受動態の基本と応用を学ぶ!例文付き解説

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更新日:2025年1月9日 英文法

受動態の基本と応用を学ぶ!例文付き解説

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1. はじめに:受動態をマスターして英会話をスムーズに

英語を学ぶ中で、「受動態」は避けて通れない重要なポイントです。

受動態は、主語が「動作を受ける」ことを表現する構文で、英会話や文章で頻繁に使われます。

特に、フォーマルな場面や客観的な情報を伝える際に役立ちます。

しかし、受動態に対して「難しい」と感じる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、受動態の基本から応用までを例文付きでわかりやすく解説します。

日常会話やニュース記事で使えるフレーズなど、実践的な知識が身につきます。

一緒に受動態をマスターしましょう!

2. 受動態とは?その意味と基本の形

1)受動態とは?

英語の文には、大きく分けて「能動態」と「受動態」の2つの形があります。

  • 能動態: 主語が動作を行う構文
  • 受動態: 主語が動作を受ける構文

たとえば、以下の例を見てみましょう。

能動態::She wrote a book.(彼女は本を書きました。)

→ 主語「She(彼女)」が動作「wrote(書いた)」を行っています。

受動態::A book was written by her.(その本は彼女によって書かれました。)

→ 主語「A book(その本)」が動作「was written(書かれた)」を受けています。

このように、能動態では「誰が何をしたか」を中心に伝えるのに対し、受動態では「何がされたのか」に焦点を当てるのが特徴です。

2)受動態の基本の形

受動態は、次のような形で構成されます。

  • be動詞 + 過去分詞

なお、be動詞は、主語の数(単数・複数)や時制に応じて変化します。

以下に例を示します:

現在形: is / are

The room is cleaned every day.(その部屋は毎日掃除されます。)

過去形::was / were

The cake was eaten by the children.(そのケーキは子どもたちによって食べられました。)

完了形:has been / have been

The project has been finished.(そのプロジェクトは完了しました。)

このように、be動詞を主語や時制に合わせて変化させることで、正しい受動態を作ることができます。

また、行為者を明示する場合には「by」をつけることもポイントです。

動作をした人や物を明らかにしたいときは、「by + 人(または物)」を加えます。

例文:

The song was written by a famous composer.(その歌は有名な作曲家によって書かれました。)

This picture was painted by my sister.(この絵は私の妹によって描かれました。)

3)受動態の基本的な例文

受動態は肯定文だけでなく、否定形や疑問文、さらに疑問詞を使った形でも頻繁に使われます。

それぞれの例を見ていきましょう。

①否定形

受動態の否定文では、「be動詞 + not」を使って否定を表現します。

例文:

The homework is not finished yet.(宿題はまだ終わっていません。)

The room was not cleaned yesterday.(その部屋は昨日掃除されませんでした。)

②疑問文

受動態の疑問文では、be動詞を文頭に移動させることで質問を作ります。

例文:

Is this book written by a famous author?(この本は有名な作家によって書かれたものですか?)

Was the window repaired yesterday?(その窓は昨日修理されましたか?)

③疑問詞を使った受動態

疑問詞(what、 when、 who、 how など)を使う場合、疑問詞を文頭に置き、be動詞と主語の語順を変えます。

例文:

What was stolen from the store?(その店から何が盗まれましたか?)

Who was invited to the party?(誰がそのパーティーに招待されましたか?)

3. 受動態の基本を深掘りする

ここでは、受動態の基本をさらに詳しく掘り下げ、進行形や完了形、助動詞との組み合わせについて解説します。これらをマスターすれば、受動態の表現が格段に広がります!

1) 受動態の現在進行形と過去進行形

進行形の受動態は、「be動詞の進行形 + 過去分詞」で構成されます。

「〜されている最中」という進行中の動作の受け身を表現します。

現在進行形の例文:

The house is being painted.(その家は塗装されています。)

A new bridge is being built over the river.(その川には新しい橋が建設されています。)

過去進行形の例文:

The road was being repaired yesterday.(その道路は昨日修理されていました。)

The project was being discussed during the meeting.(そのプロジェクトは会議中に議論されていました。)

ポイント:進行形の受動態は、動作が「進行中である」ことを強調したい場面で使います。

2)現在完了形と過去完了形の受動態

完了形の受動態は、「have(has、 had)+ been + 過去分詞」で構成され、出来事の結果や完了を表します。

過去形の受動態とのニュアンスの違いを押さえておきましょう。

  • 過去形の受動態:過去の特定の時点で起こったことを表す。
  • 現在完了形の受動態:過去の出来事が今も影響を与えていることを表す。
  • 過去完了形の受動態:過去のある時点までに完了していたことを表す。

現在完了形の例文:

The work has been completed.(その作業は完了しました。)

All the tickets have been sold out.(すべてのチケットが売り切れました。)

過去完了形の例文:

The documents had been signed before the meeting.(その書類は会議の前に署名されていました。)

The room had been cleaned by the time we arrived.(私たちが到着した時には、その部屋は掃除されていました。)

ポイント:完了形の受動態は、結果や影響を伝える際に役立ちます。

3)受動態と助動詞

助動詞を受動態で使うと、義務、可能性、推量などを表現できます。

構造は、「助動詞 + be + 過去分詞」です。

例文(義務):

The report must be submitted by tomorrow.(その報告書は明日までに提出されなければなりません。)

例文(可能性):

This problem can be solved easily.(この問題は簡単に解決できます。)

例文(推量):

The package might be delivered today.(その荷物は今日配達されるかもしれません。)

ポイント: 助動詞を使った受動態では、義務(must)、可能性(can、could)、推量(might、 may)などを簡潔に表現できます。

4)助動詞 + 完了形の受動態

助動詞と完了形の受動態を組み合わせることで、過去の出来事に対する可能性や義務、推量を表現することができます。

構造は、「助動詞 + have been + 過去分詞」です。

例文:

The error must have been corrected before publishing.(そのエラーは公開前に修正されるべきでした。)

The package could have been lost during delivery.(その荷物は配送中に紛失した可能性があります。)

The house may have been sold last month.(その家は先月売却されたかもしれません。)

ポイント:助動詞 + 完了形の受動態は、過去の出来事を強調しつつ、それに対する評価や推量を伝える際に便利です。

4. 受動態の応用を学ぶ

ここでは、受動態の応用的な表現を紹介します。

基本的な受動態に慣れたら、さらに幅広い表現を使えるようにこれらを学んでみましょう!

1)「get」を使った受動態

受動態では、「be動詞 + 過去分詞」が基本形ですが、日常会話では「get + 過去分詞」を使うことも多いです。

「get + 過去分詞」は、カジュアルな表現や「何かが起こる」というニュアンスを含む場合に適しています。

例文:

He got invited to the party.(彼はそのパーティーに招待されました。)

My phone got stolen yesterday.(私の携帯が昨日盗まれました。)

The car got repaired last week.(その車は先週修理されました。)

ポイント:「get」を使う受動態は、フォーマルな文脈には適さない場合があるため、会話やカジュアルな文章で使うように注意しましょう。

2)目的語を2つとる動詞の受動態

英語には、目的語を2つ取る動詞(give、show、teach など)があります。

これを受動態にすると、直接目的語か間接目的語のどちらかを主語にできます。

例文1:

  • 能動態:She gave me a present.(彼女は私にプレゼントをくれました。)
  • 受動態①(直接目的語を主語に):A present was given to me by her.(プレゼントは彼女によって私に渡されました。)
  • 受動態②(間接目的語を主語に):I was given a present by her.(私は彼女からプレゼントをもらいました。)

どちらを主語にするかは、何を強調したいかによって決まります。

例文2:

  • 能動態:She showed me a picture.(彼女は私に絵を見せました。)
  • 受動態①(直接目的語を主語に):A picture was shown to me by her.(絵が彼女によって私に見せられました。)
  • 受動態②(間接目的語を主語に):I was shown a picture by her.(私は彼女に絵を見せてもらいました。)

例文3:

  • 能動態:She sent him a letter.(彼女は彼に手紙を送りました。)
  • 受動態①(直接目的語を主語に):A letter was sent to him by her.(手紙が彼女によって彼に送られました。)
  • 受動態②(間接目的語を主語に):He was sent a letter by her.(彼は彼女から手紙を送ってもらいました。)

 

5. まとめ:受動態を使いこなして英会話力アップ!

この記事では、受動態の基本から応用的な使い方までを詳しく解説しました。

受動態は、英語でよく使われる重要な文法のひとつです。

特に以下のポイントを押さえておきましょう:

  • 基本の構造(be動詞 + 過去分詞)を理解することが第一歩

→現在進行形や完了形、助動詞との組み合わせに応用できるようにしましょう。

  • 「get」を使ったカジュアルな受動態や、目的語を2つ取る動詞の受動態を使い分ける

→表現の幅を広げ、自然な英会話に活用できます。

受動態を使いこなせるようになると、情報を簡潔かつ効果的に伝えられるようになります。

また、ニュース記事やフォーマルな場面、さらには日常会話など、幅広い場面で役立つスキルとなります。

ぜひこの記事を参考に、例文を声に出して繰り返し練習してみてください。受動態をマスターすれば、英会話力が格段にアップし、より豊かな表現が可能になります!

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