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更新日:2025年4月11日 英文法

「個別」の英語での使い方は?例文と会話でのニュアンス付きで解説!

individually

日本語では、「個別に」というと、「人が各々思うこと」「オーダーメイド」「別々に」など色々な意味が想起されますが、英語ではこれらは全て違う言葉や表現が使われます。

面倒に思うかもしれませんが、これらの使い分けは曖昧さを回避することに非常に役立ちます。

今回は、「個別に」の表現の仕方をいくつか例文付きで紹介します。

会話で使用する際の注意点も書いていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

前提:なぜ英語にはニュアンス別の表現があるのか?

今回の「個別に」に限らず英語学習をする上で、同じ意味であっても複数の単語やフレーズがある事に複雑な思いを抱く方は多いと思います。

なぜこのような事が起こるのでしょうか。

理由の一つとして英語は言語の特性上、曖昧さを嫌う傾向にあります。

例えば、日本語で「空気を読め」と言われても、英語話者にはほぼ通じないと考えた方がいいでしょう。

 

このニュアンスを伝えたい場合は、”You’re not supposed to do that.(そんな事はしない方がいいよ)”などと、具体的に伝える必要があります。

また、英語はラテン語やフランス語の影響を強く受けており、同じ意味の単語やフレーズが複数個存在するようになってしまったという事情もあります。

例えば、take part in、participateはどちらも「参加する」という意味があります。

ただ、日本語のように一つの言葉で複数の意味やニュアンスを表現できないという事は逆にいうと、会話や文章での曖昧さが回避され、コミュニケーションをとる人たちの間で誤解が生じづらいという特性があるとも言い換える事ができます。

余談ですが、曖昧な状態で意味が通じてしまう日本語は、外国人からはとても修得が難しい言語とも言われています。

言葉の綾による誤解が生じない言語であると捉えれば、この特性もそこまで悪くはないのではないかと思いますので、めげずに学習を進めていただければと思います。

それでは、ここから「個別に」をもつ単語やフレーズの解説をしていきます。

「個別に」の意味を持つ単語、フレーズ

特に使えそうなものに絞って、まとめました。

直訳として「個別に」と訳せるものもあれば、ニュアンスとして、個別に、一つひとつ、などの意味を持つものまで様々なものがあります。

Individually(個別に、ひとりひとりに)

誰かや何かに焦点を当てて話したい時に使います。物にも使えますが、会話の時は人や生き物などに使われる事が多いと感じます。

バリエーションも含め、かなり使用頻度は高いと考えます。

 spoke with them individually since the situation was convoluted.
(状況がややこしかったので、私は彼らひとりひとりから話を聞いた。)

The piece of artwork was individually created by the designer.
(その作品はデザイナーによって個別に制作された。)

tailoredと組み合わせることで、さらに個別性を強調して調整している事を伝えることができます。

例えば、オーダーメイドスーツや個別トレーニングプログラムといった事を言いたい時に使うことができます。

Our suit is individually tailored to each customer. 
(我々のスーツは顧客に合わせて作られています。)

また、Individuallyは副詞ですが、名詞や形容詞としてのIndividualも頻繁に使われます。

The will of the individual should be respected.
(個人の意思は尊重されなければならない。)

さらに堅い表現を必要とする場合は、on an individual basisという言い方もできます。

The teacher will provide you the class on an individual basis to meet your needs.
(その先生はあなたのニーズに応じた個別の授業を提供してくれます。)

Separately(別々に)

何かをいくつかに分けて話したり論じたりしたい時に使います。

これも、頻出表現のうちの一つで、特に会議の場で聞くことが多い印象です。

例文:The product was packaged separately to avoid the damage during shipping.
(輸送中の損傷を防ぐため、その製品は個別に包装された。)

また、個別対応のような場面でも使われる場合が多く、その場合も、意訳すれば「個別に」となります。

Our company can provide contracts separately for each customer’s demand.
(当社はお客様の要望に合わせて個別の契約を提供できます。)

一点注意点を書きますと、この単語は特にビジネスシーンでは以下のような使われ方も頻繁にされます。

We are running out of time, so let’s talk about that separately.
(もう時間もないので、その話はまた別の機会にしよう。)

こういう使い方をした場合は「個別に」という意味にはならないので注意しましょう。

One-on-one(一対一、個別対応)

最近のビジネスシーンで「One-on-oneミーティング」という言葉を聞いた事がある方も多いのでは無いでしょうか。

耳慣れた表現ではありますが、個別面談と言ったシーン以外ではあまり使い道はないかもしれません。

We held One-on-one meeting.

One at a time(1回に一つずつ)

物事を一つずつ順番に進めていく際に使います。

人にも物にも使うことができます。

We entered the room one at a time. 
(私たちは一人ずつ部屋に入って行った。)

似たような表現で、One by one、 Step by stepという表現を使うこともできます。

We can solve the problem one by one. 
(私たちなら問題を一つ一つ解決していけますよ。)

The problem has been solved step by step. 
(問題は段階的に解決されていきました。)

Case by case(ケースごとに、個別のケースごとに)

個別のケースに応じて何かを行う、そしてその事を強調したい場合に使います。

個別の案件に特殊性がある場合に使うことが多いです。

日本語でも「ケースバイケース」というので、比較的迷う事なく使えると思います。

The company handles the inquiries from customer case by case.
(その会社は顧客からの問い合わせに個別対応をしています。)

Per person / Per item(人毎に、物毎に)

一人一人につき、あるいは、一つ一つにつき、といったニュアンスで用いられます。

外食での割り勘なんかで使うイメージです。

Let’s see…$10 per person.
(さてと…一人10ドルね。)

まとめ

この記事では、前提として多数のニュアンスが英語にある理由に軽く触れた後、「個別に」という意味を持つ表現と、その例文をまとめてきました。

一口に「個別に」といっても、シーン別に色々な使い方ができそうな事がわかったかと思います。

この記事の内容が、英語表現の幅を広げるきっかけになれば幸いです。

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