英語で「事務員」は何て言う?ニュアンスによる使い分けと例文も紹介!
みなさんも一度は「事務員」と言う言葉を聞いたことがあると思います。
日本ではAIの台頭にもかかわらず、派遣などの仕事で「事務員」の求人はたくさんあることから、事務員の仕事の重要さが伺えます。
他にも似たような言葉で、「デスクワーク」や「オフィスワーク」と言う言葉がありますが、英語では同じ言葉を使うのでしょうか?
この記事では、「事務員」を英語でなんと言うのか、また関連する言葉を解説していきたいと思います。
是非最後まで読んでみてください!
事務員の英語
まず最初に「事務員」の英語を確認しましょう。英語では office clerk といいます。
office clerkを使えば大体伝わりますが、より具体的に伝えたい場合は仕事内容に合わせて表現を選びましょう。
A: What does your sister do for a living?
(あなたの姉(妹)は何の仕事をしているの?)
B: She works as an office clerk at a law firm.
(彼女は法律事務所で事務員として働いているよ。)
デスクワークの英語
デスクワークの英語は、文字通り desk work です。
名前の通り机でデスクに向かって仕事をすることを指しますが、契約書を作成したり、メールの返信をしたりとその内容は多岐に渡ります。
例を挙げると、データ入力、書類整理、会議の準備、電話対応などがこれに含まれます。主にオフィスでの事務員の仕事や、デスクを使って行う専門的な作業を指します。
特に外回りやフィールドワークと比較されることが多いです。
A: Do you like working in the office or going out for fieldwork?
(オフィスで働くのと外回りの仕事、どっちが好き?)
B: I prefer desk work to fieldwork.
(私は外回りの仕事よりデスクワークのほうが好きだよ。)
オフィスワークの英語
Office workは、オフィス内で行うすべての業務に関する言葉で、書類作成やデータ入力、顧客対応、チームミーティング、プロジェクト管理などが含まれます。
オフィスで働くすべての業務を指し、電話応対やメールの管理、会議なども含まれるため、その仕事内容はかなり広範囲に渡ります。
A: What kind of job do you do?
(どんな仕事をしているの?)
B: I do mostly office work, like data entry and organizing files.
(主にデータ入力やファイル整理などのオフィスワークをしているよ。)
A: That sounds neat. Do you enjoy it?
(いいね。楽しんでる?)
B: Yeah, I like working in a structured environment.
(うん、整理された環境で働くのが好きなんだ。)
海外の事務員の実情
海外の事務員の仕事は、日本と同様にオフィス業務を担当しますが、国によって働き方や待遇に違いがあります。
アメリカでは、事務員の職務内容が明確に決められており、書類管理やデータ入力、電話対応などの業務を担当します。
リモートワークが普及している企業も多く、在宅勤務が可能な場合もあります。また、専門的なスキルを持つことで給与アップのチャンスがあり、年収は約500万〜700万円が一般的です。
イギリスの事務員も同様にオフィス業務をこなしますが、ワークライフバランスが重視され、定時退社が基本となっています。また、契約社員や派遣の事務職も多く、専門職志向が強いのが特徴です。
年収は約300万〜500万円ほどで、ロンドンなどの都市部では給与が高めに設定されています。
このように、海外の事務員は日本と異なり、業務範囲が明確であり、ワークライフバランスを重視する傾向があります。
そのため、事務職であってもスキルアップを図ることでキャリアの選択肢を広げることができます。
日本では基本的には派遣の仕事が多く、給料もかなり低く設定されております。海外のように単価が上がると嬉しいですね!
その他の関連する言葉
ここからは「事務員」に関連する他の表現を紹介しますね!
Paper pusher(書類ばかり扱う事務員)【ややネガティブなニュアンス】
A: I’ve been stuck in the same office routine for months. It’s all just paper pushing.
(何ヶ月も同じオフィスのルーティーンに縛られているんだ。すべてが書類処理ばかりだよ。)
B: I know what you mean. I don’t want to be just a paper pusher; I’d rather do something creative.
(その気持ちわかるよ。ただの書類処理係にはなりたくない。もっとクリエイティブなことがしたい。)
Admin wizard(事務処理がすごく得意な人)【ポジティブな表現】
A: We’ve got so many files to sort through. I don’t know where to begin!
(ファイルがたくさんあって、どう始めればいいかわからないよ!)
B: Don’t worry! She’s an admin wizard—she can organize anything in no time!
(心配しないで!彼女は事務の達人だよ。どんなことでもすぐに整理できるから!)
A: Really? That sounds amazing!
(本当に?それはすごいね!)
Number cruncher(数字を扱うのが得意な事務員)【特に経理や会計担当】
A: Our budget is a mess. We keep losing track of our expenses.
(予算がめちゃくちゃだよ。経費の管理が追いつかない。)
B: Yeah, we really need a good number cruncher to handle our finances.
(そうだね。うちの財務を管理するために優秀な経理担当が必要だよ。)
Bean counter(細かいお金の計算をする人、会計士)【やや皮肉を込めた表現】
A: I was hoping we could upgrade our office chairs. The old ones are so uncomfortable.
(オフィスの椅子を新しくしたかったんだ。今のはすごく座り心地が悪いよ。)
B: Yeah, that would be great, but you know how the bean counters are. They won’t approve any unnecessary expenses.
(そうだね。でも経理の連中がいるからね。不要な出費は絶対に認めないよ。)
Desk jockey(書類ばかり扱う事務員)【ネガティブなニュアンス】
A: How’s your new job going? I remember you used to travel a lot for work.
(新しい仕事はどう?前はよく出張してたよね。)
B: Yeah, I used to work in sales, but now I’m just a desk jockey.
(うん、昔は営業職だったけど、今はただのデスクワーカーだよ。)
A: Do you miss being out in the field?
(外回りの仕事が恋しくない?)
B: A little, but at least I don’t have to deal with long commutes anymore.
(ちょっとね。でも長時間の移動がなくなったのはありがたいよ。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「事務員」やその他関連する表現を見ていきました。
一見単純な英語ですが、こうやって見てみると様々な表現があります。
このブログを通じて「事務員」の表現を学んで、是非実践で使ってみてください!