外国語で薔薇は何と言う?花言葉や名前の由来まで徹底解説!
薔薇は外国語で何というかご存知ですか?
花の女王と呼ばれている薔薇は、愛のシンボルとして世界中で愛されている花です。また、薔薇を国花としているイギリスを始め、古代の中世のヨーロッパから栽培されている歴史ある薔薇ですが、日常の英会話でも使われ、親しまれています。
何気ない日常生活の中でサラッと英語で伝えられたら、かっこいいですよね。
この記事では、薔薇の名前の由来から、英語やその他の外国語での表現、花言葉について解説します。
また、薔薇の花言葉や色別、本数によりそれぞれの意味を持っているので、大切な人へ贈る際に参考にしてみてください。
外国語では「薔薇」は何というの?
ご存知の通り薔薇は英語で”rose”ローズと言います。日本語では漢字で”薔薇”と書きバラ以外にも「そうび」「しょうび」と日本語読みができます。また英語以外の外国語での呼び方をみていきましょう。
- フランス語”rose” ローズまたは”rosier” ロジエ、ロズィエ
- ドイツ語”rose” ローゼ
- イタリア語”rosa” ローザ
- スペイン語”rosa” ロサ、ロッサ
- 現代ギリシャ語”τριαντάφυλλο” トゥリアンダフィリャ
- ポルトガル語”rosa” ホーザ
- オランダ語”roos” ローズ
- ロシア語”роза” ローサ
- ラテン語”Rosa” ロサ
- 韓国語 ”장미” チャンミー
- 中国度 “蔷薇” チャンウェイ
このように国によって様々な呼び方がありますが、英語の”rose”と似たような表現をしています。
薔薇の名前の由来とは
薔薇はバラ科バラ属に分類され、学名は”rosa”と言います。日本語では、棘のある低木「うばら」「いばら」と言い、ここから発展し”い”が取れて「ばら」と言うようになりました。
英語の場合”rose”の学名”rosa”は、古代のギリシャ語であるバラを意味する”rhondon”(ロドン)と古代のケルト語で赤色を意味する”rhodd”(ロッド)が由来となっています。
ギリシャ神話である愛と美の女神アフロディーテが誕生したときに「神々と同じように美しいものを創造できる」と言い、薔薇を生み出したとされ「ヴィーナスの誕生」に描かれています。
色によって意味が込められている薔薇の花言葉
愛や美と象徴する薔薇ですが、実は色によって違う意味が込められています。ここでは大きく6つの色に分けてそれぞれの薔薇の花言葉をみていきましょう。
1)赤い薔薇
愛を表現する赤い薔薇は、プロポーズや告白または海外ではバレンタインといった大切なイベントに男性から女性へ贈る際に適した花です。
また愛だけではなく、情熱やロマンスを表現することができます。恋人や大切な人への愛情を伝えるときに贈るのにお似合いですね。
それでは赤い薔薇の花言葉をみていきましょう。
- 愛:Love
- 美:Beauty
- 情熱:Passion
- ロマンス:Romance
- あなたを愛しています:I love you.
2)白い薔薇
深い尊敬を意味する白い薔薇は、尊敬を伝えたいときに贈ります。また、純潔や相思相愛といった意味も持ち、ウェディングパーティーの場面で目にする機会が多いでしょう。
例えば、ウェディングブーケ、結婚式のセレモニーなどに使われ花嫁の白いドレスにお似合いですね。白い薔薇の花言葉をみていきましょう。
- 深い尊敬:Reverence
- 純潔:Innocence
- 純粋:Purity
- 相思相愛:Mutual Love
- 私はあなたにふさわしい:I am worthy of you.
3)ピンクの薔薇
感謝の意味を持つピンクの薔薇は、他に「上品」「しとやか」「かわいらしさ」「あたたかい心」といったポジティブな表現を持っています。優しいイメージを持つピンクの薔薇は、友達へ贈る際におすすめです。
- 感謝:Gratitude
- 上品:Elegance
- しとやか:Grace
- 幸福:Happiness
- 可愛らしさ:Charm
- あたたかい心:Warm Heart
4)黄色い薔薇
友情や平和と言う意味を持つ黄色い薔薇は、他にも幸せ、富、希望、尊敬、愛する人の無事を願うといった表現もできます。
一方で西洋の歴史では、キリストを裏切ったユダヤ教が黄色い服を着ていたことから、ネガティブな花言葉の意味も持っています。
- 友情:Friendship
- 平和:Peace
- 幸せ:Happiness
- 富:Wealth
- 希望:Hope
- 愛する人の無事を願う:Wishing for the safety of a loved one
- 嫉妬:Jealousy
- 愛情の薄らぎ:Decrease of love
5)オレンジの薔薇
絆を意味するオレンジの薔薇は、他に信頼、健やか、愛嬌といった花言葉があります。またオレンジには赤と黄色の2つの色が合わさり、エネルギッシュな表現をすることができます。家族や男女友達などに贈る際におすすめカラーです。
- 絆:Bond
- 信頼:Trust
- 健やか:Healthy
- 愛嬌:Charm
6)ブルーの薔薇
奇跡、神の祝福を意味するブルーの薔薇ですが、実は自然界では存在せず、人工でも作り出すことができなかった色と言われています。
世界初の青い薔薇が誕生したのは日本で、長い年月をかけて誕生した色から「奇跡」と言う花言葉がつきました。
- 奇跡:Miracle
- 神の祝福:God’s blessing
本数別に意味が込められた薔薇の花言葉
薔薇の花言葉は色だけではなく、本数によっても意味が込められています。日本と英語圏では多少意味が異なる場合もあるので、ここでは英語圏の意味でご紹介します。
・1本の薔薇:一目惚れ
Love at first sight.
・2本の薔薇:この世界に2人だけ
In this world, it’s just you and me.
・3本の薔薇:あなたを愛しています
I love you.
・6本の薔薇:あなたのモノになりたい
I want to be yours.
・7本の薔薇:あなたに夢中
I’m fascinated with you.
・9本の薔薇:永遠の愛
An eternal love
・11本の薔薇:最愛の人
You are my treasured one.
・13本の薔薇:永遠の友情
Friends Forever
・16本の薔薇:良い旅を!
Bon voyage
・17本の薔薇:変わらぬ愛
Love never changes
薔薇を使った英語表現
ネイティブは日常生活でどのように薔薇を使った英語表現をしているのでしょうか?早速薔薇を使った英語表現を例文と一緒にみていきましょう。
1)一輪の薔薇の花:a rose
He gave her a rose.(彼は彼女に一輪の薔薇を渡した。)
2)薔薇の花:bouquet of roses
I received a beautiful bouquet of roses from him.
(私は彼から美しいバラの花束を受け取った。)
3)人生は薔薇色:a bed of roses
幸せな人生、将来の希望を表現するときに使います。
Life is a bed of roses. (人生は薔薇色だ。)
因みにフランス語では ”La vie en rose.”バラ色の人生と表現します。
4)幸せの人生:wine and roses
お酒を楽しむ日々と優雅な生活をイメージした幸せの人生と表現することができます。
Life is all wine and roses.(人生は酒と薔薇の日々。)
5)万事うまくいっている:coming up roses
coming up rosesはポジティブなイメージから、良いことが近づくと言うニュアンスを持っています。これに何もかも・全てを表す”Everything”を加えることで”万事うまくいっている”
というフレーズになります。
Everything’s coming up roses.(万事うまくいっている。)
6)薔薇に棘あり:roses have thorns
美しい薔薇ですが棘がありますよね。ここから発展し見た目だけではその人の中身がわかりません。
Roses have thorns.(見た目は美しいけど中身は恐ろしいかも。)
また、他の意味として「棘のない薔薇はない」という意味から「楽あれば苦あり」というニュアンスとして使うこともできます。
7)花の命は短い:A beauty loses her roses
ひどい表現ですが、花はいつか枯れてしまいますよね。
A beauty loses her roses.(美人は美しさを失う。)
薔薇はこういったひどい表現の仕方もありますが、この表現から発展しこういったフレーズとしても使われます。
Gather roses while you may.
(できるうちに薔薇を摘み取りなさい。)
いつ枯れるかわからないと言うニュアンスから「命短し恋せよ乙女」と訳すことができます。
まとめ
薔薇には色や本数によって素敵な意味が込められています。また、日常生活でも薔薇を用いたポジティブな表現方法がありましたね。愛情表現からひどい言葉もありますが、いろんな意味を知ることでそのシーンに合わせた使い方ができるようになります。
この記事を参考に、自分の伝えた思いを込めて大切な人へ薔薇を贈ってみましょう。