受動態ってなに?
こんにちは、QQEスタッフのReiです! 今日紹介したいのは、受け身ともよばれる受動態についてのお話です。 そもそも受動態とは何ぞやという方や苦手な方は参考いただいて、通常の文から受動態の文への作り変え方をマスターしましょう。
それでは、受動態の文章へ作り変える方法など具体的な例文を含めて見ていきましょう。
そもそも受動態って
受動態とは、「受け身」と呼ばれることもあり、動作を受けるもの(目的語)が主語になる形を表現する文です。 基本的な意味は「~される」と訳されることが多く、また目的語(O)のある文だけが受動態にすることができます。
【受動態の作り方】
基本的には【主語+be動詞+動詞の過去分詞】によって受動態の文を表すことができます。動詞の時制によって受動態に作り変える時に、【be動詞】が変化しますので気を付けましょう。
また前置詞の【by】を使うことで「~によって」という誰が行ったかを表現することができます。
各文型毎の受動態の作り方
第1文型(S+V)や第2文型(S+V+C)は受動態に作り変えることができませんので注意しましょう。
【第3文型(S+V+O)の文の場合】
- The boy broke this window. 「少年はこの窓を割った」
-
- This window was broken by the boy. 「この窓は少年によって割られた」
このように【主語+be動詞+過去分詞】で目的語を主語に取る受動態が表現することができます。
【第4文型(S+V+O+O)の場合】
第4文型の場合は目的語が2種類あるので、2種類の受動態に作り変えることが可能です。
- My father gave me this PC. 父はこのパソコンを私に与えた
関節目的語を主語に取る場合は以下の通りです。
- I was given this PC by my father. 私は父によってパソコンを与えられた
直接目的語を主語に取る場合は以下の通りです。
- This PC was given to me by my father. パソコンは父によって私に与えられた
【第5文型(S+V+O+C)の場合】
第5文型の場合は補語(C)をそのまま残し、【主語+be動詞+過去分詞】の文を使って表現 しましょう
- He named the dog Pochi. 彼はその犬をポチと名付けた
- The dog was named Pochi by him. その犬は彼によってポチと名付けられた
【by】を使わないもの
受動態を作る際にこれらの一部の表現のように前置詞に【by】を使わないものもあります。
be known to ~ (~に知られている) be covered with ~ (~で満たされている) be made of ~ (~で作られている)【材料】 be made from~ (~で作られている) 【原料】
動作の主が一般的な場合であったり、不特定な場合はby~を省略することがあります。
- We can see the sun in the morning. 私たちは朝、太陽が見える
- The Sun can be seen in the morning 太陽は朝見られる
このように朝に太陽が見えることは一般的なことであり、主語の”We”が無くても通じる場合は省略することが可能となっています。
まとめ
受動態は基本の形【主語+be動詞+過去分詞】にあてはめれば簡単にマスターできます。
また受動態の文章に慣れるための練習として、レッスンで習った文章を能動態を受動態に、受動態を能動態に変化させてみましょう。