仮定法「if」の意味と使い方!どうやって使うの?
こんにちは!QQEスタッフのReiです! 仮定法(if)と聞くと少し難しい響きですね。文法を習う中で苦手としている人も多いと思います。
簡単にいうと仮定法とはつまり、現実とは違う話のことです。 不可能なことを前提としているので仮定法と呼ばれています。
そんな苦手な仮定法(if)を今日は簡単に理解できるようなifの使い方を紹介したいと思います。
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仮定法(if)の基本ルール
「もし~だったら、○○なのになぁ」という表現を使う文法です。 仮定法ifの基本は現実でないことには一つ前の時制を使うということです。 あくまで現実とは異なることを話しているんだと相手に伝えるために、実際よりも一つ前の時制を使うのです。
現在の仮定→過去形を使う(仮定法過去)
If + 主語 + 動詞の過去形, 主語 + 助動詞の過去形 + 動詞の原形.
- If I were sick, I would not go to school. (もし私が病気だったら、学校に行かないのになら)
これは〈今〉思っていることなので、動詞を過去形にして表しています。そして、もうIのbe動詞ですが、「was」じゃないの?と思う方もいると思いますが、wereで正解です。仮定法のbe動詞はwereを使うというルールがあるのです。
仮定の話だということを明らかにする為に“were”を使います。
過去の仮定→現在完了形を使う(仮定法過去完了)
If + 主語 + 動詞の過去完了形, 主語 + 助動詞の過去 + have +過去分詞. 過去の出来事で、事実とは異なることを述べるときには、動詞の形を過去完了形にします。
- If you had left earlier, you wouldn’t have missed the train. (もし早めに出発していれば、その電車に乗り遅れなかったのに)
- We could have visited the amusement park, if they had been ready. (もし彼女たちの準備ができていたら、遊園地を訪れることができたのに)
未来の話→were to 動詞の原形+過去形を使う
If + 主語 + were to不定詞,主語 + 助動詞の過去形 + 動詞の原形. 未来を表す仮定法のみ、ちょっと特殊な形となっており、were to〈be to 不定詞〉をとります。
- If the sun were to stop shining, we would die. (もし太陽が輝かなくなれば、私たちは死ぬだろう。)
注意点!if=仮定法ではない!
仮定法は話し手が現実とは異なる話をする時に使います。現実とは異なる“仮定の話”なので、仮定法のルールにのっとり、過去形が使われる文の事です。
- If it rains tomorrow, we will cancel the game. (もし明日雨が降ったら、その試合をキャンセルします)
- If I had a lot of money and time, I would go traveling all over the world. (もしもたくさんお金と時間があったら、世界中を旅するのになぁ)
上の2つの文を見比べてみてください。動詞の時世が違いますよね。
1つ目は「明日雨が降る」という現実に起こる可能性を示す文で、いわゆる直接法といわれるものです。
2つ目はお金があったら(今はない)という現実とは違う話をしています。
今回紹介しているのがこちらの文の仮定法です。 ここで仮定法と判断する決め手は助動詞になります。
wouldやcould、mightなどの助動詞が過去形になっていたら、高い確率で仮定法なので、文の主節内の助動詞に注目して仮定法かどうかを判断しましょう。
まとめ
難しいと思われがちな仮定法ですが、時制をずらして現実とは異なる話をしていることを表現しています。 今回紹介した仮定法をマスターすれば強い武器になるので、みなさん頑張って習得しましょう。
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