間接疑問文とは?語順や使い方、働きを例文付きで紹介

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更新日:2024年3月5日 英語コラム

間接疑問文とは?語順や使い方、働きを例文付きで紹介

間接疑問文とは?語順や使い方、働きを例文付きで紹介

英語の文法の一つに「間接疑問文」という文法事項があります。

使いこなせると表現の幅が広がるとても便利な文法事項ですが、「間接疑問文って何…?」と感じている方も多いと思います。

本記事では、間接疑問文の使い方や働きを例文付きで詳細にご紹介するので、ぜひ最後まで読んで間接疑問文をマスターしてください!

間接疑問文とは?

「間接疑問文」とは、正確に言えば「疑問詞やwhether・ifで始まる名詞節を含む文章」、簡単に言えば「疑問が文章中に組み込まれている文章」のことです。

間接疑問文の働きについては「間接疑問文の文中での働き」で詳しく解説するので、ここでは例文を見て間接疑問文をざっくりと理解できれば問題ありません。

それでは、早速例文を見ていきましょう。

例文:He asked me what we should prepare for the trip.
意味:彼は私に、旅行に向けて何を準備すべきか尋ねました。

この例文は「He said to me, “What should we prepare for the trip?”」のように、普通の疑問文(=直接疑問文)を使って同じ意味を表すこともできますが、疑問詞「what」の節「what we should prepare for the trip」が文章中に組み込まれることで間接疑問文になっています。

どちらの文章も間違いではないですが、間接疑問文で表した方が簡潔に表すことができるというメリットがあります。

また、直接疑問文が独立した一つの文章であるのに対して間接疑問文は文章中に組み込むことができるので、他の品詞と組み合わせて使うことができます(例文では他動詞「ask」と組み合わせています)。

間接疑問文の語順

間接疑問文について少し理解を深めた後は、実際の使い方を確認していきましょう。

通常、直接疑問文の語順は肯定文の語順(=S+V)とは異なり「What should we prepare for the trip?」のように疑問文の語順になります。

しかし間接疑問文では、「疑問詞の後ろは肯定文の語順になる」というルールがあります。

したがって、「He asked me what should we prepare for the trip.」ではなく「He asked me what we should prepare for the trip.」が間接疑問の正しい語順となります。

また、間接疑問文では「文章の最後に疑問符(=「?」)を使用しない」というルールもあるため、「He asked me what we should prepare for the trip?」としないように注意しましょう。

間接疑問文の文中での働き

それでは、最後に間接疑問文が文中でどのような働きをするか確認していきましょう。

先ほど「間接疑問文とは?」で、「疑問詞やwhether・ifで始まる名詞節を含む文章」が「間接疑問文」だと説明しました。

この「名詞節」というのが間接疑問文の文中での働きになるのですが、名詞節とは一体何でしょうか?

ずばり名詞節とは「文中で名詞と同じ働きをする節」のことで、名詞の働きとは「①主語、②補語、③他動詞の目的語、④前置詞の目的語」です。

つまり、「間接疑問文の働き=名詞の働き」ということになります。

例文で詳しく確認していきましょう。

他動詞の目的語の働きをする場合

例文:I don’t remember who you are.
意味:あなたが誰か覚えていません。

疑問詞「who」で始まる名詞節「who you are」が文中で他動詞の目的語になっています。

これが間接疑問文の働きとして最も一般的です。

主語になる場合

例文:What he said made me happy.
意味:彼の言葉で私は幸せになりました。

疑問詞「what」で始まる名詞節「What he said」が文中で主語になっています。

補語になる場合

例文:The problem is whether we should proceed or not.
意味:問題は、このまま進むべきか否かということです。

名詞節を導く「whether」で始まる節「whether we should proceed or not」が文中で補語になっています。

前置詞の目的語になる場合

例文:She is interested in where she will travel on a school trip.
意味:彼女は修学旅行の旅行先に興味があります。

疑問詞「where」で始まる名詞節「where she will travel on a school trip」が文中で前置詞の目的語になっています。

間接疑問文の使い方と例文

ここでは、実際の用例を例文付きで確認していきましょう。

間接疑問文で使用される各単語ごとに見出しを分けて説明していくので、ぜひ最後までご覧ください。

whoの例文

疑問詞「who」は間接疑問文で「誰」という意味を表します。

また疑問詞「who」は正確には「疑問代名詞」であり、名詞節内で代名詞の働き(①主語、②補語、③他動詞の目的語、④前置詞の目的語)をします。

例文を見ていきましょう。

例文:Do you know who lives here?
意味:ここに誰が住んでいるかご存じですか?

名詞節「who lives here」は他動詞「know」の目的語に、疑問代名詞「who」は名詞節の中で主語になっています。

例文:I don’t remember who you are.
意味:あなたが誰か覚えていません。

名詞節「who you are」は他動詞「remember」の目的語に、疑問代名詞「who」は名詞節の中で補語になっています。

whatの例文

疑問詞「what」は間接疑問文で「何」という意味を表します。

また疑問詞「what」は正確には「疑問代名詞」または「疑問形容詞」であり、疑問代名詞の場合は名詞節内で代名詞の働きを、疑問形容詞の場合は「what + 名詞」の形で名詞の働き(他動詞の目的語になることが多い)をします。

例文を見ていきましょう。

疑問代名詞の場合

例文:They asked what we should bring to the picnic.
意味:彼らはピクニックに何を持っていくべきか尋ねました。

名詞節「what we should bring to the picnic」は他動詞「ask」の目的語に、疑問代名詞「what」は名詞節の中で他動詞の目的語になっています。

例文:Do you know what she is looking for?
意味:彼女が何を探しているかご存じですか?

名詞節「what she is looking for?」は他動詞「know」の目的語に、疑問代名詞「what」は名詞節の中で前置詞の目的語になっています。

疑問形容詞の場合

例文:Can you tell me what book you are reading?
意味:何の本を読んでいるか教えてくれませんか?

名詞節「what book you are reading?」は他動詞「tell」の目的語に、疑問形容詞「what」は「what book」の形で名詞節の中で他動詞の目的語になっています。

whenの例文

疑問詞「when」は間接疑問文で「いつ」という意味を表します。

また疑問詞「when」は正確には「疑問副詞」であり、疑問代名詞の「who」や「what」のように名詞節内で特定の働きをするわけではありません(文法上は副詞の働きをして動詞や形容詞を修飾していますが、覚えなくても問題ありません)。

したがって、「時間」を問う疑問詞であると認識しておけば問題ありません。

例文を見ていきましょう。

例文:Do you remember when the concert starts?
意味:いつコンサートが開演するか覚えていますか?

名詞節「when the concert starts?」は他動詞「remember」の目的語に、疑問副詞「when」は名詞節の中でコンサートの開演時間を問う役割を果たしています(動詞「start」を修飾しています)。

whereの例文

疑問詞「where」は間接疑問文で「どこ」という意味を表します。

また疑問詞「where」は正確には「疑問副詞」であり、疑問副詞「when」と同様、名詞節内で特定の働きをするわけではありません(文法上は副詞の働きをして動詞や形容詞を修飾していますが、覚えなくても問題ありません)。

したがって、「場所」を問う疑問詞であると認識しておけば問題ありません。

例文を見ていきましょう。

例文:He asked where the conference would be held.
意味:彼は会議の開催場所を尋ねました。

名詞節「where the conference would be held」は他動詞「ask」の目的語に、疑問副詞「where」は名詞節の中で会議の開催場所を問う役割を果たしています(動詞「hold」を修飾しています)。

howの例文

疑問詞「how」は間接疑問文で「どのように」や「どのくらい」という意味を表します。

また疑問詞「how」は正確には「疑問副詞」であり、こちらも名詞節内で特定の働きをするわけではありません(文法上は副詞の働きをして動詞や形容詞を修飾していますが、覚えなくても問題ありません)。

疑問副詞「how」の特徴は、「方法」や「理由」、「程度」など、複数の意味を表すことができる点です(「方法」と「程度」の意味で使われることが多いです)。

したがって、文章を見て「how」の意味を見極める必要があります。

例文を見ていきましょう。

例文:She was interested in learning how the machine worked.
意味:彼女はその機械がどのように機能するか知りたがっていました。

名詞節「how the machine worked」は他動詞「learn」の目的語になっていて、疑問副詞「how」は「方法」の意味を表しています(動詞「work」を修飾しています)。

例文:Can you tell me how tall he is?
意味:彼の身長を教えていただけませんか?

名詞節「how tall he is?」は他動詞「tell」の目的語になっていて、疑問副詞「how」は「程度」の意味を表しています(形容詞「tall」を修飾しています)。

例文のように、疑問副詞「how」が程度の意味で使用される場合は「how」の後ろが形容詞になることを覚えておきましょう。

whyの例文

疑問詞「why」は間接疑問文で「なぜ」という意味を表します。

また疑問詞「why」は正確には「疑問副詞」であり、こちらも名詞節内で特定の働きをするわけではありません(文法上は副詞の働きをして動詞や形容詞を修飾していますが、覚えなくても問題ありません)。

例文を見ていきましょう。

例文:I’m curious about why she decided to leave the job.
意味:私はなぜ彼女がこの仕事を辞めたのか気になっています。

名詞節「why she decided to leave the job」は前置詞「about」の目的語に、疑問副詞「why」は名詞節の中で仕事を辞めたことに対する疑問を問う役割を果たしています(動詞「decide」を修飾しています)。

ifの例文

接続詞「if」は間接疑問文で「~かどうか」という意味を表します。

疑問詞ではありませんが、名詞節を導くため間接疑問文を作ることができます。

接続詞「whether」も間接疑問文において似た意味を表しますが、「whether」が「二つの選択肢を比較するとき」に使用されるのに対して、「if」はそうでない場合も含めて「条件や可能性を示すとき」に使用されます。

また「if」は「whether」よりも口語的な表現であり、「whether」は文語的な表現です。

例文を見ていきましょう。

例文:I’m not sure if the store is open today.
意味:今日その店が営業しているかどうか私には分かりません。

接続詞「if」が、店が営業しているか否かを示すために使用されています。

whetherの例文

接続詞「whether」は間接疑問文で「~かどうか」という意味を表します。

「if」と同じく疑問詞ではありませんが、名詞節を導くため間接疑問文を作ることができます(「whether」と「if」の違いに関しては「ifの例文」をご覧ください)。

例文を見ていきましょう。

例文:He couldn’t decide whether to buy a new car or a used one.
意味:彼は新車を買うか中古車を買うか決めかねていました。

接続詞「whether」が、「新車を買う」という選択肢と「中古車を買う」という選択肢を比較するために使用されています。

間接疑問文を使うときの注意点

最後に、間接疑問文を正しく使うための注意点をご紹介します。

間接疑問文は便利な表現方法ですが、いくつかのルールに従って使用する必要があります。

正しいルールを身に付けて、間接疑問文をマスターしましょう!

語順:疑問詞の後ろは肯定文の語順になる

これは「間接疑問文の語順」で説明したので復習になりますが、間接疑問文には「疑問詞の後ろは肯定文の語順になる」というルールがあります。

正しい例文と間違った例文をいくつか記載するので、それらを比較して正しい使い方を身に付けてください。

正:Can you tell me where he lives?
誤:Can you tell me where does he live?
意味:彼がどこに済んでいるか教えていただけますか?

正:He asked me what subject he should study for the exam.
誤:He asked me what subject should he study for the exam.
意味:彼は試験のためにどの科目を勉強すべきか私に尋ねました。

疑問符の使用:基本的に疑問符はつけない

「間接疑問文の語順」で少し触れましたが、間接疑問文では基本的に疑問符はつけません。

正しい例文と間違った例文を比較して、正しい使い方を身に付けてください。

正:I’d like to know how you came up with this idea.
誤:I’d like to know how you came up with this idea?
意味:あなたがどうやってこのアイデアを思い付いたのか知りたいです。

基本的には、例文のように間接疑問文では疑問符を使用しませんが、例外として疑問符を使用する場合があります。

それは「文章全体に疑問の意味がある場合」です。

例文を見てみましょう。

例文:Can you explain what happened at the meeting?
意味:会議で何が起こったか説明できますか?

例文は「Can you ~」から始まる疑問文であり、間接疑問文以外の部分にも疑問の意味があります。

こうした場合は、間接疑問文が使用されていても疑問符をつけてください。

時制の一致

間接疑問文では、間接疑問を表している名詞節の部分とそうでない部分の時制を合わせる必要があります。

例文を見ていきましょう。

例文:He asked me what I wanted.
意味:彼は私に何が欲しいか尋ねました。

「彼が私に尋ねた」のは「過去」の話なので、間接疑問文の時制も「過去」にしてください。

したがって、仮に文章が「He asks me ~」で始まっていれば、間接疑問文の時制も「現在」に統一して「He asks me what I want.」にしてください。

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本記事では、間接疑問文をその働きから実際の使い方、注意点まで詳細に紹介してきました。

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