英会話の入り口「Small talk」をマスターして、会話を楽しもう!
皆さんは初対面の方とお話する時は、まずは挨拶をしてから身近な話題を通じて軽く雑談から入る事が多いのではないでしょうか?
この流れは英語でも同じで、プライベートだけでなくビジネスの場であっても共通しています。
このような会話の入り口のことを英語では「Small talk」と呼んでいます。
特に英語においては、入口の会話はその後の場の盛り上がりや、ひいてはビジネスの成否にも大きく影響しますので、Small talkの流れはぜひとも押さえておきたいところです。
今回はSmall talkを実践する上でのポイントを解説していきます。
どのようなシチュエーションでも必ず役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
大前提:Small talkの目的
まずは、Small talkの大前提について確認しておきましょう。
日本語でも、会話の入り口は挨拶や天気、直近の出来事など身近な話題から徐々に本題に入っていく事が多いですよね?
その目的は、人との繋がりを作ったり、会話や議題をスムーズに進めたいからではないでしょうか。
最初はどの言葉を話す人であっても、初対面の方との会話は硬くなりがち。
そこをうまくほぐしてスムーズに会話に入るためにも、Small talkの方法は押さえておきたいところです。
Small talkの基本は挨拶、話題振り、そして返答
まずは、1番簡単なSmall talkの例を見てみましょう。
例文:
A: Hello, how are you doing?
(こんにちは、元気にしてる?)
B: I’m good! How was your weekend?
(元気だよ!週末はどうだった?)
A: It was amazing! I went to a Japanese restaurant with my family and it was so good.
(最高だったよ!家族と一緒に日本食レストランに行ったんだけど、とても美味しかったよ。)
最初の挨拶、それに対する返答と話題振り、そして更にそれに対する返答、とつながっていきます。
最初の挨拶とそれに対する返答は英語話者の間ではGreetings、話題振りはConversation Startersと呼ばれることもあり、特にビジネスの世界では相手への第一印象を決める大切な要素とみなされています。
Small talkの要素別解説
それでは、ここからはSmall talkの要素に応じた内容を解説していきます。
Greetings
最初の挨拶の入りは非常に大切です。
以下、基本的なフレーズと、日本語訳およびニュアンスの一部をまとめました。
挨拶例 |
日本語訳、ニュアンス |
返答例 |
Good morning. |
おはようございます。 |
同じ一言を返す。 |
Nice to meet you (again). |
お会いできて光栄です。 |
Nice to meet you too. |
How are you (doing)? |
相手の調子を聞く定型文。 |
I’m good! |
How’s it going? |
調子はどう? |
Good! |
What’s up? |
どうしたの? |
I’m coolなど。 |
It’s been a while! |
お久しぶりです。 |
Nice to meet you again! |
基本は、自分が声をかける側であれ、かけられる側であれ、その場の挨拶に対して適切なフレーズを選択して返答していく事が基本になります。
Conversation Starters
さて、挨拶だけでも一応会話は完結し、同僚の朝の挨拶などはこれだけで終わりの場合もありますが、今一つ盛り上がりに欠けますし、ビジネスの場であれば暗い印象を与えがちになります。
挨拶から更に次の会話に繋げるフレーズ、これがConversation Startersです。
仕事、プライベートで使えるフレーズの一部を以下に紹介します。
これらを使い、簡単な会話の口火を切るようにしましょう。
日本語でも商談の前に簡単な世間話から入るように、英語でも基本の流れは一緒です。
Conversation Starters |
日本語訳、解説 |
How’s your business going? |
お仕事の調子はいかがですか? |
How did you end up with the event? |
イベントの成果はいかがでしたか? |
How was your weekend? |
週末はいかがでしたか? |
How’s your life in ## (相手の住んでる都市). |
こちらの生活はいかがですか? |
Conversation Startersへの返答
Small talkの目的は最初にも述べた通り、相手との繋がりを作ったり、後の議論をスムーズにするため。
であれば、ここに対して細かい点までベラベラしゃべりたくなる気持ちはグッとこらえて、返答する情報は少なめに留めましょう。
例には、家族で韓国料理店に行った事を述べていますが、ここに人数や何を頼んだか、何時に行ってどれくらいいて、更にその後どこに行って、という余計な情報は盛り込んでいない点をご確認ください。
例文:
A:How was your weekend?
(週末はいかがでしたか?)
B:It was nice! Our family went to the Korean Restaurant across this street.
(とても良かったです。家族でそこの道を渡った先の韓国料理店に行ったんですよ。)
A:Oh great! I love there too!
(いいですね!私もそこが好きなんですよ!)
Small talkをうまく運ぶためには
それでは、Small talkをうまくやるためにはどうすればいいのでしょうか?
まずは、話のネタを常に探しておく事です。
日頃見かける場所やニュース、天気や仕事のことなど、どのような話題であっても、Conversation Startersにも、それに対する返答にもなり得ます。
また、日頃から英語に対して英語で考えて反応するクセをつけておくといいでしょう。
Small talkは話しかけられた内容に対して即座に返答する事が求められます。
最初のうちは仕方がないと思いますが、何度も会話の途中に詰まったりするのは会話のテンポも削がれるため、わからない言葉はすぐにパラフレーズできるようにするなど、訓練を積んでおきたいところです。
まとめ
この記事では、Small talkの意味や重要性を解説しつつ、Small talkをするにあたってのステップを3つ紹介してきました。
この記事が皆さんの英語の幅を広げる助けになれば幸いです。