左以外の意味を持つ過去形「left」の使い方をマスターしよう!leftを使ったイディオムも紹介!
英語の頻出単語の1つである「left」。
「left」を「左」という意味で使用することは多いかもしれませんが、「left」は動詞「leave」の過去形・過去分詞としての意味も持っています。
「左」以外の意味で「left」を用いることができれば、より英語表現の幅が広がるでしょう。
そこで今回は「left」の使い方をマスターしていただくべく、「left」の訳し方やイディオムを詳しく解説していきます。
「left」の意味は「左」だけじゃない?
「左」と左以外の意味で用いられる「left」の使い方についてそれぞれ見ていきましょう。
①:左
「left」を名詞として使用すると「左」「左側」、「left」を形容詞として使用すると「左へ」「左向きの」といった意味になります。
例文は以下の通りです。
・Please turn left.
(左に曲がってください。)
・Please raise your left hand.
(左手を挙げてください。)
②:動詞「leave」の過去形/過去分詞系
動詞「leave」の過去形「left」として使用すると「出発した」「置いていった」などの意味になります。
また過去分詞「left」では現在完了「have left」として「出発した」「置いていった」、受動態や形容詞的用法として「置いていかれた」「残された」などの意味になります。
例文は以下の通りです。
・He left this morning.
(彼は今朝出発した。)
・I was left by my father.
(私は父親に置いていかれた。)
動詞「left」の訳し方を完全マスター!
動詞「leave/left」には形式や状況によって様々な意味が含まれています。
マスターして、きっちり使い分けましょう。
①:去る/出る/出発する
動詞「leave/left」を自動詞として使用すると、「去る」「出る」「出発する」といった意味になります。
・The bus left at 8:00 am.
(バスは午前8時に出発した。)
また動詞「leave/left」を他動詞として使用しても、目的語に場所・土地などを取ると、「(場所・土地から)去る」という意味になります。
・I left my friend’s house at 6:00 pm.
(私は午後6時に友人の家を出た。)
②:置いていく/置き忘れる
動詞「leave/left」を他動詞として使用し、目的語に人・物を取ると、「置いていく」「置き忘れる」といった意味になります。
・He left his daughter at home.
(彼は自宅に娘を置いていった。)
・She left her homework at home.
(彼女は宿題を家に置き忘れた。)
③:残す
動詞「leave/left」には、目的語に情報などの物・人を取ることで、「残す」という意味もあります。
・I left a message for my son.
(私は息子にメッセージを残した。)
また過去分詞「left」の受動態を用いれば、「残っている」という意味になります。
・There are still baseball tickets left.
(野球のチケットはまだ残っている。)
leave/leftを使ったイディオムを紹介!
名詞「left」、動詞「leave/left」には様々なイディオムが存在します。
それらをきっちり理解することが「left」をマスターするために肝心です。
まず名詞「left」のイディオムを紹介します。
<left and right>
直訳すると「左右」ですが、「あちらこちらに」「手当たり次第に」といった意味を含みます。
・She talked left and right.
(彼女はあちらこちらに話しかけた。)
次に動詞「leave/left」を使った熟語です。
<leave/left for>
「for」以下の場所へ「向かう」「出発する」といった意味です。
前置詞「to」は使用できないので注意してください。
・I left for Tokyo.
(私は東京に向けて出発した。)
また「leave/left」の後に、場所・土地などの目的語を取ることで、「~から(for以下の場所へ)向かう」を意味します。
・I left Osaka for Tokyo.
(私は大阪を出発して東京へ向かった。)
<leave/left 人 alone>
「人を放っておく」「そっとしておく」「残したままにする」といった意味を指します。
・He was sad, so I left him alone.
(彼はとても悲しんでいたので、私はそっとしておいた。)
また「be left alone」と受動態にすることで、「独りぼっちになる」「放っておかれた」といった意味を持ちます。
・She is left alone for years.
(彼女は何年も放っておかれている。)
<leave/left behind>
こちらは、複数の意味を持つイディオムです。
まず「引き離す」「進んでいる」といった意味があります。
・America’s military power left other nations behind.
(アメリカの軍事力は他国を引き離した。)
また「leave/left behind」は、痕跡や功績を「あとに残す」という意味もあります。
・The president left many problems behind for the employees.
(社長は多くの問題を社員に残した。)
さらに「be left behind」と受動態として使用すると、「置き去りにされる」「取り残される」といった意味になります。
・He was left behind on the battlefield.
(彼は戦場に取り残された。)
<leave/left out>
「out」以下を「省略する」「除外する」といった意味です。
・The manager left out players with bad attitudes from the team.
(監督は態度の悪い選手たちをチームから除外した。)
「be left over」は、金や食べ物が「残っている」を意味します。
また「leftover」は名詞で「残り物」を意味します。
・I bought a car, so my money isn’t left over.
(車を買ったので、私のお金は残っていない。)
「left」を上手に使いこなしましょう。
以上のように「leave」の過去形・過去分詞「left」は多様な意味を持ち、イディオムのバリエーションも豊富です。
使う頻度も多いため、一つずつ丁寧に覚えていきましょう。
覚える方法として「leave」のコアイメージを考えるのがおすすめです。
「leave」のコアイメージは「そのままの状態にして、離れる」です。
そのコアイメージを頭に浮かべ、他の前置詞・副詞と組み合わせることで、すんなりとイディオムが覚えられるでしょう。
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