ニューヨーカーが使うリアル英会話!ネイティブの挨拶15選
挨拶は文化の違いが最もよく表れる一つですよね。「何卒よろしくお願いします」なんてどう言えば良いんだろう?と悩んだことがある方が多いのではないでしょうか。
そして、旅先でお店に入った時に店員に挨拶をされても、思わず無視してしまったり・・・。
シャイな日本人には挨拶は苦手だったりもします。
でも、挨拶はコミュニケーションの基本中の基本。挨拶ができれば、お店の応対もよかったり、そこから話が始まることも。
今回は、ニューヨーカーが日常の生活で使う、基本的な挨拶を15フレーズご紹介します!
関西の大学 総合政策学部 卒業
IT商社にて法人営業を担当
その後、大手ワイン輸入商社にて法人営業を担当
(現在ニューヨーク在住)
出会い編
1. How are you?
最も一般的な出会いの挨拶の一つですね。
年齢や性別関係なく最もポピュラーな言い方です。カジュアルなお店やレストランに入った時には、HelloやHiを冒頭に付けて「Hi, How are you ?」と自ら言って入店する人が多いです。
返答は、
Good, how are you?
I’m good, how are you?
I’m good, thank you.
Good, thanks.
などがポピュラーです。
西海岸などでは、「good, you?」など、かなり省略して言われることも多いようですが、NYではあまりこの返しは聞きません。皆、「thanks/thank you」もしくは「how are you?」と聞き返している方が多いです。
2. How are you doing?
「How are you?」をもう少しカジュアルにしたニュアンスです。ショップに入ると店員さんにも言われますが、元気が良いイメージに聞こえますね。
返答は、
I’m doing good.
Thanks, good.
Good, how are you (doing)?
など。
How are you?の返答とほぼ同じか、”doing?”と聞かれているので、”I’m doing good”と答えましょう。メールなどでは、”I’m doing well.” もよく使われます。
3.How’s it going?
「How are you?」と同じ意味合いですが、男性が使っているのを耳にすることが多いです。
もちろん、女性でも使っているのを耳にしますが、30代女性の筆者は使ったことがありません。
友人間で使われるカジュアルな良い方なので、目上の方には使いません。「Hey, how’s it going?」Hey!やHi!を冒頭に言うと、陽気な感じに聞こえます。
返答は、
It’s good. Itで聞かれているので、Itで答える
It’s going good.
Good, thank you. Itを省略して、Thank youをつける人も
I’m doing good.
4. How have you been (doing)?
現在完了形を使って、過去から現在の調子を聞くニュアンスです。
久しぶりに会った友人などに使います。日本の教科書で聞く”long time no see!”は、たまに聞きますが、あまり使いません。
返答は、
I’ve been good. Thanks.や、
I’ve been doing great. が一般的です。
5. What’s up?
かなり砕けた言い方で、若い男性がカジュアルなシーンで使います。筆者は30代女性で、自分が使ったことはありません。
「Hey, what’s up?」など、電話で「Hello」の代わりに使われているのをよく耳にします。日本語で言う、「ちーっす!」や「よっ」みたいなニュアンスです。
正確な意味は、「何か新しいことある?」という意味になります。ビジネスの場では決して使いません。
返答は、
Hey, what’s up? 同じ言い方で返したり、
Nothing much. 特に変わり無いよ という意味です。
6. How was ~?
〜の後に名詞が続きます。
例えば家に帰ってきた家族に話しかける時などに、「How was your day today?」 (今日一日どうだった?)や、「How was the school?」 (学校はどうだった?) と聞きます。
日本語の「おかえり!」に匹敵するフレーズがないので、この「How was ~?」が使われます。
「Welcome back!」は、長期間不在にしていた人に対して使うので、日々の挨拶にはあまり使いません。
返答は、
It was good/great/wonderful など、It was で始めます。
7. Nice to meet you.
初対面の人に会う場合に使います。年齢、シーン関係なく使うことができます。
「Nice to see you」となると、すでに一度会ったことがある関係性になるので注意しましょう。
返答は、
Nice to meet you, too. 基本的にはほぼこのフレーズが使われます。
It’s nice(pleasure/good/honored) to meet you, too (as well).
こちらでも良いですが、ややフォーマルに聞こえます。
8.It’s good(nice) to see you again.
一、二度会ったことがある人に対して使われます。まだあまり仲良くなっていない知り合いレベルなので、丁寧な印象です。
年齢関係なく、頻繁に使われるフレーズです。
ビジネス等で丁寧に言いたい場合は、goodをpleasureに変えて、「It’s pleasure to see you again.」と言うと良いでしょう。
出会った時だけでなく、別れ際にも使います。
返答は、
It’s good/nice/pleasure to see you again, too が一般的です。
別れ際編
9. Have a good one!
お店などで別れ際に言われる台詞ですが、直訳をしにくいので、日本人にはちょっと慣れない言い方ですよね。
この、”one”って何を指すの?!みたいな。この”one”は、具体的に何かを指すわけではなく、day や afeternoon などを ”one” という便利な言葉でまとめていると考えれば良いでしょう。
時間に関係なく使えるのでとても便利です。ややカジュアルな言い方に聞こえるので、友人間やカジュアルなお店などでよく使われます。
返答は、
Thanks, you too!
You too, Bye!
Yeah, thank you. You too!
You as well.
などと答えると、スムーズに聞こえますね!
10. Have a good(nice) day!
Have a good one と同じ意味ですね。
NYでは、NiceよりもGoodの方をよく聞きますが、NiceやGreatを使ってももちろん問題はありません。たまに、「You have a good day!」と相手の主語を使う場合がありますが、少し丁寧に聞こえますね。
時間に合わせて言い換えます。
Have a good afternoon. (夕方4時頃から)
Have a good night. (夜6時頃から)
Have a good weekend. (金曜日の夕方から)
Have a good rest of your day! (午後以降、残り1日をという意味)
返答は、
Thanks, you too! が最も一般的です。
you too.だけの場合も。
You as well. これも使う人が結構います。
11. Take care.
“take care”というと、面倒をみるという意味を思い浮かべるので、ちょっと日本人には慣れない言い方ですが、別れ際に言うと、さようなら!の様なニュアンスです。お店で買い物をした後に、店員に言われることもよくあります。
返答は、
You too! や、Thanks, you too!が一般的です。
12. See you 〜
別れ際の最もポピュラーな言い方です。
See you again ちょっと距離感のある間柄に使います。
See you soon またすぐにね 親しい間柄で使われます
See you later またね、後ほど 実際のところSee you soonとほぼニュアンス同じです
See you tomorrow/on Friday/next week 具体的に決まっている場合に使います
13. Later!
“See you later”の”See you”を省略した言い方です。
ニューヨーカーの友人曰く、ドッグランで犬を遊ばせていて、自分が先に立ち去る時には、いつも「later!」と言うそうです。NYではよく聞くフレーズです。
お礼編
14. Thank you for having me.
食事に呼ばれたり、家に招待された時の帰り際に使います。訪問時にも、別れ際にも使えます。
返答は、
「Thank you for coming.」 来てくれてありがとうが一般的です。
カジュアルな間柄なら、「It was so fun!」 楽しかったね、などを付けても良いでしょう。
15. I appreciate it.
例えば、レジでギフトラッピングをしてもらったり、何かちょっと丁寧なサービスを受けたりする時に使います。
ニューヨーカーの発音では、かなりひっついて「アプリシエイティッ」と聞こえます。若い人たちから大人までよく使っている印象があります。
少し丁寧に聞こえるので、ありがとうございます、のニュアンスです。
いかがでしたか。
どれも基本中の基本ですが、咄嗟に言われたり、言おうとすると出てこなかったりしますよね。コミュニケーションの基本である挨拶。
スラスラと言えるように、ぜひ練習してみてくださいね。
(番外編)ビジネスシーンで使う、”何卒よろしくお願いします”はどう言う?
本当に便利な日本語、”よろしくお願いします”ですが、これにぴったりと当てはまる英語はありません。というのも、シーンによって何を伝えたいか変わってくるからです。
例えば、初めての打ち合わせの別れ際には、
「It was really nice to meet you.」
「I(We) look forward to working with you.」
初回に関係なく使えるものには、
「Thank you very much for taking your time. 」
何かお願いをした後には、
「Thank you.」
「Thank you in advance.」
などが一般的です。
またビジネス編はどこかで詳しくお伝えできればと思います!