450点を超える【TOEICリスニング対策】高速リスニングで余裕を作ろう!
前半部分のリスニングでいかに得点を稼げるかは、TOEICで高得点を出す際に非常に重要になってきます。
特に900点オーバーを目指すのであれば、単純計算でリスニング、リーディングでそれぞれ450点を取る必要があります。
留学経験や帰国子女の方なら、おおよその感覚でリスニングを攻略できるかもしれませんが、海外経験のない純日本人の場合はどうでしょうか?
そこで今回は、日本にいながらリスニング力を向上できる「高速リスニング術」の重要性を解説していきます。
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1.25倍速再生での高速リスニング術とは?
結論から言うと、リスニング練習の際は当日のリスニングスピードよりも、1.25倍ほどのスピードで行うのが効果的です。これはスポーツでも同じことが言えますが、基本的に練習の段階でできていないことは試合でもほとんど再現ができません。
また、どんなに実力をつけても、本番の環境ともなると本来の力の約80%ほどしか発揮できないことも珍しくありません。
では、どのようすれば実際のリスニングで100%の力を発揮できるのでしょうか?
それは、当日自分の力の20%が発揮できないことを想定し、その分上積みをして普段の学習を行うことです。
普段から高速リスニングを実施し、あえて自分の耳に負荷をかけておきましょう。
そうすることで、当日のリスニングが通常よりもゆっくり聞こえるため、相対的に自分の力を発揮できる環境を意図的に作ることができます。
リスニングにおすすめのYoutubeチャンネル
では具体的には、どのようにして高速リスニングを行えば良いのでしょうか。実際に行った方法の中でおすすめなのは、Youtubeの再生速度を1.25倍にしてリスニング練習を行う方法です。
通常のスピードをあえて1.25倍にすることで、始めのうちは聞き取れないものの、数をこなすことで徐々に耳が慣れていきます。具体的には、以下のチャンネルがおすすめなので参考にしてください。
CNNニュース
→https://www.youtube.com/watch?v=7qukBst-JnI
まず最初におすすめなのが、CNNニュースのチャンネルです。
CNNニュースのスピーカーはアナウンサーのため、使用されている英語が正しいことに加え、よりアカデミックな話し方をしています。
さらに発音も聞き取りやすく、高速リスニングを始める際も比較的取り組みやすいと言えます。
また、もちろんTOEICの教本を利用したリスニング練習ももちろん重要ですが、CNNニュースの場合、題材が世界各地のニュースを取り扱っているため、勉強中のマンネリ化を防ぐこともできます。
加えて良い意味でパターンなども決まっておらず、多くの情報が詰め込まれています。
そのため正確に必要な情報を探りながら聞き分ける能力も向上するので、本番のTOEICのパターンが決まっているリスニングがより易しく感じます。
TEDスピーチ
→https://www.youtube.com/watch?v=DESCcjSQSKY
同じくもう一つおすすめなのが、TEDスピーチのチャンネルです。英語学習者の中でも知名度の高いTEDスピーチですが、実はTOEICのリスニング対策として非常に優秀な教材と言えます。
おすすめの理由としては、題材やテーマが豊富なため、自分の興味のある分野から取り掛かれる点があげられます。
政治問題や教育問題、宇宙工学などジャンルが幅広いため、ルーティンワークになりがちなリスニング練習を楽しいものに変えることができます。
またTEDスピーチの場合、CNNニュースと違ってスピーカーがアナウンサーではないため、良い意味で癖が強かったり訛りのある英語を聞き取る必要があります。
様々なタイプの英語を聞き分ける能力は、TOEICの実際のリスニングを聞いた際に標準な英語が聞き取りやすく感じるため、あえて練習の段階で難解な発音を聞いておくのも一つの手段と言えます。
高速リスニングのメリット
ここでは、実際に高速リスニングを行うことで得られる、メリットや効果について詳しく解説をしていきます。
初めて高速リスニングを行うと、そのスピードについていくのがやっとでなかなか苦労をすると思いますが、そこを乗り越えることで以下のようなメリットや効果を得られるので参考にしてください。
リスニングの総勉強時間の確保ができる
単純な話ですが、高速リスニングを行うことで、リスニングの勉強量と時間を確保することができます。
文法のテクニックなどが求められるリーディングとは違い、リスニングの場合はいかに多くの練習をこなして英語になれるかがカギになります。
そのため、1.25倍速でリスニング練習をすることで、通常のリスニング練習に加え25%の量を上乗せすることができます。
とくに仕事などで時間を作るのが難しい社会人の方などは、1.25倍速でリスニングを行い、総合的なリスニングの量を増やすことができるのでお勧めの勉強方法の一つです。
当日のリスニングで余裕が出る
普段から負荷をかけたトレーニングを行うことで、当日のリスニングで余裕を生むことができます。
例えば、普段重りを付けて走っていて、試合の時に重りを外したら当然軽く感じ速く走ることができますよね?
この原理と同じで、普段からスピードの速い英語を聞くことで、相対的に当日のリスニング速度が遅く感じます。
そうすることで余裕が生まれ、落ち着いて問題に取り組むことができたり、設問の先読みなどに時間を割くことができます。
当然会話を聞く上でゆっくり話してもらった方が聞き取りやすいですが、自分でTOEICのリスニングスピードを落とすことはできません。
そこで普段からスピードの速い英語を聞いて、相対的にTOEICのスピードを遅く感じるようトレーニングを積むことで、リスニングの得点UPを狙うことができます。
予測能力が向上する
上記の通り、リスニングの際に余裕が生まれることは大きなメリットであり、余裕が生まれることで予測能力が向上します。
普段であれば問題を聞き取ることで頭がいっぱいになってしまい、次に何が問われるのか、どこが重要な部分なのか予測が立てづらい人も多いのではないでしょうか。
しかし、余裕をもってリスニングに臨むことができれば、問題を聞きながら先読みができ、どの部分が問われているのか、関連するキーワードは何なのかなど、予測や先読みに頭を回すことができます。
結果として予測能力が向上してリスニングパートを比較的簡単に突破することができ、後半のリーディング部分の体力を温存することもできます。
リスニング練習に最適なタイミング
実際に高速リスニングは負荷のかかるトレーニングですが、最適なタイミングで行うことで徐々に慣れていき、総合的にリスニング力の向上につなげることができます。
具体的には、以下のタイミングがおすすめです。
朝一番の勉強前
最初に上げられるのが、朝一番の勉強前のタイミングです。
これから勉強を始めようと頭を切り替えて勉強モードにする際、まず最初に高速リスニングを行ってみてください。
たとえスピードが早すぎてわからなくても、脳が徐々に英語モードに切り替えられ、良い状態で勉強のスタートを切ることにもつながります。
勉強の休憩時間
もう一つのおすすめのタイミングが、勉強の合間の時間です。
一区切り勉強して一息つく際に、ただ休憩を取るのも良いですが、その時間で高速リスニングを行うことを推奨します。
ただ、あくまでこの場合は休憩として時間を過ごして体を休める必要もあるため、リスニングに集中する必要はありません。休憩の際に、CNNやTEDなどのYoutubeを1.25倍速で聞き流す程度で良いでしょう。
はじめのうちは聞き取れなくても、徐々に慣れてくると特に意識して聞きこまなくても、自然と耳から入り脳が理解するようになってきます。
まとめ
リスニング能力と言うのは、ある程度の量と慣れがカギになるため、留学経験がない純日本人の場合は不利だと思われがちです。
そのため、実際にリスニングに苦手意識がある人も多いのではないでしょうか?
しかし実際そのようなことはなく、練習方法や環境次第で留学経験がなくてもリスニング能力を向上させることは可能です。
TOEICで900点オーバーを目指している人は、ぜひ普段の学習に高速リスニングを取り入れ、意図的に負荷をかけてみてください。
そうすることで、相対的に当日余裕を作ることができ、総合的な点数アップに直結することが期待できます。
インプットした後は、アウトプットが大切です。
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