕組みに基づいて解説

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更新日:2024年7月11日

英単語は一日に何個勉強するべきか?記憶の仕組みに基づいて解説

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英語力の向上には英単語の勉強が付き物ですが、英単語は一日に何個勉強すれば良いのでしょうか?

本記事では英単語の勉強に悩みを抱えている方に向けて、記憶の仕組みに基づいた英単語の勉強方法をご紹介します。

最後までお読みいただき、英単語の勉強を克服しましょう!

記憶の仕組み:短期記憶を長期記憶にする方法

一日に勉強すべき英単語の個数には、記憶の仕組みが大きく関わってきます。

記憶は大きく「短期記憶」と「長期記憶」に分けることができます。

記憶は一旦この短期記憶になり、やがて長期記憶になることで脳に定着する仕組みになっていますが、すべての記憶が何もせず長期記憶になるわけではありません。

短期記憶は「繰り返し」を経て長期記憶に変わると考えられており、この繰り返しの段階では、ただ反復するだけではなく他の要素や記憶と結び付けて反復した方が記憶が定着しやすくなっています。

つまり、例えば「memory(記憶)」という英単語を覚えたい場合、ただ何回も「memory」という単語を見るだけではなく、声に出して発音してみたり、紙に書いてみたり、あるいは「派生語は「memorize(暗記する)」」と派生語を一緒に覚えようとした方が、記憶しやすいということです。

以下では、この記憶の仕組みに基づいた学習計画の立て方や、具体的な英単語の勉強方法をご紹介します。

一日に何個英単語を勉強するか学習計画を立てよう

それでは、まず記憶の仕組みに基づいた学習計画の立て方を確認していきましょう!

明確な目標を決める

英単語の勉強では、最初に明確な目標を決めることが重要です。

英単語帳を使って勉強する場合、「この英単語帳を勉強する!」と抽象的な目標を決めるのではなく、何ヶ月でその英単語帳を完成させるのか、最終的に何割暗記しなければいけないのか、なるべく具体的な目標を決めると勉強しやすくなります。

勉強を始める前に明確な目標を決めることで、毎日やらなければいけない勉強量が自然と分かるため、後々になって「まだ英単語帳が覚えきれてない!」なんてことになるのを防ぐことができます。

まずは明確な目標を立てて、正しいペースで勉強を進めましょう!

目標に基づいて計画を立てる

明確な目標を決めた後は、その目標に基づいた学習計画を立てる必要があります。

学習計画を立てる上で重要なことは、「記憶の仕組み」でも解説したように、記憶を長期記憶にするためには「繰り返し」が必要だということです。

例えば、英単語が1,000単語掲載されている英単語帳を「1ヶ月で完璧に覚える」という学習計画を立てた場合、単純に1,000単語を30日で割って「1日33単語×30日」で勉強してしまうと記憶はなかなか定着しません。

意識的に「繰り返し」を計画に取り入れて、「1日100単語×10日×3周」で勉強した方が記憶が定着しやすくなり、同じ期間でも効率的に英単語を覚えることができます。

1日あたりの勉強量は少し増えてしまいますが、最終的に英単語をしっかりと記憶するために、急がば回れの精神で勉強に取り組んでみてください!

次のパートでは、具体的な英単語の勉強方法をご紹介します。

英単語の勉強方法3選

ここまで、英単語を勉強するときは明確な目標に基づいて学習計画を立てること、その際「繰り返し」を意識した方が良いことをご紹介してきました。

それでは、実際に英単語を勉強する場合、どのように勉強すれば良いのでしょうか?

このパートでは、具体的な英単語の勉強方法を3つご紹介します。

ご自身に合った勉強方法を実践して、英単語を克服してください!

1単語5秒で勉強する方法

まず紹介する英単語の勉強方法は、「1単語5秒で勉強する」方法です。

具体的な勉強ステップは以下の通りです。

①1単語30秒で英単語帳を1周する

まずは覚えたい英単語帳を用意して、1単語30秒程度で覚えたい範囲を1周してください。

1周目は分からない単語だらけだと思いますので、5秒ではなく30秒で構いません。

「1単語30秒じゃ覚えられない!」と感じる方が多いと思いますが、それで全く問題ありません。

2周目の勉強をするときに「見たことある単語だな」と思い出せる程度で良いので、まずは1単語30秒程度で勉強してみてください。

②1単語5秒で勉強する(2周目以降)

1単語30秒で1周できたら、2周目以降は1単語5秒で勉強してください。

おすすめの方法は、英単語の日本語訳部分(英訳部分を覚えたい場合は英訳部分)を赤いシートで隠して、5秒で思い出せない場合はすぐに答えを確認する方法です。

おそらく1周目と同様にまだ分からない単語だらけだと思いますが、1周目よりは知っている単語が多くなっていると思います。

この方法を3周~5周程度続けていくと知っている単語が多くなっていきますので、根気よく勉強し続けてみてください。

この方法の強みは、短時間で効率的に英単語を勉強できることです。

例えば1時間で100単語勉強したい場合、1周目を1単語30秒、2周目以降を1単語5秒で勉強すると、初日は2周と少し、2日目以降は7周も勉強することができます。

単語を覚えていくにつれて周回数を減らしていけば、初日は1時間かかった勉強を30分(1単語5秒で100単語を3.6周勉強可)、10分(1単語5秒で100単語を1.2周勉強可)と短縮していくことができます。

したがって、短時間で効率的に英単語を勉強したい方におすすめの勉強方法です。

単語をイメージで記憶する方法

次に紹介する英単語の勉強方法は、「単語をイメージで記憶する」方法で、こちらはチャンネル登録者59万人(2024年3月時点)を誇るYouTubeチャンネル「Atsueigo」を運営するATSUさんが紹介している勉強方法になります。

具体的な勉強ステップは以下の通りです。

①イメージを意識して日本語訳を確認する

最初に紹介した方法と同様に、ATSUさんも1単語5秒〜30秒で勉強する方法を推奨しています。

そしてこの方法で勉強する過程で、まずは英単語の「イメージ」を意識して勉強していきます。

例えば「drip(したたる)」という英単語を覚えるとしましょう。

この英単語を覚えたい場合、ただ「drip=したたる」と覚えるのではなく、「水滴がポタポタと落ちているイメージ」を連想しながら覚えます。

「記憶の仕組み」でも紹介した通り、記憶は他の要素や記憶と結びつけた方が定着しやすくなります。

そのため、英単語をイメージと一緒に覚えることは記憶を定着させるために有効な勉強方法だと言えます。

②イメージを思い浮かべながら単語を発音する

英単語のイメージが掴めたら、次にそのイメージを思い浮かべながら英単語を発音します。

正確な発音を理解することで、リスニング力やスピーキング力が向上するだけでなく、記憶の定着を促進することができます。

英単語を発音しにくい場所(カフェや図書館など)で勉強している場合は、黙読でも構いません。

今はインターネット上で発音を無料で確認できるサービスも充実しているので、イヤホンで発音を確認するのも良いかもしれませんね。

この勉強方法がもっと気になる方は、こちらの記事をお読みください。

Atsueigoサイトへ

スクワット勉強法とミルクレープ勉強法

最後に紹介する英単語の勉強方法は、「スクワット勉強法」と「ミルクレープ勉強法」で、こちらは教育業界大手の「Benesse」が紹介している勉強方法になります。

具体的な勉強ステップは以下の通りです。

①スクワット勉強法

「スクワット勉強法」とは、短時間で多くの単語に触れることで英単語の反復演習を可能にする勉強方法です。

まずは英単語帳の勉強するページを開き、赤シートで隠しながら単語の意味を確認していきます。

すべての単語の意味を覚えている場合は次のページへ、覚えきれていない単語があった場合は正しい意味を確認してもう一周します。

これを勉強する全ページで実施する勉強方法になります。

この勉強方法には「繰り返し」が組み込まれていて、記憶を効率的に定着させることができます。

②ミルクレープ勉強法

「ミルクレープ勉強法」は長期的な反復演習を行う勉強方法であり、短期的な反復演習を行う「スクワット勉強法」との併用がおすすめされています。

この勉強方法は、初日に100単語勉強した場合、翌日は新しい100単語と前日の100単語の計200単語を勉強するといった形で、当日勉強した範囲を翌日に復習する方法です。

スクワット勉強法と併用することで短期的・長期的に「繰り返し」を行うことが可能となり、効率的に単語を覚えることができます。

勉強量が多く感じるかもしれませんが、すでに覚えている単語には触れずに復習をすることで時間を短縮することができます。

この勉強方法がもっと気になる方は、こちらの記事をお読みください。

1日50個の英単語を暗記する「スクワット勉強法」とは?

英単語を効率よく覚えるには「QQ English」がおすすめ

本記事ではここまで記憶の仕組みと学習計画の立て方、具体的な勉強方法を紹介してきましたが、英単語を効率よく覚えたい方には英会話サービス「QQ English」がおすすめです。

「記憶の仕組み」で、記憶を定着させるためには「他の要素や記憶と結び付けた繰り返し」が重要だと説明しましたが、英会話サービスはこの記憶の仕組みにぴったりな勉強方法になります。

英会話を行うことで、幅広い単語に触れることができるだけでなく、発音やイメージ、使用するシチュエーションや会話の内容など、さまざまな要素や記憶と一緒に単語を記憶することができます。

さらに、「QQ English」では経験豊富な講師と多くのカリキュラムが用意されているので、正確な発音や使用する場面を学んだり、特定の資格や分野(「TOEIC」や「ビジネス英語」など)に特化した単語学習をすることも可能です。

英単語の勉強方法に悩んでいる方や英会話に興味をお持ちの方は、ぜひ「QQ English」をお試しください!

まとめ

英単語の勉強では「繰り返し」がとても重要です。

本記事では具体的な勉強方法を3つ紹介しましたが他にもさまざまな勉強方法がありますので、自分に合った勉強方法を実践して英単語を覚えていきましょう!

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