副業の英語表現は?使い所と海外との意識の違いを含めて解説!
「副業」については、少し前に働き方改革が叫ばれてから、今では日本でも一般的に認知されるようになり、一昔前と比べると日本で副業を考える方は増えてきたと言えるでしょう。
では、海外ではどうでしょうか?
この記事では「副業」の英語表現について解説していきます。
副業について海外の人と話す際は、その認識の違いまで意識しないと会話が噛み合わないこともありますが、ここでは海外の方の副業に対する意識も解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
「副業」の英語表現
まずは、副業に関する英語を見ていきましょう。
直接的に副業とは訳さなくても、ニュアンスとして副業を指すものも入れてあります。
細かい表現含めると非常に多くの種類があり、最初は使いこなすのは困難と思いますが、ぜひオンライン英会話などでアウトプットをしながら練習してみてください。
Side Job
いわゆる「副業」を指す言葉です。
日本で使う副業と意味合いも近く、本業以外に持つ軽めのお仕事といったニュアンスになります。
(私は副業で動画クリエーターをしています)
Second Job
Sideの代わりにsecondを使っても、副業という意味になります。
こちらも、ニュアンスとしてはside jobに近しいものになりますが、若干仕事寄りのイメージになります。
(彼女はパート後の副業として毎晩ウーバーのドライバーをやっている)
Side hustle
Jobの代わりにhustleを用いても「副業」を指す言葉になります。
よりカジュアルかつ、お手軽なニュアンスがあり、例えば写真を撮影して売ったり、ハンドメイド雑貨をネットフリマで売るような場合に使えそうです。
(私の副業は写真を撮影してストックフォトに売ることです)
Part-time job
アルバイトやパートを指す言葉ですが、これも副業としてのニュアンスを持ちます。
会社帰りにコンビニバイト、という場面で使えます。
(彼は毎週末副業でバーテンダーのバイトをしている)
Side business
日本でも「サイドビジネス」という言い方をすると思うので、馴染みのある言葉ではないでしょうか。
中にはこれを和製英語という方もいますが、例えば以下のサイトでもあるように、海外でも使われているれっきとした英語です。
参考:30 Side Business Ideas To Make Money (2025)
Side Jobと比べると、より事業を動かしているようなニュアンスがあります。
Gig work
こちらはより単発のニュアンスが強い言葉になります。
単発のアンケートやモニターなどがこれに該当します。
先ほどsecond jobの例文で毎晩の仕事としてのUber運転手の例を挙げましたが、決められた時間ではなく単発で働く場合はGig workの方がニュアンスとしては近いです。
(彼女はスキマ時間の副業でウーバーのドライバーをやっている)
Moonlight
side jobとニュアンスとしては近いのですが、より「こっそり」「夜な夜な」やるようなニュアンスがあります。
例えば会社が副業禁止規定を持っているなどの場合や、そうではなくとも周りに内緒にしている、積極的に口にしていないような時はこれを使うことがあります。
(彼は小金を稼ぐためにフリーのWebデザイナーの副業をしている)
「副業」に関連しそうな、お仕事関係の表現
副業関連の話題を出す時によく使われる単語やフレーズは以下の通りです。
どれも、副業を語る際には外せない表現なのではないでしょうか。
Extra money
副収入、という意味になります。
事業で得るような大きなお金ではなく、どちらかというと小金に近いニュアンスがあります。
(今年副業を始めたばかりなので、副収入の額は非常に小さいです)
full-time job / 9-to-5 job
いずれも「本業」を意味します。
副業を語る際、対になる表現です。
9-to-5 jobの方がよりカジュアルな表現になります。
(本業の後にライターの仕事をしています)
Gain experience
副業の理由はお金のためだけではなく、本業から得られない経験を積むために行う方もいます。
そう言った時には、この表現を使い、副業の目的に言及するようにするとうまくいきます。
(私はお金のためだけではなく、経験を積むために副業に取り組んでいる)
Sole Proprietor / Self-employed
いずれも「個人事業主」を意味します。
日本でも最近フリーの方は増えていると言われますが、海外では日本以上に個人の自由を重視する傾向が強く、この働き方を選択される方は多いです。
Self-employedの方が少し口語調の言い回しになります。
(私は本業を退職し、個人事業主として第二のキャリアをスタートさせた)
Tax return
「確定申告」を意味します。
米国では「税務申告」という日本語訳が使われます。
日本では給与以外の所得が20万円を超えると確定申告の義務が発生しますが、例えばアメリカの場合は給与所得者を含め、全国民が確定申告義務を負っているため、海外ではこの話題はよく耳にします。
(副業に集中するためにも、可能な限り早く税務申告を終わらせる必要があります)
海外との副業への意識の違い
この話題を出す際は、海外の方との副業に対する意識の違いに留意した方が良いでしょう。
海外では副業は日本と比べるとメジャーなものです。
なぜなら、海外の方は日本のように雇用が保護されているわけではなく、明日解雇になるリスクを常に抱えているため、リスクヘッジとして別の仕事を持っていたり、人によっては起業していたりということはよくあります。
そのため、日本でよく語られるような、小金を稼ぐようなニュアンスで相手の話を聞いたり、逆に話題を振るのはトラブルの元になり得ます。
例えばビジネスで海外に関わり、海外現地法人の採用活動をするといった時は、この意識の差がお互いの温度差の違い、ミスコミュニケーションに繋がることもあるので、あまりネガティブな反応はしない方が賢明と考えます。
まとめ
この記事では「副業」を意味する言葉のニュアンス別の解説や例文を示すとともに、副業周りで使われるその他表現を解説してきました。
さらに、副業に対する意識についても触れました。
この話題を出す時は、海外の方の副業に対するニュアンスにも注意をしながら話題にする事をオススメします。
この記事が皆さんの英語表現の幅を増やすことに役立てば幸いです。
こちらの記事もおすすめ