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更新日:2024年2月11日 英語コラム

フィンランドでは英語も通じる?フィンランドの特徴も解説!

フィンランドでは英語も通じる?フィンランドの特徴も解説!

フィンランドといえば、サウナやムーミン、オーロラを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。日本からは少し遠いですが、いつかは行ってみたい国の1つですよね。

しかし、観光で日本からフィンランドに行こうとする方にとっては「フィンランドでは英語が通じるのか」ということが気になるかと思います。

そこで、今回はフィンランドの英語事情やフィンランドの特徴について、詳しく解説していきたいと思います。

 

フィンランドの概要

まずは、フィンランドの概要や特徴について、ご紹介していきます。

フィンランドの正式名称は、フィンランド共和国といい、人口は約555万人(2022年時点)です。国土面積33.8万㎢ですが、森林が約70%、湖が約10%を占めるほど自然が豊かな国なので、「森と湖の国」と言われています。

フィンランドは、様々な魅力が溢れた国ですが、国内外多くの人にとって人気を博しているのは、サウナや、ムーミン、北欧家具、オーロラなどです。

また、フィンランドは、国連が毎年発表している「幸福度」ランキングで、5年連続1位を獲得しており、「世界一幸せな国」として注目を集めています。

フィンランドでは、冬は日照時間が短いですが、逆に夏は白夜(1日中太陽が沈まず明るい)になるので、フィンランド人は冬にしっかりと働き、夏は長い日照時間を存分に楽しみます。

 

フィンランドでは英語通じる?

(1)フィンランドの公用語

まず、フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。

95%ほどのフィンランド人が母語としてフィンランド語を話し、地域によっては(特に南部地方)スウェーデン語を母語として話すフィンランド人もいます。

標識や公共交通機関のアナウンス、学校の教育でもフィンランド語とスウェーデン語が使われ、また国の法的な文書もこの2つの言語で記載されています。

(2)フィンランドは英語が通じる

そんな2つの公用語が話されているフィンランドですが、フィンランドに住む多くの人は英語でコミュニケーションをとることができます。

各都市によって若干事情は異なりますが、特に首都のヘルシンキや観光都市のロヴァニエミでは、カフェ、レストラン、ホテルの接客、病院の窓口までも英語で対応してくださるほど、フィンランド社会には英語が浸透しているのです。もちろん、ビジネスの場でも英語が通用します。

また、フィンランドでは、道にある標識や案内も、フィンランド語とスウェーデン語に加え、英語で記載されていることが多いです。

そのため、観光や出張でフィンランドに行く分には、フィンランド語とスウェーデン語ができなくても、英語が話せれば問題なく過ごすことができるでしょう。

一方で、フィンランドに移住したり、現地で長期的に働くことを検討している場合は、英語のみで生活することは難しくなりますので、フィンランド語またはスウェーデン語を習得することをおすすめします。

 

フィンランドにおける英語教育

それでは、なぜフィンランドでは、あらゆる場所で英語が通じるのでしょうか。英語が通じるようになった背景やフィンランドの英語教育について、解説していきたいと思います。

(1)フィンランドの英語レベル

世界的に英語教育を拡大している機関「EF  English」による調査(English Proficiency Index:英語能力指数)によると、113ヶ国中、フィンランドは14番目に位置しており、「高い英語能力」と評価されています(なお、日本は87位)。
参照:EF EPI

(2)フィンランドの英語教育

フィンランドでは、英語教育が小学校1年生から開始されます。従来は小学校3年生から開始されていたのですが、2020年から学習開始時期が早まり、英語教育の重要性が高まっている様子が伺えます。

ここでは、フィンランドの英語教育が充実していることに関して、特徴的な点を4つご紹介します。

①文法や単語学習

フィンランドの英語教育では、特に文法や単語の学習が注力されており、現在進行形や過去形など日本の中学生が学習する内容を、小学校高学年で学習することとなっていたり、中学校卒業までに10,000語もの単語が扱われます。

②教授方法

また、フィンランドの英語教育における教授方法も異なります。

日本の英語教育では(年々改善されていますが)、「暗記」を重視した学習方法が採用されていまが、フィンランドの学校では「ゲーム」の要素を含めた教授方法が採用されているため、生徒は英語を「勉強」している感覚を持つことなく、英語学習を伸び伸びと継続することができるのです。

③クラスの構成

フィンランドでは、英語の授業は(多くても10人ほどの)少人数のクラスで教えられるため、一人一人に対する指導が手厚く、それによって生徒もモチベーション高く英語学習に励むことができるのです。

④教師の質

英語を教える教師の質が高いことも、フィンランドの英語教育が充実している理由の1つです。

日本では、日本人教師と英語を話せる外国人が小中学校で英語を指導していますが、フィンランドでは、英語を教える資格を持った専門かつプロの教師(フィンランド人)が英語を教えています。

なお、フィンランドでは、学校での公教育の他にも、家庭において、幼少期から英語を学んでいます。

テレビで放送されるドラマや映画は、国内で制作されるものよりも、海外の英語圏から入ってくるものが多いため、日常的な娯楽を楽しむためにも、英語で理解することが当たり前になっているのです。

(3)フィンランド語と英語の関係

フィンランドにおいて多くの人が話すフィンランド語は、「ウラル語族」に分類されます。英語をはじめとする多くの欧州の言語は「インド・ヨーロッパ語族」に属しますので、フィンランド語と英語には文法、単語、発音に大きな違いがあります。

例えば、英語、ドイツ語、スペイン語などはこの「インド・ヨーロッパ語族」に属しますので、この中の言語の1つが理解でき話せれば、他の言語を習得することも(1から始めるよりは)そこまで難しくないのです。

そのため、フィンランド人が英語を話せることが「当然」と思われがちかもしれませんが、上記のような英語教育の賜物であることがわかります。
なお、フィンランドの首都、ヘルシンキのユハナ・ヴァルティアイネン市長は、フィンランド語の複雑さから国際的な人材が流失している背景に注目し、「ヘルシンキを英語都市にする」と英語の公用語化を示唆しました。

今後、フィンランドにおいて、観光面、ビジネス面でさらに英語が浸透していくことが期待されます。

参考URL:https://www.theguardian.com/world/2021/sep/02/mayor-suggests-helsinki-declare-english-language-city-finnish

まとめ

本記事では、「フィンランドでは英語が通じる?」というテーマを軸に、フィンランドの英語教育やフィンランドの特徴について解説してきました。

多くのフィンランド人は英語が話せますので、フィンランドでは、様々なシチュエーションで英語を使ったコミュニケーションが可能です。

フィンランドに行く際には、英語を話せるようにしておくと現地での滞在をより充実したものにすることができますね。

本記事も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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