「エールを送る」は英語でなんて言う?応援フレーズとシーン別の使い方を徹底解説
英語でエールを送るとき何と伝えるかご存知ですか?
何かに打ち込んでがんばっている人、落ち込んでいる人、スポーツ選手やアイドルに対して応援や励ましの言葉をかけるときに使いますよね。日常生活でエールを送る機会はたくさんあるかと思います。
日本でよく使われている英語のエールを送る言葉は、実は海外では使われていません。では、海外ではどのような言葉でエールを送るのでしょうか。
エールを送るといっても応援するとき、落ち込んでいる人を励ますときなど様々なシーンで使います。
この記事では、英語でエールを送る表現と使い方、応援や励ましの英語フレーズを例文と一緒に詳しく解説します。ぜひこの記事を参考に、日常生活で心を込めてエールを送ってみてください。
「エールを送る」を英語で伝えるとき
エールを送るときの英語の表現はたくさんあります。エールと言っても試験や試合の応援、相手を元気づけたり、励ますときにも使いますよね。
エールの意味は大きく2つに分けて表現することができます。英語の例文と一緒にみていきましょう。
1)root for〜
”root for〜”で「応援する・支持する」という意味で、スポーツの試合や競技などで声援を送るというニュアンスがあります。
「root for+名詞」と使い、名詞には人やチーム名など応援する対象者が入ります。
また”root”は名詞、形容詞、動詞の働きがあり、名詞で「植物の根」形容詞で「根の・根本の」動詞で「掘る・探す」「応援する・励ます」という意味があります。
- I’m rooting for you.(応援してるよ。)
- I always root for my friends when they participate in competitions.(私はいつも友達が競技に参加する時に応援するの。)
A: Who are you rooting for?
(誰を応援してるの?)
B: I’m rooting for Otani Shohei! I’m a huge fan of him.
(大谷翔平を応援してるんだ!彼の大ファンだからね。)
A: What team are you rooting for?
(A: どのチームを応援しているの?)
B: I’m rooting for FC Barcelona! I hope the team will win.
(B: FCバルセロナを応援してるよ!バルセロナが勝って欲しいな。)
2)cheer for〜
”cheer for”で「応援する・声援を送る」という意味になり、励ましたり元気づけるニュアンスがあります。”cheer”は名詞で「歓声・声援・歓喜」動詞は「応援する・声援を送る・励ます」と使います。
- I will go cheer for you!(応援に行くね!)
- The students will be cheering for their school’s basketball team.(生徒たちは学校のバスケチームを応援する。)
- Despite the rain, the supporters continued to cheer for the soccer team.(雨にもかかわらず、サポーターたちはサッカーチームを応援し続けた。)
- His friends cheered for him when he was feeling down.(彼の友人たちは彼が落ち込んでいるときに励ました。)
- Even in challenging times, we must cheer for ourselves and keep going.(困難な時でも、自分自身を励まし続けないといけない。)
fightやyellは応援するときに使う英語表現ではないの!?
日本では応援するときや励ますとき”fight”「ファイト!」や”yell”「エールを送る」と使いますよね。しかし、海外では応援するとき”fight”や”yell”は使いません。
”fight”は名詞で「戦い・戦闘・口論・喧嘩」動詞では「戦う・争う・喧嘩する」という意味になります。
A:I’m going to play a soccer game tomorrow.
(明日サッカーの試合なんだ。)
B:Fight!
(戦え!)
このように「がんばれ!」ではなく「戦え!」と違う意味になり、海外では意味が通じません。
一方”yell”は動詞で「大声で叫ぶ・怒鳴る・わめく」という意味になり、感情や怒りが高まったときに使います。
A:I’m going to play a soccer game tomorrow.
(明日サッカーの試合なんだ。)
B:I will yell for you.
(あなたのために叫ぶよ。)
こちらも同様「エールを送るよ。」ではなく「大声で叫ぶよ。」と違う意味となります。”fight”や”yell”は応援するときにはふさわしくない言葉なので、ネイティブと会話をするときは注意しましょう。
応援するときの英語フレーズ
応援するときのフレーズは他にもたくさん表現方法があります。それでは応援するとき、励ましたいときなどに使う英語フレーズを英文と一緒にみていきましょう。
1)Good luck:がんばれ・上手くいくといいね
「幸運を祈る」という、運を味方につけて良い結果に繋がるというニュアンスがあります。試合・試験・就職活動・プロジェクトなどの仕事のイベントなど、がんばってきたことが成功する・良い結果になるように応援するフレーズです。
- Good luck on your job interview tomorrow!(明日の仕事の面接、がんばってね!)
- Good luck with your new business venture. I know you’ll succeed!(新しいビジネスの始まり、頑張ってね。成功を祈っているよ!)
2)Keep it up:その調子でがんばって!
何かに一生懸命打ち込んでいる人や良い調子で物事が進んでいる人に対して使います。
- You’re doing an amazing job as team captain. Keep it up!(チームキャプテンとして素晴らしい仕事をしているね。その調子で頑張って!)
- Your hard work is paying off. Keep it up!(君の努力は報われている。その調子でがんばって!)
3)You can do it:君ならできるよ!
やろうかどうか迷っている人、自信がなくて落ち込んでいる人に対して使います。
- No matter what happens, know that I’m here to support you. You can do it!(何があってもサポートするよ。君ならできる!)
- Trust in yourself and your abilities. You can do it!(自分自身と自分の能力を信じて。君ならできるよ!)
4)Go for it:やりなよ!
これから挑戦する人、何かを始めようとする人に対して使います。
- You want to start your own business? Go for it!(自分のビジネスを始めたいの?がんばれ!)
A:I’m debating if I should go and get a CPA.
(CPAの資格を取ろうか迷ってるんだ。)
B:Go for it!
(取りなよ!)
5)Believe in yourself:自分を信じて!
自信がない人や落ち込んでいる人に対して自信を持って目標を達成できるように励ます表現です。
- No matter what others say, always believe in yourself.(他の人が何を言っても常に自分自身を信じて。)
- It’s important to believe in yourself, even when things get tough.(たとえ困難な状況であっても、自分自身を信じることが重要だ。)
6)Wish you the best:幸運を祈る!
”Good luck”と同じようにベストを祈るという意味で、試合・試験・仕事のプロジェクト・就職など成功や良い結果になるように応援するフレーズです。応援して欲しいときは”Wish me luck”と使います。
- I have a big presentation tomorrow. Wish me luck!(明日大きなプレゼンテーションがあるんだ。応援してね。)
A: I have my last baseball game of my high school career tomorrow.
(明日は高校最後の野球の試合なんだ。)
B: I wish you the best!
(応援してるよ!)
まとめ
「エールを送る」英語の表現についていかがでしたか?シーンに分けてさまざまなフレーズがあります。応援といっても励ます言葉、自信をつける言葉などいろんなポジティブな言葉で表現できます。
しかし、日本で使う言葉と海外で使う言葉に少し違いがあるので、使う際は注意しましょう。応援の言葉は言った方も言われた方もとても嬉しくて、あたたかい気持ちになります。ぜひ、この記事を参考に心を込めて伝えてみてください。