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更新日:2024年11月26日 英文法

英語の前置詞の使い分け完全攻略!よくある間違いと正しい使い方3選

preposition

英語の前置詞は、名詞や代名詞の前に置かれて他の単語との関係を示す言葉です。空間や時間、方法、対象など、さまざまな要素を結びつける役割を果たし、文章の正確な意味を伝えるために欠かせません。

英語の前置詞の基本的な役割

  • 場所や時間を示す: 「in」「on」「at」
  • 方向や目的を表す: 「to」「for」
  • 手段や方法を示す: 「by」「with」

これらの前置詞を正確に使い分けることで、英語表現がより自然になり、意味の伝達もスムーズになるでしょう。

時間や場所を示す前置詞「in」「on」「at」の使い分け方

「in」「on」「at」は、時間や場所を示す際によく使われますが、それぞれの使い方には明確な違いがあります。これらを正確に使い分けることで、相手に誤解を与えず、意図した意味を正確に伝えることができるでしょう。

「in」の使い方

「in」は広い範囲や長い時間を表す場合に使われます。場所では都市や国、時間では年や月、季節などを示します。「内部にある」という感覚が基本です。

場所の例

He lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいます)

There is a beautiful painting in the room.(部屋の中に美しい絵があります)

時間の例

I will see you in December.(12月に会いましょう)

She was born in 1990.(彼女は1990年に生まれました)

「on」の使い方

「on」は特定の日付や曜日、場所でいうと表面に接触している状態を示します。「表面にある」や「特定の時間」というイメージで覚えると良いでしょう。

場所の例

The book is on the table.(本はテーブルの上にあります)

There is a sticker on the wall.(壁にシールが貼ってあります)

時間の例

The meeting is on Monday.(会議は月曜日です)

Her birthday is on April 5th.(彼女の誕生日は4月5日です)

「at」の使い方

「at」は特定の場所や時間を示します。ピンポイントで対象を示す場合に適しています。具体的な場所や時刻を示すときに用いるのが一般的です。

場所の例

She is waiting at the bus stop.(彼女はバス停で待っています)

I’ll meet you at the entrance.(入口で会いましょう)

時間の例

The event starts at 3 PM.(イベントは午後3時に始まります)

Let’s meet at noon.(正午に会いましょう)

よくある間違いと注意点

「in」「on」「at」の使い分けで混乱しがちな場面について、具体的な誤用例とその正しい使い方を見ていきましょう。

誤用例1: I will meet you in Monday.
正しい使い方: I will meet you on Monday.
解説: 曜日や特定の日付を示す際には「on」を使用します。「in」は月や年など、より広い時間を示す場合に使うため、日付や曜日には適していません。

 

誤用例2: He is at the park.
正しい使い方: He is in the park.
解説: 「at」は特定の場所を指す場合に使用されますが、広い空間を示す場合には「in」が適しています。

 

目的や方向を示す前置詞「for」と「to」の違いと使い方

「for」と「to」はどちらも目的や方向を示す前置詞です。「for」は目的や利益を示し、「to」は方向や到達点を示します。

「for」の使い方

「for」は目的、利益、期間を示す際に使われます。相手や物事のために行動する場合や、特定の時間を表すときに使用されると覚えておきましょう。

目的を示す例

I bought this gift for you.(この贈り物はあなたのために買いました)
This exercise is good for your health.(この運動は健康に良いです)

期間を示す例

She has been working here for three years.(彼女はここで3年間働いています)
We studied for hours.(私たちは何時間も勉強しました)

「to」の使い方

「to」は方向や到達点を示します。何かが特定の目的地や対象に向かう際に使用されます。

方向を示す例

He walked to the store.(彼は店まで歩いて行きました)
I am going to the office.(私はオフィスに向かっています)

対象を示す例

Please give this letter to her.(この手紙を彼女に渡してください)
He handed the book to me.(彼はその本を私に渡しました)

よくある間違いと注意点

誤用例1: I made a cake to you.
正しい使い方: I made a cake for you.
解説: 「for」は目的や利益を示し、「誰かのために」というニュアンスを持つ場合に使用されます。「to」を使うと、方向性を示すニュアンスになるため、この場合は不適切です。

誤用例2: She is going for the market.
正しい使い方: She is going to the market.
解説: 目的地を示す場合には「to」を使います。「for」は利益や目的を表す場合に使用されるため、ここでは不適切です。

手段や道具を示す前置詞「by」と「with」の使い分け

「by」と「with」はどちらも手段や道具を示す際に使われますが、「by」は方法や手段を抽象的に示し、「with」は具体的な道具や手に持つものを示す場合に使用されます。

「by」の使い方

「by」は、方法や手段を示す際に使われます。交通手段や行動の方法を説明する場合に多く用いられると覚えておきましょう。

方法・手段を示す例

She traveled by train.(彼女は電車で旅行しました)
The report was submitted by email.(レポートはメールで提出されました)

「with」の使い方

「with」は、具体的な道具や手段、または一緒にいる人を示す際に使用されます。「~を使って」や「~と一緒に」という意味合いを持ちます。

道具を示す例

He cut the paper with scissors.(彼はハサミで紙を切りました)
She wrote the letter with a pen.(彼女はペンで手紙を書きました)

一緒にいる場合を示す例

I went shopping with my friend.(私は友人と買い物に行きました)
He walked with his dog.(彼は犬と一緒に歩きました)

よくある間違いと注意点

誤用例1: He opened the door by a key.
正しい使い方: He opened the door with a key.
解説: 具体的な道具を使う場合は「with」を使います。「by」は手段そのものを示す場合に使用されるので、この文では不適切です。
誤用例: She traveled with a train.
正しい使い方: She traveled by train.
解説: 交通手段を示すときには「by」を使用します。「with」は道具や具体的な物を使うときに用いられるため、この表現では意味が異なります。

英語の前置詞を正しく使いこなすための実践的なコツ

前置詞の使い分けは、英語を流暢に話す上で不可欠です。ここでは、前置詞を使いこなすための実践的なコツを紹介します。

文脈に注目する

目的と対象を考える

「for」や「to」は目的や対象によって使い方が異なります。具体的に何を伝えたいのかを意識することで、誤用を防ぎやすくなります。

例文を多く触れる

日常生活における表現を観察する

ネイティブスピーカーが使う例文を読んだり聞いたりすることで、前置詞の自然な使い方を学べます。例えば、ニュース記事やポッドキャスト、映画のセリフなどから、自然な用例を学びましょう。

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フレーズで覚える

「interested in」「wait for」「talk to」など、前置詞とセットでよく使われるフレーズを覚えることで、自然と正しい使い方が身につきます。

練習問題に取り組む

前置詞に特化した練習問題を解く

問題集やオンラインのクイズを利用して、さまざまな文脈での前置詞の使い方を学びましょう。実際に使ってみることで、自分の苦手なポイントも明確になります。

自分のミスを振り返る

自分がよく間違える前置詞をメモし、正しい使い方を確認しましょう。復習することで、間違いを繰り返さないようになります。

イメージを掴む

イメージを理解する

「in」は内部にいる感じ、「on」は表面にある感じ、「at」は特定の点を示すといったイメージを持つと理解しやすくなります。視覚的なイメージを伴わせて覚えることで、記憶に残りやすくなるでしょう。

イラストや図を活用する

図やイラストで前置詞の位置関係を視覚的に確認すると、より直感的に理解できます。空間を示す前置詞の使い方を覚える際に効果的です。

英語の前置詞は、習得が難しいと感じる方も多いですが、確実に身につけることができます。

コツをつかめば、日常会話やビジネスシーンでも自然な表現ができるようになり、英語力に自信が持てるはずです。まずは基本的な使い方を覚え、実践を重ねましょう。

間違いを恐れず、積極的に英語に触れることで、前置詞の感覚が体に染み込んでいきます。一歩一歩進んで、確かな成長を感じてください。

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