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更新日:2024年9月2日 IELTS

IELTS5.5のレベルとは?難易度や勉強方法を徹底解説

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海外留学のためにIELTSを受験したいが、IELTSがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、IELTS5.5のスコアの難易度や勉強方法を解説します。IELTS5.5を持つとできることも解説するので、ぜひ確認してみてください。

そもそもIELTSとはどんなテスト?

IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏での留学や移住、就職を目指す人々を対象とした英語能力試験で、世界中で広く認知されている信頼性の高い英語力判定試験です。

英語のリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に評価します。

IELTSは、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2つに分かれており、前者は主に大学や専門機関への進学を目指す人向け、後者は就職や移住目的の人向けです。

試験結果は1から9のバンドスコアで評価され、特定の目標スコアに達することで、留学やビザ申請の要件を満たせます。

IELTS 5.5の難易度とは?

IELTS5.5を取得する難易度を、他の英語資格試験と比較すると以下のとおりです。

IELTS

CEFRレベル

TOEFL iBT

TOEIC

英検

Versant

9.0

C2

118-120

990

1級

80

8.5

C2

115-117

945-990

1級

76-79

8.0

C1

110-114

945-990

1級

72-75

7.5

C1

102-109

900-945

1級

67-71

7.0

C1

94-101

800-899

準1級

63-66

6.5

B2

79-93

785-945

準1級

58-62

6.0

B2

60-78

730-785

2級

54-57

5.5

B2

46-59

700-729

2級

47-53

5.0

B1

35-45

550-699

準2級

40-46

上記の表を確認すると、IELTS 5.5は次のレベルに該当します。

  • TOEIC 600〜740点相当

  • 英検2級〜準1級のレベル

  • TOEFL 46〜59点に相当

TOEIC、英検、TOEFLのいずれかを過去に受けたことがある場合、過去取得したスコアや級と比較することで、IELTS 5.5がどれくらいの難しさなのかイメージしやすくなるでしょう。

表に示されている通り、IELTS 5.5は英検の2級〜準1級に相当します。英検2級は高校卒業レベル、準1級は大学中級レベルの難易度にあたります。そのため、IELTS 5.5を取得するためには、高校卒業レベル以上、大学中級未満の英語力が求められます。

中学・高校レベルの英語に不安がある場合、かなりの努力が必要でしょう。基礎がしっかりしていれば、1〜2ヶ月程度の集中対策でIELTS 5.5を取得することも十分に可能です。

IELTS5.5の英語力の目安

IELTS 5.5のスコアは、英語力として中級レベルを示します。このレベルでは、日常的な会話やビジネス上の基本的なコミュニケーションが可能です。

リスニングやリーディングにおいても比較的簡単な内容であれば理解できる能力を持っています。

ライティングでは、簡潔な文章や自分の意見を述べることができ、スピーキングにおいても基本的なフレーズや表現を用いて会話ができますが、複雑な話題や専門的な内容においては誤解や表現の限界が生じることがあります。

IELTS 5.5は、英語圏での生活や仕事の場面である程度の対応が可能ですが、さらなるスキル向上が求められる場面も多いと言えるでしょう。

IELTS5.5を取得するための必要な学習時間

IELTS 5.5を取得するための学習時間について、一日3時間の学習を行った場合の必要期間を確認してみましょう。

初級レベル(CEFR A2未満)の場合、約500〜600時間の学習が必要です。この場合、一日3時間勉強すると約6〜7ヶ月かかります。

このレベルの学習者は、基本的な文法や語彙を習得しながら、リスニングやスピーキングといった実践的なスキルの向上に時間をかけることが求められます。

中級前レベル(CEFR A2〜B1)の人であれば、300〜400時間の学習が目安です。毎日3時間勉強する場合、3〜4ヶ月の学習期間が必要です。日常会話はできても、アカデミックな表現や高度なリーディング、ライティングに対応するための強化が重要です。

すでに中級レベル(CEFR B1)に達している人は、200〜300時間の学習でIELTS 5.5に到達する可能性があります。

この場合、2〜3ヶ月の学習が目安となり、応用力や表現力を高めるための効率的な学習が必要です。

人によって異なるため、上記の期間はあくまでも目安としてとらえてください。

IELTS 5.5をとるための学習方法

IELTS5.5をとるために、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの学習方法について詳細を確認していきましょう。

リスニング

IELTSで5.5を取得するためのリスニング対策は、以下の点に注力することが効果的です。

正答数の平均は公表されていませんが、一般的に5.0は16問、6.0は23問であるため、5.5では約50%の正答率が求められます。

リスニングセクションは4つのパートから成り、それぞれ10問ずつ出題されます。最初の2パートは日常的なトピックで比較的簡単なので、ここで確実に得点することが重要です。

ケアレスミスを防ぐため、スペルミスに特に注意しましょう。

また、IELTSのリスニング試験では、さまざまなアクセントの音声が使用されます。イギリス英語やアメリカ英語、オーストラリア英語に慣れるために、日頃からこれらの発音を含む音源を聴くことを推奨します。

さらに、ディクテーションを取り入れることで、聴き取った内容を正確に書き取る練習をすることも有効です。精聴と多聴の両方をバランスよく行い、リスニング力を効果的に向上させましょう。

リーディング

IELTS 5.5を獲得するためのリーディング対策には、以下のポイントが重要です。

リーディングセクションは40問あり、5.5を目指す場合は19〜22問の正解が必要とされます。問題の解く順番を工夫し、比較的容易な最初の2パートで高得点を狙うことがカギです。

特に、アカデミックな語彙力を強化し、専門用語や難解な単語にも対応できるように学習を進めましょう。

IELTSリーディングでは、言い換え表現やIELTS特有の引っ掛け問題に慣れることも重要です。本文の表現と問題文の言葉が異なっていても、同じ意味を示している場合があります。

言い換えに気づく練習として、IELTS形式の問題を解くことや、英字新聞や論文を読むことでアカデミックな文章に触れていきましょう。

単語力の強化には、IELTS向けの単語帳やアプリを活用し、日々の学習で語彙を増やすことが効果的です。

また、問題解答後には知らない単語を調べ、記憶に定着させましょう。リーディングのスキルを磨くためには、定期的な練習と効率的な問題解決法の習得が鍵となります。

ライティング

IELTSで5.5を獲得するためには、ライティングパートでの基本的な対策をする必要があります。

Task 1では150語以上、Task 2では250語以上を書くことが求められます。これを達成するためには、英語で書くことに慣れておくことが不可欠です。実際の問題集を使って練習し、IELTS形式に馴染んでいきましょう。

次に、「型」を意識して文章を組み立てることが大切です。Introduction(序論)、Body(本論)、Conclusion(結論)の順で構成し、同じ語の反復を避けて表現を多様化しましょう。

特に、書いた後は必ず見直し、文法や語彙の正確さを確認してください。

ライティングのスコアを向上させるためには、毎日の少しずつの継続が必要です。目標として、1日30分から1時間程度のライティング練習を行い、様々なテーマでエッセイを書くことで、英語での表現力を高めていきましょう。

スピーキング

IELTSで5.5を獲得するためには、スピーキングパートでの基本的な対策が重要です。スピーキングは「流暢さと首尾一貫性」「発音」「語彙」「文法の幅と正確さ」の4つの項目で評価されます。

最低限必要なレベルは、発音に多少のなまりがあっても、意思が伝わることと、質問を受けてから迅速に話し始める能力です。

効果的な勉強法としては、まずは英語を声に出して話す練習を行いましょう。

毎日、簡単なトピックで15〜30秒話し続けることで、スピーキングに慣れることが大切です。難しいアカデミックなトピックについてもスムーズに答えられるように、トピックごとの練習を重ねましょう。

スピーキングでは、短い文でも良いので一貫して話すことが求められます。

例えば、「Do you like dogs?」という質問には「Yes, I like dogs. In fact, I have two dogs at home.」といった具体的な回答をすることが重要です。

加えて、ネイティブスピーカーと会話する機会を持ち、発音や自然な表現を磨きましょう。

まとめ

この記事では、IELTS5.5のレベルや勉強法に関して解説しました。

IELTS5.5のレベルは、英検の2級〜準1級に相当し、高校卒業レベル以上、大学中級未満の英語力が求められます。また、IELTS5.5を取得するのに要する時間は現在の英語力によって異なります。1日3時間学習した場合、およそ以下の時間が必要です。

  • 初級レベル(CEFR A2未満):約500〜600時間(約6〜7ヶ月)

  • 中級前レベル(CEFR A2〜B1):約300〜400時間(約3〜4ヶ月)

  • 中級レベル(CEFR B1):約200〜300時間(約2〜3ヶ月)

また、IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に向上させる必要があります。適切な学習方法でスコアアップを目指しましょう。

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