#1英語学習のきっかけ【QQ English校長・須藤元気】
須藤さんは英語学校の立ち上げや、独自の学習方法を紹介した著書「面倒くさがり屋の僕が3ヶ月で英語を話せるようになった唯一無二の方法」の出版など、英語学習の分野でも精力的な活動を続けておられます。
須藤さんの英語学習のきっかけや目的は、どのようなものでしたか?
はじめに、20歳の時にロサンゼルスに1年間の留学していました。
「留学をすれば英語を話せるようになる」という考えもありましたが、実際は全然話せないまま帰国しました。でも周りには英語ができる自分という風に見せていたところがあったんです。
でも、本当に話せるようになりたいという思いから、格闘技を引退した28歳から英語を本格的に勉強し始めました。また、ダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」などで海外に行く機会が増え、通訳をつけず自分の言葉で話したいと思ったこともきっかけです。
そして、最終的には政治家になることも考えていたので、外国の政治家と英語でコミュニケーションが取れるようになりたいという思いが強くありました。
須藤さんは英語学習をどのように始められたのですか?
僕は試行錯誤をしながら英語学習を進めていったので、たくさん気づきも得たのですが、まずは英会話学校に行こうと決めました。
学校ではもちろん英語は覚えますが、忙しくて行けなかったり、久しぶりに行ったら振り出しに戻ったりと前進しにくい経験がある方も多いと思います。
やはり英語は1週間話さないだけでもすぐに忘れてしまうものです。それなので、大切なことは日常で英語を使う環境をつくることだと感じています。
英語学校は色々なところへ行かれたのでしょうか?
そうですね。大手~中小まで色々と行きました。そして、なぜ英語へのモチベーションが上がったり下がったりするのかということに着目しました。
多くの方が三日坊主になってしまったりするのは、僕は「BIG WHY」がないからではないかと考えています。「なぜ英語を勉強するのか?」を明確にしない限り、英語学習をしても時間の無駄になってしまうと考えています。
須藤さんにとっての「BIG WHY」とは何でしたか?
僕の場合は、「政治家になりたい」という思いです。
究極の目的は世界平和なので、海外に行って色々な人と交渉や議論をするときに、共通の言葉としての英語を身につけたいと考えています。
英語学習において須藤さんなりのコツはありますか?
コツは、自分が持っている知識を完璧にすることだと思っています。あまりやる事が多すぎると挫折してしまうので。
まずは「英語が話せるようになった」という自信をつけることが大切で、自己紹介を繰り返し練習すると良いと思います。自分のことを英語で話せるようになれば、基本コミュニケーションは続きます。
それなので、コツとしては自分の話したい文章をつくって、英語の先生に直してもらい、自分がしっくりくるものを丸暗記すると良いと思います。
つくった文章を大体300回ほど、繰り返せば自分のものになるはずです。
英語学習の中で、辛かったことはありますか?
英語学習は「面白い」というモードにした人が勝つと思っています。正直、辛いと感じる人は続かないかなと。英語学習を続けていく過程で必ず「あ、自分英語が話せている」と思う時は必ずきます。そのタイミングで一気に学習を進めていくことが大切だと感じました。
他にも、まずは同じ英語レベルの人と会話をし、最初はカタコトでも「少し話せた」という自信をつけていくことも有効です。私も日本人同士、英語だけで食事をすることもありますが、分からなくなったら、日本語で聞けるのがいいですね。
英語を話せるようになってよかったなと思う点はありますか?
様々な人と話せるようになったことです。政治家になってアメリカの方とお話しする機会があったのですが、英語で挨拶ができたおかげで、彼が講演中に僕について触れてくれたんです。コミュニケーションが通じたんだなと感じました。
好きな英語フレーズはありますか?
好きなフレーズは「What you put out is what you get back」(自分の発するものがあなたの得るものだ)ですね。
もう一つは「Circumstances don’t matter only state of being matters 」(状況が問題ではなく、在り方が問題なのだ) です。
何かあった時は、この言葉を唱えるようにしています。
英語学習をされている方へ須藤さんからメッセージをお願いします。
自身の「BIG WHY」を持ち、話すべきことを完璧に話せるようにしたうえで、戦略を立てることが大事です。
あとは、「期限を決めて実行すること」「話す機会を毎日つくること」をおすすめします。少しずつでも毎日継続していきましょう。