It that 構文とは?種類や訳し方を説明

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更新日:2024年9月19日 どうやって使うの? この英語

It that 構文とは?種類や訳し方を説明

it-that

It that 構文が何なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、It that 構文の種類や日本語訳の方法を説明していきます。

It that 構文は様々な種類があり複雑に見えますが、一つずつ確認していけばちゃんと理解することができますよ。

It that 構文とは?

It that 構文とはIt is ◯◯ that … のような文のことを指します。

It that 構文には大きく分けて「強調構文」と「形式主語構文」の2つがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう!

強調構文

強調構文って何?

強調構文とは、It is ◯◯ that…の◯◯のところに強調したいものが入る文のことです。

isはwasなど他のbe動詞に変わることもあります。

例文を見てみましょう。

【例】It was John that broke the vase.

wasの後ろにJohnがあるので、Johnを強調しています。元々John broke the vase. という文を変形したものです。

「ジョンは花瓶を壊した」という意味ですね。

ジョンを強調するということなので「まさにジョンこそが花瓶を壊した。」→「花瓶を壊したのはジョンだ」というような意味になります。

強調構文の例文

他の例文も見てみましょう。

1.It was at the party that we first met.

  1. It was in 2010 that she moved to Tokyo.

強調構文はどうやって訳すの?

強調構文はどうやって日本語に訳せばいいのでしょうか?thatの前と後ろで分けて考えてみましょう。

  1. It was at the party that we first met.

thatで分けるとIt was at the partyとwe first metに分けられます。

It was at the partyは「まさにそのパーティーでだった」、we first metは「私たちが初めて会った」です。
組み合わせると「わたしたちが初めて会ったのは、まさにそのパーティーでだった」のようになります。

  1. It was in 2010 that she moved to Tokyo.

thatで分けるとIt was in 2010とshe moved to Tokyoに分けられますね。

It was in 2010は「まさに2010年だった」となり、she moved to Tokyoは「彼女が東京に引っ越した」です。くっつけると「彼女が東京に引っ越したのは、まさに2010年だった」のようになります。

 形式主語構文

形式主語構文って何?

形式主語の「形式」とは、とりあえず「仮」にitを主語として置いておくという意味です。

例文を見てみましょう。

【例】It is important that we arrive on time.

形式主語構文のitは「それ」とは訳しません。

that以下のwe arrive on timeの部分が本当の主語です。

もともとはThat we arrive on time is important.という文でしたが、英語は長い主語を嫌うので、短いitを仮に主語として置くようになりました。

we arrive on timeは「私たちが時間通りに到着する」という意味ですが、主語なので「こと」という言葉を後ろに付けましょう。

「私たちが時間通りに到着すること」を先頭に持ってきて、it is important「重要だ」を後ろに持ってきます。

2つをくっつけると「私たちが時間通りに到着することは重要だ。」という意味になります

形式主語構文の例文

他の例文も見てみましょう。

  1. It is clear that she is happy.
  2. It is possible that the train is late.

形式主語構文はどうやって訳すの?

  1. It is clear that she is happy.

thatの前後で分けて考えましょう。

she is happyは「彼女が幸せだ」、It is clear は「はっきりしている」という意味です。

thatの後ろが主語なので「彼女が幸せだ」に「こと」を付けて、「彼女が幸せだということ」にします。

後ろに「はっきりしている」をくっつけると、「彼女が幸せだということははっきりしている」となります。

  1. It is possible that the train is late.

that の前後で分けるとthe train is lateは「電車が遅れている」、It is possibleは「ありえる」という意味です。

thatの後ろが主語なので「電車が遅れている」に「こと」を付けて、「電車が遅れていること」にします。

後ろに「ありえる」をくっつけると、「電車が遅れていることはありえる」となります。

強調構文と形式主語構文の違い

強調構文と形式主語構文の違いは何でしょうか?

どちらもIt that 構文で見た目はとても似ています。thatの後ろに注目してみましょう。形式主語の方には主語と動詞が含まれています。

【例】It’s important that we arrive on time.

thatの後ろに主語=weと動詞=arriveがあります。

→形式主語構文!

【例】It was John that broke the vase.

thatの後ろには主語はなく、いきなり動詞=brokeで始まっています。

→強調構文!

同じit that 構文でも、強調構文なのか形式主語なのかによって訳し方が変わりますので、しっかり見分けられるようにしましょう。

It to構文との違いは?

It that 構文と似たものに It to 構文というものがあります。

形式主語構文の一種で、先ほどまで見てきたIt that構文の形式主語構文のthatがtoになったものです。

ただしtoは不定詞のため後ろに動詞を取ります。

It that 構文の形式主語構文ではthatの後ろに主語が来ましたが、It to 構文ではtoの後ろに主語は来ません。

【例】It is difficult to solve this problem.

Itは形式主語で本当の主語はto以下です。

to以下のsolve this problemの「この問題を解く」が主語のため、「こと」を付けて「この問題を解くこと」が主語です。

It is difficultは「難しい」と言う意味です。

2つをくっつけると「この問題を解くことは難しい」という意味になります。

It that 構文をマスターしよう!

今回はIt that構文として、強調構文と形式主語構文の説明をしました。

2つの違いを理解していれば、会話や文章を読むときにも意味を取り違えることはありません。

また、ライティングやスピーキングの表現のバリエーションとして使うことができます。

しっかり理解して使いこなせるようになりましょう!

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