不規則動詞の効率的な覚え方：動詞の活用を完璧に！

英語の動詞には「規則動詞」と「不規則動詞」がありますが、特に不規則動詞は予想に反した変化をする動詞も多いため、「なかなか覚えられない…」という方も多いのではないでしょうか？

本記事では不規則動詞を克服したい方に向けて、効率的な覚え方として不規則動詞のパターンを４つご紹介します。

各パターンで紹介している不規則動詞では使用される頻度が高い動詞を集めたので、ぜひ参考にして勉強してみてください！

規則動詞と不規則動詞

不規則動詞のパターンを紹介する前に、規則動詞と不規則動詞の違いを簡単におさらいしましょう。

規則動詞とはその名の通り「規則的に語尾が変化する動詞」のことで、いくつかルールはありますが、英語では基本的に過去形・過去分詞形の動詞は語尾に「-ed」を付けます（例：「play」の過去形は「played」）。

これに対して不規則動詞は「規則的に語尾が変化しない動詞」のことで、規則動詞以外の動詞がこれに該当します（例：「become」の過去形は「became」。）

不規則動詞は規則動詞と違って語尾の変化に決まりがないので、単語ごとにその変化を覚える必要があります。

しかし、各不規則動詞の変化を一つずつ覚えようとするととても大変なので、次のパートでは不規則動詞の覚え方として４つのパターンをご紹介します。

不規則動詞の変化をパターンごとに分けて覚えることで、効率的に不規則動詞をマスターすることができます！

不規則動詞の４つのパターン

それでは、早速不規則動詞のパターンをご紹介します！

不規則動詞は頻度が高いものをアルファベット順に、意味は代表的なものを記載しています。表形式で紹介していますが、表の使い方としては「覚える」というよりは「音読する」方が良いと思います。

リズムで覚えた方が記憶が定着しやすく、また発音も一緒に覚えられるので、ぜひ音読してみてください！

①A-A-A 型（原形・過去形・過去分詞が同じパターン）

まずは原形・過去形・過去分詞形がすべて同じ不規則動詞をご紹介します（11単語）。

変化を覚える必要がないので、不規則動詞の変化の中では一番覚えやすいパターンです。

「read」は原形とそれ以外で発音が異なるので、電子辞書やインターネットなどで確認しておきましょう。「spread」の変化は意外と知られておらず間違えてしまう方も多いため、注意しておきましょう。

原形	過去形	過去分詞形	意味
bet	bet	bet	賭ける
cost	cost	cost	（お金・時間が）かかる
cut	cut	cut	切る
hit	hit	hit	打つ
hurt	hurt	hurt	傷つける
let	let	let	～させる
put	put	put	置く
read	read	read	読む
set	set	set	配置する
shut	shut	shut	閉める・閉じる
spread	spread	spread	広げる・広がる

 

②A-B-B 型（過去形と過去分詞が同じパターン）

次は過去形と過去分詞形が同じ不規則動詞をご紹介します。（32単語）

過去形と過去分詞形でスペルも発音も同じなので、発音しながらリズムで覚えると覚えやすいです！

このパターンは規則的に変化する型もあるので、覚えやすいように型ごとにご紹介します。

-aught 型

原形	過去形	過去分詞形	意味
catch	cought	cought	捕まえる
teach	taught	taught	教える

 

-d -t -t 型

原形	過去形	過去分詞形	意味
build	built	built	建てる
lend	lent	lent	貸す
send	sent	sent	送る
spend	spent	spent	（お金・時間を）費やす

 

-ought 型

原形	過去形	過去分詞形	意味
bring	brought	brought	持っていく・もたらす
buy	bought	bought	買う
fight	fought	fought	戦う
think	thought	thought	思う・考える

 

その他

原形	過去形	過去分詞形	意味
feel	felt	felt	感じる
find	found	found	見つける
get	got	got（gotten）	手に入れる
have	had	had	持つ
hear	heard	heard	聞く
hold	held	held	手で持つ・開催する
keep	kept	kept	維持する・続ける
lead	led	led	導く
leave	left	left	離れる・出発する
lose	lost	lost	失う
make	made	made	作る
mean	meant	meant	意味する
meet	met	met	会う
pay	paid	paid	支払う
say	said	said	言う
sell	sold	sold	売る
sit	sat	sat	座る
sleep	slept	slept	寝る
stand	stood	stood	立つ
tell	told	told	話す・伝える
understand	understood	understood	理解する
win	won	won	勝つ

 

③A-B-A 型（原形と過去分詞が同じパターン）

次は原形と過去分詞形が同じ不規則動詞をご紹介します。（４単語）

一番数が少ないパターンなので、一気に覚えてしまいましょう！

原形	過去形	過去分詞形	意味
become	became	became	～の状態になる
come	came	come	来る
overcome	overcame	overcome	打ち勝つ・克服する
run	ran	run	走る

 

④A-B-C 型（原形・過去形・過去分詞がすべて異なるパターン）

最後は原形・過去形・過去分詞形がすべて異なる不規則動詞をご紹介します。（32単語）

このパターンにも規則的に変化する型があるので、覚えやすいように型ごとにご紹介します。一番不規則に変化する不規則動詞とはいえ、一定の型に合わせて変化する動詞も多いのであまり身構えずにご覧いただければと思います！

母音が -i -a -u 型

原形	過去形	過去分詞形	意味
begin	began	begun	始める・始まる
drink	drank	drunk	飲む
ring	rang	rung	鳴る・鳴らす
shrink	shrank	shrunk	縮む・縮小する
sing	sang	sung	歌う
swim	swam	swum	泳ぐ

 

原形または過去形の語尾に n が付いて過去分詞形になる型

原形	過去形	過去分詞形	意味
arise	arose	arisen	起こる・生じる
awake	awoke	awaken	目が覚める・起きる
blow	blew	blown	吹く
break	broke	broken	壊す
choose	chose	chosen	選ぶ
draw	drew	drawn	描く
drive	drove	driven	運転する
freeze	froze	frozen	凍る・凍らせる
give	gave	given	与える
know	knew	known	知っている
see	saw	seen	見える
show	showed	shown	見せる
speak	spoke	spoken	話す
steal	stole	stolen	盗む
take	took	taken	取る
throw	threw	thrown	投げる

 

その他

原形	過去形	過去分詞形	意味
am	was	been	（be動詞の役割）
is	was	been	（be動詞の役割）
are	were	been	（be動詞の役割）
do	did	done	する
eat	ate	eaten	食べる
fall	fell	fallen	落ちる
go	went	gone	行く
hide	hid	hidden	隠す
wear	wore	worn	着る・身に付ける
write	wrote	written	書く

 

不規則動詞の発音を覚えるには

ここまで不規則動詞を４つのパターンに分けて紹介してきましたが、不規則動詞の特徴として、発音も不規則に変化するという点があります。

中には「sang」と「sung」など発音の区別が分かりづらい動詞もあり、不規則動詞の発音を独学でマスターすることはとても困難です。

そこで、不規則動詞の難しい発音をマスターしたい方には英会話サービス「QQ English」がおすすめです！「QQ English」では経験豊富な講師のマンツーマンレッスンを受講することができるため、発音の矯正を効率的に行うことができます。

コミュニケーションにおいて綺麗な発音は重要な要素ですし、資格試験などを受ける場合も正確な発音を知っていることは大きな武器になります。

ぜひ「QQ English」をお試しいただき、正しい発音を勉強してみてください！