経験・体験を英語で言えるようになろう!経験を表す文法「現在完了」についても解説!
学校や職場でのできごとや趣味・旅行の思い出など、普段の会話で自分の経験や体験を伝える機会は多いです。
このような経験を英語で正しく伝えることができれば、日々の会話表現の幅が大きく広がることでしょう。
そこで、この記事では経験・体験に関する単語や熟語を紹介していきます。
また、経験を表す文法「現在完了」についても解説していきます。
「経験・体験」は英語でどう言う?
「経験」または「体験」を英語で表現する際には、主に「experience」「go through」、そして「 undergo」の3つが使用されます。
<experience>
「experience」は「経験・体験」をそのまま意味する単語です。
また、「経験する」という意味の動詞としても使用できます。
・She had a very unusual experience.
(彼女はとても珍しい体験をしました。)
・I experienced unprecedented heat last year.
(私は昨年、これまでにない暑さを経験しました。)
<go through>
次に、「go through」という表現は 直訳すると「通り抜ける」という意味の熟語です。
そこから転じて「~を経験する」「~を体験する」といった意味も持ち、特に困難や試練など大変なことを経験する時に使用されます。
・I went through a very hard time for a while after losing my father.
(父を亡くしてからしばらくの間、とても辛い時期を経験しました。)
<undergo>
最後に、undergoも「~を経験する」「~を体験する」という意味の単語です。
undergoは「(変化などを)被る」「治療を受ける」といった意味があり、そこから経験・体験のニュアンスでも使用される表現です。
・We have undergone many hardships since the war.
(私たちは戦争以来多くの困難を体験してきました。)
経験は「現在完了形」の文法で表せる!
自分の経験や体験を英語で表現する際は、現在完了形が非常に便利な文法です。
この文法は「have/has + 過去分詞」の形を取ります。
主語が三人称単数(例:彼、彼女、それ、人名)の場合は「has」が使用され、それ以外の場合(例:私、あなた、彼ら、私たちなど)は「have」が使用されます。
現在完了形には経験のほかにも「完了」「継続」といった用例もありますが、今回は経験用法に焦点を当てて見ていきましょう。
例えば、以下のように使用することが可能です。
・They have climbed Mt. Fuji during their trip to Japan and they said it was an unforgettable experience.
(彼らは日本への旅行中に富士山に登ったことがあり、それは忘れられない経験だったと言っていました。)
また、否定文にする場合は「have/has」の後ろに「not」を加えます。
「一度も経験がない」ことを強調するために「never」を使用することもできます。
・I have not eaten Japanese food before.
(私は和食を食べたことがありません。)
・I have never been to Japan.
(私は一度も日本へ行ったことがありません。)
疑問文にする場合は「have/has」を文頭に置きます。
「これまでに」「今までに」といった意味を強調するために、「ever」や「before」を併用することもあります。
・Have you ever met John?
(あなたはジョンに会ったことがありますか。)
・Has he read “The Little Prince” before?
(彼は今までに『星の王子さま』を読んだことがありますか。)
「経験を活かす」「貴重な経験」経験に関する表現を紹介
ここからは、経験に関する単語や熟語を紹介します。
<accumultae experience>
「accumulate experience」は、「経験を積む」という意味です。
「accumulate」は「積み重ねる」「蓄積する」といった意味を持つ動詞で、「experience」と組み合わせることで、時間とともに様々な状況や挑戦に直面して知識やスキルを増やすプロセスを表現できます。
・He gained three years of experience in France to open a restaurant in Japan.
(彼は日本で店を開くためにフランスで3年間の経験を積んだ。)
<utilize experience>
「utilize experience」は「経験を活かす」という意味です。
「utilize」とは、利益や実務のために何かを「利用・活用する」という意味の動詞で、以前に得た知識やスキルを現在の状況や問題解決に適用することを表すことができます。
・He utilized his past experiences to overcome difficulties.
(彼は過去の経験を活かして、困難を乗り越えた。)
<experienced person>
「experienced person」は「経験者」を意味します。
特定の分野や活動について深い知識や高いスキルを持っている人を指します。
・He is an experienced Kendo player.
(彼は剣道経験者である。)
<valuable experience>
「valuable experience」は「貴重な経験」という意味です。
「valuable」は、高価な・大切なといった意味のある形容詞で、特定の経験が自身の成長に役立ったものだったということを表現することができます。
・Today’s seminar was a valuable experience, receiving direct instruction from a professional.
(今日のセミナーはプロから直接指導を受けるという貴重な経験だった。)
<no experience>
「no experience」と「have」を組み合わせて、経験がないことを伝える表現になります。
・I have no experience traveling abroad.
(私には海外旅行の経験がありません。)
一方で、現在完了の文法を用いて表現すると次のようになります。
・I have not experienced traveling abroad.
(私には海外旅行の経験がありません。)
<good experience>
「good experience」で「良い経験」を意味します。
「good」を「great」や「amazing」などに変えることで、より程度を高めることができます。
・It was a good experience.
(良い経験になった。)
<rich in experience/ highly experienced>
「rich in experience / highly experienced」は「経験豊富」であることを表し、特定の分野で多くの経験を積んでいることを指す表現です。
・He has a rich experience in marketing.
(彼はマーケティングの経験が豊富である。)
・He is highly experienced in sales.
(彼は営業の経験が豊富である。)
<practical experience/work eperience>
「practical experience/ work experience」は「実務経験」という意味があります。
「実用的」を意味する「practical」や「仕事」を意味する「work」を組み合わせて、特定の職業や分野で得られる経験を表します。
・He is still young but has a lot of practical experience.
(彼はまだ若いが実務経験が豊富である。)
・He has extensive work experience in sales.
(彼は営業の実務経験が豊富である。)
<years of experience>
「years of experience」は「経験年数」を表します。
・She has five years of HR experience.
(彼女は人事の経験年数が5年ある。)
これは特定の分野や職業でどのくらいの時間を過ごしたか、またはその分野や職業にどのくらい携わってきたかを示す表現で、就職面接などでもよく使用される表現です。
まとめ:経験を上手に表現して会話の幅を広げよう!
個人的な経験や学びを他人と共有することは、コミュニケーションの重要なステップの一つです。
特に現在完了形は日本語にはない時制の表現なので、慣れるまでは少し難しいですが、上手に利用できれば会話の幅も一気に広がります。
単語・熟語・現在完了形の3つの方向から、経験に関する表現を少しずつ身につけていきましょう。
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