英文法解説「I have been doing」と「I have done」の違いとは!?
文章や単語が似ていると、違いが分からなくなる時はよくあります。始めのうちは使い間違える事もありますが、使うシチュエーションと共に慣れて行くと違いが分かりやすくなります。
なので、似た英語の間違いが最初はあっても焦らずに回数を重ねて覚えていってください。
今回は、よく間違われる「I have been doing」と「I have done」の違いを紹介していきます。
QQ Englishでは、公式ラインアカウントにて「英語に関する情報・お得なキャンペーン情報」を配信しています。この機会にぜひ登録を!
「I have been doing」 と 「I have done」の違い
「I have been doing」と「I have done」は似ているようで違います。
特に英語の勉強を始めたばかりだと、どちらをどのシチュエーションで使うのか混乱する事が多いですが、使い方は違うので、まずは両方の意味を紹介していきます。
「I have been doing」の意味
シンプルに意味を説明すると、「~から今までずっとやっている」です。
物事を始めた過去の時間から、今までその事をずっとやり続けている時に使われます。
例えば、宿題を3時間続けて今もまだ行っている場合、「I have been doing my homework for 3 hours」で「私は宿題を3時間やり続けている」となります。
「doing」は、シチュエーションによっては現在分詞(動詞+ing)に置き換える事ができます。
例えば「I have been singing.」で「私は歌っている」の場合は「doing」ではなく「singing」に変えます。
「I have done」の意味
こちらは、「~をした事がある」や「~してきた」です。過去に何かをした事がある時に使います。
例えば、「What kind of jobs have you done?」で「何の仕事をした事がある?」と聞かれた事に対して、「I have done cashier, waitress, and delivery.」で「私はレジとウェイトレスと配達をした事がある」と過去にどんな仕事をしたか説明する事ができます。
「done」は、シチュエーションによって「have+過去分詞」に置き換える事ができます。
例えば、「I have played tennis」で「私はテニスをした事がある」の場合は、「done」ではなく「played tennis」に変えます。
論文や仕事でのメールなどを除くカジュアルな文章を書く時やカジュアルな会話では「I have・アイ ハヴ」を「I’ve・アイヴ」と略す事が許されます。
このように、「I have been doing」と「I have done」の違いをシンプルに覚えておくと、この先使いやすくなります。
日常会話でのシチュエーション
英語の教科書では、例文にスポーツ、学校、仕事などを取り入れているものが多くありますが、実際は他にも様々なシチュエーションで使われます。
より多くのシチュエーションを頭に入れる事によって、会話のバラエティーが増えるので、これから紹介するシチュエーションを参考にして頭に入れておいてください。
「I have been doing」のシチュエーション
「I have been doing」には、質問文で「How long have you been doing?」などが使われます。
それでは現実的に使われるシチュエーションをいくつか例文と共に紹介していきます。
1.「I have been studying for hours.」
この文章は「私は何時間も勉強している」です。
学生がテスト前に図書館などで勉強していて友達と落ち合った時や、友達からメールが来た時などに、「もうこんなに勉強しているよ」と言う少し勉強に疲れたシチュエーションでよく使われます。
この他にも、大学院生などは「studying」を「researching」に変えて、自分の研究に何時間もかけていると使う事もできます。
2. 「He has been playing with his phone.」
この文章は「彼は自分の携帯電話(スマホ)で遊んでいる」です。
これはよくあるシチュエーションで、子供が携帯電話をずっといじっている時に親や他の大人が呆れたように使われます。
また、怒って辞めるように伝える時に「You have been playing with your phone for hours!」と「He」を「You」に変えて使う事もできます。
3. 「You have been doing the same thing for hours.」
この文章は「あなたは同じ事を何時間もやっている」です。
仕事が遅い人に対して、「いつまでやっているのか?」と注意したい時などに使われます。仕事以外にも、家の事で家族のメンバーにやって欲しいと伝えた事を、いつまでもやって終わっていない事に対して使う事もできます。
4. 「I have been saving money.」
この文章は「私はお金を貯めている」です。貯金は人生でとても大切で、特に頻繁に使われます。
また「I have been saving money for the vacation.」で「私はこの休暇のためにお金を貯めています」など「for」を付ける事によって、何のために貯めているのかを説明する事ができるので、シチュエーションに合わせて単語を当てはめてみてください。
5. 「I have been telling you.」
この文章は「私はあなたに言い続けている」です。
これは家族や友達などの間でよく使われます。誰かに対して忠告したい時に使われ、「ほら言ったでしょう」と言う様なシチュエーションで使われます。
「I have done」のシチュエーション
「I have done」は「I have been doing」と同じように「Have you done〇〇 ?」と言う質問文に答える事もできますが、様々なシチュエーションで使われるので解説と共に紹介していきます。
1.「I have dated a girl.」
この文章は「私は女の子とデートした事がある」です。
日本ではあまり経験しないかもしれませんが、海外では恋愛の話になると必ずしも異性とデートをしている事を前提として話すのではなく、同性とデートしている可能性を考えて話を進める事が多くあります。
このシチュエーションの場合、女性が女性とデートした事がある経験を話しています。
例えば、その女性に今彼氏がいる場合、「I have a boyfriend, but I have dated a girl before.」と「私は彼氏がいるけど、前に女性とデートをした事がある」と使う事もできます。
2. 「I have worked in this field.」
この文章は「私はこの分野での仕事をした事があります」です。
海外で就職活動をする時に、どの分野で働いた事があるのか経験を聞かれた時や自分から自己をする時に使われます。
その他にも「I’ve worked at a school.」で「私は学校で仕事をした事がある」など何を経験した事があるか単語を当てはめていくとより相手に伝わります。
「I have worked in this field」と自信を持って言えるようになると、相手にも信頼されやすくなるので自分の専門分野についてPRできるようにしておくと有利です。
3. 「Have you done this before?」
この文章は、「I have done」の質問文で「あなたはこれをした事がありますか?」です。
シンプルですが、色々なシチュエーションで使われるので覚えておきたい一文です。仕事や学校、友人との会話でも、目の前にある事に対してした事があるかを聞きたい時に気軽に使う事ができます。
ポジティブにもネガティブにもどんなシチュエーションにも使える便利な一文ですが、その答えに対して、「Yes, I have done this before.」で「はい、私はこれをした事がある」や「No, I have never done this before.」で「いいえ、私は一度もそれをした事が無い」と答える事が一般です。
4. 「I have paid a lot for school.」
この文章は「私は学校に沢山のお金を払った」です。
海外では日本の様に高校を卒業すると専門学校か大学に当たり前の様に行くという事は少なく、特にアメリカなどでは大学を卒業できると言う事はものすごく光栄な事です。
そして大学生は自分で学費を払う事が多いため、「I have paid a lot.」と「私は沢山払った」と言う言葉を耳にします。
「school」を「children」や「house」などに変える事で、何に沢山お金を払ったか他にもシチュエーションが作れるので、例文を作ってみてください。
お金は人生で沢山関わるので色々なシチュエーションを作ってみると覚えやすいです。
5. 「I haven’t got 〇〇.」
この文章は「私は〇〇をまだもらっていない」です。
日常生活では全員貰うはずの物を自分だけまだもらっていない時や、何かに申し込んだけどそれがまだ届いてない場合などによく使われます。
この文章は覚えておくと困った時などに何をもらっていないかの単語を当てはまるだけで使えるのでとても便利です。
例文としては「I haven’t got my paycheck」で「私はまだお給料もらっていない」などがよく使われます。
「I have been doing」と「I have done」を英会話に取り入れる
今回は英語の教科書よりも、現実的に日常会話で使われる「I have been doing」と「I have done」のシチュエーションを5つずつ紹介しました。
シチュエーションと日常生活に合わせて単語を変えていくと、様々な場所で使えるので是非自分の言葉に変えてみてください。
合わせてこちらもご覧ください。
→英文法解説「To」と「For」 の違いとは? それぞれの使い方まとめました!
インプットした後は、アウトプットが大切です。
オンライン英会話で気軽に初めてみませんか? 今ならレッスンを無料で2回体験できます。