「感情」は英語でどう言う?"感情"を表す英語一覧【まとめ】
嬉しいこと、悲しいこと、腹が立つこと。
日常生活を送る上で、私達はいろいろな感情を持ちます。
もちろん、英語にも感情を表す言葉はたくさんあります。
国や言語が違えば、感情の表し方も変わるもの。
この記事では「感情」を表す英語表現について解説しています。
英語学習を通じて、感覚やニュアンスの違いも一緒に学んでいきましょう。
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「感情」は英語でどう言う?
まずは「感情」を意味する英語表現について学んでいきましょう。
emotion
「感情」という英単語でぱっと思いつくのは「emotion」ではないでしょうか。
愛や怒り、悲しみや喜びなど、人間の強い感情を意味します。
feeling
「feeling」も「感情」という意味の英単語です。
「感情そのもの」を意味する他、印象、感じ、といったある特定の一つの感情を表します。
passion
「passion」も「感情」を意味しますが、これはかなり強い意味を持つ英単語です。
好きなスポーツチームに対する熱中や熱狂、恋人や好きな人に対する強い欲求、性的な欲情を意味します。
この3つを比較すると、emotionとpassionは意味合いが似ていて、どちらも「強い感情」を意味します。
両者の違いは、emotionが好き嫌いなどの一時的な感覚であるのに対し、passionは強く心揺り動かされるような感覚、という点です。
特定のサッカーチームを熱心に応援している状態を考えてみましょう。
チームのデータや選手情報を収集したり、スタジアムに足繁く通うには大変な労力を要しますが、熱意や思い入れがあるから苦になりません。
これがpassionです。
しかしそれだけ熱を入れて応援していたチームが格下チームに惨敗するようなことがあったら?
不甲斐ない結果に腹を立てたり、サッカー自体見るのも嫌だという状況に陥るかもしれません。
この一時的なネガティブな感情がemotionなのです。
emotionやpassionに比べると、feelingにはそこまで強いニュアンスはありません。
「一般的な気持ち」「そのように感じる」といった意味合いになります。
喜怒哀楽全てのシーンで使えるオールマイティな単語です。
feelingには「感覚」「印象」といった意味もあるので、感情と呼ぶには曖昧な感覚にも問題なく使えます。
「感情」を表す英単語を一覧でご紹介!
感情を表す英語を一覧で紹介していきます!
嬉しい
happy
興奮やテンションが高い状態での「嬉しい」「幸せ」を意味します。
日本語でも「ハッピー」という言葉はよく使いますが、それと同じく不平や不満がなく、「楽しい」「気持ちが満ち足りている」という意味合いになります。
pleased
happyと同じく「満足している」「喜ばしい」という意味ですが、ややカジュアルな印象のあるhappyに対して、pleasedはフォーマルで丁寧な印象があります。
ビジネスの場面でもよく使われる表現です。
glad
「何か良いことがあって嬉しい」という意味の他に、「よかった」「ホッとした」「ありがたい」というニュアンスでもよく使われる単語です。
単に嬉しいだけではなく、相手に感謝を伝える時にもよく使われます。
delighted
非常に強い喜びを意味します。
「(他人を)大いに喜ばせる」を意味する「deight」の形容詞形で、何かに対して本当に嬉しくて仕方がない、という時に使います。
悲しい
sad
「悲しい」ことを意味する一般的な形容詞です。他の単語と組み合わせて悲しみの度合いを伝えることができます。
depressed
落ち込んで気力がないことを表す表現です。
disappointed
「落胆」や「失望」というニュアンスが含まれます。
「悲しい」と直訳することはあまりありませんが、「がっかりした」などと訳すことがあります。
sorrowful
「不幸を嘆き悲しむ」という意味が加わり、かなり深い悲しみを表します。
日本語で言うところの「悲痛」のニュアンスに通じるところがあります。
怒り
angry
「怒っている」「腹が立っている」の一般的な表現です。
mad
madには「気が狂った」「無謀な」という意味があり、怒りの感情を表す時はangryよりも強く怒っている時に使います。
「とても怒っている」という表現ですが、口語表現なのでフォーマルな場では使いません。
カジュアルな印象があるので、口では怒っているけれど存外本気でない、という場合もあります。
upset
「ムカつく」「腹が立つ」という基本の意味合いの他に、「動揺している」「うろたえている」というニュアンスがあります。
offended
他人の言動を不快に感じて怒る時に使います。
「他人の感情を害する」「怒らせる」を意味するoffendの受動態です。
Irritated
「イライラしている」という意味合いになります。
噴火するような衝動的な怒りではなく、ジリジリ継続する怒りです。
怖い
scared
漠然とした恐怖を表現する時に使う、口語的な表現です。
「怖い、ゾクゾクする、嫌な感じ」というニュアンスになります。
frightened
過去に経験した恐怖、身をもって知っている恐怖を表現する時に使う単語です。
afraid
何が怖いのかはっきり分かっている時に使います。
「苦手」というニュアンスも含まれます。
terrified
「怯える、恐怖を感じている」など、他の単語に比べて強い恐怖心を表現することができます。
心底怖がっている時に。
びっくり
surprised
「驚いた」「びっくりした」という一般的な表現です。
良い意味と悪い意味の両方に使うことができます。
shocked
「ショックを受ける」「衝撃を受ける」という意味になり、悪い状況やネガティブな意味合いになります。
amazed
「驚いた」という意味は同じですが、amazedは良い意味にのみつかいます。
退屈、疲れた
bored
「退屈している」「つまらない」という感情を表す表現です。
tired
「疲れた」の基本表現で、ちょっとした休息や睡眠が欲しい状態。
肉体的、精神的どちらの疲れも表現することができます。
「感情」に関連する例文・フレーズ集
感情を表す 英語を使った例文を確認していきましょう。
The Japanese tend not to display their emotions in public.
(日本人は公共の場では自分の感情を表に出さない傾向がある。)
I couldn’t control my emotions.
(私は自分の気持ちをコントロールできなかった。)
「emotion」は「強い感情」を意味します。
自分の意思で制御を試みるような強い気持ち、と考えるといいでしょう。
I have a passion for football.
(サッカーに夢中なの。)
「have a passion for~」は「~に対して強い感情を持っている」転じて「~に熱中している」「~に夢中である」という意味になります。
I have a strange feeling.
(なんだか変な感じがする。)
「feeling」は「感情・気持ち」をオールマイティにカバーする単語です。
自分でもなんだか分からない、という時でも問題なく使うことができます。
I’m so happy I passed my math exam.
(数学の試験をパスできてすごく嬉しい。)
I’m glad to hear that.
(それを聞いて安心した。)
We are very pleased with the results.
(我々は結果に満足しています。)
「happy」が単純な喜びを表すのに対し、「glad」は「良かった」「ホッとした」というニュアンスがあります。
「pleased」も喜びを表す単語ですが、フォーマルで丁寧な印象になります。
I’m afraid of ghosts.
(私はお化けが怖いの。)
He is frightened of meeting people.
(彼は人と会うのを怖がる。)
「afraid」は恐怖の対象が具体的な時に使います。
「frightened」は既に経験したことのある、身をもって知っている恐怖を表現することができます。
I was surprised to see him out here.
(そこで彼に会って驚いた。)
I was very shocked to hear that.
(それを聞いてひどくショックだった。)
I was amazed by her knowledge.
(彼女の知識には驚かされた。(感心させられた))
「surprised」は良い意味と悪い意味両方、「shocked」は悪い意味、「amazed」は良い意味で使われます。
I’m bored.
(退屈だ。)
「I’m boring.」だと「私はつまらない人間だ」という全く違う意味になってしまうので注意が必要です。
言葉の持つ感覚を確かめよう
一つの単語に対して一つの日本語訳がある訳ではなく、似たような日本語訳を持つ単語であっても、それぞれに微妙なニュアンスの違いがあります。
感情はセンシティブなもの。
いろいろな感情を表す英単語に触れて、それぞれが持つ微妙な違いに敏感になりましょう。
そうすれば知識が深まるだけではなく、人の心の機微にも敏感になれるかもしれません。
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