サラリーマンは英語でなんて言う?英語で通じる自然な言い方を徹底解説
英語で「あなたの職業は何ですか?」と聞かれたとき、思わずこう答えたくなるかもしれません。
- I am a salaryman.
(私はサラリーマンです。) - I am an office lady.
(私はOLです。)
しかし、日本ではこれらの表現が一般的でも、英語圏ではほとんど意味が通じません。
なぜなら、「サラリーマン」や「OL」は和製英語で、英語にはこれに直接対応する表現がないからです。
この記事では「サラリーマン」や「OL」を英語で自然に表現する方法を、わかりやすい例文を交えて解説します。
また、英会話でスムーズに自分の職業を説明できる便利な例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「サラリーマン」を英語でどう伝える?おすすめフレーズ3選
和製英語である「サラリーマン」を英語で自然に伝える表現を3つ紹介します。
これらは出入国カードや簡単な会話で違和感なく、よく使われるものです。
Office worker(事務職/会社員)
幅広く「事務職」や「オフィスで働く人」を指す最も一般的な表現です。具体的な職務内容には言及せず、オフィスで働いているという事実を強調します。
例文:
I’m an office worker at a marketing company.
(私はマーケティング会社で働く会社員です。)
She works as an office worker in a law firm.
(彼女は法律事務所で会社員として働いています。)
Office clerk(事務員)
「事務員」や「一般事務職」を意味します。主に書類整理やデータ入力など、より限定的で具体的な事務作業に携わる職務を指します。
例文:
I work as an office clerk at a local government office.
(私は地方自治体で事務職として働いています。)
She is an office clerk handling paperwork for the finance department.
(彼女は財務部門で書類作業を担当する事務職です。)
Employee(雇用者/従業員)
「雇用者」「従業員」という広い意味を持つ言葉で、オフィスに限定されません。工場勤務やサービス業など、すべての雇用されている人を指すことができます。
例文:
I am proud to be an employee of this company.
(私はこの会社の従業員であることを誇りに思います。)
If you are an employee, you can get health insurance from your company.
(雇用者であれば、会社から健康保険を受けることができます。)
英語で職業を伝えるときのコツ:営業職など職種を英語で表現する例文一覧
ただ実際、英語圏では「会社員」という言葉自体があまり使われず、具体的な職務や業界について話すことが一般的です。
たとえば「私は営業担当です」や「カフェで働いています」といった表現のほうが自然な英語に聞こえます。
例文:
I’m a sales representative at an IT firm.
(IT企業の営業担当です。)
I’m a server at a café.
(私はカフェで接客係をしています。)
なぜ英語では具体的な職務表現が好まれるのか?
英語で「会社員」という表現があまり使われないのは、職務や役割を具体的に伝える文化だからです。
英語圏では、仕事が単なる所属ではなく、その人自身を表す一部と考えられる傾向があります。
そのため、役割やスキルを明確にすることで、相手に自分を分かりやすく伝え、会話を発展させやすくなります。
たとえば、
I’m a company employee.
(私は会社員です)
という抽象的な表現では、十分な情報が伝わりません。
一方で、
I’m a project manager in the IT department at a multinational company.
(私は多国籍企業のIT部門でプロジェクトマネージャーをしています)
のように具体的に話すと、自分の役割や専門性をより明確に伝えることができます。
また、日本ではジョブローテーションが一般的で、特定の役割や専門性にフォーカスしない働き方が主流なため、「会社員」という抽象的な表現が使われがちです。
しかし、英語圏では具体性が信頼感や理解を深めるポイントになるため、職務や役割を詳しく伝えることが大切になってくるのです。
英語で自分の職業を正確に伝えるフレーズ集【職種別】
以下は、さまざまな職種や業界で使える具体的な英語表現と例文です。
それぞれの職業の特徴に合わせたニュアンスが伝わるようなフレーズを紹介しているので、自分の状況にピッタリくるものを見つけて、ぜひ活用してみてください。
職種/業界 |
英語表現 |
例文 |
営業職 |
Sales representative |
I’m a sales representative for a pharmaceutical company. |
専門職 |
Specialist |
I’m a specialist in digital marketing. |
技術者 |
Engineer |
I’m a software engineer at a startup. |
地方公務員 |
Local government official |
I’m a local government official managing urban development projects. |
教師 |
Teacher |
I’m an elementary school teacher. |
学生 |
Student |
I’m a university student majoring in economics. |
会社役員 |
Executive |
I’m an executive in a multinational company. |
会社社長 |
President |
I’m the president of a technology firm. |
個人経営者 |
Proprietor |
I’m the proprietor of a small café. |
飲食店スタッフ |
Waiter / Server |
I’m a waiter at an upscale restaurant. |
配達員 |
Delivery driver |
I’m a delivery driver for an online grocery service. |
主婦 / 主夫 |
Housewife / Househusband |
I’m a housewife taking care of my home and family. |
無職 |
Unemployed |
I’m currently unemployed and seeking new opportunities. |
まとめ:具体的に表現して、自然な英語を話そう
「サラリーマン」や「OL」は日本独自の和製英語であり、英語圏ではほとんど通じません。そのため、英語で職業を伝える際は、具体的でわかりやすい表現を心がけましょう。
自分の仕事や役割を正確に伝えることで、会話をスムーズに進め、相手に好印象を与えることができます。
この記事で紹介したフレーズを活用して、ぜひ実践してみてください。