For exampleだけじゃない!「例えば」は英語でこう言う!【略と例文付き】
この記事では、「例えば」の英語表現について紹介します。
日常生活やビジネスシーンなど様々な場面で「例えば」という言葉を使うことがありますが、英語ではどのように表現すれば良いのでしょうか。
代表的な表現や省略形はもちろん、実際の会話で使えるような例文も合わせて紹介していきます。
記事を参考に、スムーズなコミュニケーションを取れるように練習してみてください。
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まずは代表的な「例えば」の表現を覚えよう!
英語で「例えば」といえば、多くの人が思い浮かべるのが「For example」かと思いますが、実はそれ以外にも様々な表現があります。
ここでは、代表的な「例えば」の表現を例文と共に紹介します。
For example
「For example」は具体的な例を挙げる際に使用され、比較的フォーマルな学術的文章やビジネス関連の文章などでよく使用されます。
会話の中でも最も良く使われる「例えば」の表現です。
例文1:For example, I enjoy outdoor activities such as hiking, camping, and cycling.
(例えば、私はハイキングやキャンプ、サイクリングなどのアウトドア活動が好きです。)
例文2:Our company provides a wide range of services, for example, consulting, marketing, and IT solutions.
(当社はコンサルティング、マーケティング、ITソリューションなど、幅広いサービスを提供しています。)
For instance
「For instance」は「For example」同様、「例えば」という意味で使われます。
「For example」との違いは「仮定ではなく事実の例を挙げる」というニュアンスがある点です。
「For example」よりもフォーマルな表現としてビジネスシーンで耳にすることが多く、口語と文語どちらでも使うことができます。
例文1:For instance, in our team, we have members from diverse backgrounds such as engineering, marketing, and finance.
(例えば、私たちのチームにはエンジニアリング、マーケティング、ファイナンスなど多様なバックグラウンドを持つメンバーがいます。)
例文2:Our company offers various training programs, for instance, leadership development, communication skills, and project management.
(当社はリーダーシップ開発、コミュニケーションスキル、プロジェクトマネジメントなど、様々な研修プログラムを提供しています。)
Let’s say
「Let’s say」は、仮定や仮説を示す際に使用される表現です。
「例えば〜だとすると」や「仮に~として」という意味で使われます。
また、似た意味で使われる表現に「Let’s suppose」があります。
使い方も「Let’s say」と変わりありませんが、「Let’s suppose」はより丁寧な表現です。
例文1:Let’s say you have a million dollars. What would you do with it?
(例えば、100万ドルを持っているとしましょう。それをどうしますか?)
例文2:Let’s suppose that the meeting gets canceled. What should we do instead?
(仮に会議がキャンセルされたとしましょう。代わりに何をすべきですか?)
What if…?
「What if…?」は実際はまだ起こっていない事柄に対して、もしそうだったらと物事を仮定して話す時に使う表現です。
比較的カジュアルなニュアンスを持ち、友人や同僚間の日常会話などでよく使用されます。
また、今まで紹介した表現と異なり、必ず疑問文として使われることに注意しましょう。
例文1:What if it rains during our picnic? Should we have a backup plan?
(もしピクニックの間に雨が降ったらどうしよう?予備のプランを考えるべきかな?)
例文2:What if we miss the last train? How will we get home?
(終電を逃したらどうしよう。どうやって帰ろうか?)
”〜のような” “〜みたいな” という意味の「例えば」
文章や会話において、具体的な例を示したい時に「例えば」という表現がよく使われます。
ここでは、「〜のような」や「〜みたいな」という意味での「例えば」の英語表現の使い方やニュアンスの違いを例文とともに解説していきます。
like
「like」は「例えば〜」や「〜のような」という意味を持ちます。
カジュアルなニュアンスがあるため、主に日常会話で使われ、フォーマルな場面では基本的に使われません。
口語的な表現なので、ネイティブも頻繁に使用します。
例文1:I want something sweet for desserts, like chocolate cake or strawberry shortcake.
(デザートにはチョコレートケーキやイチゴのショートケーキなど、甘いものが欲しいな。)
例文2:He’s been acting strange lately like he’s hiding something.
(最近、彼が何かを隠しているような変な感じなんです。)
such as
「such as」は具体例を挙げる表現として使われます。
「like」とやや似ていますが、「like」は似たものに例えるための比喩表現なので、微妙なニュアンスの違いがあります。
こちらはカジュアル、フォーマルどちらの場面でも使うことができる便利な表現です。
「such as」の後ろには名詞もしくは動名詞を置かなければならないことに注意しましょう。
例文1:I enjoy outdoor activities such as hiking, camping, and cycling.
(私はハイキングやキャンプ、サイクリングのような屋外のアクティビティが好きです。)
例文2:Our company offers various employee benefits, such as health insurance, retirement plans, and flexible work hours.
(弊社は従業員に健康保険、退職プラン、柔軟な勤務時間などのような様々な福利厚生を提供しています。)
etc.
「etc.」は「~など」という意味で使われ、例示された項目が続くことを示しています。
「such as」と異なり、具体的な例を挙げずに他にもいくつかの例があることを示しています。
カジュアルな場面で使われることが一般的です。
例文1:I enjoy outdoor activities such as hiking, camping, biking, etc.
(私はハイキング、キャンプ、自転車などのような屋外のアクティビティを楽しんでいます。)
例文2:She has many hobbies, such as painting, cooking, gardening, etc.
(彼女は絵を描くこと、料理をすること、ガーデニングなどのような趣味を持っています。)
and so on
「and so on」は「etc.」同様「~など」という意味で使われ、挙げられた例の他にも同様のものがあることを示します。
「etc.」と違い、フォーマルな場面で使われることが多い表現です。
例文1:She loves to travel to various countries, such as France, Italy, Japan, and so on.
(彼女はフランス、イタリア、日本など様々な国を旅行するのが好きです。)
例文2:He has a wide range of interests, including sports, music, art, and so on.
(彼はスポーツ、音楽、芸術などの幅広い趣味を持っています。)
書き言葉で使える省略形の「例えば」
英語の書き言葉において、具体的な例を示す際によく使われる省略形があります。
ここでは、省略形の「例えば」の表現やニュアンスの違いを例文とともに紹介していきます。
ex.
「for example」の省略形で、カジュアルな場面で使われる書き言葉です。
例文:We need to gather some office supplies, ex. pens, notepads, and paperclips.
(私たちは事務用品を集める必要があります。例えば、ペン、メモ帳、クリップなどです。)
e.g.
「exempli gratia」というラテン語の省略形で、「ex.」同様「例えば」という意味で使われます。
「ex.」よりも使用頻度が高い表現なので、見かけることも多いでしょう。
例文:There are many outdoor activities to do in the park, e.g. hiking, cycling, and picnicking.
(公園でできる多くの屋外アクティビティがあります。例えば、ハイキング、サイクリング、ピクニックなどです。)
i.e.
「id est」というラテン語の省略形で、「that is」と同じ表現であり「つまり」や「すなわち」という意味で使われます。
「e.g.」のように具体例を挙げるためではなく、「i.e.」は明確に言い換えるために使われます。
例文:She loves citrus fruits, i.e. oranges, lemons, and grapefruits.
(彼女は柑橘類が大好きで、つまりオレンジ、レモン、グレープフルーツなどです。)
シチュエーションに合った「例えば」の表現をマスターしよう!
この記事では、日常やビジネスシーンでよく聞く「例えば」の使い方やニュアンスの違いを例文とともに解説しました。
今回紹介した表現を活用することで、具体的な例を示す時に役立ちます。
オンライン英会話など様々なシチュエーションで実際に使用して、自信を持って使いこなせるようになりましょう!
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