ハワイは英語で何と言う? 美しい名所やユニークな文化など関連表現を紹介
ハワイは、日本人旅行者にとって定番の人気旅行先です。
美しいビーチや豊かな自然、リゾート気分を満喫できる観光スポットが数多くあり、毎年多くの人が憧れる場所でもあります。
せっかくハワイに行くなら観光を楽しむだけでなく、ハワイの文化やローカル英語を知って、現地の人と仲良くしたいと思いませんか?
少しでもハワイの言葉や文化に触れることで、より深くハワイを体験することができます。
この記事では、ハワイの名所や文化、それらにちなんだ英会話も紹介します。ハワイの魅力をより一層楽しむために、ぜひ参考にしてください。
ハワイについて知る
「ハワイ」は英語で「Hawaii(ハワイ)」または「Hawaiian Islands(ハワイ諸島)」と書きます。
ハワイはアメリカ合衆国の50番目の州で、太平洋に浮かぶ群島です。
「ハワイ」と一言で言っても、6つの主要な島で構成されています。
ハワイの主要な島々
- オアフ島(Oahu):州都ホノルルがあり、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドが有名です。
- ハワイ島(Island of Hawaii):ハワイ諸島で最大の島。ハワイ火山国立公園があります。
- マウイ島(Maui):ハワイ島に次いで2番目に大きい島です。美しいビーチ、ハレアカラ山や冬のホエール・ウォッチングが人気です。
- カウアイ島(Kauai):ハワイ諸島最北端に位置する最も歴史が古い島です。緑豊かな自然ゆえ「ガーデンアイランド」とも呼ばれています。
- モロカイ島(Molokai):人口のほぼ半数がハワイ先住民の血を引いており、昔ながらのハワイ文化を感じられる島です。
- ラナイ島(Lanai):手つかずの大自然が広がり、信号がひとつもないリゾート地として有名です。
参考:ハワイ州観光局
ハワイの名所
ハワイには美しい自然や歴史的な名所が数多くあります。特に、オアフ島とハワイ島には有名な観光スポットが点在しています。
ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)
ハワイ島の南東部に位置する、広大な国立公園です。面積は約1,300平方キロメートルにおよび、活火山である「キラウエア火山」と「マウナ・ロア火山」を間近に見ることができます。
1987年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。
ダイヤモンドヘッド(Diamond Head)
オアフ島にあるホノルルのシンボル的な火山で、標高は232メートル。約30万年前の噴火によって形成されたクレーターが特徴です。
かつては軍事要塞としても使用され、その遺跡が現在も残っています。
ワイキキビーチ(Waikiki Beach)
オアフ島にあるハワイで最も有名なビーチのひとつです。ホテルやショッピングエリアが集まる観光の中心地として知られています。
約3kmにわたる白い砂浜が特徴で、波が穏やかなので、初心者向けのサーフィンスポットとしても人気があります。
ハナウマ湾(Hanauma Bay)
オアフ島にある美しい半円形の入り江で、海洋保護区に指定されています。サンゴ礁が広がる海は透明度が高く、色とりどりの熱帯魚やウミガメと出会えるシュノーケリングの名所です。
例文:
Have you ever been to Hawaii?
(ハワイに行ったことはありますか?)
No, not yet. I want to visit Waikiki Beach.
(いいえ、まだです。ワイキキビーチに行きたいです。)
ハワイ語とピジン英語
ハワイでは主に英語が話されていますが、ハワイ語(Hawaiian)およびハワイ・ピジン(Hawaiian Pidgin)という2つの言語も話されています。
この2つの言語は、いずれもハワイに根付いていますが、起源や特徴は大きく異なります。
- ハワイ語:ハワイ先住民が話していた伝統的な言語
- ハワイ・ピジン:多民族間のコミュニケーションのために形成された言語
それぞれの言語の概要を以下に紹介します。
ハワイ語(Hawaiian)
ハワイ語は、ハワイ先住民が使用していた言語です。特徴として、母音が5つ、子音が8つのみで構成されており、発音が柔らかい点が挙げられます。
19世紀にはハワイ王国の公用語として使用されていましたが、1896年に英語教育が強制されたことにより、衰退していきました。
しかし、1978年にハワイ州の公用語として再び認められ、現在も一部の地域では教育や日常生活の中で使用されています。
また、「Aloha(アロハ)」などの単語は広く知られており、日本でも耳にする機会があります。
よく使われるハワイ語
ハワイ語 |
意味 |
Aloha |
こんにちは / さようなら / 愛 |
Mahalo |
ありがとう |
ʻOhana |
家族 |
Kai |
海 |
Lani |
天国 / 空 |
ハワイ・ピジン(Hawaiian Pidgin)
ハワイ・ピジンは、19世紀後半にハワイのプランテーション(砂糖・パイナップル農園)で働いていた多国籍の労働者(日本人、中国人、フィリピン人、ポルトガル人など)が、意思疎通を図るために生み出した言語です。
英語をベースにしながらも、日本語・ポルトガル語・中国語・フィリピン語・ハワイ語などの要素が混ざっており、独特の言い回しが特徴です。
現在では、ハワイのローカルコミュニティの間で日常的に使用されており、口語として広く定着しています。
よく使われるピジン英語
ピジン英語 |
標準英語 |
意味 |
Howzit? |
How is it? |
調子はどうですか? |
Brah |
Brother |
兄弟 / 仲間 |
Pau |
Finished |
終わった |
No need |
No need to |
必要ない |
ハワイの文化
ハワイは独自の文化を持っており、特に食べ物やファッションが有名です。
ハワイの食文化
ハワイの食文化は、ポリネシアの伝統に加え、日本、中国、ポルトガル、フィリピンなど、移民がもたらした多様な要素が融合しています。
そのため、ハワイならではのユニークな料理が多く存在します。
例えば、ポケ(Poke)はハワイを代表する料理のひとつです。新鮮なマグロやサーモンを醤油やごま油で味付けしたシンプルな一品で、ローカルにも観光客にも人気があります。
また、ロコモコ(Loco Moco)は、ご飯の上にハンバーグと目玉焼きをのせ、グレービーソースをかけたボリューム満点の料理で、日本人の口にもよく合います。
さらにスイーツとして、ハウピア(Haupia)が挙げられます。ココナッツミルクを使ったプリンで、ハワイの伝統的なデザートです。
見た目は白くて四角いゼリーのような食感で、もともとは伝統的な宴会やお祝いの席で食べられていました。
例文:
Have you ever tried poke?
(ポケを食べたことがありますか?)
Yes, I have. It was fresh and delicious!
(はい、あります。新鮮で美味しかったです!)
ハワイのファッション
ハワイのファッションといえば、アロハシャツ(Aloha shirt)とムームー(Muʻumuʻu)が有名です。
アロハシャツは、ハワイの自然をモチーフにした色鮮やかなデザインが特徴で、カジュアルにもフォーマルにも着られる万能アイテムです。現地では会社員がビジネスウェアとして着用することも珍しくありません。
一方、ムームーは女性用のゆったりとしたワンピースで、特に結婚式やフォーマルな場面で着られます。
ハワイではリラックスした雰囲気のファッションが好まれ、裸足でビーチサンダルを履くのも一般的です。
また、ハワイアンジュエリーも人気のアイテムです。
伝統的なモチーフとして、愛や幸福の象徴であるプルメリア(Plumeria)、またハワイ語でウミガメを意味し、幸運や守護の象徴とされるホヌ(Honu)が彫り込まれたアクセサリーは、お土産としても人気があります。
例文:
May I help you?
(いらっしゃいませ。)
I want a honu Hawaiian necklace.
(ホヌのハワイアンネックレスが欲しいです。)
ハワイの伝統文化
ハワイには古くから伝わる伝統文化も多く、特にフラ(Hula)とウクレレ(ʻUkulele)が有名です。
フラは、ハワイの歴史や神話を表現するダンスで、手や体の動きに意味が込められています。
音楽に合わせて優雅に踊るフラは、観光客向けのショーでもよく見られますが、本来は神聖な儀式やお祝いの場で踊られる伝統芸能です。
ウクレレは、ポルトガル移民が持ち込んだ楽器をもとに作られたハワイ独自の楽器で、その軽快で温かみのある音色はハワイの雰囲気を感じさせます。
現在では世界中で親しまれる楽器のひとつとなり、多くのミュージシャンが愛用しています。
例文:
Do you know about hula?
(フラを知っていますか?)
Yes, I do, but I want to see it in Hawaii.
(はい、知っていますが、本場のハワイで見てみたいです。)
まとめ
この記事では、ハワイの基本情報や文化、言語について紹介しました。ハワイでは英語のほかに、ハワイ語やハワイ・ピジンも話されており、多文化が息づく土地です。
長い歴史の中で育まれた食文化やファッション、伝統的なフラやウクレレなども、ハワイならではの魅力のひとつ。
訪れる際は、ぜひその魅力を存分に楽しんでください。