【保存版】実績を英語で伝える!場面別フレーズ集
1.はじめに
「営業実績が向上した」
「研究実績がある」
「豊富な実績を持っている」
日常的によく使用する「実績」という言葉。
この言葉を英語で表現しようとすると、performance、achievement、track record、experienceなど、似たような単語がいくつも出てきて、どれを使えばよいか迷ってしまいますよね。
実は「実績」の英語表現は、使う場面によって適切な言葉を選ぶ必要があります。
この記事では、様々なシーンで実際に使える「実績」の英語表現を、例文とともにわかりやすく解説します。
「実績」に関連する英語表現を、基本から応用まで学んでいきましょう。
2.「実績」を表す6つの英語表現
「実績」という日本語は、英語では場面や状況に応じて様々な表現があります。
分野ごとに適切な表現が異なり、特にビジネスや研究開発では使い分けが重要です。
ここでは、よく使われる6つの表現の特徴と使い方を詳しく見ていきましょう。
performance (業績・成果)
実績を表す最も一般的な表現です。
売上や利益などのビジネス面はもちろん、学業成績、スポーツの記録、チームの達成度など、様々な分野で使えます。
(当社の営業実績は20%向上しました。)
The student’s academic performance has been excellent this semester.
(その生徒の学業成績は今学期とても優秀です。)
achievement (めざましい成果・功績)
特に重要な成果や、価値ある功績を強調する際に使用します。研究、ビジネス、学術分野など、様々な分野での重要な達成を表現できます。
(AIの分野で重要な研究実績があります。)
Her achievements in international business development are remarkable.
(彼女の国際ビジネス開発における実績は注目に値します。)
accomplishment (誇るべき達成)
個人やチームの努力が実を結び、誇るべき成果を表現する際に使用します。特に、具体的なプロジェクトや課題を成し遂げた際によく使われます。
(この成果は私たちチームの献身的な努力を反映しています。)
His greatest accomplishment was completing the project ahead of schedule.
(彼の最大の実績は、プロジェクトを予定より早く完了させたことでした。)
track record (実績の履歴・実績記録)
これまでの成功や達成を示す記録として使用します。企業や組織の信頼性や能力をアピールする際に効果的です。
(ソフトウェア開発で実証済みの実績があります。)
We have an excellent track record in customer satisfaction.
(当社は顧客満足度において優れた実績を持っています。)
experience (実践的経験・専門知識)
長年の経験や専門性を実績としてアピールする際に使用します。特に、ビジネスプロフィールや企業紹介で、その分野での知見や能力を示すのに効果的です。
(このホテルは接客業で30年の実績があります。)
She has extensive experience in project management.
(彼女はプロジェクト管理において豊富な実績があります。)
results(具体的な成果・業績)
特定のプロジェクトや、取り組みによって得られた具体的な成果を表現する際に使用します。一定期間の活動や施策による最終的な結果を示す場面で効果的です。
(プロジェクトは6ヶ月以内に優れた実績を残しました。)
Our marketing campaign showed positive results with a 30% increase in sales.
(マーケティングキャンペーンは売上30%増という好ましい実績を示しました。)
これらの表現は、状況や強調したいポイントに応じて使い分けることで、より正確に意図を伝えることができます。
3.ビジネスで使える「実績」の英語表現集
ビジネスシーンでは、様々な種類の実績を英語で表現する機会があります。
それぞれの表現方法を正しく理解することで、ビジネスコミュニケーションをより円滑に進めることができます。具体的な使い方を見ていきましょう。
「営業実績」「販売実績」の表現方法と例文
営業や販売に関する実績は、多くの場合”performance”や”results”を使って表現します。
・営業実績:sales performance
(当社の営業実績は目標を上回りました。)
・販売実績:sales results
(アジア市場で優れた販売実績を達成しました。)
・年間売上実績:annual sales performance
(年間売上実績は20%の増加を示しています。)
「導入実績」「取引実績」の言い方と例文
システムや製品の導入実績、取引先との実績は以下のように表現します。
・導入実績:implementation track record
(当社はバンキング部門におけるシステム導入実績が豊富です。)
・取引実績:business track record
(当社は欧州企業との長年の取引実績があります。)
その他のビジネス実績表現まとめ
ビジネスでよく使用されるその他の実績表現をご紹介します。
・業務実績:work performance
(彼女の業務実績は常に高水準を維持しています。)
・採用実績:recruitment track record
(当社の採用実績は、国際人材の採用に成功していることを示しています。)
・研究開発実績:R&D achievements
(当社は持続可能な技術において多くの研究開発実績があります。)
これらの表現は、ビジネス文書や商談、プレゼンテーションなど、様々な場面で活用することができます。
4.「実績がある」「実績を作る」の表現パターン
実績を英語で表現する際は、「実績がある」「実績を作る」など、よく使われるパターンがあります。
これらの基本表現を応用することで、様々な場面で効果的に実績をアピールできます。
具体的な表現方法を見ていきましょう。
「実績がある」の表現パターンと例文
「実績がある」は、主にhaveを使って表現します。状況に応じて以下のようなパターンが使えます。
・豊富な実績がある:have extensive experience
(私たちのチームはソフトウェア開発で豊富な実績があります。)
・確かな実績がある:have a proven track record
(彼女には売上を伸ばしてきた確かな実績があります。)
・優れた実績がある:have an excellent performance record
(その会社は顧客サービスで優れた実績があります。)
2)「実績を作る」の表現パターンと例文
「実績を作る」場合は、build、make、achieveなどの動詞を使用します。
・実績を積み重ねる:build (up) a track record
(この業界で確かな実績を積み重ねるには時間がかかります。)
・実績を作る:make achievements
(彼は初年度に大きな実績を作りました。)
・実績を残す:achieve results
(プロジェクトチームは今四半期に注目すべき実績を残しました。)
これらの表現は、履歴書や面接、ビジネス文書など、様々な場面で活用できます。
状況に応じて適切な表現を選択することで、より効果的に自身や組織の実績を伝えることができます。
6.おわりに
「実績」の英語表現は、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。
一般的な業績には “performance”、特に誇れる成果には “achievement”、個人やチームの具体的な達成には “accomplishment”、継続的な実績には “track record”、経験に基づく実績には “experience”、そして具体的な成果や結果を示す際には “results” が適しています。
これらの表現を土台に、”sales performance” (営業実績)や “proven track record” (確かな実績)のように、具体的なシーンに合わせて応用することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
まずは基本的な表現から使いこなしていくことをお勧めします。