『料金』を表す英単語集!あなたはいくつ答えられますか?違いを知ってスキルアップしよう!
『料金』にまつわる単語をあなたはいくつご存知ですか?
日本語において「価格」「運賃」「費用」などと料金に関する名詞が数多くありますが、英語においても場面や状況に応じて単語を使い分ける必要があります。
そして、日常生活で使われる『料金』関係の英単語はなんと16種類も!
生活をするにあたって、お金の受け渡しは避けては通れません。特に海外旅行に行った際に、料金を支払う場面は想定以上にあります。
そのようなとき、適切な英単語を使うことができれば滞りなくコミュニケーションを取ることができ、旅行がさらに楽しく華やかなものになるでしょう!
また『料金』に関するトピックはTOEIC(トーイック)や英検(実用英語技能検定)などの資格テストによく出題されます。
文法問題はもちろんですが、特に英作文は減点方式のものが多いため英単語のミスは避けなければなりません。ぜひ本記事で違いを理解してスキルアップに繋げてください!
これから英語を勉強しようと思っている方も、英語スキルをさらにブラッシュアップしたい方もぜひ一読お願いします。
1.日常生活で使われる料金に関する英単語
こちらではデイリーシーンにおける『料金』を表す英単語を、例とともに7つご紹介していきます。
1-1.『fee』(専門家に対しての)料金、報酬、謝礼
一般的に『料金』の英語訳としてよく使われる単語です。特定のサービスに対して対価を支払うときに用いられます。
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学業に関する授業料や医者や弁護士への謝礼金といった意味で使われます。具体的な料金を知りたい場合は以下のように尋ねると良いでしょう!
例文
A: How much is the doctor’s fee?
(診察料はいくらになりますか?)
B: Today’s consultation fee is 1,000 yen.
(本日の診察料は1,000円になります。)
1-2. 『fare』運賃
バスや電車、タクシーなどの運賃を表す英単語です。
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例文
A: What is the taxi fare to the airport?
(空港までのタクシー料金はいくらですか?)
B: It will be about 20 dollars.
(約20ドルになるでしょう。)
1-3. 『charge』サービス料金
(目には見えない)サービスに対する対価としての使用料という意味合いで使われます。また電気やガスなどの公共料金にも用いられます。
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アメリカではスタッフに渡すチップ(Tip)を払うことが慣習ですが、ホールスタッフのみしか受け取ることができず、従業員のなかで不公平が生じるとのことで、テーブルチャージ(cover charges)を設けているレストランもあります。
両方とも要求してくる店舗もあるので、あらかじめホームページやSNSで確認をしておくと良いでしょう。
また、サービスに対する請求書のことは”bill”と言い、電話料金のことを”electricity bill”と呼ぶこともあります。水道、電気、ガスをまとめた公共料金は”utility bills”と表現します。
ちなみに、お釣りを意味する”change”と、サービスに対する対価の”charge”を混同しないように気をつけましょう!
例文
There is no extra charge for cleaning.
(清掃に追加の料金はかかりません。)
1-4. 『price』値段、価格
モノやサービスを売り買いする際の具体的な金額のことを指します。スーパーやデパートでよく見かける英単語です。
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例文
The price of oil has been going up.
(石油価格が上がり続けています。)
「(価格が)高すぎる」という意味の形容詞“overpriced”も合わせて覚えましょう!
1-5.『cost』(総額)費用
こちらは何か行動するにあたってかかった費用を表します。”price”は商品の値段のみを指しますが、”cost”は商品を購入するまでの運賃やスマホ使用料なども含みます。
例文
・The shipping cost was set at 700 yen.
(配送費は700円に設定された。)
・Could you reduce the cost to maintain this project?
(このプロジェクトを維持するためにコストを減らしていただけますか?)
1-6. 『rate』基準が定まっているサービスや商品の料金
ガスや水道といった公共料金、スマートフォンでの通話料金、アルバイトの時給などにおいて、特定の時間や単位あたりの料金を指します。
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例文
A: What is the hourly rate?
(時間あたりの料金はいくらですか?)
B: It’s $20 per hour.
(1時間あたり20ドルです。)
※『fee』と『rate』の違い
続いて以下2つの例文のニュアンスの差異は分かりますでしょうか?
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”fee”は『サービスに対する対価』なので「駐車の(合計)料金はいくらですか?」を意味しているのに対し、”rate”は『特定の時間や単位あたりの料金』のため「駐車料金は(時間ごとに)いくらかかりますか?」を表しています。
海外において料金システムの誤った解釈で想像以上の料金になってしまうこともあるので、ぜひニュアンスの違いを覚えておきましょう!
1-7. 『toll』通行料
道路や橋を渡る際の通行料のことを指します。
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2. 特定の料金に使われる英単語
次に、特定の場面で使われる『料金』に関する英単語をご紹介します。
2-1.『tuition』 授業料(不可算名詞)
教育機関への学費や授業料を表す英単語です。
2-2.『tax』税
国から徴収される税を表します。
2-3. 『Subscription』 定期購読(サブスクリプション)
月単位や年単位で料金を支払うことで利用できるコンテンツやサービスのことで、料金自体を指すわけではありませんが、2020年以降よく耳にする単語です。
2-4.『Deposit』 預金 保証金 入学手付金
銀行に資産を保管した預金や、賃貸の保証金の意味で用いられます。またアメリカの大学では、合格通知をもらったときに”deposit”を支払うように求められます。
学費の一部として使われ、入学の意思を示すお金です。日本の大学における「入学金」とは異なります。
2-5.『fine』罰金
何かルールを犯した際に求められる罰金を意味します。
例文
I paid a fine for speeding.
(スピード違反の罰金を支払った。)
この”fine”は、お金に関すること以外にも「大丈夫な」や「問題ない」「元気な」など様々な役割を持っているので、ほかの意味も含めて覚えておきましょう。
2-6.『rent』家賃 レンタル代
有料でなにかを借りる場面で用いられる単語です。住宅や自動車を借りるシーンで用いられます。
2-7.『tariff』関税 運賃表
物流業界でよく使われる単語です。
2-8.『premium』追加料金 保険料 特別手当
様々な意味を持ちますが、下記のように追加料金の意味で使われることが多くあります。
例文
We’re willing to pay a premium for the best location.
(私たちはベストな場所のために追加料金を払います。)
2-9.『admission』入場料
元々”admit「認める」”という単語からきており、教育機関や音楽イベントなど、特定の場所に入る際の許可をもらうための料金を指します。
例文
The admission fee for the museum was quite high, however I was able to see the art I was looking for.
(博物館への入場料はとても高かった。しかし目当てのアート作品を観ることができた。)
3. 無料はどう言えばいい?
料金が無料であることを表すときは“for free”が用いられることが多いです。以下の会話文のように用いられるので覚えておきましょう!
例文
A: I can’t find a place to park my car.
(車を停められるところが見つからない。)
B: You can park over there for free.
(あそこは無料で駐車ができるよ!)
4. 終わりに
料金を表す英単語を用いる際は、文脈に応じて適切なものを選択しましょう!
しかし気にしすぎて口に出すことをためらってしまわないように、まずは覚えたものをアウトプットして使いこなすことを優先してください。
あなたの英語ライフが有意義なものになるよう陰ながら応援しています!