英語初心者におすすめの多読ができる無料サービス5選！効果的なやり方もご紹介

これから英語の勉強を始めようとしている方は多読がおすすめです。語彙力や読解力の向上だけでなく、自然な英語表現が身につくため、英語力向上に効果的です。また無料でスマホ1台でも多読ができるため、荷物を増やすことなく、手軽に始められます。

ただし多読をする際は、自分のレベルにあった教材の選定が最も重要です。意味を理解できず「ただ文字を追っているだけ」では効果がありません。

そこでこの記事では、英語コーチの筆者が初心者におすすめの無料の多読サービスを厳選してご紹介します。

効果的なやり方もご紹介するので、これから多読で英語力を伸ばしたい人は必見ですよ。

英語の多読ができるおすすめの無料サービス５選

まずは多読ができる無料のサービスをご紹介します。

英語コーチの筆者としては、初心者には以下の5つをおすすめします。

• レシピー
• the japan times alpha online
• ざっくり英語ニュース！StudyNow
• English News in Levels
• TIME for Kids

どれを選んでも間違いないものに厳選したので、気になったものから気軽に始めてはいかがでしょうか。

それぞれのサービスについて、簡単に解説をします。

レシピー（旧ポリグロッツ）

月額	0〜6,000円
無料プランの内容	・記事のリーディング ・単語や熟語などの学習 ・オリジナルカリキュラムの作成
有料プランの内容	・リスニングやスピーキングの学習 ・TOEICなどの資格対策 ・動画での学習　など
対応OS	iOS Android

レシピーは「好きを学びに」をコンセプトに、200万人以上が利用している最も人気の英語学習アプリの1つです。

無料でニュース記事が読めるほか、単語や熟語など日常英会話の表現が学べるため、初めての英語学習にピッタリですよ。

サービスの主な特徴として次の5点があります。

• AIによるあなただけの学習カリキュラムの作成
• 最新ニュースや物語など豊富なジャンル
• 読むスピードを測定できるペースメーカー機能
• わからない単語はワンタップで確認
• 有料プランではリスニングやスピーキングの強化も可能

レシピーのアプリだけで、英語の4技能（リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング）が全て強化できます。まずは無料で多読から始めて、将来的に英会話が必要になったら有料プランへの変更もできるなど、使い勝手の良さも人気の理由です。

the japan times alpha online

月額	0〜4,000円
無料プランの内容	・記事のリーディング（最大6記事まで） ・記事の全訳
有料プランの内容	・全ての記事のリーディング ・英文記事の読み上げ ・TOEIC対策などのエクササイズ　など
リンク	公式サイトへ

the japan times alpha onlineは英語学習者のための英字新聞を配信しているサイトです。

政治や経済、スポーツなどさまざまなジャンルのニュースがレベル別に用意されて、あなたの興味や英語力に合わせた多読ができますよ。

主な特徴として、次の点があります。

• 難しい単語や表現には日本語の注釈付きで多読が効率的
• 日本の記事も多く事前知識があると英語の理解が容易
• TOEIC対策や単語のインプットができるエクササイズも充実
• クロスワードパズルや心理テストなど遊び感覚で学べるコンテンツ

注意点は、無料のメルマガ会員に登録しない場合、最新の1記事しか閲覧ができないことです。メルマガ会員なら、最新記事に加えて5記事まで閲覧ができるため、登録して損はありません。

ざっくり英語ニュース！StudyNow

月額	0〜360円
無料プランの内容	・記事のリーディング ・英単語やフレーズのピックアップ ・英文記事の和訳 ・記事のブックマーク
有料プランの内容	・すべての記事が読み放題 ・ネイティブの音声が聴き放題 ・音声の再生スピードの調整　など
対象OS	iOS Android

ざっくり英語ニュース！Study Nowは、世界中のニュース記事から英語の学習ができるアプリです。

国内外の政治経済やエンタメ、漫画、ゲームなど幅広いジャンルのトピックがあり、飽きにくいと評判です。

StudyNowには次の特徴があります。

• 英語学習者が読みやすいレベルの記事を毎朝配信
• 全ての記事に日本語訳が収録で理解度が向上
• 記事のライターによる日本語での解説
• 重要な英単語やフレーズを自動でピックアップ
• ネイティブによる記事の読み上げ機能

記事は見出しと3つのパラグラフ（段落）に統一された短いニュースで、すきま時間で気軽に多読ができます。無料プランで物足りなくなった場合も、月額360円ですべてのサービスが利用可能になるので、お金の心配が少ない点も魅力です。

News in Levels

月額	0円
無料プランの内容	・記事のリーディング ・音声のリスニング ・単語力テスト ・スカイプでのスピーキング
有料プランの内容	なし
対象OS	iOS Android 公式サイトへ

News in Levelsは英語学習者のための記事配信サイトです。

1つの記事を3段階のレベルから選べるため、「興味があるのに難しくて読めない…」とならないことが英語学習者から評価されています。

主な特徴は以下の通りです。

• 初心者から上級者まで対応できる幅広いレベル
• すべての記事が音声付きでリスニングも向上
• ニュースや歴史、自然など興味のあるトピックで学習可能
• オフラインでも学習ができるダウンロード機能

慣れてきたら音声を聴きながら記事を読むことで、抑揚やイントネーションなども意識した多読ができます。

アプリもブラウザも、すべての機能が無料で使えるため、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

TIME for Kids

月額	0円
無料プランの内容	・記事のリーディング ・音声のリスニング
有料プランの内容	なし
リンク	公式サイトへ

TIME for Kidsはアメリカの名門雑誌「TIME」の子供向けサイトです。

12歳以下の子供向けに作られているため、わかりやすい表現が使われていることから英語初心者に人気です。

主な特徴として、以下の点があります。

• 一つ一つが短い文章で初心者でも読みやすい内容
• 幼稚園から小学校高学年までの子供向けの語彙で構成
• すべての記事が音声付きでリスニングも向上
• 無料ですべてのコンテンツが読み放題

語彙や表現は子供向けですが、ビジネスに関する記事もあるなど、大人でも楽しめる内容になっています。

1記事5分から10分程度で読めるため、電車の中やお昼休みなどの空き時間で英語に触れられますよ。

英語の多読の効果的なやり方

多読を効果的に行うためには、次の3点が重要です。

• 興味があるものを選ぶこと
• 返り読みをしないこと
• 辞書を引かないこと

それぞれ簡単に解説します。

興味があるものを選ぶこと

多読を効果的に行うためには、興味があるテーマの文章を読むことです。

あなたの興味がないもの、つまり「読んでいて楽しくないもの」では、多読は続きません。一方で興味があるものなら、事前知識もあるため内容の理解がしやすくなります。

英字コンテンツの内容が理解できれば、多読を継続するモチベーションにも繋がりますよね。英語は短期間では身につかないからこそ、興味がある分野の記事から試しましょう。

返り読みをしないこと

返り読みをしないことも、多読の効果を高めるうえで重要です。

必ず英語を英語の語順の通りに理解しましょう。

返り読みとは、英文を最後まで読んだのちに、前に戻りながら日本語の語順で理解することです。

例えば

”There is an apple on the table.”

という文章を

「テーブルの上に（on the table）リンゴが1個（an apple）ある（There is）」

このように後ろから訳してはいけません。

多読をする際は、必ず英語の語順に沿って次のように理解することがポイントです。

”There is（ある）an apple（リンゴが1個）on the table（テーブルに）.”

辞書を引かないこと

効果的に多読を行うためには、辞書を引かないことも大切です。

わからない単語を毎回調べると、時間がかかる上にモチベーションが下がります。また教材のレベルがあっていない可能性もあり、少し簡単な内容を選ぶ必要があるでしょう。

知らない単語は、記事を読み終えてから調べるか、文章の前後の言葉から推測して読み進めることが重要です。

まとめ

今回は初心者におすすめの英語の多読サービスと、効果的なやり方をご紹介しました。

ご紹介したサービスはすべて無料で試すことができるため、まずは「自分でも続けられるか」を試すのに最適です。

いま英語が話せている人も、最初はあなたと同じ初心者です。英語力の向上に向けて、今日から一歩ずつ進んでみてはいかがでしょうか。