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更新日:2025年3月7日 英文法

「集中」を意味する英単語をご紹介!「focus」や「concentration」などニュアンスの違いも踏まえて徹底解説します!

focus

英語を勉強するにあたって、集中力はとても重要です。

片手間にだらだらと文法問題や読解問題を解くのではなく、目の前の問題に専心することで学習の生産性はグンと高まります。

しかし、毎日集中するのはなかなか大変ですよね……。やる気スイッチが入らず時間が過ぎてしまった。そんな経験は何度もあります。

そのため筆者はカフェや図書館に行き、人目のつくところで作業するようにしています。もし良かったらみなさんも試してみてください。

さて本題に入りますが、「集中」を英語で何と言うかご存知ですか?

きっとパッと思いつく単語は“focus”だと思います。

ビジネスシーンでも「新規顧客獲得にフォーカスせよ」と耳にするように「フォーカス」は聞き馴染みのある言葉ですよね!

しかし、ほかにも「集中」を意味する英単語には“concentration”や“in the zone”などがあります。

本記事では、これら「集中」に関する英単語を5つ取り上げ、それぞれ違いを踏まえて紹介していきます。

「表現の幅をもっと増やしたい」
「これから仕事の関係で英語を身につけないといけない」
「英語でスムーズなコミュニケーションを取りたい」

このような方はぜひ一読お願いいたします。

1.一点に注力するなら「focus」

ビジネスシーンに限らず、日常会話でもよく用いられる英単語です。

オックスフォード大学出版局による「オックスフォード現代英英辞典 第8版」(旺文社, 2010)を参照すると、意味は次のように書かれています。

the thing or person that people are most interested in; act of paying special attention to sth and making people interested in it
(人々が最も関心を持っている物や人、または特定の物事に特別な注意を払い、人々の関心を引く行為)

※以下、本記事の英単語の意味は「オックスフォード現代英英辞典 第8版」を引用しています。
※sthはsomethingのこと

”focus”は、興味があることに対して特別な注意を払っている状態のことを指しています。

日本語では「焦点」や「重点」と表記されることもあり、スポーツや仕事、勉強など幅広い事柄に対する「集中」を意味する単語です。

日常会話では動詞として登場することが多く、その際は“focus on〜「〜に集中する」”と前置詞とセットで覚えておきましょう!

集中とは、できる限りある一点のことにのめり込むことなので、「接触」の意味を持つ前置詞”on”と相性が良いのです。

もちろん、前置詞の後ろには名詞を置かなければならないことを忘れずに!

よく使われる表現・例文

・Her comments provided a focus for debate.
(彼女のコメントは議論の焦点となりました。)

・Our focus will be AI (Artificial Intelligence) education.
(私たちが集中すべきはAI教育だろう。)

・He will focus on the healthcare system to win votes.
(彼は票を獲得するために医療システムに焦点を当てるだろう。)

・Focus on your life journey.
(人生の旅に専念しなさい。)

・The following section focuses on the ecology.
(次のセクションは生態学に焦点を当てています。」 ) 

・It’s important for you to focus on studying math.
(あなたにとって重要なのは数学の勉強に集中することです。)

2.努力を必要とするなら「concentration」

こちらの英単語も、「集中」の意味でよく使われるものです。

高等学校の教科書にも登場するので、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

下記のように「ある事柄に対して、他のことを考えずに注意や努力を向かわせる能力」のことを指しています。

つまり“concentration”は、努力や強い意思が必要な事柄に対して使うことに対し、“focus”は複数存在するもののなかから、一点に注力する場合に使用されるといった違いがあります。

微妙なニュアンスの違いにはなりますが、ぜひ覚えておきましょう!

また動詞形は“concentrate”で、前項と同じく”concentrate on〜”で覚えておくと便利です。

the ability to direct all your effort and attention on one thing, without thinking of other things
(他のことを考えずに、すべての努力と注意を一つのことに向ける能力)

よく使われる表現・例文

・a deep concentration
(深い集中)

・a concentration account
(集中口座(クリアリング口座))

・concentration and decentralization
(集中と分権)

・This book requires a great deal of concentration.
(この本は多くの集中力を必要とします。)

・We need a greater concentration on environmental issues.
(私たちは環境問題により専心する必要があります。)

・I have to concentrate to cooking in order to save money.
(私は節約のために料理に神経を注がなければなりません。)

ちなみに、刑罰を与えるための収容所を “concentration camp”と言います。

3.没頭し、高いパフォーマンスを発揮しているなら「in the zone」

最近、スポーツの分野でよく耳にする「ゾーン」という言葉。

これは元々英語の表現で「何かに従事するとき、精神的に没入していつも以上のプレイをしている状態」のことを指します。

しかし、論文や正式文書など書き言葉で使われず、口語的な表現であることを理解しておきましょう!

in a state in which you feel confident and are performing at your best
(自信に満ちており、最高のパフォーマンスを発揮している状態)

よく使われる表現・例文

・When I am in the zone, I often come up with a great idea.
(ゾーンに入っているとき(深く集中しているとき)、すごいアイデアを思いつくことが度々あります。)

・I was in the zone. Sorry, what did you say?
(ゾーンに入っていたよ。ごめん、なにか言った?)

心理学用語「flow」とは?

「ブルーロック」という漫画で耳にするようになったフロー状態。

これは、ハンガリー出身の心理学者であるMihaly Csikszentmihalyi(ミハイ・チクセントミハイ)が提唱した言葉で、「個人が着手しているタスクにおいて効率的かつ最適に機能している状態」のことを指します。

言い換えれば、「精神的に集中し、高いパフォーマンスを発揮している状態」のこと。

心理学用語のため、日常ではあまり使われることはありませんが、集中に関する言葉として“flow”を覚えておくと良いです!

ちなみにフロー状態に入るためには、自身の能力と挑戦のレベルを上手く適合させることが大切だと言われています。

実はフロー状態では「楽しさ」が集中するための条件に含まれているため、あまりにも目標が高すぎる場合や、目標が易しすぎる場合には適していません。

みなさんも自己分析をして、自分にとって楽しいと思える挑戦を行うことで、集中して勉学に励むことができるでしょう!

4.権力を集めるなら「centralization」

こちらは精神的な集中ではなく、国や組織をコントロールするための「中央集権化」を意味します。

元になっている動詞”centralize”は「一元化する」や「集中させる」の意味で、基本的にはグループの権力や権威を1箇所にまとめるといったニュアンスを持っています。

私たちが日常的に用いる「集中」とは異なりますが、覚えておくとどこかで役に立つかもしれません。

to give the control of a country or an organization to a group of people in one particular place
(国や組織の支配権を特定の地域の集団に委ねること)

よく使われる表現・例文

・the centralization of political power
(政治的権力の集中化)

・a centralized imperial authority
(中央集権的な帝国権力)

5.短期的に詰め込むなら「intensive」

 ”intensive”は精神的に熱中している状態ではなく、短期間に仕事や活動を充足させていることを表す英単語です。

involving a lot of work or activity done in a short time
(短時間で多くの作業や活動を伴うこと)

よく使われる表現・例文

・My son entered intensive courses to improve English skills.
(息子は英語のスキルを高めるために集中クラスに入った。)

5.おわりに

集中に関する英語のフレーズを覚えていただけましたでしょうか。

「集中」と聞くと、どうしても1つのことに狙いを絞ると考えがちですが、なかには複数のものごとを同時に進める方が一心不乱に取り組むことができる方もいます。

自分にピッタリの作業方法を見つけてゾーンに入りましょう。

あなたの英語スキルがより洗練されるはずです!

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