【洋書リーディング攻略法】洋書リーディングを成功させるための7つのポイント!
英語好きな方なら、誰しも「洋書リーディングが出来るようになったら、カッコいいな」なんて思うことがあるでしょう。
洋書リーディングのメリットは、単語やイディオムが身につくことや読解力が向上することだけに留まりません。
洋書リーディングの最大のメリットは、英語を、日本語を介さずに、そのまま概念として採り入れる習性が身につくことで、英語脳づくりおよびその強化に繋がることです。
さらに、英語を読解するスピードが格段に向上するため、知りたい情報をネットからいち早く収集することも出来るようになります。
しかしながら、たくさんの人が、洋書リーディングの「壁」にぶつかり、挫折をしているのも事実のようです。
というわけで、本記事では、訳書を10冊以上出版させてきた筆者が、洋書リーディングを楽しめるようになるために、洋書リーディングを成功させるうえで、不可欠なポイント7つをご紹介いたします。
本記事が、みなさんのお役に立つことが出来ましたら幸いです!
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1.「興味のあるテーマ」「好きなテーマ」の洋書を選ぶ!
これは、日本語の本でも同じことですが、興味のないテーマの本を読んでも、つまらないですし、読む気が途中で失せるものです。これが、洋書となればなおさらです。
難易度が低いことから、最初は絵本を読むことをお勧めしている方も多いようですが、絵本のストーリーに興味が無ければ、どんなに簡単でも、飽きてきて、「面白くなかった」というネガティブな経験となり、「また洋書を読もう」というモチベーションに繋がりません。
洋書を読んだ経験が「面白かった!」「知りたい情報が知れた!」なら、また読みたいと思うはずです。
ですので、最大のポイントは、「自分にとって興味のある分野の洋書を選ぶこと」。これに尽きます。
洋書選びとはちょっと話が逸れますが、以前通っていた語学スクールに、ケベック出身の青年がいました。
彼は、チョコレートショップの店員の仕事の面接に行って不採用になったのですが、その直後に受けたストックトレーダーの仕事は、即座に採用になったのです。
常識で考えたら、高度な英語力を求められるのは、チョコレートショップの店員ではなく、ストックトレーダーの仕事ですよね?でも、株の売買は、彼がこの世で一番好きな事だったので、受かったわけです。
「好きこそものの上手なれ」は、まさに至言ですね。
このように、「簡単そうだから」ではなく、「自分の好き」を追求するのが、洋書選びでも、大きなポイントです。
2.「必要に駆られたテーマ」「知りたい情報があるテーマ」の洋書を選ぶ!
次に洋書を選ぶテーマのポイントとして、自分の仕事や趣味などで、知りたい情報がある分野の本を選ぶことです。
私たちは、必要に迫られると、嫌でも情報を収集しようとします。そして、必要な情報を収集できると、欲求が満たされて満足するものです。
例を挙げますと、ペットのこと、レシピのこと、健康のこと、ネットビジネスのこと、成功術、好きな海外タレントのこと、資産運用のこと、DIYのことなどを、あえて、日本語の情報に頼らずに、洋書から情報を吸収するわけです。
前項目の1もそうですが、洋書を読むことではなく、別の目的が前提としてあって、洋書を読むという行為は、二の次であった方が、洋書リーディングは成功します。
なので、仕事であれ、趣味に関することであれ、「この情報が必要」「コレどうしても知りたい」というテーマの洋書を選ぶのも、洋書選びのポイントです。
3.過去に訳書で読んだ本の原書、興味ある映画の原作を選ぶ!
次のお勧めなのが、自分が過去に訳書で読んだ本の原作あるいは、興味がある映画の原作を選ぶことです。
私自身、初期の頃に読んだのが、J.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」(原題:The Catcher in the Rye)でした。好きな作品だったので、原書を読んでみたい!という好奇心で読み始めたのですが、「なるほど、ここは原作では、こうだったのか」といった発見もあり、楽しめました。
また、ダヴィンチコードを観た後に、その続編が制作されると聞き、その続編をいち早く知りたくて、発売されていた洋書を先にリーディングしました。
このように、自分が好奇心を持っている本や映画の原作の洋書を選ぶのも、ワクワクしながら読み進められるので、お勧めです。
4.最初に2~3ページ読んで選択を判断する
洋書を選ぶ際には、まず、本文の最初の2~3ページにざっと目を通します。(注:前書き・推薦の言葉を除きます)
このとき、判らない単語が、いくつかあったとしても、内容がすんなり頭に入ってくる洋書なら選択してOKです。
でもこの時に、「英文のテイストが合わない」「この英文の文法オカシイ」と感じた本は、その時点で読むのをキッパリ止めることです。そのパターンが確実に最後まで続くので、読むのが苦痛になります。
経験上、「ある程度の英語力」がある人が読んでオカシイと思った文章は、ネイティブにとっても意味不明だったり、判読困難な文章であることがほとんどです。
ある程度の英語力というのは、英字新聞を難なく読めるレベルです。英字新聞は、ほぼ誤植が無く、プロが書く文章であるため、読みやすい文章になっているからです。
本になっているからと言って、全ての文章が文法的に正解で、美しい文章とは限りませんので、選ぶ際には、それを頭に入れておきましょう。
5.初読では、辞書を引かない
初読では、判らない単語があっても、辞書を引かないで、文脈から判断します。判らない単語には、シャーペンなどで囲んで印をつけておきましょう。
1章や10ページなど、区切りの良いところまで読んだら、その時にはじめて印をつけておいた単語をまとめて調べて自分の推測と合っていたか、答え合わせをします。
最初に辞書で調べない理由は、リーディングのペースを崩さないためと、文脈から単語の意味を推測する力を養うためです。
実際に試験やネットで素早く情報を知る必要がある場面では、少々判らない単語があっても、文脈から判断するものです。そうした場面での判断力をつけるためにも、初読では、辞書を引かないことをお勧めします。
6.日本語訳を敢えて書かない
リーディングをする際の次のポイントは、必要があれば別ですが、日本語訳を書かないで読み進める、ということです。
日本語訳を書かないことで、日本語という中継に頼らずに、英語の概念のまま脳にインプットされていきますので、英語脳づくりおよびその強化に役立つからです。
7.知らないイディオムが出てきたときの対処法
単語に関しては、辞書に載っていないものが出てくるというケースは、ほぼ皆無と考えていいでしょう。
しかし、イディオムに関しては、翻訳歴10年超の私でも、聞いたことのないイディオムが出てきたり、最近では、辞書にすら載っていないイディオムが出てきたことがありました。
なぜなら、日本語で考えてみても判りますが、言語というのは、「生き物」であり、新しい表現が常に誕生しているからです。
そんな時には、検索窓にその表現をそのまま入れて、meaningなどと一緒にネットで検索してみましょう。
日本語のサイトにはなくても、英語で誰かがその意味を解説している情報が出てくる可能性があります。
前述のイディオムも辛うじて1件ヒットし、意味を知ることが出来ました!
まとめ【洋書リーディング攻略法!】
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- 1.「興味のあるテーマ」「好きなテーマ」の洋書を選ぶ!
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- 2.「必要に駆られたテーマ」「知りたい情報があるテーマ」の洋書を選ぶ!
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- 3.自分が過去に訳書で読んだ本の原書あるいは興味ある映画の原作を選ぶ!
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- 4.最初に2~3ページ読んで選択を判断する
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- 5.初読では、辞書を引かない
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- 6.日本語訳を敢えて書かない
- 7.知らないイディオムが出てきたときの対処法
いかがでしょうか?
これで、あなたも洋書リーディングにハマるかもしれません!
最後までお読みくださり、ありがとうございます!