元モデル事務所のマネージャーが教える、待ち合わせに使える英語表現5選
こんにちは、QQEnglish編集部の斉藤です。
日常生活を送る中で、よくあるシチュエーションとして待ち合わせがあります。
なんてことない日常のワンシーンですが、さまざまなパターンが想定されるので英語を学ぶにはもってこいなんです。
はじめて会う予定の外国人とも、待ち合わせのやりとりは必須です。言うなれば、外国の友人や恋人を作るための登竜門なわけです。
これさえクリアできれば、外国人とも継続的な関係性を築き上げることができると言っても過言ではありません。
どんな人でも、ファーストコンタクトの印象が良いにこしたことはないですよね。この機に待ち合わせの英語を学んで、どんどん国際交流しちゃいましょう。
Meet up
待ち合わせとは、相手があってはじめて成立します。
では、相手と会うことを表すにはどんなが英語を使用するのが適切でしょうか?
「会う」を表す英語に”meet”がありますが、ある程度英語を学習してきた人ならなじみのある単語でしょう。
待ち合わせの場合にも”meet”を使用するのですが、単に”meet 誰々”と言ってもいいのですが、もっと適切な表現があります。
それは”meet up”です。
”meet up”も”meet”も相手と会うことを意味しますが、待ち合わせなどの場合は”meet up”を使用した方が自然に聞こえることが多いです。
“meet up”は相手と偶然会う場合にも使用されますが、事前に約束していた相手に会う場合に使われるケースが多いです。
当然ですが、待ち合わせは事前の約束がある相手に会うものです。
つまり、”meet up”を使う方が自然です。
Let’s meet up at the airport.
空港で合いましょう。
他にも、しばらく会っていなかった友人には”catch up”という表現を使うことがあります。
「遅れを取り戻す」という意味で使用されるフレーズですが、人と会うときにも使えるんです。
Do you want to catch up next month?
来月会わない?
最後に余談ですが、カタカナ英語の「ミートアップ」という単語は交流会のことを指します。
そのままですが、Meetupという名前の有名なサービスもあります。
世界中に利用者がおり、オンライン、オフライン問わずいろいろな集まりに参加することができるので、興味のある方は試してみてください。
I just got here.
待ち合わせのときに、先に目的地に到着したときには相手に知らせてあげますよね。
そんなときに使えるフレーズが、
I just got here.
ちょうど今ついたよ
到着したことを伝える表現は、他にもいくつかあります。
I’ve just arrived.や、Just arrived.などもOKです。
私がこのフレーズを覚えたのは、海外で自分の住むアパートを探しているときでした。
アパートの内見に行く際にオーナーから「最寄り駅についたら連絡して」と言われていたのですが、最寄り駅についたところで、自分が今到着したことを伝えるフレーズがわからないと気づきました。
当時は英語がまったくできなかったので何も気にしていませんでしたが、簡単そうなのになんて言うかわからない表現ってけっこうありますよね?
日本語で考えるとシンプルでなんてことのない表現なのに、外国語になるととたんに難しく感じてしまいます。
しかし、シンプルな表現のストックを増やしておくと、後のコミュニケーションにかなり役立ちます。
個人的には難しい単語の意味がわかるよりも圧倒的に大事だと思いますね。
be delayed
待ち合わせにはよくある、遅刻に関するフレーズです。
遅れそうなときは下記のフレーズを使います。
I’ll be late.
遅れます
I’m running a little late
ちょっと遅れます
待ち合わせに遅れる理由はさまざまですが、代表的なもののひとつに交通機関の遅れがあります。そんなときは”be delayed”を使用した方がより自然な英語に聞こえます。
The next train will be delayed.
“be delayed”は、何か外的な要因によって遅れている場合に使う表現です。
こちらに非がないことを暗に伝えることができるので、”be late”とともにシチュエーションごとにうまく使いわけてください。
私はこれまで多くの外国人と仕事をしてきましたが、とりわけ遅刻に厳しい日本社会で日本人の時間への感覚を共有してもらうことには本当に苦労しました。
偏見も入ってしまうかもしれませんが、それなりのビジネスマンでもない限り、欧米からのゲストたちは時間にルーズなことが多いです。
外国人と仕事をする機会がある人は、必ず最初に日本人の遅刻への厳しさを伝えた方が良いでしょう。
Kill some time
Killというと物騒な感じがしますが、時間に関するフレーズにも使うことがあるんです。
Kill some time
時間をつぶす
このフレーズを覚えたのは、私がモデル事務所のマネージャーとして働いていたときです。
車に外国人モデルたちを乗せて仕事のオーディションをまわるのですが、1日に何件もまわる必要があるので、ちょっとしたことでタイムロスが発生します。
たとえば、
・駐車場が会場から遠い
・オーディションへ来ているモデルが多い
・担当者の遅刻
あげるときりがないのですが、とにかく時間が読めないのでタイムマネジメントが難しいんです。
時間が読めないため、モデルを車でピックアップするときに正確な時間を伝えることができません。アバウトな時間を伝えることになりますが、それでも大幅に遅れてしまうこともあります。
しかし、長時間の遅刻をする場合に、相手を待ち合わせ場所にとどまらせるわけにはいきません。相手はモデルなので、寒い冬や真夏の炎天下に屋外で待たせるのはなおさらマズイわけです。
外国人に限ったことではありませんが、コミュニケーションを取る上で相手への敬意は必須です。もし遅れる場合はただ謝るだけではなく、時間を潰してもらうように相手にお願いした方がベターです。
minute walk from
不動産情報サイトをながめていると、徒歩何分って表現はよく目にしますよね。
5-minute walk from Shibuya station.
渋谷から歩いて5分
英語でも、徒歩何分という表現はふつうに使用されます。
5分だから複数形になるのでは?と疑問に思った方もいるかもしれませんが、ハイフンでつながれる箇所は単数形を使用します。
下記の表現はどちらも正解ですが、当然ながらハイフンは口語では表現できませんので、使用する場合はテキストベースのやりとりに限定されるでしょう。
5-minute
5 minutes
徒歩何分という表現は時間に関するフレーズですが、通常時間を表す表現は”take”を使うことが多いので、他にも言い回しを紹介しておきます。
It takes 5 minutes to walk from here to the station.
ここから駅まで歩いて5分です
相手に所要時間を伝えるときに便利な表現なので、覚えておいて損はないでしょう。
”take”という単語は「とる」という意味ですが時間にも使用できます。詳しい説明は省略しますが、”take”は用途の広い単語で他にも睡眠や栄養などにも使えます。
take a nap
昼寝する
take nutrients
栄養を取る
まとめ
待ち合わせには意外と考慮することが多いので、コミュニケーション能力が必要とされます。
相手と自分の都合を考えて時間や場所を決める必要がありますし、天候に予定が左右されるかもしれません。
さまざまなシチュエーションが想定されるので英語のトレーニングにはもってこいなんです。
私は仕事で覚える必要があったため自然と待ち合わせに関するフレーズを覚えるましたが、回数をこなせば誰でも慣れることなので、まずは実際に待ち合わせをしてみましょう。
SNSやマッチングアプリの普及もあり、外国人とも気軽に会うことができる時代になりました。
インターネットを介した出会いは実際に会う前のコミュニケーションが重要です。
待ち合わせのやりとりで好印象を持たれなければ、その後に友人や恋人として関係を継続するのは難しいでしょう。
しかし、身構える必要はありあません。
まずは紹介したフレーズ中で使えそうなものから試してみてください。
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