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更新日:2023年2月19日

QQEnglishにおけるSDGsに対する取り組み

画像:「持続可能な開発目標(SDGs)」SDGsロゴと17のアイコン(国連広報センター)

 

1.SDGsと弊社の創業以来の理念について

2015年9月に国連サミットにおいて国連加盟193カ国の全会一致にて、SDGs(エス・ディー・ジーズ)が採択されました。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。

「持続可能な開発目標」と言われても、何を意味しているのか今ひとつ理解しがたいところですが、要は現在を生きる我々と将来を担う世代の両方のニーズを満たせる開発のことを指しています。

持続可能な世界を実現するために、貧困や飢餓をなくすこと、健康や教育の充実など17の大きな目標と、それを達成するための169のターゲットが定められ、2030年までに達成することとされました。

SDGsがこれまでの国連の開発計画と大きく異なるのは、先進国と発展途上国とを問わず、全世界が一丸となって解決に向けて取り組むべき普遍的な目標としたこと、及び国家ばかりでなく、目標達成のために民間企業による積極的な取り組みをも求めていることです。

企業にまで参加を呼びかけているのは、2030年までに達成するには、あまりに大きな目標であるため、企業の協力が不可欠であると判断されたためです。目標達成のためには企業のイノベーションによる新たな技術開発やシステムの確立が、大いに期待されています。

こうした国連の呼びかけに対して今、世界中の各企業が続々と協力を申し出ています。今や企業のビジネスモデル自体にSDGsの観点を組み込む動きが、加速しています。

そこにあるのは、世界は一つとする連帯感です。

昨年から続く、世界中をパニックに陥れたコロナ禍により、戦後の世界を支えてきたグローバリズムの終焉が囁かれています。たしかに主要都市のロックダウンや渡航の制限や禁止などの強硬措置は、グローバリズムに逆行する動きといえるでしょう。

新たな側面としては、コロナ禍を機に世界各国が連帯して新たな疾病に立ち向かおうとする機運が高まったことも事実です。相互に情報交換を推し進めるなどの国際協力なしには、新型コロナウイルスを速やかに終息に導くことなどできません。

国家や民族を超え、国際的な連帯を強めることこそが、人類の繁栄を維持するための唯一の方法でもあります。

SDGsを通して呼びかけられた連帯の絆は、国家と企業を問わず、新たな環境下でも世界を一つに結びつけようとしています。

弊社もこの連帯の輪のなかに飛び込み、微力ながらもSDGsの実現に向けて尽力すべく、企業活動を展開しています。

SDGsの目指す世界は、企業としての責任に留まらず弊社の創業理念と重なります。

QQ Englishはフィリピン・セブ島と日本を英会話で繋ぐ架け橋になるべく、2011年に創業致しました。

創業のきっかけは、CEOが自ら英語の習得のためにセブ島に留学したことがきっかけです。

フィリピンには多数の語学学校が存在しますが、講師の雇用形態の大半を占めるのはアルバイト待遇です。通常、フィリピン留学やオンライン英会話では繁忙期と閑散期の生徒数に大きな差が生じるため、経営する側にとってみればアルバイトとして雇用した方が負担が少ないためです。

しかし、日本でも正社員と派遣社員の待遇の差が生活の安定度に大きな影響を及ぼしているように、フィリピンにおいても正社員とアルバイトでは大きな差が生じます。

まして、豊かな日本と貧富の差が激しいフィリピンとでは、もとより生活の安定度自体に雲泥の差があるため、雇用形態が正社員かアルバイトかによって、先生の家族全員の生活ぶりが多大な影響を受けることになります。

フィリピンでは働く意思が十分にあっても、日本と異なり実際に働ける場所が少ないため、多くの人々が失業状態にあります。

そのために弊社では、創業以来一貫して「フィリピン人の先生を正社員として雇用する」ことをポリシーとしてきました。

多くのオンライン英会話がホームベースと言われる在宅で、NoWorak=NoPayのスタイルを取る中で、勤務できるセンターを構えインフラを整備し、正社員での雇用を行う。この大きなリスクを背負ってまで創業へと踏み切ったのは、日本人の受講生の方にフィリピン人の先生から英語を教わることで英会話力を身につけていただくとともに、フィリピン及び発展途上国の文化や価値観を学ぶことにより、それぞれの世界観を広げていただきたいとの思いがあったからこそです。

経済的に豊かな日本に暮らしている限り、発展途上国ならではの貧困の実態は、なかなか見えてきません。自ら見聞するという体験を通してこそ、はじめて理解できることもあるはずです。

一人でも多くの方に、まずは実態を知っていただくことこそが貧困問題を解決するための礎になるのだと信じています。

長らくスペインとアメリカの植民地であったフィリピンには、第二次産業がほとんど育っていないことをあげられます。大量の雇用を生み出す工場が少ないため、雇用の受け皿が圧倒的に足りていません。

それでいて人口は増え続け、あと数年後には日本の人口を上回るとも指摘されています。人口が爆発的に増えているにもかかわらず国内に雇用の受け皿がないため、やむなくフィリピン人の多くは家族と離れ、海外に職を求めて出国することを余儀なくされています。

そのような状況にあるフィリピンでは、教育の格差がそのまま経済格差に繋がっています。

フィリピンにおいて、正社員として雇用される安定した仕事に就くためには、少なくとも高学歴であることが条件となります。このことはなにも、大企業に限ったことではありません。ショッピングセンターやファーストフードの店員にしても、正社員として雇用されるためには、高学歴が求められます。

いかなる業種であれ正規雇用の数自体が少ないため、どこも高学歴でないと雇ってくれない状況です。

そのため、フィリピンで子どもを良い職業に就かせたいと思ったならば、大学を卒業させることが必須となります。高学歴をもてない人が良い仕事に就く機会は、一生涯まずないのがフィリピンという国の現実です。

しかし、フィリピンにおいて大学卒業まで子供に教育の機会を与え続けることは、至難の業です。教育に金がかかることは、どの国でも同じことです。

貧困層の多いフィリピンでは小学生の30%、高校生の50%が卒業まで在籍することなく、途中でドロップアウトしていきます。学業を断念して働くことを求められるためです。

だからこそ、家族のうちの誰か一人が安定した仕事に就くことで、子供たちに教育の機会を与え続けることは、極めて大切なことなのです。

貧困層の子供はまともな教育を受けられないため、親から子へと貧困の連鎖が永遠に続いてしまいます。こうした貧困の連鎖を断ち切るためには、子供に教育の機会を与え、良い仕事に就かせるよりありません。

家族のうちの一人が安定した仕事に就くことができれば、貧困から抜け出せるチャンスは大きく膨れ上がるのです。

弊社が創業以来、フィリピン人の先生を全員正社員として雇用しているのは、まさにそのためです。フィリピンに横たわる貧困問題を解決するための一助として、安定した仕事に就く機会を一人でも多くのフィリピン人の先生に与えたいと願い、今日まで企業活動を展開してきました。

コロナで留学部門が完全にストップしました。しかし、さまざまな教育手段がオンラインに置き変わる中で、コロナ前からほぼ減らず1000人ほどの正社員の先生を雇用し続けることができています。

まだまだ微力ではありますが、先生を通して多くの日本皆様や子どもたちに教育の機会を提供できていることは、弊社の喜びとするところです。

オンライン英会話を立ち上げている企業の多くは、日本の受講生にできるだけ安いレッスン料を提示するために、フィリピン人の先生をアルバイトとして雇用することでコストを抑えています。

それがひとつの企業戦略であることは理解できるものの、QQ Englishには、そうした選択肢はありません。社会に起きる様々なできごとを共生を大切に乗り越えていきたいと考えています。

弊社では、フィリピン人の先生を正社員として雇用するからこそできることを軸に、受講生の方に最高のレッスンを提供していくことを考えていきます。

弊社では人と人の繋がり、そして信頼関係を何よりも重んじています。

1000人の先生全員を正社員として雇用することには、経営的に多大な困難がつきまとうこともあります。しかしながら、正社員として雇用することで先生たちの、引いては先生の家族全員の生活を安定させたいという弊社の思いは、先生たちにも十分に伝わります。

先生たちはホスピタリティあふれるレッスンを心がけ、質の高いレッスンを提供できるように自ら努力してくれています。

今日、弊社が1000人もの先生を正社員として雇用できるようになったのは、先生たちの不断の努力によって質の高いレッスンを提供できるようになり、受講生が増えるとともに事業規模を次第に拡大していった結果に過ぎません。

されど、弊社が先生に研修をしっかり行っているのは、弊社の企業利益のみを目的としているわけではありません。

弊社が願っているのは、先生たちに生涯にわたって役立つ「持続的な教育スキル」を身につけていただくことです。

教育スキルを習得した上で仕事をすれば、仮に弊社を辞めたとしてもスキル自体は残ります。一度身につけた教育スキルは、生涯にわたって持続的に先生を助けるはずです。高度な教育スキルをもってさえいれば、別の会社に勤めることが可能となり、家族を養っていけるからです。

きちんとした研修機会を設けることで、教師としてのスキルを十分に身につけてくれる体制を築いています。頑張ることが組織内でのキャリアアップだけではなく、公立学校での教師の道や、海外でのALTとしてのキャリアなどにつながっています。

実際に弊社の先生たちのなかには、他の同業者に引き抜かれる人も、たまにはいます。誤解のないようにお伝えしますが、弊社の給料は業界内でも高い方です。それでも、優秀な人材の引き抜きがどの業界でもあるように、語学学校でも起きます。

手塩にかけて育てた先生を引き抜かれるわけですから、運営する側からしてみれば頭の痛い問題ですが、同時に私たちは、そのことを誇りに思っています。他社がどうしても欲しいと思えるほど優秀な先生に、育て上げることができたのですから。

残念ながらフィリピンでは一部の富裕層を除き、業種に関係なく、スキルアップの機会はほぼありません。貧富の格差が大きいことは、フィリピンに横たわる大きな問題です。フィリピンでは大変の世帯が貧しく、その日暮らしに追われています。そのような状況では、スキルアップにかける時間もお金もありません。

生活に余裕がないと、自分自身のために何かを学ぶ機会は永遠に訪れません。そのため、待遇も給料も一向に改善しません。劣悪な労働環境に身を置いたまま生涯を終えることも、けして珍しくないのがフィリピンの現実です。

その意味では、先生たちに持続的な教育スキルを提供できることは、弊社としてもささやかな社会貢献に繋がるものと自負しております。

このように、多くの受講生を集められるからこそ、より多くの先生たちを雇用する機会が生まれ、優秀な人材へと育てることで地域社会に利益を還元する循環が生まれています。

私たちが考えるSDGsの基礎理念は、この循環に基づいています。

弊社は「持続可能な」日本人のためのオンライン英会話学校であるとともに、フィリピン人のための語学学校でもあるのです。

ここまでは、日本にいらっしゃる皆様に馴染みのないフィリピンのことをお話ししました。また日本も少子高齢化の課題先進国という側面を持っています。

日本とフィリピン、また、その他7つのエリアに支店を持つ企業として、日本の力が衰えていくことを感じることも多いです。世界を相手に、世界の中で共生し力を発揮していくために、やはり「英語」は欠かせないものとなります。いくら能力を持っていても、良いアイデアを持っていても、それを伝えられないと、伝わらないと価値を発揮することはできません。

そんな中で英語教育は2020年に大学の入試改革、小学校での英語の教科化など未来に向けて大きな変革をスタートしました。「英語」が果たす役割は大きいと感じています。

よく日本人は文法は理解しているのに話せないと言われます。これは英語の知識以外にも、気質・メンタリティの問題もあるのだと思います。シャイだから、正しくと話せないと恥ずかしいから、こんなメンタルブロックがあります。フィリピン人は世界でも母国語が英語でない人に英語を教えるのが最も上手いと思います。母国語でない英語を自ら学んだ経験を持ち、小学校からの学校教育が英語で行われる環境の中で英語を身につけてきています。また、国民生徒して明るい、そしてホスピタリティに溢れる人が多いです。日本人である私たちの気持ちを理解し、根気よく教えてくれます。そして、何よりもいつもHappyな教師とのコミュニケーションを通して積極的に英語を話すことへの抵抗もなくなると思います。

英語を身につけることは外と交流するという側面もありますが、今の日本の人口減の中では、海外から人が来て”住みたい””働きたい”そんな国になっていくことも求められていると思います。日本語は世界的にも難しいと言われる言語、様々な人を受け入れていくためにも、国内で英語でもコミュニケーションに困らない国にしていくことが、日本の国力をあげることに結びついて行くと思います。

基本的な理念について理解していただいたところで、弊社が行っているSDGsについての具体的な取り組みについて紹介させていただきます。

2.弊社におけるSDGsの具体的な取り組みについて

持続可能な開発のための2030アジェンダとしてSDGsで定められた17の大きな目標は、5つのキーワードによって分類されています。

すなわち、People (人間) ・Planet (地球) ・Prosperity (繁栄) ・Peace (平和) ・Partnership (パートナーシップ)の「5つのP」です。

この5つのPのうち、弊社が強くこだわって活動しているのは「People」の分野です。あらゆる人々の活躍を推進することが、その目標です。

弊社は現在発展途上にあるフィリピンのセブ島にて、創業以来、貧困と向き合ってビジネスを展開してきました。弊社の企業理念と、SDGsのなかでもPeopleに属する持続可能な開発目標との親和性は極めて高く、開発目標の実現こそが企業理念の発露にそのまま繋がっています。

それゆえに弊社では、開発目標の実現に向けて全力で取り組んでいく所存です。

弊社が具体的に取り組んでいるのは「貧困をなくそう・みんなに質の高い教育を・ジェンダー平等を実現しよう・働きがいも経済成長も・人や国の不平等をなくそう・パートナーシップで目標を達成しよう」の6つの目標です。

弊社ではそれぞれの目標の達成に向けて、次のような事業活動を展開しています。

2-1.貧困をなくそう Goal【1】

世界から貧困をなくすことは、SDGsが掲げた第一の目標です。世界でも有数の豊かな国である日本にいては、世界に横たわる貧困の実態は、なかなか見えてきません。

日本における「貧困」といえば、欲しいと思ったものを買うことができない辛い状態をイメージすることが一般的です。しかし、フィリピンにおける貧困は、生命を存続させるために必要な水や食料さえ手に入れられない切羽詰まった状態を意味します。

日本とフィリピンでは、「貧困」の意味がまったく異なるのが現実です。

弊社ではフィリピンでの貧困をなくすために、主に二つの取り組みを行っています。ひとつはボランティア団体を通じて、貧困を解消するための支援を行っています。もうひとつは日本から来る受講生の方に向けて、発展途上国の貧困問題を伝える活動をしています。

まず、ボランティア活動の支援についてですが、弊社で働いているフィリピン人の先生たちの協力を仰ぎながら、NPOボランティア団体とともに最貧困層のサポートに尽力しています。

フィリピンには子供たちを学校に通わせることもできない貧困地域が存在します。先にも紹介したように、働く意思は十分にあっても仕事の受け皿がないフィリピンでは、貧困層の世帯にまともな生計を立てる手段が、残念ながら皆無です。

その日、生きていく上に必要な水や食料さえ入手できない最貧困層の人々に対しては、水や食料、衣類などを提供することこそが、救いとなります。

弊社ではボランティア団体とともに、貧困層の人々に食べ物や生活に必要な物品の支援を定期的に行っています。

それと併行して、日本人受講生の方にフィリピンに横たわる貧困問題の現実を知っていただく活動を行なっています。

↓関連記事は下記画像から見ていただけます。

日本人の多くにとって、発展途上国の抱える苦しい実態はテレビの向こうの話に過ぎず、現実感を伴いません。

しかし、発展途上国ゆえの貧困問題を直視し、自分にできることを通して解決の糸口を探ることは、SDGsが掲げる貧困の撲滅を達成する上で極めて重要なことです。

弊社ではオンライン英会話を通して、ありのままの発展途上国の現実を知っていただきたいと切に願っています。書籍やテレビから得た知識ではなく、レッスンによる体感によって学ぶことこそが、貧困という過酷な現実を変えていく力になるのだと信じて疑いません。

2-2.みんなに質の高い教育を Goal【4】

現在のフィリピンを見渡してみれば明らかなように、貧困問題を解決する上で教育の拡充を図ることは極めて重要です。せめて義務教育を終えるまで、まともな教育を受けられる環境が貧困層の子供たちにあれば、貧困から抜け出せるチャンスが生まれます。

弊社がフィリピン人の先生を正社員として雇用することにより、間接的ではあるものの、先生と所縁のある子供たちが教育を受けられる一助となっていることは、先に紹介したとおりです。

一方、発展途上国とは事情が異なるものの、日本においても「みんなに質の高い教育を」目指すことはSDGsの狙いとするところです。

弊社ではオンライン英会話を通して、日本人全員が質の高い教育を受けられるように努めています。

オンライン英会話の最大のメリットは、場所と時間の制約に縛られることなく、インターネット環境さえあれば全国どこにいても、また24時間いつでも好きな時間に、レッスンを自由に受けられることです。

これはまさに、デジタル・テクノロジーがもたらした革命といえるでしょう。

従来までのフィリピン留学では、一定期間の休みを取った上で日本からフィリピンに移動し、決められた時間にレッスンを受ける必要がありました。場所と時間の制約をもろに受けるため、仕事や学業との兼ね合いで渡航の目処が立たず、英会話を学ぶために留学したくても断念せざるを得ない人々が多数いました。

ところが、オンライン英会話が可能になったことにより、従来までの障害が一気に取り除かれました。

いつでもどこでも自由にオンライン英会話ができるようになったため、やる気さえあれば誰でも質の高い教育を受けることが可能になりました。今やPCかスマホがあれば、フィリピン人の先生を通して誰でも世界最高レベルの英会話を学ぶことができるのです。

日本においても人口の都市部集中などが問題となり地域格差があると言われています。英語の学習機会の充実を自治体と一緒に取り組んでいます。

福島県天栄村教育委員会様

熊本県高森町教育委員会様

次世代を担う子供たちが毎週、英会話のレッスンを受けられれば、日本人全体の英語力の底上げに繋がるはずです。

教育の機会を無償で提供することにより、「みんなに質の高い教育を」の実現に向けて取り組んでいきます。

2-3.ジェンダー平等を実現しよう Goal【5】

世界を見渡してみると、文化や宗教、歴史の違いなどにより、女性と女児に対するあからさまな差別が未だに横行しています。男女の性差別のない世界を実現することは、人類にとっての急務です。

さらに近年では、新たな性の考え方として「LGBTQ」の人々の存在を社会が受け入れる必要に迫られています。

現状、LGBTQの人々は様々なシーンで不利益を被っています。どんな性のあり方を備えていようとも、お互いを尊重し、平等と認め合うことができれば、より良い持続的な社会が実現するはずです。

弊社では創業以来、ジェンダー平等を心がけ、いかなるジェンダーであろうとも関係なく雇用してきました。

フィリピンにはLGBTQの人々も数多く存在するため、様々な方が面接に来られます。

弊社ではLGBTQの方であろうとも、面接において差別することは一切ありません。性には関係なく、実力があり、意欲のある方に正規雇用の機会を与えてきました。その結果として、採用した先生のなかには、LGBTQの方も当然ながら含まれています。

ジェンダー差別のない雇用を、これからも弊社は続けていきます。

同時に、日本の受講生の方にはジェンダーへの理解を呼びかけています。日本はフィリピンに比べてLGBTの人々の数が圧倒的に少ないため、偏見を持っている方が少なからずいるようです。

弊社では受講生に対し、フィリピンでは身内や友人のなかにLGBTQの人が当たり前のようにいること、様々なジェンダーがあることを認め合いながら暮らしている人々が多いこと、等々を伝えるように努めています。

2020年にはSDGsをテーマとして扱うオンライン英会話のカリキュラムもスタートしました。カリキュラムはこちら

その中でもジェンダーを扱ったプログラムがあります。異文化で生活する先生とジェンダーについて話すこと、ジェンダーを自分の身近なものとして感じることのできる機会は、人の多様性を理解する機会になります。

↓カリキュラムのサンプルを下記画像から見ていただけます。

そしてなによりも、多様なジェンダーをもった先生のレッスンを受けること自体が、性差別に対する価値観を根底から覆す端緒となるはずです。

オンライン英会話を通してジェンダー平等を訴える啓蒙活動を、弊社は今後も積極的に推し進めていきます。

2-4.働きがいも経済成長も Goal【8】

経済成長が、その地域に住む人々の暮らしぶりを向上させることは、論を俟ちません。金銭だけが人を幸せにするわけではないものの、経済が回らなければ人は明日の糧さえ手にできません。

持続可能な経済成長を実現することは、人が人らしく生きる上で必要不可欠のことです。

SDGsでは持続可能な経済成長を達成するために、包摂的かつ持続可能な雇用の拡大を目指しています。

その上で問題となるのは、就業する人々の労働環境や収入です。世界を見渡してみれば地域ごとに労働環境の格差が存在し、収入や労働条件、健康への配慮や就業機会などの面において、著しく不利な立場におかれている人々が数多います。

これらの人々の労働環境を改善し、働きがいのもてる社会を実現することが、世界的に求められています。

先に紹介したように、弊社では創業以来、フィリピン人の先生全員を正社員として雇用することで、先生はもちろん、先生の家族の生活を安定させることに寄与してきました。

現状、発展途上国であるフィリピンの労働環境は、お世辞にも良いとはいえません。雇用先が圧倒的に少ないため、雇用する側は常に労働者よりも強い立場にあります。そのため、正常な収入を得られない、あるいは劣悪な環境のなかで働かざるを得ない人々も、数え切れないほど存在します。

弊社は、そのような労働者に不利な状況に一穴を開けるべく、正規雇用を貫いています。

また、2017年からフィリピン人教師キャリア開発の一環として日本国内でのALT派遣事業に取り組んできました。日本国内で働く教師の更なるキャリア開発として2019年、20021年と日本企業での新たなキャリアの支援を行うことができました。弊社にとって大切な収益を失うことになりますが、発展的なキャリアルートの開発が更なる未来につながると考えています。

アルバイトと正社員では、給与にしても待遇にしても、安定度に大きな差が生じます。給与が保証され、生活が安定するからこそ、初めて将来設計を考える余裕が生まれます。

今後も教師たちの未来を考え正規雇用を貫くことで先生の働きがいを守ることは、弊社の義務と考えています。

2-5.人や国の不平等をなくそう Goal【10】

経済格差や性別・年齢・障害の有無・人種や民族・宗教の違いなどを原因とする差別は、世界各国ではびこっています。国家間の不平等にも根深いものがあります。

弊社では、こうした不平等を根絶するために、フィリピンと日本の双方に向けた活動を展開しています。

一つ目の課題は、日本におけるフィリピン人の地位向上を図ることです。弊社が事業の中心に据えるオンライン英会話は、日本とフィリピン両国の架け橋としての役割を担えるものと自負しております。

両国間に横たわる溝を埋める上で、フィリピン人の地位向上を達成することは、十分に意義のあることです。

なぜなら日本においては、発展途上国に暮らす人々を見下げる傾向が強いからです。欧米から来た白人にはへびこつらい、近隣のアジア諸国から来た人々には横柄な態度で臨む光景は、残念ながら日本の随所で頻繁に見られます。そのような偏見が、ひとつの人種差別に繋がっています。

弊社では、こうした偏見をなくすために、受講生を通してフィリピン人の持つ優れた資質を紹介すべく努めています。

経済の進捗が思わしくないため貧困層が多いフィリピンですが、もとより人の価値は財産の多寡で決まるものではありません。

フィリピン人には、日本人にはない素晴らしい特性が数多くあります。たとえば、誰に対しても笑顔を向ける陽気さや、何があろうともポジティブに物事を捉える姿勢です。

無宗教の人がほとんどの日本人とは異なり、フィリピン人の大半は信心深いキリスト教徒です。宗教から来る寛容さや誠実さを、フィリピン人の多くは備えています。

日本人は勤勉で知られていますが、フィリピン人の働きぶりも真面目です。幼少の頃から大家族のなかで育つためかホスピタリティ精神にあふれ、仕事に就けば質の高いサービスを提供することに長けています。

フィリピン人のことを深く知れば知るほど、尊敬できる資質をいくつも見つけることができます。フィリピンに英語を教えてくれる友人を持つことは新たな発見の機会です。

弊社では日常の授業を通して、フィリピン人の地位向上に繋がる情報を発信し続けています。

二つ目の課題は、日本の抱える国家間の不平等をなくすことです。日本は世界有数の経済大国ですが、他国とコミュニケーションを図ることにかけては不得手としています。

そのために他国に誤解され、事実に基づかない偏見をもたれることも珍しくありません。

コミュニケーションが苦手な一番の原因として、日本人の英語力が低いことを指摘されています。今や世界の共通言語と化した英語ですが、日本人の大半は流暢に英会話をこなすだけのスキルを持ち合わせていません。

実用的な英語を使いこなせないことにより、日本人は様々な不利益を被っています。英語力の有無が、不平等を作り出しているのです。

こうした不平等をなくすために、弊社ではオンライン英会話を通して受講生の英語力の向上を目指しています。

学校での英語教育・SDGsの理解としてのプログラムを実施しました。

↓取り組みは以下の画像から見ていただけます。

英語力を身につけた上で英語を通じて世界へ情報発信をすることにより、世界中の多くの人々に正しい日本を理解してもらうことができるはずです。

また、世界でおこっている問題を考え、深く理解している人が増えることで、日本国の地位向上に繋がり、国家間に横たわる不平等を解消するための礎になるのだと、弊社は信じています。

2-6.パートナーシップで目標を達成しよう Goal【17】

今まで5つの取り組みについてお話しをさせいただきました。

それぞれの私たちの取り組みは弊社だけで行えることではありません。

Goal【1】貧困への取り組み SDGsオンライン探求ワークは  DAREDEMO HEROさんと一緒に行わせていただいています。

Goal【4】みんなに質の高い教育を 自治体以外にも様々な教育機関の皆様と行わせていただいています。

Goal【5】ジェンダー平等を実現しよう フィリピン法人(GreatEnglish Corporation)の教師とそしてカリキュラムを通じて教師と生徒様と共に当たり前の姿にしていきたいと思います。

Goal【8】働きがいも経済も  Goal【10】人や国の不平等を無くそう  

私たちは事業としてもミッション・ビジョンを掲げ、生徒様と教師と共に教育を通して実現していきます。

     ◆     ◆     ◆

以上、SDGsに対する弊社の取り組みについて紹介させていただきました。昨今のコロナ禍により世界は混迷を深めていますが、世界各国、及び民間企業を含めた連帯の輪が広がることにより、SDGsの実現に向けて、今この瞬間も努力が続けられています。

弊社も微力ながら、SDGsの達成に向けて、今後とも鋭意努めていく所存です。

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