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更新日:2023年12月22日 コーチング

【目的別】英語ライティング力はどうやって磨く?7つの勉強法と意識すべきコツを徹底解説!

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英語で自分の考えや意見を正確に伝えるためには、英語ライティングのスキルが欠かせません。

しかし、英語ライティングは、基礎的な文法や語彙の知識だけでなく、思考を英語で整理する力や、状況や相手に応じた適切な表現力も必要なため、難易度が高いと感じる方も多いでしょう。

 

この記事では、英語ライティング力を向上させるための7つの勉強法と、意識すべきコツを解説します。

目的別に勉強法をまとめているので、自分の目的に合った適切な学習方法を参考にしてみてください。

また、よくある疑問についても紹介しています。

英語ライティング初級者から上級者まで、幅広い方にとって有益な記事になっているので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:【2023年最新】英語ライティング力をアプリで鍛えよう!おすすめ9選を紹介

 

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英語のライティング力は本当に必要?

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昨今、デジタル化が進む社会で、英語のライティング力は本当に必要なのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

結論、英語のライティング力は必要です。

むしろ今の時代だからこそ大変重要と言えるでしょう。

 

社会人であれば、紙とペンを使ってライティングする機会はそこまでありませんが、それに取って代わるメール・チャットなど、英語でライティングする機会はむしろ以前より増えています。

例えば、コロナ禍を経てリモートワークも主流になったことから、同僚と直接顔を合わせずにチャットでやりとりしながら仕事をするようになったという方も少なくありません。

 

具体的にビジネスシーンにおいて発生するライティングとしては、以下のようなものが考えられます。

  • メール
  • チャット
  • レポート作成
  • 提案書作成
  • プレゼン資料作成
  • 議事録

そのため、上記の業務に対応するためにも英語のライティングスキルは必要不可欠です。

また、英語を書くプロセスは学習した内容をアウトプットすることになり、インプットした知識の定着にも役立ちます。

加えて、ライティングは思考を整理し、言いたいことを明確に表現する訓練になり、スピーキングスキルの向上も可能です。

総じて、英語のライティング力は、ビジネスシーンだけでなく日常生活においても非常に重要かつ、ライティング力を鍛えることは、英語を学ぶ上で大きなメリットがあります。

 

英語ライティングが苦手なのは何が原因?

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英語ライティングの重要性については理解していただけたと思いますが、実は多くの英語学習者がライティングに対して苦手意識を抱いています。

実際、うまく英文が書けないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、英語ライティングが苦手という方の原因とその解決法について解説していきます。

自分の現状と照らし合わせて、苦手の原因を特定していきましょう。

 

基礎的な文法の知識が不足している

基礎的な文法の知識が不足していると、英語ライティングにおいて以下の課題が発生します。

  • 文法ミスが多い
  • 文章が分かりにく
  • 文章の表現力が乏しい

     

    例えば、時制や語法などの文法の知識が不足していると、以下のような間違いをしてしまう可能性があります。

     

    <時制の誤り>

    • 過去の出来事について現在形で書く
    • 未来の出来事について過去形で書く

     

    <語法の誤り>

    • 主語と動詞の一致が取れていない
    • 前置詞の使い方が間違っている
    • 関係代名詞の使い方が間違っている

     

    また、文法の知識が不足していると、文章の構成や論理的な流れが分かりにくく、読み手に誤解を与えてしまう可能性があります。

    スピーキングであれば、ジェスチャーや表情などである程度カバーできる部分もありますが、ライティングではそれができないため、文法の知識は大変重要です。

     

    文法が苦手、文法の知識が乏しい、という場合は、文法の教材を使って中学レベルの文法をおさらいしましょう。

    義務教育期間で習うレベルの文法事項が押さえられていれば、基本的な英語ライティングは十分に行うことができます。

    自分が取り組みやすいと感じた教材で構わないので、まずは1冊文法書を終わらせてみましょう。

    1冊取り組み終わったあとは、理解するのが難しかった文法を集中的に復習したり、適宜つまずいた文法について調べたりなどすることで、知識をブラッシュアップしましょう。

    より詳しい文法学習の方法については、後述するので、そちらも併せて参考にしてみてください。

     

    語彙力が限られている

    文法と同じく、語彙の知識も英語ライティングにおいては欠かせない要素です。

    語彙の知識がなければ、自分の考えや意見を正確に伝えることができません。

    また、語彙の知識が不足していると、同じ単語や表現を繰り返し使ってしまい、文章が単調で分かりにくくなる可能性があります。

     

    詳しい単語学習の方法については後述しますが、どのような学習法であっても、単語を覚える時には忘却曲線を意識しながら覚えると定着しやすいです。

    忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した、記憶が時間の経過とともに忘れていく様子を曲線で表したものです。

    記憶は、情報を覚えた直後から1日の間に急激に忘却が進み、その後はゆるやかに進行します。

    この曲線によると、人は覚えたことの6割程度は24時間後には忘れていると言われています。

    そして、個人の記憶力に関わらず、最初に覚えてから1ヶ月を経過する頃には、ほとんど覚えていないそうです。

     

    忘却曲線に基づいて、20分後、1時間後、1日後、1週間後、1ヶ月後と、徐々に間隔をあけて復習を行うことで、記憶が定着するとされています。

    学習をしたその日のうちに2回復習をすることにより、忘れにくくなります。

    また、間隔をあけて、忘れた頃に復習をすることで、覚えた知識を忘却する前に記憶に定着させることが可能です。

    最初のうちは、復習に時間がかかるかもしれませんが、何度も単語に触れていくうちに覚えていき、短時間で済ませることができるようになってきます。

    ぜひ、普段の単語学習の際に取り入れてみてください。

     

    英文を読む量が足りていない

    英語ライティングが苦手な人や、文法・語彙の知識が乏しい人は、往々にして英文を読む量が足りていないことがほとんどです。

     

    英文を読む量が不足していると、以下のようなデメリットがあります。

    • 語彙や文法の知識が不足する
    • 文章の構成や論理的な流れが身につかない
    • 英語の表現力や読解力が向上しない

    そのため、英語ライティングのスキルを向上させるためには、英文を読む量を増やすことが重要です。

     

    小説、新聞、雑誌、オンライン記事など、まずは多様なジャンルのテキストを読んでみましょう。

    そうすることで、様々な文脈で使われる単語や、英文の構成、英語特有の表現などを学ぶことができます。

    飽きずにたくさんの文章に触れるためにも、無理に難しいものを読もうとせずに、自分のレベルや好みに合ったものを読み進めていくのがおすすめです。

    英語の文章をたくさん読む学習法は「多読」と呼ばれていて、ライティング力の向上だけでなく、英語スキル全般の向上にも役立つので、ぜひ下記記事を参考に取り組んでみてください。

     

    関連記事:リーディング力は多読鍛える!初心者におすすめのやり方と教材を解説します

     

    英語ライティングにおける適切なフォーマットや構造がわからない

    英語ライティングにおいては、フォーマットや構造が重要です。

    フォーマットとは文章の形式や構成のことで、構造とは文章の論理的な流れのことです。

    日本語と英語とでは、ライティングにおけるフォーマットおよび構造が異なるので、正しい型を覚える必要があります。

     

    一般的な英語の文章の構成は

    • 「導入」(introduction):主張内容
    • 「メイン」(body):主張を裏付ける根拠や具体例
    • 「結論」(conclusion):総括および再主張

    という3部構成です。

    この構成ルールに沿って書くことで、自分の主張を論理的に展開できるようになり、読み手に伝わりやすい文章になります。

    日本語でも評論文などはこの構造で書かれていますが、「起承転結」の形に慣れていると、導入部分で主張を述べず、重要な結論を最後に持ってきてしまいやすいので注意しましょう。

     

    また、上記はあくまでも基本的な英文の書き方であり、レポート・メール・プレゼンテーションなどによって、特定のテンプレートや頻出の表現が存在します。

    例えば、日本にも「拝啓」「敬具」といった、手紙でのみ使用される特有の表現があることをイメージすると分かりやすいでしょう。

    テンプレートやルールを知っておくと、用途や目的に合わせた効果的なライティングができるようになるので、自分にとって使用頻度の高いものから順番に覚えていきましょう。

     

    ライティングの練習が不足している

    これはライティングに限ったことではありませんが、何事も練習を積むことでスキルが向上します。

    知識があるだけでは、十分な練習もなしにいきなり英語ライティングで良い文章を書くことは難しいでしょう。

     

    英語ライティングの練習としては、以下のような方法があります。

    • 日記やブログを書く
    • 英語のニュース記事を要約する
    • 英語のエッセイを書く

    いずれの方法であっても、

    • 毎日少しずつでも文章を書く
    • 様々なジャンルの文章を書く

    という2点を意識するのが重要です。

     

    そもそも英文を書くことに慣れていない段階では、細かいスペルミスや文法の間違いなどはほとんど気にしなくて構いません。

    とにかくまずは、ある程度のボリュームの英文を書けるようにしましょう。

    慣れてきたら、使用語彙や構文などにも気を配りながら「分かりやすい文章」が書けるように練習しましょう。

     

    フィードバックを得る機会が少ない

    英文を書く機会は多いのに上達しない、自信がつかないという人は、フィードバックを得る機会が不足している可能性があります。

    フィードバックを十分に受けないと、自分の文章の弱点や改善点が分からないため、結果的に英語ライティングのスキルが向上しないという事態に。

     

    フィードバックを得るためには、以下の方法が有効です。

    • ネイティブスピーカーに添削してもらう
    • 英語ライティングの講座やセミナーを受ける
    • 英文の添削サービスを利用する
    • ツールを使って自分の英文をチェックする

    最も良い方法は、ネイティブスピーカーに直接添削してもらうことです。

    同じ人に複数の英文を添削してもらうことで、書き方やミスの癖を指摘してもらえるでしょう。

    周りにネイティブスピーカーがいない場合は、英語ライティングの講座やセミナーを受けたり、英文の添削サービスを利用したりするのがおすすめです。

    プロから添削してもらうことで、より洗練された文章が書けるようになります。

    また、最近では、英語ライティングに関する便利なツールも豊富にあるので、それらを活用するのも良いでしょう。

    総じて、自分の弱点が分からないと、どう対策を取れば良いか分からないので、ただ書くだけではなく、フィードバックを受けて課題を特定し、ライティングスキルを磨いていきましょう。

     

    自分の苦手が分からない場合はコーチングサービスを利用するのがおすすめ!

    英語ライティングが苦手な理由としていくつかの原因を紹介してきましたが、自分がどれに当てはまるか分からない、どれにも当てはまらないという方もいるのではないでしょうか。

    実際、自分の弱点やニーズを正確に把握し、それを克服するための学習方法・学習内容を選択することは、独学では難易度が高いものです。

     

    このように、自分の課題が分からず、苦手が克服できないという方は、コーチングサービスを利用するのがおすすめです。

    コーチングサービスでは、専門的な知識や経験を持つコンサルタントが、一人一人の学習目的やニーズに合わせて、最適な学習プランを提案してくれます。

    また、学習の進捗や成果を定期的に確認し、必要に応じて学習方法や内容を調整することも可能です。

     

    また、英語コンサルタントは専門的な知識と経験を持っており、学習者のスキルやニーズに合わせた専門的なアドバイスやフィードバックを提供してくれます。

    文法や発音、語彙、コミュニケーションスキルなど、様々な面での質の高いフィードバックを受けることで、効率的に英語の実践力も身につけることができます。

    もちろん、ライティングについて相談することも可能です。

    そのため、独学で学習を進めるよりも、より短期間でライティングなどの、ビジネス英語のスキルを習得することができます。

     

    実際、QQEnglishのコーチングサービス「Boost Coaching」は、日本人ビジネスパーソンに向けたプログラムで、100日という短期間で成果が出るように設計されています。

    • 発話瞬発力を徹底的に鍛えるカランメソッド
    • 厳選されたフィリピン人教師によるオンライン英会話レッスン
    • 英語学習コンサルタントによる週次面談とチャットサポート
    • 完全オンラインで完結できる学習

    によって、効果的に英語学習を進められることが特徴です。

    主に発話(スピーキング)に焦点が当てられておりますが、スピーキングとライティングは同じアウトプット能力になるので、同時に鍛えることができます。

     

    学習方法についてアドバイスをもらうことができたり、学習のペースについても個人に合わせてカスタマイズすることが可能です。

    課題に合わせた適切な学習カリキュラムの設計によって、効率的に英語力の向上を目指すことができます。

    英語コーチングサービスや、英語コンサルタントについてより詳しく知りたい方は、当ブログのこちらの記事も併せてご覧になってみてください!

     

    関連記事:英語学習コンサルタントとは?期待できる効果やおすすめできる人を解説!

     

    <目的別>英語ライティング勉強法

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    一言で「英語ライティング」と言っても、書く内容は様々です。

    また、文書の目的によっても適切な勉強法は変わってきます。

     

    ここでは、英語ライティングの効果的な勉強法を以下の7つの目的別に紹介していきます。

    1. 基礎力を鍛えたい
    2. メール・ビジネス文書
    3. チャット・手紙
    4. エッセイ
    5. 英検
    6. TOEFL
    7. IELTS

     

    基礎力を鍛えたい

    文法の知識をつける

    先に英語ライティングが苦手な原因でも解説したように、はじめのうちは文法の知識が十分についていなかったり、知識を十分に活用できていなかったりします。

    そのため、まずはライティングの基礎力として文法力を鍛えていきましょう。

     

    文法の知識をつけるには、まずは自分に合った中学レベルの文法書を1冊終わらせるのが良いとお伝えしました。

    しかし、中学文法の中にもライティングで良く使われるものそうでないものとがあります。

    それらに優先度をつけ、頻出度の高いものから学習を進めることで、より効率的にライティングに必要な文法知識を付けることができるでしょう。

     

    具体的に、ライティングにおいて特に優先的にマスターしたい文法事項は以下の通りです。

     

    <基本的な品詞の学習>

    英語ライティングの基礎となる品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞など)を学ぶことが最も優先度が高いです。

    品詞を正しく覚えておくと、単語の知識を付ける際にも役立ちます。

    まずは、これらの基本的な品詞のルールを理解し、正しく使用できるようになりましょう。

     

    <時制>

    英語では、時制によって文章の意味が変わります。

    例えば、I eat は「私は食べる」という意味ですが、I ate は「私は食べた」という意味になります。

    それぞれの時制の構文はもちろんのこと、動詞の変形を覚えなくてはならないので、文法構造を理解した後、良く使われる動詞の活用形をとにかく暗記しましょう。

     

    <語法>

    語法とは、単語の使い方や文の組み立て方などのルールです

    文法が文章を作る上でのルールなのに対して、語法は言語の表現や理解を支える慣用的ルールとなります。

    語法には、単語レベルの法則や動詞の語法などがあります。

     

    • 単語レベルの法則:後ろの形はある程度決まっている
    • 動詞の語法:動詞が自身の後ろに(あるいは主語に)どんな構造(や語)を取れるか

     

    例えば、I am a student. は「私は学生です」という意味ですが、I is a student. は語法的に誤りです。

    他にも語法のエラーの例としては、「時制の一致」などがあります。

    英語では、文中のすべての動詞の時制が一致する必要があります。

    例えば、I went to the park yesterday and I go to the park today. は誤った文です。

    なぜなら、1文目の「went」は過去形なので、2文目の「go」も過去形の「went」にする必要があるためです。

     

    語法に関しては、知識としては持っていても、実際にライティングをしてみると間違ってしまうというケースも多いので、実践練習を重ねながら慣れていきましょう。

    まずは、自分が書いた文章を後から見直した時に、語法のミスに自分で気づける状態を目指しましょう。

    次第に、執筆段階から語法のミスをなくすことができるようになれば、基礎はしっかり身についていると言えます。

     

    <接続詞>

    接続詞には、文と文をつなぐ役割があります。

    例えば、I am a student, and I like to study. の「and」は、2つの文をつなぐ接続詞です。

    接続詞を効果的に活用することで、文章同士の関係を分かりやすくすることができます。

    また、文章が複雑になることや冗長になることを避けられるので、良く使われるものを覚えておくと、分かりやすい文章が書けるようになります。

     

    <句読法>

    句読法とは、句と句を区切ったり、文章の流れをわかりやすくするために使われる記号のことです。

    例えば、I am a student, and I like to study. は「私は学生で、勉強が好きです」という意味ですが、I am a student and I like to study. は句読法が不適切なため、意味が通じにくくなります。

    スピーキングの時にはあまり意識する必要はありませんが、ライティングでは重要なルールとなるので、正しい句読点の打ち方を覚えましょう。

     

    上記の文法事項は、英語ライティングにおいて特に良く使われるので、正しい知識をつけたら、実践において使えるようになっているかをチェックしてみてください。

     

    語彙力をつける

    こちらも先に英語ライティングが苦手な原因でも解説したように、英語ライティングにおいて語彙力は表現力を支える基盤となります。

    語彙が豊富であればあるほど、自分の伝えたいことを相手に分かりやすく伝えることができます。

     

    語彙力を向上させるためには、以下のような方法が有効です。

     

    <新しい単語の記録>

    読書や日常生活で出会った新しい単語は、積極的にノートやアプリなどに記録し、意味や使い方を調べて覚えましょう。

    定期的にこのノートを見返すことで、新しい単語を記憶に定着させることができます。

    また、実際に自分がなんらかの文脈の中で出会っている単語なので、単語帳や参考書で学習するよりも効率よく覚えることができます。

     

    <単語帳やアプリの活用>

    単語帳や語彙力向上に特化したアプリを使用するのも良いでしょう。

    これらの教材は、ジャンル別に単語がまとめられていたり、頻出度順に並んでいたりするので、順番に覚えることで効率的に単語の暗記ができます。

    英検など、特定の試験対策が必要な場合は、資格に特化した単語帳やアプリを使うと、試験に向けた学習が効率的に行えます。

     

    関連記事:

    【2023年最新】ビジネス英会話のおすすめ推しアプリ16選

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    <英語の映画や番組の視聴>

    英語の映画やTV番組、YouTubeチャンネルなどを視聴することも、新しい単語や表現に触れる良い方法です。

    特に英語字幕を利用しながら視聴することで、聞き取りと同時に単語の意味や使い方を学ぶことができます。

    最近では、日本語と英語の2つの言語を出す「同時字幕」の機能が使えるデバイスやサービスもあるので、ぜひ活用してみてください。

     

    <実際に単語を使う>

    新しく学んだ単語を実際に使ってみることは、語彙力の向上には必要不可欠です。

    「語彙力がある」というのは、ただ単に言葉を知っているだけではなく、「使える」必要があります。

    単語を覚えただけでは、使える状態にはならないので、日記を書く、会話の中で新しい単語を使ってみるなどの方法で実際に使用し、定着させていきましょう。

     

    語彙力の向上は、一朝一夕に達成できるものではありませんが、これらの方法を継続的に行うことで、徐々に語彙力を高めることができます。

    新しい単語に積極的に触れ、間違いを恐れずに実際に使うことで、多くの語彙を習得することができ、ライティング力向上のための第一歩となります。

     

    どうしても単語が覚えられないという方は、当ブログの以下の記事も参考にしてみてください。

     

    関連記事:何度やっても覚えられない!苦手な単語を覚えるコツ

     

    英語で日記を書く

    英語ライティングにまだ慣れておらず、基礎力をつける段階の学習者は、まずは英語で毎日日記をつけることを習慣づけてみましょう。

    自分の思考や経験を英語で表現する習慣をつけることで、文法や語彙の知識を適切に使って、英文を書く能力が向上します。

     

    日記には、その日起こった出来事や感じたこと、学んだ新しい単語や表現などを書くのがおすすめです。

    こうすることで、実際の生活と密接に関連した言葉やフレーズを学びながらライティング力を養うことができます。

    もし書きたいことが見つからない場合は、好きな本や映画の簡単な感想を書くなどしても良いでしょう。

     

    初期の段階で細かい間違いを気にする必要はあまりありませんが、文法やスペルミスが気になる方は、紙ではなくスマホやPCを使って日記をつけるのが良いでしょう。

    最近ではスペルミスや文法の誤りを指摘してくれるツールがあるので、書いた文章をそれらを使ってチェックすることで、その場で間違いに気づくことができます。

    とにかくまずは毎日英文を書くことで、英語ライティング自体に慣れるようにしましょう。

     

    メール・ビジネス文書

    フォーマット・構成を覚える

    英語のメールやビジネス文書には特定のフォーマットや構成があり、それらを適切に使用することは、要件を相手に分かりやすく伝えたり、敬意を示すためにも大変重要です。

     

    <メールの基本構成>

    • Subject:件名は、メールの内容を簡潔にまとめたものにします。
    • Salutation:宛名は、相手の名前や役職を記載します。
    • Body:本文には、メールの目的や内容を具体的に説明します。
    • Closing:結びには、挨拶や要望などを記載します。
    • Signature:署名には、自分の名前や連絡先を記載します。

     

    具体的には、以下のような例文を参考にしてください。

    ​​Subject: Proposal for Project Meeting on November 30th

    Dear Mr. Johnson,

    I hope this email finds you well. I am writing to propose a meeting to discuss the progress and next steps for our ongoing project. Given the recent developments and the need for team alignment, I believe a meeting would be highly beneficial.

    I suggest we hold the meeting on November 30th at 10:00 AM in our main conference room. This will give us an opportunity to review the project’s current status, address any challenges, and plan for the upcoming phases. Your insights and feedback, as always, will be invaluable to the team.

    Please let me know if this date and time work for you, or if there’s a need to consider an alternative schedule.

    Closing: Thank you for your attention to this matter. I look forward to your confirmation and to a productive meeting.

    Signature: David White

    Best regards,

     

    <ビジネス文書の基本構成>

    ビジネス文書は、目的や種類に応じたフォーマットがあります。

    例えば、提案書や報告書では、はじめに目的や概要を述べ、次に背景や詳細情報、最後に結論や提案を記載します。

    相手に対して何かをリクエスト、通知するメールでは、はじめにその目的を簡潔に述べ、必要な詳細情報を提供し、読み手に何を期待しているかを明確にします。

     

    これらの構成を効率的に覚えるためには、実際の例を参考にするのがおすすめです。

    実際自分に届いたビジネスメールや文書の例を参考にして、フォーマットや一般的な表現を学びましょう。

    企業や組織によっては、特定の書式やガイドラインが定められていることがあるので、英語ライティングの基本のルールは踏襲しつつも、所属する組織のガイドラインに従いましょう。

     

    基本の構成やフォーマットが覚えられれば、あとは目的に応じて内容を変えるだけなので、そこまで難しくありません。

    慣れるまでは可能な限り上司や周りの同僚からフィードバックを積極的に受けるようにしましょう。

     

    メールやビジネス文書でよく使われる表現を覚える

    ビジネスシーンにおいて英語でメールや文書を書く際には、特定の表現やフレーズが頻繁に使用されます。

    よく使われる表現を覚えることで、より正確に素早く英語でライティングが行えるようになるので押さえておきましょう。

     

    よく使われる表現には以下のようなものがあります。

     

    <挨拶>

    • Dear [相手の名前],([〜さん]へ)
    • Hi [相手の名前],(こんにちは[〜さん])
    • Good morning/afternoon/evening, [相手の名前],([〜さん]お世話になっております)

     

    <結び>

    • Sincerely,(心を込めて)
    • Best regards,(敬具)
    • Thank you,(ありがとうございます)

     

    <本文>

    • I am writing to [目的].(〜という[目的]で書いています。)
    • I would like to [要望]. (〜ということをお願いしたいです。)
    • I am requesting [依頼].(〜ということを依頼したいです。)
    • I am pleased to [喜び].(〜ということがが嬉しいです。)
    • I am sorry to hear that [お悔やみ]. (〜の件について残念です。)
    • I am looking forward to [期待]. (〜の件について期待しています。)
    • I would appreciate it if you could [お願い](可能であれば〜をお願いしたいのですが)

     

    <その他の表現>

    • Please let me know if you have any questions. (質問があればお伺いください。)
    • Thank you for your time and consideration. (お時間をいただき、ご検討いただきありがとうございます。)
    • I look forward to hearing from you soon. (お返事いただけるのを楽しみにしております。)

     

    また、ビジネスシーンでは、以下の専門用語や略語もよく使われます。

     

    <専門用語>

    • deadline(締め切り)
    • budget(予算)
    • contract(契約)
    • invoice(請求書)
    • quotation(見積書)
    • presentation(プレゼンテーション)
    • report(レポート)

     

    <略語>

    • ASAP [as soon as possible](なるべく早く)
    • FYI [for your information](参考までに)
    • RSVP [répondez s’il vous plaît](お返事をお願いします)
      ※招待状やイベントの案内に対して返信を求める際に使用されます。
    • TOC [table of contents](目次)
    • FAQ [frequently asked questions](よくある質問)

     

    ビジネスメールや文書を書く際には、これらの英単語や表現を覚えておくと、より自然で分かりやすい文章を書くことができます。

     

    本番のつもりで実際に書いてみる

    英語でビジネスメールや文書を書く練習として、本番のつもりで実際に書いてみることは、非常に有効な方法です。

     

    具体的には、以下のステップで練習しましょう。

    1. 実際に送りたいメールの目的や内容を決める
    2. フォーマットを決める
    3. 本文を書き始める
    4. 誤字脱字がないか確認する
    5. フィードバックを受ける

     

    1つ目のステップでは、実際に送りたいメールの目的や内容を決めます。

    例えば、

    • 見積書の依頼
    • 商品の発注
    • 打ち合わせの依頼
    • クレームの対応

    など、目的や内容を決めることで、メールの構成や内容を具体的に考えることができます。

     

    2つ目のステップでは、フォーマットを決めます。

    前述したように、メールやビジネス文書には定型のフォーマットがあるので、目的やないように合わせて使用する型を決定しましょう。

     

    3つ目のステップでは、本文を書き始めます。

    本文では、メールの目的や内容を具体的に説明します。

    また、相手に伝わりやすいように、簡潔で分かりやすい文章を書くことを意識しましょう。

     

    4つ目のステップでは、誤字脱字がないか確認します。

    誤字脱字があると、相手に不信感を与えてしまう可能性があります。

    本番同様に慎重に校正しましょう。

     

    5つ目のステップでは、ネイティブスピーカーや英語の先生に添削してもらいましょう。

    フィードバックを受けると、自分の文章の弱点や改善点を知ることができます。

    上司や同僚、周りにフィードバックを頼める人がいなければ、添削サービスやプロの手を借りるのも良いでしょう。

     

    また、本番のつもりで実際に文章を書いてみることで、以下のメリットがあります。

    • 実際に送るメールと同じように、緊張感を持って練習することができる
    • メールの構成や内容を具体的に考える力が身につく
    • 誤字脱字に気づく力が身につく
    • フィードバックを受けて、自分の文章の弱点や改善点を知ることができる

    学んだことをしっかりアウトプットできるか確認するためにも、本番のつもりでビジネスメールや文書を書く練習をしてみましょう。

     

    チャット・手紙

    チャット・手紙で使われる特有の表現を覚える

    英語のチャットや手紙にも、メールやビジネス文書とは異なる頻出の表現があります。

     

    英語のチャットや手紙でよく使われる表現には以下のようなものがあります。

     

    <挨拶>

    • Hi(やぁ)
    • Hey(やぁ)
    • What’s up? (調子どう?)
    • How are you? (調子どう?)
    • Good morning/afternoon/evening(おはよう/こんにちは/こんばんは)

     

    <結び>

    • Bye(またね)
    • See you later(またね)
    • Talk to you soon(またね)
    • Take care(体に気をつけて)
    • Love(愛を込めて)

     

    <本文>

    • I’m so happy to hear that. (〜と聞いて嬉しいです。)
    • That’s great! (素晴らしい!)
    • I’m sorry to hear that. (〜と聞いて残念です。)
    • That’s too bad. (それはひどいですね。)
    • I’m looking forward to [イベント]. ([イベント]を楽しみにしています。)
    • I’m excited about [出来事].([出来事]にワクワクしています。)
    • I’m worried about [心配事].([心配事]のことが気にかかっています。)

     

    <その他の表現>

    • LOL [laugh out loud](笑、爆笑)
    • OMG [oh my God](大変、マジ?)
    • FYI [for your information](参考までに)
    • BRB [be right back](すぐに戻る)
    • AFK [away from keyboard](離脱中)
    • NP [no problem](問題ないよ)
    • THX [thanks](ありがとう)
    • CYA [see you](じゃあね)

     

    チャットや手紙では、カジュアルな表現を使うのが一般的です。

    また、スタンプや絵文字などを活用して、感情を表現するのも効果的です。

    ただし、以下の点に注意しましょう。

    • 相手との関係性に合わせて、丁寧さやくだけたさの度合いを調整する
    • スタンプや絵文字は、相手が理解しやすいものを選ぶ
    • メールやビジネス文書同様、誤字脱字がないように校正する

    特にチャットであれば気軽に英文を書く練習ができるので、実践練習を重ねて、ネイティブがよく使う表現を実践的に覚えていくのが良いでしょう。

     

    練習相手を見つける

    チャットや手紙を書くスキルを向上させるためには、とにかく練習することが大事です。

    しかし、チャットや手紙は相互コミュニケーションが必要とされるツールなので、当然話し相手が必要です。

     

    練習相手を見つけるための方法としては、以下のようなやり方があります。

     

    <言語交換パートナーを探す>

    言語交換は、英語を学びたい人と自分の母国語を学びたい英語話者をつなぐ方法です。

    オンラインプラットフォームやアプリ、言語交換プログラムなどを通じて、言語交換パートナーを見つけることができます。

    相手も言語学習者なので、お互いに励まし合いながら学習のモチベーションを高めることができる点も利点の一つです。

     

    <ソーシャルメディアを利用する>

    XやInstagram、Facebookなどのソーシャルメディアには、言語学習コミュニティが存在し、そこで練習相手を見つけることが可能です。

    ハッシュタグや検索機能を活用して、同じように英語を学習している人や英語のチャット友達を探している人を見つけましょう。

    ただし、個人情報の取り扱いや、トラブルには十分注意するようにしましょう。

     

    <友人や家族に協力を求める>

    既に英語を話せる友人や家族がいれば、彼らに協力を求め、定期的に英語でチャットや手紙の練習をすることも有効です。

    親しい間柄ということもあり、細かい文法の誤りなどを気にせず、リラックスして練習ができるでしょう。

     

    可能であれば、練習相手に適宜フィードバックをもらうのも良いでしょう。

    ただし、特にチャットの場合、リアルタイムコミュニケーションが重要なツールでもあるので、逐一誤りを教えてもらうのは大変です。

    そのため、細かいミスというよりは、普段からやってしまいがちな誤りの癖や使いがちな表現などを指摘してもらうのが良いでしょう。

     

    SNSを見る・英語で投稿する

    先にチャットの練習相手を見つけるのにソーシャルメディア(SNS)を活用することが有効と説明しましたが、SNSは英語のライティング力を鍛えるのにうってつけのツールなんです。

    SNSでは日常的なコミュニケーションが行われているため、チャットや手紙で使われるカジュアルな英語表現や現代的な言い回しを学ぶのに最適です。

     

    SNSを利用した英語ライティングの勉強法には以下のようなものがあります。

     

    <英語での投稿を読む>

    英語の投稿を読むことで、日常的かつ自然な英語表現に触れることができます。

    X、Instagram、Facebookなどで英語話者のアカウントをフォローし、彼らの投稿を定期的に読んでみましょう。

    海外の好きなアーティストや俳優がいれば、その方々をフォローすることで、楽しみながら英語力を向上させられるでしょう。

    また、著名人の方が一般的に投稿頻度が高い傾向にあるので、そういった点でもおすすめです。

     

    <英語でのコメントやリプライ>

    英語の投稿に対してコメントやリプライをすることで、実際に英語を使ってコミュニケーションを取る練習ができます。

    他の方がしているコメントを見るだけでも新しい表現に触れることができるのでおすすめです。

    ただし、SNS上でのコメントやリプライは、他の方も目にすることができる公の場です。

    見た人が不快にならないようなメッセージを心がけましょう。

     

    <自身の投稿を英語で行う>

    英語でのコメントに慣れてきたら、今度は自分で投稿してみましょう。

    SNSに自分の経験や考えを英語で投稿することで、覚えた知識を実際に活用することができ、良い練習になります。

    日常の出来事、趣味、好きなものなどについて英語で投稿し、友人やフォロワーとの英語でのやり取りを楽しみましょう。

     

    <英語のハッシュタグを活用する>

    英語のハッシュタグを使って投稿することで、英語圏のユーザーとの接点を増やし、より多くの英語コミュニケーションの機会を得ることができます。

    その時話題になっているハッシュタグをつけて投稿することで、より多くのユーザーに投稿を目にしてもらえる可能性が増えるでしょう。

    ただし、話題になっているからと言って、極端に投稿内容から乖離したハッシュタグをつけると、ユーザーの検索の利便性を下げてしまうことがあるので注意しましょう。

     

    SNSを利用することで、実際の日常英語に触れる機会が増え、より自然でリアルな英語表現を学ぶことができます。

    また、実際に英語でコミュニケーションを取ることで、書く力だけでなく読む力や理解力も同時に向上します。

    場所や時間を選ばずに楽しみながら学習できるので、ぜひ試してみてください。

     

    エッセイ

    エッセイの構成を理解する

    エッセイにも、ビジネスメールのように決まった構成やフォーマットがあります。

    一般的に以下の構成で書かれています。

    • 序論(Introduction):テーマの概要や目的、論点の提示
    • 本論(Body):論点の展開と論証
    • 結論(Conclusion):論点のまとめと結論

    まずは各構成要素の役割を理解し、エッセイの全体像を把握することが大切です。

    それぞれの構成要素の具体的な中身について見ていきましょう。

     

    <序論>

    序論は以下の3つの要素で成り立っています。

    • Leading sentence(導入)
    • Background(背景)
    • Thesis statement(主張)

    序論は問題提起に始まり、なぜこのエッセイを書くに至ったか、そして自分の意見を主張しましょう。

     

    <本論>

    本論は以下の2つの要素で成り立っています。

    • Topic sentence(概観)
    • Evidence(理由)

    自分の主張をサポートするような根拠や具体例を展開していきましょう。

    必要に応じて根拠の個数は増やしてください。

     

    <結論>

    結論は以下の2つの要素で成り立っています。

    • Restatement(再主張)
    • Brief summary(要約)

    結論は、エッセイの締めくくりとなるので、自分の主張を再度まとめましょう。

     

    まずは、これらのエッセイの構成要素をしっかりと理解し、このフォーマットに沿って意見が展開できるように練習していきましょう。

     

    エッセイを多読する

    良い文章を書くためには、良い文章をたくさん読む必要があります。

    自分の中に分かりやすい文章のストックがないと、当然分かりやすい文章を自分で書くことはできません。

    特に、エッセイは先に解説したように、型に沿って展開されるフォーマルな文章なので、日常会話ではあまり出てこない構文や表現が多様されます。

    これらに慣れるためにはまず色々なエッセイを読んで、型や表現を頭に刷り込みましょう。

    参考になる書き方や表現を見つけた時には、メモを取って自分のエッセイでも活用するのがおすすめです。

     

    英語学習者のための英字新聞「 The Japan Times Alpha」の公式サイトでは、様々なジャンルのエッセイを無料で読むことができます。

    音声確認および和訳を見ることもできるので、ライティング力の向上はもちろんのこと、語彙力向上やリスニング力を鍛えることも可能です。

    ぜひ活用してみてください。

     

    エッセイでよく使われる表現を覚える

    英語のエッセイでも、他の文書とは異なる頻出の表現があります。

     

    英語のエッセイでよく使われる表現には以下のようなものがあります。

     

    <序論(Introduction)>

    • The purpose of this essay is to…(このエッセイの目的は…)
    • This essay will explore the…(このエッセイでは…を探っていく。)
    • The following essay will discuss…(以下のエッセイでは…について論じます。)

     

    <本論(Body)>

    • To support my argument, I will first…(私の主張を支持するために、まず…)
    • I will also argue that…(また、…だと主張します。)
    • In addition, I believe that…(加えて、私は…と信じます。)

     

    <結論(Conclusion)>

    • In conclusion, I have argued that…(結論として、私は…と主張しました。)
    • In summary, the evidence presented above suggests that…(要約すると、上述の証拠は…を示唆しています。)
    • To sum up, the main points of this essay are…(まとめると、このエッセイの要点は…)

     

    <論理的なつながりを示す表現>

    • First,…(第一に…)
    • Second,…(第二に…)
    • Third,…(第三に…)
    • Additionally,…(さらに…)
    • Furthermore,…(さらに…)
    • Moreover,…(その上…)
    • In conclusion,…(結論として…)
    • In summary,…(要約すると…)
    • To sum up,…(まとめると…)

     

    <具体例や証拠を示す表現>

    • For example,…(​例えば…​)
    • For instance,…(例として…)
    • To illustrate,…(​例えるなら…​)
    • In support of this claim,…(この主張を支持するために…)
    • According to a recent study,…(最近の研究によると…)
    • As I will show,…(私が示すように…)

     

    <反論や異論を示す表現>

    • However,…(しかし…)
    • On the other hand,…(一方で…)
    • Some people may argue that…(一部の人々は…と主張するかもしれません。)
    • However, this argument is flawed because…(しかし、この主張には…という欠陥があります。)
    • In contrast, I believe that…(対照的に、私は…と信じます。)

     

    <主張や結論を強調する表現>

    • It is clear that…(明らかに…)
    • It is evident that…(明白に…)
    • Therefore, I believe that…(したがって、私は…と信じます。)
    • In conclusion, it is clear that…(結論として、明らかに…です。)

     

    エッセイを書く際には、これらの表現を活用することで、論理的に自分の考えを述べることができます。

    また、ジャンルやテーマに応じて、必要な表現を調べておくことも効果的です。

     

    英検

    過去問を解く

    英検の過去問は、過去1年分(3回分)英検の公式サイトに掲載されています。

    まずは自分が目指す級の過去問を1年分解いてみることで、問題傾向をつかむことができるでしょう。

     

    英検のライティング問題が導入されているのは3級・準2級・2級・準1級・1級です。

    スコアは内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点されます。

    • 内容:設問で聞かれている内容が含まれているか
    • 構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的か
    • 語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか
    • 文法:文法的に正しい英文が書けているか

     

    各級のライティングの満点スコア・解答時間・文字数は以下の通りです。

    満点スコア

    (通常の英検)

    満点スコア

    (英検CSE)

    解答時間

    ワード数 

    3級

    16点

    550点

    50分

    25〜35語

    準2級

    16点

    600点

    75分

    50〜60語

    2級

    16点

    650点

    85分

    80〜100語

    準1級

    16点

    750点

    90分

    120〜150語

    1級

    32点

    850点

    100分

    200〜240語

     

    ライティング問題は、リーディング問題と併せて一次の筆記試験の時間枠で行われます。

    上記の時間はライティング問題とリーディング問題を合わせた解答時間です。

     

    人それぞれ最適な時間配分は異なりますが、以下の時間を目安にしてみてください。

    • 英検3級:15分
    • 英検準2級:20分
    • 英検2級:25分
    • 英検準1級:25~30分
    • 英検1級:30分

    リーディング、ライティング共に焦りが出るとミスしてしまいやすいので、どちらも十分な解答時間が確保できるように、あらかじめ自分のベストな時間配分を見つけておきましょう。

    過去問を一通り解いたら、自分の苦手を把握した上で、弱点克服に向けた学習を行います。

    英検のライティング対策本も多数出版されているので、必要に応じてそれらを活用するのもおすすめです。

     

    問いに対してYES/NO両方の立場で意見を考えてみる

    英検のライティングセクションでは、特定の問いに対する自分の意見を論理的に表現する能力が求められます。

    例えば、以下が過去問の例です。

    • 3級:Do you want to work in a foreign country in the future?
    • 準2級:Do you think it is good for students to make study plans for their summer vacations?
    • 2級:Today, some customers ask delivery companies  to put packages by their doors instead of receiving them directly. Do you think this kind of service will become more common in the future?
    • 準1級:Should companies be required to produce goods that are easy to recycle?
    • 1級:Do social welfare programs help reduce inequality in society?

    級が上がるほど問題の抽象度が高くなり、難易度が上がります。

    いずれの級でもYES/NOのいずれかの立場で意見を展開していくことが求められます。

     

    通常であれば、自分の意見としてどちらかの立場を選んで、ライティングを進めていくことになりますが、練習段階では両方の意見を書いてみましょう。

    そうすることで、単純に1つの問題で2倍練習できるというメリットがあります。

     

    しかし、それだけではありません。

    英検のライティングでは、自分の意見ではなく、時として「書きやすい立場」を選択して書き進めていく方が効率が良い場合があります。

    そのため、YES/NO両方の側面から物事を見る練習をしておくことで、どちらの主張の方が書きやすいのかが瞬時に判断できるようになります。

    普段から物事の両面を見るように意識してみましょう。

     

    ちなみに、このトレーニングは日本語でも行うことができます。

    例えば、映画を見ていて「ヒーローは正体を明かして活動するのと、正体を隠して活動するのとどちらの方が良いか?」というように自分で問いを設定して考えるだけでも訓練になります。

    意見を言うのに慣れていない人だと、そもそも問いに対して主張を展開することも難しいので、まずはこういった思考トレーニングから始めてみるのもおすすめです。

     

    実際の解答用紙に鉛筆で書く練習をする

    英検は、解答用紙に鉛筆またはシャープペンシルで解答するペーパーテストです。

    解答はライティングは自由記述、他の問題はマークタイプ方式となっています。

     

    以下の画像は英検の公式サイトに掲載されている解答用紙のサンプルデータです。

    answer-sheet-grade1

    answer-sheet-grade1

    (引用元:解答用紙の記入方法 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

     

    ライティング問題は、それぞれの級で目安のワード数が指定されているので、決められた範囲内で英文を書く必要があります。

    英検は時間との戦いとなるので、ワード数を何度も細かく確認している暇はありません。

    そこで、あらかじめ本番と同じ解答用紙を使用して練習することで、自分が1行当たり大体何ワード書けるのかを把握しておくことができます。

    本番で焦らないためにも、過去問演習をする際はノートなどに書くのではなく、実際の解答用紙を使って練習しましょう。

    各級の解答用紙のサンプルデータは、こちらからダウンロード可能です。

     

    参照:英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会

     

    TOEFL

    過去問を解く

    TOEFL のライティングセクションは、2つのタスクで構成されています。

     

    Integrated task

    Academic Discussion task

    タスク

    読んで聞いた内容を要約する(エッセイ形式)

    設問に対する自分の意見を書く

    設問

    1問

    1問

    語数

    150~225語

    100語〜

    時間配分

    20分

    10分

    Integrated taskではリーディングおよびリスニングの要素も含まれるので、ライティング力だけでなく、満遍なく英語力を鍛える必要があります。

    また、解答に使える時間は多くないので、自分の意見を英語で素早くまとめる練習も行った方が良いでしょう。

     

    TOEFLのライティングタスクはAIと試験官が採点をします。

    各タスクごとに評価基準が設けられており、まず0〜5の5段階で評価され、その後0〜30のスコアに換算されます。

     

    評価基準はやや複雑なので、受験を考えている方は、以下の採点基準によく目を通してから過去問演習に取り組むようにしましょう。

    TOEFL iBT® – Integrated Writing Rubric

     

    パソコンで英文を打つ練習をする

    現在、日本で受験できる公式TOEFLテストはTOEFL iBT® テスト(インターネット版TOEFLテスト)のみです。

    以前はTOEFL PBT® テスト(ペーパー版TOEFLテスト)やTOEFL CBT ®テスト(コンピュータ版TOEFLテスト)が実施されていましたが、それらのテストはもう日本で受験することはできません。

    今やタイピングスキルを含めたパソコンスキルは必要不可欠であり、TOEFLは実践に即したテストだからこそ、筆記試験ではなくコンピュータを使ったテスト形式を採用しているそうです。

     

    普段からパソコンで文字を打つ習慣がある方であれば問題ありませんが、慣れていない方は、パソコンで英文を打つ練習を行った方が良いでしょう。

    また、日本語の文章は打ち慣れているという方でも、英文を入力するのとでは勝手が違うので、注意しましょう。

     

    TOEFLの公式から、全て過去問で構成されたTOEFL iBT® Complete Practice Test という模擬テストが発売されています。

    自分のパソコンを使用して、オンラインで解答する模擬試験なので、実際の試験環境を想定した練習が可能です。

    紙の教材での勉強に加えて、こちらもぜひ活用してみてください。

     

    参照:TOEFL iBTテストは筆記試験ではありません!

     

    ニュースを見て/聞いて英語で要約・意見を書いてみる

    先に解説したように、TOEFLのライティングテストでは、リスニングおよびリーディングのスキルも要求されます。

    そのため、バランス良く学習する必要があります。

    基本的には過去問演習をして、実践形式に慣れるのが一番ですが、加えてニュースを使用した学習方法も効果的です。

     

    やり方は、任意の英語ニュースを見るor聞いて、本番同様に150~225語で要約してみましょう。

    要約が終わったら、そのニュースを元に自分の意見を書きます。

    こうすることで、TOEFLの2つのライティングタスクを模擬的に練習することができます。

    自分が興味のあるニュースだけに偏らず、様々なジャンルにチャレンジしてみましょう。

    TOEFL対策ができるのと同時に、英語の基礎力を上げることにも繋がります。

     

    参照:TOEFL

     

    IELTS

    過去問を解く

    IELTSは、ライティング試験の問題構成が他の試験に比べてやや特殊なので、特に過去問演習が重要になります。

     

    IELTSライティングは、タスク1(グラフ、表、図、プロセスの記述)とタスク2(エッセイ形式の意見表明)の2部構成です。

    タスク1では、視覚的な情報を説明し、タスク2では与えられた問題についての意見や議論を展開することが求められます。

    自分の意見を英文で述べることには慣れていても、視覚データの描写には慣れていないという方がほとんどでしょう。

    そのため、まずは短期集中的にタスク1を対策するのがおすすめです。

    しかし、難易度的にはタスク2の方が難しいので、タスク1の対策を早めに終わらせて、タスク2の対策に時間をかけられるようにしましょう。

     

    また、当然両タスクともバランス良く練習することが重要ですが、受験まであまり時間がない方や、効率的にハイスコアを狙いたい方は、タスク1を徹底練習しましょう。

    なぜなら、タスク1はグラフや表など、データの特徴を描写する形式の問題であり、意見やアイデアが必要なく、使用する語彙や文法も限定的で対策しやすいためです。

    基礎的なライティング力を向上させる必要があることは言うまでもなく、IELTSに特化した練習も行う必要があるので、受験までのスケジュールはなるべく余裕を持つようにしましょう。

     

    解答の型を覚える

    IELTSのライティングタスクの採点項目は以下の4点です。

    1. Task Achievement:タスクに対して十分かつ適切に回答できているか
    2. Coherence&Cohesion:段落構成が一貫していて論理的に展開されているか
    3. Lexical Resource:様々な語彙を適切に使用できているか
    4. Grammatical Range and Accuracy:複雑な構文を適切に使用できているか

    この中で対策がしやすいのは、Task Achievement(TA)、Coherence&Cohesion(CC)の2つです。

    採点項目からも分かるように、IELTSのライティングタスクでは、整理された構造が求められるため特定の解答の型を覚えることで、論理的に分かりやすい文章を構成することができます。

     

    まず、タスク1の基本の型は以下の通りです。

    • Introduction(導入)
    • Overview(概要)
    • Detail 1(詳細①)
    • Detail 2(詳細②)

     

    タスク2の基本の型は以下の通りです。

    • Introduction(導入・主張)
    • Body 1(主張の根拠・具体例)
    • Body 2(主張の根拠・具体例)
    • Conclusion(結論)

    過去問や参考書に書かれている模範解答は、それぞれ上記のような構造になっているので、ぜひ実際に確かめてみてください。

     

    タスク2は自分の意見を述べなくてはいけないので、タスク1よりも自由度が高い分難易度も高いです。

    それぞれの段落で良く使われるテンプレート文があるので、基本の型と合わせてそれらを覚えて活用できるようにすると、主張を分かりやすく展開できるようになります。

     

    参照:Writing Task 1 Band Descriptors

     

    紙・PC どちらでのライティングが得意かを知っておく

    IELTS試験では、ライティングセクションをペーパーまたはコンピューターのいずれかで受験することができます。

    どちらのフォーマットでのライティングが得意かを事前に知っておくことは、試験でのパフォーマンスを最大化する上で非常に重要です。

     

    両フォーマットの特徴は以下の通りです。

     

    <ペーパー受験の特徴>

    • 試験結果が試験後から13日後に分かる
    • 問題用紙に直接書き込んだり、重要箇所に線を引いたりすることができる

    紙と鉛筆であれば、問題用紙に好きなようにメモを取ることができ、さらに線を引いたりすることも容易です。

    コンピューターでもメモの書き込みはできますが、慣れていないと手書きよりは時間を取られやすい傾向にあります。

     

    <コンピューター受験の特徴>

    • 試験結果が試験後5営業日後には分かる
    • リスニングテストでは専用のヘッドフォンが用意されている
    • ライティング、リーディングのテストは、タイピングで解答

    タイピングに慣れている場合は、コンピューターでの入力作業も素早くできるため、手書きで解答するよりも時間短縮できます。

    また書き間違い等の修正も、タイピングのほうが素早く行えます。

    さらに、コンピューターでの受験ならば文字数カウントの機能が付いているため、文字数を数える手間が省ける点もメリットです。

     

    総合的に判断すると、基本的にはコンピューター受験がおすすめです。

    ただし、コンピューターでの受験に抵抗があるという方は、ペーパーでの受験を選択する方がよいかもしれません。

    一度練習として、両方の形式を試してみて、どちらの方がより高いパフォーマンスを発揮できるのかテストしてみるのが良いでしょう。

     

    参照:【IELTS】コンピューター版とペーパー版の違いとメリット

     

    英語ライティングで意識すべきコツ

    female

    英語ライティングでは、日本語で文章を書くときとは異なるコツがあります。

    中には共通するものもありますが、英語特有の気をつけるべきポイントもあるので、しっかり押さえておきましょう。

     

    文法・スペルミスに気をつける

    英語ライティングにおいて、特にビジネスシーンではスペルミスに気をつけ、文法を正しく使うことは非常に重要です。

    文法やスペルが間違っていると、読み手に誤解を与えたり、不快な印象を与えたりする可能性があります。

    日本語の文章でも、誤字脱字が多いと信頼に欠ける印象を抱くのと同じです。

     

    文法やスペルを正しく使うためには、以下のことを意識することが大切です。

     

    <文法のルールを覚える>

    英語には、日本語とは異なる文法のルールがあります。

    文法のルールを覚えることで、正しい文法で文章を作成することができます。

    難しい文法をわざわざ使用する必要はないので、まずは中学レベルの文法をマスターし、シンプルな文法を正しく使いこなせるようになりましょう。

     

    <スペルを覚える>

    日本語でも漢字の正しい書き方を覚えるように、英語でも単語のスペルを覚えることは大切です。

    ただし、最近ではスペルチェックや自動修正機能があるので、そこまで神経質に記憶せずとも大丈夫です。

    実際ネイティブでも時としてスペルを間違えることはあります。

     

    <自分の書いた文章をチェックする>

    自分の書いた文章は必ずダブルチェックしましょう。

    再度見返すことで、書いている時には気づけなかったミスに気づける可能性があります。

    また、最近ではスペルチェックだけでなく、文法や英語表現をチェックしてくれるツールもあるので、必要に応じて活用するのも良いでしょう。

     

    また、英語ライティングを練習する際には、以下のことに注意しましょう。

     

    <自分のレベルに合った文章を書く>

    無理に難しい文章を書こうとすると、文法や語法のミスが増え、結果的に何が言いたいのかよくわからない文章になってしまう恐れがあります。

    現在の自分のレベルに合った文章を書くことで、コミュニケーションの齟齬を防ぐことができるので、無理をせず、シンプルな文章を書くようにしましょう。

    正しい文法を使用した意味が通じる文章であれば、稚拙な印象を与えることは基本的にありません。

     

    <自分の書いた文章を人に読んでもらう>

    人に読んでもらうことで、客観的な意見をもらうことができます。

    ネイティブの友人や上司など、英文メールを上手に書ける人に定期的にフィードバックをもらうようにしましょう。

    身の回りにそういった存在がいない場合は、添削サービスなどの利用を検討するのも良いでしょう。

     

    文法やスペルミスに気をつけることは、英語ライティングだけでなく、英語のすべてのスキルを向上させるのにも役立ちます。

    正しい知識を身につけ、それを運用できるようにしましょう。

     

    単語や表現を正しく使う

    文法・スペル同様に、単語や表現を正しく使うことも、英語ライティングにおいて非常に重要です。

    単語や表現は、文章において意味の根幹を担う重要な要素なので、誤った使い方をしてしまうことで、意思疎通がうまく取れない可能性があります。

    また、単語や表現を正しく使うことは、効果的なコミュニケーションを行うための鍵となります。

     

    単語や表現を正しく使うには、以下のことを意識すると良いでしょう。

     

    <文脈に適した単語の選択>

    それぞれの単語や表現には、特定のニュアンスやイメージがあります。

    文脈に応じて正しい単語を選ぶには、単語の意味だけでなく、その単語が使われる適切な状況を理解することが必要です。

    単語学習を行う際に、単語の意味だけを覚えるのではなく、実際の使用シーンや例文と一緒に記憶するようにすると、文脈に即した適切な使い方ができるようになります。

     

    <適切なイディオムと慣用表現の使用>

    英語には多くのイディオムや慣用表現がありますが、これらを適切に使うことで、英文をより自然でネイティブのようなものにすることができます。

    ただし、ビジネスやフォーマルな文書では、使用するイディオムや慣用表現を慎重に選ぶ必要があります。

    そのため、イディオムや慣用表現を覚える際には、類似表現も同時に押さえておくのが良いでしょう。

     

    <単語のニュアンスとトーンの理解>

    同じ意味を持つ単語でも、ニュアンスやトーンが異なる場合があります。

    例えば、以下の単語はどちらも「子供」という意味を持ちますが、使用されるシーンに違いがあります。

    • Child:よりフォーマルで、公式の文書や書き言葉でよく使われます。
    • Kid:よりカジュアルで、日常会話でよく使われる言葉です。

    文章の目的や読者に合わせて、適切なニュアンスとトーンの単語を選ぶことが大切です。

    似た意味の単語を覚える時には、使用シーンの違いやニュアンスの違いについても一緒に覚えるようにしましょう。

     

    こういった単語の適切な選択と使用は、普段の学習だけで身につけるのは難しい部分もあるので、実践練習を積んで覚えていくのが良いです。

    また、英文をたくさん書くだけでなく、英語の本を読んだり、映画やドラマを視聴したりすることも、自然な単語使用と表現を学ぶのに役立ちます。

     

    複雑な文構造や長い文章を避ける

    複雑な文構造や長い文章は、読み手が理解しづらく、読みにくくなる可能性があるので、なるべく避けるようにしましょう。

    特に、書き手が英語ライティングに慣れていない場合、誤解を産むような文章になってしまう恐れも。

     

    複雑な文構造や長い文章を避けるためには、以下のことを意識すると良いでしょう。

     

    <シンプルな文構造を使う>

    シンプルな文構造とは、主語・動詞・目的語が明確で、修飾語が少ない文構造です。

    情景をイメージさせたり、具体的な状況を伝えることは大事ですが、なるべく必要のない修飾語を削るようにしましょう。

    また、難しい単語や専門用語を使うと、読み手が理解できなくなる可能性があるので、極力避けるのが無難です。

     

    <短い文章にする>

    日本語でも同じですが、短い文章の方が読みやすく、文章の流れや内容を理解しやすくなります。

    また、文章が長くなってしまうと、主語と動詞がズレてしまうなど、文法や語法のエラーも起こりやすくなります。

    文章が長くなってしまった時は、短い文に分割するように意識しましょう。

    一文を長くするのではなく、接続詞を活用して文章をつなぐようにすると、文章同士の関係も分かりやすくなります。

     

    もちろん、状況によっては、複雑な文構造や長い文章を使う必要がある場合もあります。

    しかし、そうした場合でも、読み手に理解しやすくするために、工夫が必要です。

    例えば、複雑な文構造を使う場合は、それぞれの部分を明確に区切るなどすると、分かりやすい文章になるでしょう。

     

    具体的な例や説明を加える

    英語ライティングにおいて、具体的な例や説明を加えることで、文章がより明確で説得力のあるものになります。

    具体的な例や説明を加えることで、以下のメリットがあります。

     

    <文章がより明確になる>

    具体的な例や説明を加えることで、文章の内容がより明確になります。

    例えば、

    「The sky is blue.」
    (空が青い。)

    という文章は、空が青いという事実を述べていますが、具体的な色合いや空の様子までは分かりません。

    しかし、

    「The sky is a deep blue color with fluffy white clouds.」
    (空は深い青色で、ふわふわとした白い雲が広がっている。)

    とすると、空の色合いや雲の様子が具体的にイメージしやすくなります。

     

    <文章がより説得力を持つ>

    具体的な例や説明を加えることで、文章がより説得力を持つようになります。

    例えば、

    「I think that the new law is a good idea.」
    (新法は良いアイディアだと思う。)

    という文章は、新法が良いアイディアであるという主張を述べていますが、具体的な理由までは分かりません。

    しかし、

    「I think that the new law is a good idea because it will create more job opportunities and improve the economy.」
    (新法はより多くの雇用機会を創出し、経済を向上させるからいいアイディアだと思う。)

    とすると、新法が良いアイディアであるという主張の根拠が明確になり、より説得力を持つようになります。

     

    このように具体的な例や説明を適切に用いることで、文章の質が向上します。

    しかし、具体的な例や説明を加える際は、以下のことに注意しましょう。

     

    <自分のターゲット読者を意識する>

    自分のターゲット読者がどのような人なのかを意識して、具体的な例や説明を選ぶことが大切です。

    例えば、専門的な知識を持った読者をターゲットとしている場合は、より専門的な例や説明を選ぶ必要があります。

     

    <文章の流れに沿って入れる>

    具体的な例や説明は、文章の流れに沿って入れるようにしましょう。

    文章の流れから離れてしまうと、読み手に理解しにくくなってしまいます。

     

    <冗長にならないようにする>

    具体的な例や説明が冗長にならないように注意しましょう。

    あくまでも例や説明は主張をサポートするためのものなので、本筋から離れすぎないことが大事です。

     

    これらの点に気をつけながら、効果的に具体的な例や説明を加えられるようにしましょう。

    ちなみに英語のニュースや記事では、具体的な例や説明が効果的に使われていることが多いので、参考にしてみるのがおすすめです。

     

    状況や相手に応じた適切なトーンで書く

    英語ライティングにおいて、状況や相手に応じた適切なトーンで書くことは、効果的なコミュニケーションを行うためにも非常に重要です。

    トーンは文章の「声」や「態度」とも言え、読み手に与える印象を大きく左右します。

    状況や相手に応じた適切なトーンで書くことで、文章の印象を良くすることができるでしょう。

    では実際、「トーン」とはどういったことを指すのでしょうか。

     

    トーンとは、文章の雰囲気や言葉遣いなどを指します。

    例えば、ビジネスシーンでは、一般的に丁寧でフォーマルなトーンを心がける必要があります。

    具体的には以下のことを意識すると良いでしょう。

    • 敬語や丁寧語を適切に使う
    • 感情表現を控える
    • 客観的な表現を使う
    • 専門用語を適切に使う

     

    例:

    「I would like to request a meeting with you.」
    (会議をお願いしたいです。)

    「I am writing to inquire about your company’s products.」
    (貴社の製品について問い合わせさせてください。)

    「We regret to inform you that we cannot meet your deadline.」
    (納期に間に合わないことを申し訳なく思っています。)

     

    一方で、友人や家族に宛てたメールや手紙では、カジュアルなトーンを意識することで、親しみや愛情を示すことができます。

    ビジネストーンとは違い、意識すべきことはほとんどありません。

    • 敬語や丁寧語を使わなくてもよい
    • 感情表現を加えてもよい
    • 主観的な表現を使ってもよい
    • 専門用語を使わなくてもよい

     

    例:

    「Let’s hang out this weekend.」
    (週末に遊ぼう。)

    「I’m so excited to see you again.」
    (また会えるのが楽しみだ。)

    「I’m really sorry about what happened.」
    (あのことは本当に申し訳ない。)

     

    ただし、特定の状況によっては、ビジネスシーンや友人や家族に宛てたメールや手紙とは異なるトーンを必要とすることもあります。

    例えば、以下のような状況が挙げられます。

     

    <謝罪の文章>

    • 敬語や丁寧語を使い、謝罪の意を誠意をもって伝える
    • 状況や相手に応じて、具体的な謝罪の言葉を入れる

     

    <苦情の文章>

    • 冷静に、客観的に事実を述べる
    • 感情的な表現は控える
    • 改善を求める具体的な要望を述べる

     

    <説得する文章>

    • 相手の立場に立って、メリットや利点を具体的に伝える
    • 感情的な表現を控え、論理的に訴える

     

    一見難しく思えますが、状況や相手に応じた適切なトーンを決める際には、以下のことに注意すれば問題ありません。

    • 状況を把握する
    • 相手を理解する
    • 自分の立場を理解する

    日本語でもTPOに合わせた文章を書くことが求められるように、状況や相手に応じた適切なトーンを意識して、相手に伝わりやすい文章を書きましょう。

     

    英語ライティングに関してよくある疑問

    faq

    英語ライティングで注意すべきよくある間違いとは?

    英語ライティングで注意すべきよくある間違いには、以下のようなものがあります。

     

    <時制のズレ>

    英語では文脈に合った時制の一貫性が重要です。

    過去、現在、未来の時制を混在させてしまうと、文の意味が通らなくなってしまうことがあります。

    特に、日本語と英語とでは時制の考え方が異なるため、一つの文章や段落の中で無意識に時制が変わってしまうことは、日本人学習者にとっては珍しくないミスです。

     

    <前置詞の誤用>

    英語の前置詞は非常に細かく、時には直感に反する使い方をすることもあります。

    前置詞の誤用は意味の混乱を招く原因となり、正確な意思疎通を妨げることがあります。

    日本語に前置詞は存在しないため、慣れるまではしばしば間違った使い方を使用してしまうことも少なくありません。

     

    <不適切な句読点の使用>

    コンマ、セミコロン、ピリオドなどの句読点の使用は、文章の理解に大きく影響します。

    不適切な句読点の使用は、文章の流れや構造を乱し、読み手に誤解を与える可能性があります。

    コンマ、ピリオドは日本語に近い使い方となりますが、慣れないうちはセミコロンやコロンなど、日本語にない句読点の使い方に混乱することが多いです。

     

    関連記事:カンマ (,) コロン(:) セミコロン (;) の使い分け | 英語ブログ | オンライン英会話ならQQEnglish

     

    <スペルミス>

    日本語で言う漢字や送り仮名の間違いに当たるのが、英語のスペルミスです。

    しかし、最近ではスペルチェック機能を活用することで、こうした誤りを最小限に抑えることができるので、試験以外では過剰に心配する必要はないでしょう。

     

    これらのよくある間違いに注意することは、英語ライティングの質を高めるために重要です。

    特に初心者の場合、文章構成や表現が分かりづらい可能性があるので、これらの基本的な誤りを避けるだけでも、読み手の誤解を招くリスクを下げることができます。

    練習を重ねて、ライティングに慣れることで、これらの間違いを減らし、英語ライティングスキルを向上させることは可能です。

    はじめのうちは間違いを恐れず、とにかく英語を書くことに慣れるように意識してみてください。

     

    関連記事:とても重要!押さえておきたい過去形と現在完了形の使い分け方 | 英語ブログ | オンライン英会話ならQQEnglish

     

    英語での引用と出典の表記方法は?

    英語での引用と出典の表記方法については、メールやチャットなどではほとんど気にする必要はありませんが、学術的な文章や研究論文などを書く際に重要です。

    一般的に使用される主要なスタイルガイドは

    • APA:American Psychological Association(アメリカ心理学会)
    • MLA:Modern Language Association(アメリカ現代語学文学協会)
    • AMA:American Medical Association(アメリカ医師会)
    • シカゴスタイル:The Chicago Manual of Style(『シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル』)

    の4つです。​​

    それぞれに特有の引用規則があります。

     

    先行研究を引用・参考にした場合に、どのようなルールに基づいて出典を明示するのかは、分野によって使用スタイルが異なります。

    スタイルごとに規則が異なり、やや複雑なので、執筆及び提出時に都度情報を確認するのが良いでしょう。

     

    英文メールの書き方のマナーで気をつけるべきことは?

    日本語のメールにもマナーがあるように、英文メールでも書き方にはマナーがあります。

    先方に悪い印象を与えないためにも、最低限のマナーは身につけておきましょう。

     

    英文メールを書く際に気をつけるべき主なポイントは以下の通りです。

     

    <適切な挨拶を使う>

    メールの始めには、受信者に合わせた適切な挨拶を使用します。

    例えば、フォーマルな状況では「Dear [受信者の名前]」、よりカジュアルな状況では「Hi [受信者の名前]」などが適しています。

     

    <文体とトーン>

    受信者との関係やメールの目的に応じて、文体とトーンを選びます。

    ビジネスメールでは一般に、礼儀正しくかつプロフェッショナルなトーンが求められます。

    スラングなど、仲間内だけで使われるような表現は避けるようにしましょう。

     

    <明確な構成>

    メールは読み手が内容を簡単に理解できるよう、明瞭に構成された形式で書くことが重要です。要点を最初に述べ、後に詳細な説明を加える構成が一般的です。

     

    <丁寧な結びの言葉>

    メールの終わりには、丁寧な結びの言葉を加えます。

    例えば、「Best regards」や「Sincerely」などがよく使用されます。

     

    <返信期限の明記>

    必須のマナーではありませんが、レスポンスが必要な場合は、返信期限を明記するのが良いでしょう。

    これにより、受信者がいつまでにメールを返信すべきかを知ることができます。

     

    <スペルチェックと校正>

    日本語のメール同様、メールを送信する前には、スペルチェックと文法の校正を行い、誤字脱字や文法ミスがないことを確認します。

     

    これらのマナーを遵守することで、より洗練された、ビジネスシーンに適した英文メールを作成することができます。

    特にビジネスの文脈では、これらの要素が相手に対する敬意を示すため、非常に重要です。

    英文メールに慣れるまでは、自分が受け取ったメールを参考にしながら書くのがおすすめです。

     

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    まとめ

    man

    この記事では、英語ライティング力を磨きたい人に向けて、目的別に効果的な勉強法やコツを徹底解説してきました。

    英語ライティングスキルを磨くことで、他の英語スキルの向上にも効果があるので、頑張って取り組んでいきましょう。

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    日高 裕貴
    監修者

    日高 裕貴

    QQEnglish 英語コンサルタント

    日本・オーストラリアにてマーケターとして独立。帰国後はオンライン英会話サービスのマーケティング責任者や英語コーチングサービスの事業責任者/マーケティング責任者を経て、オンライン英語講師も経験。

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