「フリーランス」は英語でこう言う!自営業や個人事業主との違いや関連表現を解説

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更新日:2025年3月14日 英語コラム

「フリーランス」は英語でこう言う!自営業や個人事業主との違いや関連表現を解説

freelance

「フリーランス」としてグローバルに活躍するためには、英語力が不可欠です。

「フリーランス」に関連する英語表現をマスターすれば、英語で自己紹介を求められるようなビジネスシーンに出くわしても自信を持って英語を使うことができるでしょう。

そのためには、「フリーランス」「自営業」「個人事業主」の表現の違いや、「副業」「業務委託」などの英語表現を知っておくことが大切です。

この記事では「フリーランス」に関連した英語をテーマに、次のポイントを徹底的に解説します。

  • フリーランスの英語表記と語源
  • うっかり間違えやすい和製英語「フリー〇〇」
  • 複数の顔を持つfreelanceの使い方
  • 個人事業主・自営業はどう違う?英語表記と使い分け
  • フリーランサー必見!関連用語(業務委託、副業)の英語

フリーランスとしてのキャリアに必要な英語表現をマスターしましょう。

フリーランスの英語表記と語源

カタカナ語の中には、英語由来の単語に思えてもネイティブには通じない和製英語が数多く存在します。

和製英語の典型的な例が、ペットボトルです。

plastic bottle(プラスチックボトル)が英語の正しい表記だと知っている方も多いでしょう。

「フリーランス」の場合は和製英語ではないため、英語表記はそのまま「freelance」です。

「freelance」は元々、「free(自由)+lance(槍)」が組み合わさってできた言葉で、語源は、中世ヨーロッパ時代に自由契約で雇われた騎士や傭兵に由来しています。

うっかり間違えやすい「フリー〇〇」の英語

「freelance」は2つの語を合わせた単語ですが、日本語につられて「lance」の部分を省略すると意味が変わってしまうので注意しましょう。

例えば、日本語ではフリーランスのライターのことを「フリーライター」と言いますが、「フリーライター」は和製英語です。

「私はフリーライターです」をそのまま英訳して、「I am a free writer.」としては間違いとなります。

正しくは「I am a freelance writer.」です。

このように、「自由契約の」という意味を表現したい場合の「フリー〇〇(ライター・カメラマンなど)」は、日本語につられずに「freelance」を用いましょう。

品詞別「freelance」の使い方

「freelance」には、形容詞・動詞・名詞・副詞の用法があり、複数の品詞で使われる汎用性の高い単語です。

「freelance」を正しく使うにはどうしたらいいか、悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで、品詞別の意味と使い方を例文付きで解説します。

形容詞「freelance」の用法

形容詞「freelance」の意味は、「フリーランスの、自由契約の」です。

形容詞として使う場合は、たいてい「freelance」のあとに「writer(ライター)」や「designer(デザイナー)」などの職業や、「work / job(仕事)」や「契約(contrac)」といった言葉がきます。

例文:
I decided to become a freelance writer to supplement my primary income.

(収入を補うためにフリーのライターになることにしました。)

 

動詞「freelance」の用法

「freelance」は動詞としても使うことができます。

自動詞としての意味は「フリーランスで働く、自由契約で仕事をする」です。

例文:
He has been freelancing as a photographer for nine years.

(彼はカメラマンとして9年間フリーランスの仕事をしている。)

 

名詞「freelance」の用法

名詞「freelance」の意味は、「フリーランサー、自由契約の人」です。

名詞として使うことは稀ですが、「freelancer(フリーランサー)」と同じ意味を持ちます。

例文:
I want to pursue a career as a freelance(r) after working for several companies.

(いくつかの企業で働いた後、フリーランサーとしてのキャリアを追求したいです。)

 

副詞「freelance」の用法

「freelance」を副詞として使う場合の意味は、「フリーランスで、自由契約で」です。

副詞的に使う場合、動詞には「work」を置くことが多いです。

例文:
She is working freelance from home to take care of her kids.

(彼女は子どもの面倒を見るため、自宅からフリーランスで働いています。)

 

個人事業主・自営業はどう違う?英語表記と使い分け

「フリーランス」とは、一般的に実店舗を持たずに個人で仕事を請け負う働き方のことです。

「フリーランス」と混同しやすい言葉に、「個人事業主」や「自営業」があります。

そこで「個人事業主」「自営業」の意味の違いや英語表記もあわせて確認しましょう。

「個人事業主」の意味と英語表記

「個人事業主」とは、個人で事業を行う人のことを指します。

「個人事業主」は、「法人」と区別するための税制上の言葉です。

「法人」の反対となる言葉が「個人事業主」だと考えるとわかりやすいでしょう。

個人事業主になるには、税務署に開業届を提出する必要があります。

自由な働き方のことを表したフリーランスの中には、個人事業主の人もいればそうでない人もいます。

つまりフリーランスとして働く人が、税務署に開業届を出せば個人事業主に分類されるということです。

「個人事業主」は英語で「sole proprietor」、「個人事業」は英語で「sole proprietorship」と表します。

「sole」は「唯一の」、「proprietor」は「所有者」、「proprietorship」は「所有権」という意味の単語です。

例文:
He runs a restaurant as a sole proprietor.

(彼は個人事業主として飲食店を経営しています。)

 

「自営業(者)」の意味と英語表記

「自営業(者)」とは、法人であるか個人事業主であるかに関係なく、個人で事業を経営することや人のことです。

「個人事業主」との違いは、個人で法人を設立している経営者も「自営業(者)」に含まれるということです。

「フリーランス」との違いは、実店舗の有無です。自営業者は実店舗を持つ人を指すのに対して、フリーランスは実店舗を持っていない人を一般的には指します。

「自営業者」は英語で「self-employed」、「自営業」は英語で「self-employment」と表します。

例文:
My father has been self-employed for 40 years.
(私の父は40年間自営業をしています。)

フリーランサー必見!関連用語の英語表現

「個人事業主」や「自営業」以外にも、「フリーランス」に似た言葉や関連する言葉があります。

会社員として働きながら副業としてフリーランスの仕事を請け負う人にとっては、「副業」の英語表現を知っておきたいでしょう。

ここからは、「フリーランス」にまつわる用語の英語表現について解説します。

フリーランサーに似た表現「ギグワーカー」

フリーランスに似た言葉に、「ギグワーカー」があります。

gig worker(ギグワーカー)とは、オンライン上のプラットフォームを介して単発のタスクや仕事を請け負う人のことを指します。

「gig worker」の「gig」は、「単発や短い期間の労働」のことです。

フリーランスは、仕事の受注先も仕事の期間も短期〜長期と案件によってさまざまなので、その点がギグワーカーとは異なります。

例文:
She works as a gig worker to make ends meet whenever she has free time.

(彼女は暇さえあれば生活費を稼ぐためにギグワーカーとして働いています。)

 

「業務委託」の英語

「業務委託」とは、特定の業務を外部の個人や企業に任せることです。

「業務委託」は英語で、「outsourcing(アウトソーシング)」と表現します。

例文:
I have signed an outsourcing agreement with a trustworthy company.

(私は信頼できる会社と業務委託契約を結んでいます。)

 

「副業」の英語

「副業」の英語表現と聞いて頭に浮かびやすいのが「サイドビジネス」という言葉ですが、こちらは和製英語です。

「副業」の英語表現はたくさんありますが、代表的なものが「second job」「side job」「side hustle」などです。

例文:
He has a side job as a freelance photographer.

(彼はフリーカメラマンとして副業をしています。)

 

まとめ

最後にこの記事で解説した内容の中で、とくに重要なポイントを復習しましょう。

【自営業者・個人事業主・フリーランス・ギグワーカーの違い】

  • 自営業者(self-employed):
    個人で事業を行う人のこと。個人事業主も、法人経営者も、フリーランスも広い意味で含まれる。
  • 個人事業主(sole proprietor):
    自営業の中で、法人を設立していない人のこと。法人と対となる税制上の言葉で、税務署に開業届を出した人を指す。
  • フリーランス(freelance):
    実店舗を持たずに、個人で仕事を請け負う働き方や受注形態のこと。
  • ギグワーカー(gig worker):
    クラウドソーシングサイトを通じて単発で短時間のタスクを遂行する人のこと。

    【「フリーランス」に関連した英語】

    • outsourcing:業務委託
    • second job / side jobなど:副業

    この記事で解説した英語を活用して、グローバルに活躍する機会を広げていきましょう!

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