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更新日:2023年12月15日

謙虚さをアピール!may, mightを使った役立つ控え目表現!

こんにちは、QQEスタッフのReiです!

セブに来てはや1年半。
最近オンラインで日本の友人たちと話していると、「現地化がやばい」と絶賛される今日この頃です。

いやいやしかし、どんなに外見がフィリピンに溶け込もうと、礼節・控え目ジャパニーズソウルはいつまでも忘れないでいたい。

英語を学習しているみなさんにも、いつかそんな風に思うことがあるかもしれません。ないかもしれません。

今日はそんなみなさんのために、旅行やビジネスなど幅広く使えて便利なMay, Mightを用いた 「日本人らしさ漂う控え目表現」をご紹介しようと思います。

 

配慮の行き届いた抜群の言い回し、「May I have ~?」

まずは「may」。「may」はよく、許可を表す表現だと言われます。

その通りなのですが、もう少しニュアンスを深堀りすると、「権威や上の立場による許可や禁止」を表すものです。

そこで例えばレストランで…

    • May I have this salad ?

「このサラダをいただけますか?」

メニューを指さしながら言うと、とても丁寧なニュアンスが出ます。

へりくだりすぎじゃない?
と思われるかもしれませんが、大丈夫です。謙虚にいきましょう。

もちろん、「Can I ~?」や 「I’ll have this one.」などでも十分ですが、許可を求めるMayを使うことによってより、配慮の行き届いた「相手意識」が感じられる表現となります。

カフェや職場での電話対応など、なにかと「~をいただけませんか」という際には抜群の使いまわしがききます。

  • May I have wi-fi password please?
  • May I have your name please?

どんどん使っていきましょう。

 

「僕はいいと思うんだけど、一応ルールで…」にも「may」

では次。同じくmayを使った表現です。

文化の違う外国人の行動に対して、本人に悪気はなくてもルールやマナーを守って欲しい場面ってありますよね。

先にも述べたようにmayの持つニュアンスは「権威や上の立場による許可や禁止」。これを上手く使うと、「そういうルールなんだよね」ときちんと伝えることができます。

例えば温泉でタオルを湯船の中でひたひたしている外国人発見、という場面。

  • You mustn’t dip your washrag in the bath.

なんて言うとちょっと強すぎますよね。「mustn’t」は強い禁止を表します。

「can’t 」でもいいかもしれませんが、「You can’t〜」と言うと、それはあなたが外国人だから、と誤解をされてしまう可能性もあります。それは避けたい!!

そこでおすすめしたいのが「may」。

  • You may not dip your washrag in the bath.

こうすることによってmayの持つ「権威や上の立場による許可や禁止」が効果を発揮します。

つまり、タオルを持って入ってはいけない、というのは私の個人的な意見でも、あなたが外国人だからでもなく、温泉という場では許されない「ルール」なんだよ、ということを正しく伝えることができるのです。

ちなみに先ほど「 You can’t 〜」と言うとあまりよろしくないと述べましたが、YouをWeにすると、私たちみんながだめ、というニュアンスを出すことができ、少しの気遣いで相手を配慮することができます。

  • We can’t bring food and drink into this room.

まずはこの言い方を意識するといいかもしれませんね。

 

ビジネスシーンでも便利!「might want to ~」

さて次に、友人や同僚・上司に何かを指摘しなければならないとします。

ですが、角が立たないように立たないように…と気をつけたつもりでも、失敗することもありますよね、人間だもの。

shouldだと、どうしても「~すべき」とやや直接的な言い回しになってしまいますし、had betterは警告や命令といったニュアンスが出てしまいます。

そんなシーンで僕たちを救ってくれるのが、「might want to」というフレーズ。

これは、「~した方がいいかもね」と控え目に助言をするときに役立つ表現です。

    • You might want to check the current situation.

「現在の状況を確認したほうがよいかもしれませんね。」

など、職場でいろいろ使えそうです。
もちろんビジネスシーンだけでなく、日常生活でも大活躍。

服のセンスを疑わざるを得ない友人に…

  • Well… You might want to try this on !!

と言えば、「こっちを試してみるといいかもしれないね!」と控えめにオススメすることができます。

また、「might not want to 〜」と否定形にしても便利です。

    • You might not want to go to the party tonight.

「今夜はパーティに行くのやめといたほうがいいんじゃないかな」

などなど。

ちなみにmightをmayにしてもOKですが、mightと過去形にすることでより遠まわしで控え目なニュアンスになります。

これは仮定法でも共通する効果ですね。ぜひ覚えておいてください。

 

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

英語は日本語と違って敬語もないし、大ざっぱで僕の繊細な心を表現することなんて到底でいない、OMG…と思い込んでいるニッポンの老若男女のみなさん。

そんなことはありません。

英語にだって、今日紹介したように助動詞を使い分けたり遠まわしな言い方をしたり相手の立場になってみたりと繊細な言葉選びによって微妙なニュアンスを伝えることは可能です。

もちろん自分の考えをはっきりと伝えることは、海外では特に大切なことかもしれませんが、相手の立場に立ってコミュニケーションすることは万国共通、グローバルスタンダード。

決してジャパニーズソウルに限ったことではなかったようです。はい。

それではまた!!


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