「褒める」は英語でどう言う?相手を褒める英語表現も一緒に紹介!
「褒める」ことはコミュニケーションにおいて欠かせない要素と言えます。
これは日本語だけでなく、英語でも同様です。
しかし、いざ英語で褒めようと思っても、どんな表現を使えば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では「褒める」という意味を持つ英単語や、相手を褒める時に使う英語表現やスラングについても紹介します。
褒めるシーン別に適切な表現を学び、褒め上手になりましょう。
関連記事:「頑張れ!」を英語で表すフレーズ5選!勉強や仕事中の相手を一言で励ます方法
「褒める」を意味する英単語は?
日本語では「褒める」という一つの言葉で広い意味を表現できますが、英語では褒める対象や場面に応じて使い分けが必要です。
「褒める」意味を持つ代表的な英単語は、「compliment」、「praise」、「commend」の3つです。
それぞれのニュアンスの違いや使い方を知っておくと、英語力をさらに伸ばせるでしょう。
compliment
「compliment」は、基本的にその人が身につけている服や持ち物、外見などを対象にして褒める場合に使う表現です。
基本的には行動を褒めるというよりも、物に対して軽いニュアンスで褒める際によく使われます。
名詞では「お世辞」「賛辞」という意味も持つため、時に相手の気分を持ち上げようとする意図が含まれる表現でもあります。
・My father complimented my new shoes.
(お父さんは私の新しい靴を褒めてくれました。)
・John complimented my new hairstyle.
(ジョンが私の新しい髪型を褒めてくれました。)
praise
「praise」は、難しいことを達成したり大きな功績を残したりなど、相手の行動に対して褒める時に使う表現です。
また、相手の行動や、仕事や作品の出来などに対し、「感心した」という感情も含まれています。
・She was praised for her new paper.
(彼女は新しい論文について褒められました。)
・My father praised me for being elected student council president.
(父は私が生徒会長に選ばれたことを褒めてくれました。)
commend
「commend」は「praise」同様、相手の行動を褒める意味を持ちます。
ただし、「commend」はフォーマルな表現のため、ビジネスシーンなどの公の場で相手を褒めるという意味で使われることが多いのが特徴です。
・The president commended them for their excellent achievements.
(学長は彼らの優れた成果を褒め称えました。)
・Famous celebrities commended her at the awards ceremony.
(授賞式では名だたる著名人が彼女を称賛しました。)
以上3つの表現はそれぞれ同じ「褒める」という意味を持ちますが
- 外見や持ち物に対して「compliment」
- 行動を褒める場合に「praise」
- 同じく行動を褒めるフォーマルな表現として「commend」
という使い分けが必要です。
使用するシーンに応じて適切に使えるよう、ニュアンスの違いを知っておきましょう。
英語で人を褒めてみよう!褒め言葉の英語表現を紹介!
「褒める」という意味の英語を学んだところで、実際に相手を褒める際にどんな表現を使ったら良いのかも知っておきたいですよね。
英語での褒め言葉を少し知っているだけでも会話がさらに弾むことでしょう。
ここでは、シーンごとによく使われる英語の褒め言葉を紹介していきます。
カジュアルな褒め言葉
<人物自身や相手の行動を褒める場合>
・You’re amazing that you’ve already achieved your sales target for this month!
(もう今月の営業目標達成したなんて、素晴らしいね!)
・Great!
(すごいね!)
カジュアルなシーンでの褒め言葉としては、「nice」「great」「amazing」といった一言で気軽に使えるフレーズがよく使われます。
・You are badass!
(あなた最高!)
「badass」は「最高」「すごく良い」という意味を表現するスラングで、物や人を褒める際に使われます。
元の意味は、「攻撃的な」「不親切な」という意味ですが、スラングとしては最高の褒め言葉を表現する際に使われます。
一般的に仲の良い間柄において使われる表現なので、使用する相手やシーンには気をつけましょう。
同じくスラングとしては「awesome」も「とてもすばらしい」「素敵」を意味する褒め言葉として使われています。
こちらは人だけでなく、物や状況など何にでも使える表現です。
<相手の持ち物を褒める場合>
・Your tie is cool!
(かっこいいネクタイですね!)
・Did you change your hairstyle? You look awesome!
(ヘアスタイル変えた? すごく素敵よ!)
相手の持ち物や外見を褒める場合も、「nice」や「great」が使われます。
ちなみに、「nice」はやや弱めの褒め言葉なので、しっかり褒めたい場合は「very」や「really」を付けると良いでしょう。
「cool」は「かっこいい」といった意味の言葉ですが、会話の中では「いいよ」「OK」といった意味で相づちのように使われることも多い表現です。
物だけでなく人に対しても用いられる表現で、男性のみならず女性を褒める際にも使われます。
ビジネスシーンでも使えるフォーマルな褒め言葉
<相手の行動を褒める場合>
・Nice job on your presentation.
(プレゼンテーション上手くいきましたね。)
ビジネスシーンでも「nice」や「great」が使用できます。
ただし、上から目線の印象を持たれる恐れがあるため、上司や先輩など目上の人に対しては使わないようにしましょう。
・I’m impressed with your negotiating skills. I learned a lot.
(あなたの交渉術に感動しました。とても勉強になりました。)
目上の人に対して褒める場合は、「~に感動する、感銘を受ける」という意味の「be impressed with~」を使って、「具体的に褒めたい部分」を表現して伝えると良いでしょう。
<相手の持ち物を褒める場合>
・I like your tie.
(素敵なネクタイですね。)
・The shirt looks good on you.
(そのシャツお似合いですね。)
フォーマルな場ではスラングは使用せず、「like」や「look good on~」を使って表現するのが良いです。
「like」は直訳すると「~が好き」ですが、この場合は「~が素敵」というニュアンスになります。
一般論としてではなく、「私から見て素敵(好き)」という感情を込めることもできる表現です。
また、「look good on~」は、「~が似合う」という意味の表現です。
「good」の代わりに「nice」や「great」を使っても良いでしょう。
褒められたらどう返せば良い?褒め言葉への返答表現を覚えよう!
相手を褒めるだけでなく、自分が褒められた場合の返答フレーズも覚えておくと、誰かに褒められた際にも困らないでしょう。
・Thank you. That’s nice of you to say.
(ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいです。)
こちらは、褒め言葉に答える決まり文句としてよく使われる表現のため、覚えておくと便利です。
・I still have a lot to learn.
(まだ学ぶべきことがたくさんあります。)
こちらは、褒められた際に少し謙遜して返す際に使える言い方です。
しかし、謙遜しすぎると印象が悪くなってしまうケースもあるため、「I’m still learning.(まだまだ勉強中です。)」などポジティブなニュアンスで返答するのが無難です。
「褒める」英語表現を身につけて、会話を楽しもう!
「褒める」を意味する英語表現は様々あり、どんなシチュエーションで使うかによって使い分けも必要です。
また、褒め言葉や褒められた際の返答のフレーズを覚えておくことで、さらに会話の幅も広がります。
カジュアルなシーンでもビジネスシーンでも活用できる褒め言葉を身につけ、「褒め上手」「褒められ上手」になって英語でのコミュニケーションを楽しみましょう。
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