「場所」は英語でどう表す?場所にまつわる前置詞の使い方や頻出フレーズ集も覚えよう!
日常会話の中で特定の場所が話題になったり、場所について説明したりすることはよくあることです。
場所に関する英語表現をマスターできれば、より会話を弾ませることができるでしょう。
英語には「場所」を意味する単語が複数あり、場所を示す前置詞も数多くあります。
この記事では「場所」を意味する基本的な英単語と、場所を示す前置詞の中でも混同しやすい「in, on, at」の使い分けについて紹介します。
「場所」を表す英単語は?
「場所」を意味する英単語としてよく使われるのが、「place」「location」「spot」の三つです。
それぞれの英単語が持つイメージを掴んで使い分けができると、正確なニュアンスを相手に伝えることができるでしょう。
【place】
「place」は、「場所」を意味する最も一般的な単語であり、広い意味での「場所」や「空間」を意味します。
漠然とした意味での「場所」を表す単語として使い勝手の良いものだと言えるでしょう。
・In cities, children have fewer and fewer places to play.
(都会では子供が遊ぶ場所がますます少なくなってきています。)
・There are many places to visit in Kyoto.
(京都には訪れるべき場所がたくさんあります。)
【location】
次に紹介するのが、「location」です。
「place」同様「場所」を意味する英単語ですが、「位置、配置」といった意味も持っており、一般的に「place」よりも限定的に使用されます。
特定の目的を持った場所や、施設や建物などの場所に対して使用されることが多いです。
例えば、物の位置を示す際や、不動産における「場所」として使用されることがあります。
テレビ番組などで使われる日本語の「ロケ」は、「ロケーション撮影(実地での撮影)」の略で、この「location」という単語から来ています。
・The location of the new library is not yet on the map.
(新設の図書館の場所はまだ地図に載っていません。)
・The park is also the location of a movie currently showing.
(この公園は、現在上映されている映画のロケ地でもあります。)
【spot】
「spot」は、さらに「限定的な場所」を示す英単語です。
点のイメージを伴う単語で、特定の場所や地点を表す時に使用されます。
日本語でも「おすすめスポット」のように使われているので、イメージしやすいのではないでしょうか。
・Where are the recommended shooting spots?
(おすすめの撮影場所はどこですか?)
「場所」と一口に言っても、その意味を持つ英単語はたくさんあり、それらが持つイメージも様々です。
- 「place」:一般的な広い意味での場所
- 「location」:施設や建物など特定の場所
- 「spot」:限定的な地点
それぞれの単語が持つイメージを掴みつつ使い分けられるようにしていきましょう。
in, on, at 場所を表す前置詞の使い方を覚えよう!
場所を表す前置詞の中でも、「in, on, at」は使用される頻度が高く、使い分けが難しい表現です。
そのため、それぞれのイメージを掴むことが大切です。
in
「in」は、「~の中に、~の中で」という意味の前置詞で、ある程度の範囲の中、囲まれた場所や空間的な広がりの中にあるイメージを持つと理解しやすいでしょう。
「on」や「at」よりも大きな範囲を表す前置詞です。
・I used to live in Okinawa.
(私は以前沖縄に住んでいたことがあります。)
・Please put all the balls in this box.
(ボールを全てこの箱に入れてください。)
on
「on」は、平面に接しているイメージを持つ前置詞です。
・I saw Mr. Tanaka sitting on a park bench.
(田中さんが公園のベンチに座っているのを見ました。)
何かに接しているという意味から、「~通り沿いに」という意味を表す際にも使用します。
・The company where my father works is on Chuo Dori.
(父の勤める会社は中央通り沿いにあります。)
ビルの階数を示す際にも「on」で表現します。
・The piano classroom is on the 3rd floor of the building.
(ピアノ教室はビルの3階にあります。)
また、「on a farm(農場で)」や「on an island(島で)」など、場所を表す「on」を常に使用するケースもあります。
これらの表現に関しては決まり文句として覚えてしまいましょう。
・We spent our summer vacation on Sado Island and enjoyed working on the farm.
(佐渡島で夏休みを過ごしたんですが、農場での職業体験がとても楽しかったです。)
at
「at」は点のイメージで捉えると分かりやすいでしょう。
比較的狭い場所や地点を表す前置詞で、ある一点など、正確な場所や位置を表す際に使用します。
「in」と「at」は示す範囲の違いはありますが、どちらも場所を示す前置詞のため、互いに入れ替えても意味が通じる場合が多いです。
しかし、場所を広い範囲で捉えるか、点で捉えるかの違いがあるため、伝えたいニュアンスによって使い分けましょう。
・Your dog is waiting at the door.
(あなたの犬がドアのところで待っていますよ。)
また、国や都市、建物の中など広い範囲での場所を示す場合は「in」を使用するのが一般的ですが、具体的な住所を表す際は「at」を使用します。
・My school is at 1-1-1 Aoyama.
(私の学校は青山1-1-1にあります。)
「待ち合わせ場所」「おすすめの場所」場所に関する頻出フレーズを紹介!
場所に関して良く使用されるフレーズを知っておくと、会話でも活用できるでしょう。
- favorite place「お気に入りの場所」
- place of memories「思い出の場所」
- the place I want to go「行きたい場所」
- famous places「有名な場所」
- a place where people gather「人が集まる場所」
- where dreams come true「夢が叶う場所」
- lovely place「素敵な場所」
- where smiles gather「笑顔が集まる場所」
- place to live「住む場所」
- fun place「楽しい場所」
- storage location「保管場所」
- resting place「休憩場所」
- meeting location「待ち合わせ場所」
- recommended place「おすすめの場所」
- a convenient location「便利な場所」
- various places「いろいろな場所」
場所に関するフレーズは様々なものがあり、それだけ場所に関する言葉は使用される頻度が高いことが分かりますね。
「場所」を意味する英単語や「場所」を示す前置詞を理解してもっと英語を楽しもう!
場所を意味する英単語や前置詞を知ることで、会話のバリエーションも増え、伝えたいことをより正しく伝えられるようになります。
「in, on, at」などの前置詞が持つそれぞれのニュアンスや微妙な違いは感覚的なもののため、なかなか理解が難しいこともあるかもしれません。
違いに慣れ、イメージを掴んで使い分けられるようになれば、一層英語を使うのが楽しくなるでしょう。
ぜひ、この記事で覚えた表現を実際に使って練習してみてください。
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