ホテルの接客で使える英語フレーズ集!
ワーキングホリデーで海外に訪れたとき、ホテルでフロントをしてみたい…と考えたことはありませんか?
実はホテルでの接客は英語での応対がメインのお仕事となるため、語学力をアップするためにピッタリの職種なのです。
一流のホテルとなれば客層が良いため安心できますし、アパレルやカフェなどと異なり対応がマニュアル化されていることもあり、比較的チャレンジしやすいお仕事でもあります。
そこで今回は、ホテルの接客時に使える英語フレーズをご紹介していきたいと思います。事前にメモして知識を増やしておいて、本番で難なく使えるようにしておきましょう!
ホテルでのお仕事はドアアテンダントやベルアテンダント、コンシェルジュなど色々な職種がありますが、本記事は“フロント”に焦点を当てています。
場面を想定しながら、お客様とフロントの会話形式でお届けします。
1. チェックイン時の対応
Receptionist(フロント):Good evening, sir.
「いらっしゃいませ」
Guest(お客様): Good evening, I believe I have a reservation under the name of Tanaka.
「こんばんは!田中という名前で予約をしていると思うのですが」
Receptionist:Let me check your booking. Just a moment, please.”
「予約を確認いたしますので少々お待ちくださいませ」
Guest: Sure.
「分かりました」
※重要フレーズ
under the name of〜「〜という名義で」
just a moment, please「少々お待ちください」
let me check「確認させてください」
頻出表現なのでぜひ覚えておきましょう。
(数十秒後……)
Receptionist:Mr. Tanaka. We have your reservation. Could you fill in this registration card, please?
「田中様、ご予約を確認できました。それではこちらの宿泊者カードにご記入をお願いいたします」
※重要フレーズ
could you〜?「〜していただけますか?」
フロントの対応はホテルの印象を左右するので、物腰柔らかく丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
registration card「宿泊者カード」
もし名前が聞き取れなかった場合は“How do you spell your name, please?「あなたの名前はどのように綴りますか?」”と尋ねてみましょう。
2. 部屋のタイプ変更を依頼されたとき
Guest:Excuse me. Would it be possible to change my room to a double room?
「すみません。部屋をダブルに変えていただきたいのですが可能ですか?」
Receptionist:Certainly. I’ll check it right away. Just a second, please.
「かしこまりました。すぐに確認してまいります。少しだけお待ちください」
※重要フレーズ
certainly「承知しました」
もし希望に添えない場合は“I’m sorry. There are no double rooms available.「あいにくですが、ダブルは全て埋まっております」”と答えると良いでしょう。
3. 貸出サービスを依頼されたとき
Guest:Excuse me, do you have a humidifier?
「すみません。加湿器はありますか?」
Receptionist:Yes. We will take one to your room.
「かしこまりました。あなたのお部屋にお届けします。」
※重要フレーズ
take 物 to 場所「物を場所に持っていく」
4. Wi-Fiの接続に関して非があったとき
Guest:I’m having trouble connecting to Wi-Fi. How can I use the Internet ?
「Wi-Fiの接続に戸惑っているのですが、どのように繋いだらよろしいですか?」
Receptionist:I apologize for the inconvenience. Let me reset it for you, and it should work.
ご不便をおかけして申し訳ございません。一度リセットさせてください。そうすれば使えると思います」
※重要フレーズ
I apologize「申し訳ございません」
こちらに非がある場合、ビジネスの場で“I’m sorry”を使うと軽く聞こえてしまうことがあるため上記の表現を使いましょう。
5. ルームサービスを依頼されたとき
Receptionist:Hello, front desk. How may I help you?
「フロントです。ご用件はございますか?」
Guest:I’d like to order room service.
「ルームサービスを注文したいのですが」
Receptionist:Certainly. Would you like to pay in cash, or by credit card?
「お支払いは現金もしくはカード、どちらになさいますか?」
Guest:I’ll pay cash.
「カードで払います」
※重要フレーズ
How may I help you?「ご用件はありますか?」
cash「現金」
電話での対応を想定した場面です。コールがかかってきたらまずは上述の挨拶をしましょう。
6. タクシーの手配を依頼されたとき
Guest:Would you call a taxi for me, please? I have to go to the airport by 12pm.
「タクシーを1台用意していただけますか?明日の12時までに空港に到着しておく必要がありまして……」
Receptionist:Certainly. Let me check the booking. Just a moment, please.
「かしこまりました。予約が取れるか確認いたします。少々お待ちください」
7. タオルの追加を依頼されたとき
Guest:Could I get a few extra towels, please?
「タオルを数枚いただけますか?」
Receptionist:Absolutely. I’ll bring them to your room right away.
「もちろんです。すぐにあなたのお部屋にお届けします」
※重要フレーズ
a few extra「いくつか余分に」
お客様側として、何かを注文する際に使える表現です。
8. 部屋の清掃タイミングを相談されたとき
Guest:Would it be possible to have my room cleaned while I’m out in the afternoon?
「私が外出している午後に部屋の掃除をお願いすることは可能ですか?」
Receptionist:Of course. Just let us know when you leave, and we’ll take care of it.
「もちろんです。外出するときはお知らせください。喜んで承ります」
※重要フレーズ
I’ll take care of it.「私に任せてください」
何かをお願いされた際に“I’ll do.”と言うよりも相手に前向きな印象を与えることができます。
9. 周辺の情報を尋ねられたとき
Guest:Do you have any recommendations for good restaurants nearby?
「近くにオススメのレストランはありますか?」
(マップを指差しながら……)
Receptionist:Yes. I strongly recommend this restaurant because all the food is very delicious. I can make a reservation for you if you’d like.
「ございます。このレストランの食べ物は全て美味しくてオススメです。もしあなたが良ければ予約をしますよ」
※重要フレーズ
I strongly recommend〜「〜をオススメします」
相手に何かを薦める際に使える表現です。
10. チェックアウト時の対応
Guest:I’d like to check out, please.
「チェックアウトをお願いします」
Receptionist:Certainly. What is your room number?
「かしこまりました・お部屋は何号室になりますか?」
Guest:My room is 808.
「808号室です」
Receptionist:Thank you. Would you like to pay in cash, or by credit card?
「ありがとうございます。お支払いは現金とカードどちらになさいますか」
Guest:I’ll pay cash. Here you are.
「現金で。これでお願いします」
Receptionist:The charge is ¥300. Thank you very much. Have a safe trip home.
「300円のお返しです。ありがとうございました。お気をつけてお帰りくださいませ」
※重要フレーズ
have a safe trip home「お気をつけてお帰りください」
滞在中の感想を聞きたい場合は“Was everything satisfactory?「ご満足いただけましたか?」”と尋ねてみると良いでしょう。ちょっとしたコミュニケーションを取ることができお客様も喜ぶかもしれません。
11.もし相手の言葉が聞き取れなかったとき
Would you say that again, please?
「もう一度言っていただけますか?」
I beg your pardon.
「なんとおっしゃいましたか?」
日本語の方言のように英語にも訛りがあるので、もしお客様の言葉が聞き取れなかった場合は上記のフレーズを使って聞き直してみましょう。きっと快く教えてもらえるはずです。
12.おわりに
覚えていたフレーズが相手に伝わった時は嬉しいものです。英語圏のホテルの利用については、日本での利用とあまり変わらないので場面が想像しやすいと思います。
これまでにご紹介してきた英語はホテルでなくてもビジネスシーンで使えるものが多いので、ぜひ暗記して使いこなしましょう!みなさまの英語ライフを陰ながら応援しています。