「優しい」を英語で言える?色々な表現を使い分けよう!
「優しい」という言葉は、誰が言われても嬉しく感じる褒め言葉の一つです。
誰かに親切にされた時、「あなたは優しいですね」と褒めたり、「優しくしてくれてありがとう」のような表現がサラっと出せたらかっこいいですよね。
ただ、「優しい」という言葉は、人の性質や性格以外にも使うことができる言葉なので、場面や状況に合わせて適切な表現を使い分けることが大切です。
この記事では、様々な「優しい」という英語表現や関連フレーズを紹介します。
関連記事:似ているようで大違い?「You’re kind」「You’re being kind」の使い分け
kindだけじゃない!様々な「優しい」の英語表現
<kind>
優しいを英語で表現したい時、最も一般的なのは「kind」です。
kindを日本語に訳すと、「優しい」「親切な」「思いやりのある」となります。
kindは人の性格を表したり、行動に対して使用したりすることができます。
そのため、相手の優しい性格を褒めたり、優しくしてもらってお礼を伝えたい時にピッタリな英単語です。
<sweet>
主に「(味が)甘い」という意味で使われるsweetですが、親切な人や思いやりのある人に対して、「優しい」と表現したい時に使うこともできます。
「優しい」という意味で使う場合は、主に女性が使用することが多く、日常会話など、フランクな場面で使われることが多い英語です。
<nice>
褒め言葉としてなじみのあるniceは「素敵」「良い」という使われ方が一般的です。
しかし、niceは他にも「優しい」「親切な」という意味を持つので、相手から優しくしてもらった際にniceの一言で「良いね」と褒めることができます。
niceと意味が似ている言葉に「good」がありますが、goodも同様に「優しい」という意味の英語として使われます。
<gentle>
紳士的で優しい男性のことを「gentleman」と言いますが、gentleは、性格が穏やかで優しいことを表します。
gentleは人物の性格や態度だけでなく、「穏やかな海」「環境にやさしい」「優しい色」というように、風景や物に対して使うことができるのも特徴です。
<soft>
softは、触ると形が変わってしまうような、柔らかいものを表す際に使われる言葉です。
また、「物腰が柔らかい=穏やかで温厚」のように、優しいという意味でも使うことができます。
しかし、人に対して使うと、「気の弱い人」とネガティブにとらえられる可能性もあるので注意が必要です。
softは、「気候が穏やか」「言葉遣いが優しい」「音色が柔らかい」というように、主に柔らかく優しい雰囲気のものに使われます。
<generous>
generousは、「気前がよい」「寛大な」「思いやりのある」などの意味がある言葉です。
「心が広い」「包容力があって優しい」など、generousは人の性格を表す褒め言葉としてよく使われる英語表現となります。
<friendly>
friendlyは、「友好的な」「友達のように親しみやすい」という意味の言葉です。
笑顔が素敵で、誰に対しても優しく親しみやすい雰囲気を醸し出しているような人に対して使います。
また、○○-friendlyで、「○○に優しい」「○○に親切な」「○○に使いやすい」という意味になります。
例えば、「eco-friendly」は、「環境に優しい」という意味です。
<tender>
tenderは柔らかいという意味を持った言葉ですが、soft同様に、優しいという意味で使われることもあります。
「柔らかく思いやりがある優しさ」「愛情のこもった優しさ」という意味で使われます。
特に「愛情が深い優しさ」を表したいような場合には、tenderを用いて表現をするのが適切です。
<thoughtful>
thought(考え)+fulで(満ちた)で「思慮深い」という意味の言葉です。
thoughtfulは他人の気持ちをよく考えることができるような、思いやりがあって優しい様子を表します。
例えば、「気配り」「厚情」「親身」など、相手のことを考えて行動する優しさは、thoughtfulを使って表現することができます。
「優しい」を使った関連表現を紹介!
優しい人や思いやりのある行動と言っても、様々な種類があります。
いつも同じ表現を使っていては、細かいニュアンスが相手に伝わりにくくなってしまうでしょう。
前述したように、「優しい」を表現できる英単語は多いので、伝えたい内容や状況によって使い分けることが大切です。
ここからは「優しい」に関する関連表現を紹介します。
<優しい人>
優しい人、つまり優しさ(性格)を表現したい時に使えるフレーズは以下の通りです。
・He is a kind person.
(彼は優しい人だ。)
・Lisa is nice to children.
(リサは子供に対して優しいです。)
・John is a thoughtful person.
(ジョンは思いやりがある人です。)
<優しい心>
他人を常に思いやるような優しい心を英語で表現したい時のフレーズは以下の通りです。
・She has a kind heart.
(彼女は優しい心を持っている。)
・He is a generous-hearted man.
(彼は寛大な心を持った男性だ。)
<人の性質や性格以外の優しい>
「優しい」は日本語でも英語でも、人の性格だけでなく、「環境に優しい」「優しい印象の絵だ」という風に物などに対しても使える言葉です。
人の性質や性格以外に対しての「優しい」を英語で表現したい時のフレーズは以下の通りです
・That piano has a lovely soft sound.
(そのピアノは、優しい音色が素敵ですね。)
・The wind is gentle today.
(今日は風が優しい。)
まとめ:英語の「優しい」を状況に応じて使い分けよう!
英語では、定番のkind以外にも優しいと表現できる言葉がたくさんあり、程度や対象に応じて使い分ける必要があります。
適切な表現を相手やシーンにより使い分けることで、円滑なコミュニケーションにも繋がります。
会話の相手や場面を想像しながら、使い分けができるよう練習してみてください。
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