「彼方に越えていく」単語"Beyond"を使ってみよう
突然の私的な趣味の話で恐縮ですが、私の好きな曲のひとつにボビー・ダーリンの “Beyond the sea”があります。1960年にヒットした大変古い曲でありますが、夕日と波の組み合わせによるノスタルジーを想起させる名曲なのです。
今回は名曲”Beyond the sea”の肝となっている単語”Beyond”について解説したいと思います。
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名曲 “Beyond the sea”について
こちらの曲にはオリジナル曲がありまして、元々はフランスの歌手がフランス語で「海」を叙情的に称える歌として作詞しました。が、アメリカ人の作詞家が英語の詞をつける際にタイトルに”Beyond”(彼方に)を付け加え、ラブソングにしたそうです。(Wikipedia参照)
以降、数々のアーティストにカバーされる名曲となりました。ディズニー&ピクサーのアニメ映画『ファインディング・ニモ』のエンドクレジットでも使用されている曲となっています。
“Beyond”の意味
“Beyond”は、「~の向こうに」「~を超えて」と訳されます。品詞は、前置詞、副詞、名詞の役割を果たします。
ケンブリッジ辞書で、“Beyond”を調べると、“further away in the distance (than something)”と説明があり、使い方の例では、“Our house is just beyond the bridge.“(私たちの家は、橋の向こうです)とありました。
またまたディズニー&ピクサーからの小ネタですが、「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーの決め台詞、”To infinity and beyond!”(無限の彼方へ!)で単語”Beyond”に触れたという映画ファンの方もいるでしょう。
“Beyond”を使うことで、距離感を表現できることがおわかりいただけたかと思いますので、ここからはさきほどご紹介した”Beyond the sea” の歌詞を引用して、前置詞としての役割をする“Beyond”の例をお伝えします。
・”Somewhere beyond the sea” (海の向こうのどこか)
・”We’ll meet beyond the shore” (岸を越えて会いましょう)
・”Happy we’ll be beyond the sea” (私たちは海を越えて幸せになります)
まとめ
“Beyond”は、「~の向こう」とか、「~を超えて」という意味ですが、後にくる名詞によっては、その距離間がなんとも言えないノスタルジーを感じる英語になります。
“Beyond the sea”(海の彼方), “Beyond the stars”(星の彼方), “Beyond the moon”(月の向こうに)などがあります。今回ご紹介した“Beyond the sea”を聞いていただき、皆さんそれぞれの”Beyond”を感じて頂けると嬉しいです。