失敗は英語で「ミス」じゃない?正しい言い方と失敗に関連する英語表現を紹介!

新規登録・無料体験
はこちらから
CLICK
  1. オンライン英会話ならQQ English
  2. 英語ブログ
  3. 失敗は英語で「ミス」じゃない?正しい言い方と失敗に関連する英語表現を紹介!
英語ブログ
検索
更新日:2023年3月17日

失敗は英語で「ミス」じゃない?正しい言い方と失敗に関連する英語表現を紹介!

failure

日本語では「失敗」を表す時に「ミス」という言葉をよく使います。

例えば「仕事でミスをしてしまった」「ミスを隠そう」のように使われます。

この「ミス」という言葉を英語の「miss」と同じ意味と捉えている人は少なくないようです。

しかしながら実際は、英語で「miss」といってしまうと、ネイティブには「失敗」の意味として通じません。

この記事では正しい「失敗」の英語表現について解説します。

 

関連記事:

オンライン英会話は意味ない?上達しない原因4つと効果的な受け方6選

オンライン英会話初心者が撃沈して失敗(挫折)しない​​ためのコツ9選

 

「ミス」は実は和製英語!正しい表現は?

mistake

日本語で用いられている「ミス」という言葉は英語の「miss」から生まれたわけではありません。

元々は「間違い」を意味する英単語「mistake」から生まれた和製英語です。

いつのころからか「mistake」は簡略化され、接頭辞である「mis(ミス)」だけが用いられるようになりました。

 

接頭辞「mis」は後に続く言葉に「誤って・誤った・間違った」といった意味を与える語です。

例えば「misunderstand」は「理解(understand)」を「誤る(mis)」という意味で「誤解をする」となります。

「misread」なら「読む(read)」ことを「誤る(mis)」ため「誤読」。

「miscalculation」だと「calculation(計算)」を「誤る」ため「計算間違い」という意味になります。

日本語でも印刷の誤りや誤植のことを「ミスプリント」のように使われることがありますね。

 

接頭辞「mis」が付く単語はほかにも「misfortune(不運)」「mislead(誤解させる)」「misuse(誤用)」といったものがあります。

なお、英語の「miss」という動詞は主に「○○を逃す・見逃す・間に合わない・避ける・的を外れる」といった意味で使われるのが通常です。

「失敗」という意味はないので注意しましょう。

 

他にも、ちょっとした間違いならば「slip」、責任を担うべき失敗なら「fault」、限られた状況での失敗は「error」など、失敗を意味する英単語は色々あります

 

中でも、名詞で「失敗」を表す際に主に使われる語としては「mistake」と「failure」が挙げられます。

この2つの語はよく似た場面で用いられますがそれぞれニュアンスが異なります。

それぞれの違いを見ていきましょう。

 

mistake

「mistake」には「誤る」という意味があり、「(些細な)誤り」や「判断ミス」などといった失敗を意味する英単語です。

次の例文のように用います。

・The accident happened by mistake.
(その事故は判断ミスで起きた。)

・There are no mistakes in his testimony.
(彼の証言に間違いはありません。)

 

failure

「failure」は全体的な結果についての失敗を示します。

例えば、目標を達成できずに失敗に終わった場合には「failure」が用いられます。

・After several failures, he finally made this one.
(幾たびもの失敗を経て、彼はついにこれを完成させた。)

・Our attempt resulted in failure.
(私たちの試みは失敗に終わった。)

 

「失敗する」「やっちゃった」はどう言う?

squint

動詞で「失敗する」を言い表す時には「make a mistake(失敗する・間違いを犯す)」という表現がよく用いられます。

・Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.
(一度も失敗したことのない人は、新しいことに一度も挑戦してこなかった人である。)

・Never interrupt your enemy when he is making a mistake.
(敵が失敗している時は決して邪魔をしてはならない。)

また、「fail」も「失敗する」という意味でよく用いられる表現です。

・Perfect preparations so that you do not fail.
失敗しないための完璧な準備。

・I don’t want to fail, so do it myself.
(失敗したくないから自分でやる。)

なお「失敗する」を「やっちゃった」のような気軽な表現にしたい時には「mess up」もしくは「screw up」を使うとよいでしょう。

どちらも「台無しにした・めちゃくちゃだ・大失敗」などと訳されます。

ほとんど同じ意味で使われますが、「screwe up」の方が若干失敗の度合が強いニュアンスになります。

・I totally messed up this time.
(今回は完全にしくじった。)

・I really screwed up the interview.
(面接で見事に失敗した。)

他に、同じようなカジュアルな表現では「blow it」があります。

・I blew my graduation ceremony.
(私は卒業式を台無しにした。)

・I blew up so severely.
(ひどく失敗してしまった。)

 

なお、基本的に失敗はすべて過去のことです。

そのため通常失敗を表す英語表現は「過去形」で表します。

 

失敗に関するフレーズや慣用句を紹介!

sword

「失敗」に関連したフレーズや慣用句には次のようなものがあります。

・Mistakes make people.
(失敗が人を作る。)

・Failure teaches success.
(失敗は成功のもと。)

これは日本でも使われていることわざですが、英語では直訳すると「失敗が成功を教えてくれる」という意味になります。

・Every mistake is a stepping stone towards success.
(すべての失敗は成功への足掛かりである。)

・Learn from your mistakes.
(失敗から学べ。)

・You can’t learn if you don’t make mistakes.
(失敗しなければ学ぶことなんてできない。)

・Learn from the mistake of others.
(他人の失敗から学べ。)

・Experience is the name everyone gives to their mistakes.
(経験とは皆が失敗に付ける名前である。)

元NBA選手のマイケル・ジョーダン(Michael Jeffrey Jordan)は「失敗」に関わる次のようなフレーズを口にしています。

・I can accept failure, everyone fails at something. But I can’t accept not trying.
(誰しも何か失敗はするし私はそれを受け入れられる。だが、挑戦しないことを受け入れることはできない。)

また、雑誌「Forbes」の発行人であったマルコム・フォーブス(Malcolm Stevenson Forbe)の語ったフレーズは多くの人の心を打ちました。

・Failure is success if we learn from it.
(そこから学ぶことができたのであれば、失敗は成功である。)

発明王として知られるトーマス・エジソン(Thomas Alva Edison)は次のような「失敗」に関する有名なフレーズを残しています。

・I am not discouraged, because every wrong attempt discarded is another step forward.
(私は決して失望しない。どんな失敗も新たな一歩となるからだ。)

・Many of life’s failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.
人生の失敗者の多くは、成功の直前にいながら、そのことを知らずに断念する人々である。

 

まとめ:「mistake」をしっかり理解して「ミス」と「miss」を混合するミスを避けよう!

brick

日本語で失敗を意味する「ミス」は「mistake」の接頭辞「mis-」から来ている和製英語です。

「見逃す」や「避ける」といった意味を持つ「miss」とは異なる語なので注意してください。

 

この記事で紹介したように、「失敗」に関わる表現には様々なものがあります。

ぜひそれぞれの語のニュアンスの違いを覚えて使ってみてください。

 

QQEnglishでは、公式LINEで英語学習に役立つ情報を定期的に配信しています。

公式LINEに登録すると「オンライン英会話の無料体験レッスン」が、“合計3回も受けられる特典”をもれなくプレゼント中です!

英語学習のインプットをした後は、ぜひこの機会に英会話のアウトプットも行いましょう!

 

Haruka Matsunaga
監修者

Haruka Matsunaga

QQEnglish編集部

言語オタクのHarukaです! 私は日本にいながらにして、英語・広東語・中国語・韓国語を習得しました。英語の資格はTOEIC955点と英検準1級を取得しております。 言語の壁がなくなることで見える世界が大きく広がることを私自身経験してきたので、分かりやすくタメになる記事をお届けすることで、みなさんが世界に羽ばたくお手伝いができたら嬉しいです!

無料体験にクレジットカードの登録は必要ありません!

日本人のサポート付き無料体験レッスンはこちら