英文法解説「To」と「For」 の違いとは? それぞれの使い方まとめ!
英語を勉強していると、なぜ?と思う疑問が沢山出てきます。
特に最初の頃は「to」と「for」の違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
今回はtoとforの違いから、文章や英会話に繋げるための覚え方を紹介します。
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英語で「?」マークが頭に浮かんだ時
「to」と「for」だけでなく文法では様々なところで「?」マークが浮かびます。
しかし、必ずしもルールがあるからこう、と覚える必要は無く、場合によっては考えすぎずにとにかく数やって覚えると言うやり方もあります。
例えば外国人がなぜ「皆」を「みんな」と呼ぶのに「みんなさん」では無く「みなさん」に変わるのでしょう?と質問した時、ルールを勉強するよりは、彼らは日本語の会話に慣れて自然に覚えていく方が覚えやすいのです。
このように、英文法でも喋っていくうちに自然と使い分ける事ができるので、説明のみで難しいと思った場合は考えすぎずに勉強しながら頭に入れていってください。
「to」と「for」の違いを覚える
英文を見ていると、「to」と「for」はほとんどの文書に一度は出てきます。
しかし、似ている様で違いがわからない人は沢山いるので、今回はこの「to」と「for」がどの様にして使われるのか説明します。リストに分けて一つずつ簡単に例文と共に説明するので、分からなくなったら確認してください。
「to」の場合
「to」には7つの使い方があるので、例文と共に1つずつ紹介していきます。例文は場合によって1文、または2文紹介します。
1. 目的地
どこかへ行く時に、目的地に対して「go to目的地」と使います。とてもシンプルなので覚えやすいです。
(私は来週日本へ行きます。)
2. 時間
時間を表す時に、「2時まで後どのくらい」などと伝える時に使われます。
この時間の説明の仕方は「今1時45分」と伝えるのと同じ意味ですが、遠回しに「2時まで(60分を4つに区切るとして)後4分の1」と言う伝え方をしています。
こちらはややこしいのでこの様な時間の説明の仕方がある事を頭に入れておくだけで大丈夫です。
(2時まで後15分です。)
3. 距離
目的地に行くまでにどのくらいの距離があるかを表したい時に使われます。現在地から目的地まで後どのくらいで着くと言う時間や、どのくらいの距離があるかなどを説明する時に使われます。
(家から学校まで大体約5分です。)
It is about 10 kilometers from here to my friend’s house.
(ここから友達の家まで約10キロあります。)
4. 比較
AかBかを比較する時に使われます。
「〇〇するよりは〇〇したい」と物事を比較する時に「A to B」と説明します。
(私は運転する事より歩く事を好みます。)
I prefer to watch TV to do homework.
(私は宿題をやるよりテレビを見る事を好みます。)
5. 何かをあげる時
何かを誰かにプレゼントする時に、あげる相手に対して「to」を使います。
(私はこの時計を私のベストフレンドにあげます。)
I send money to my mother every month.
(私はお金を母に毎月送ります。)
6. 理由
何かをしている理由を伝えたい時に使います。日常でどうして〇〇をしているのか説明する時に使えるので覚えておいてください。
(私は子供を育てるために働いています。)
I study hard to become a doctor.
(私は医者になるために一生懸命勉強します。)
7. 不定詞「to+動詞の原形」
英文法で「~するべき」、「~をしたい」、「~をするために」などと、動詞に「to」が付く事で、その後に動詞を持ってくる役割を果たす時に使われます。
(私は大学を卒業するために毎日勉強しなければならない。)
I want to go to the party tonight!
(私は今夜パーティーに行きたい!)
「for」の場合
「for」も「to」と同じで7つの使い方があるので同じ様に紹介します。
1. 影響
何かをする事によってそれがその人に影響を与える時に使われます。「誰かにとって〇〇する事は〇〇である」という様に使われる事が多くあるので頭に入れておいてください。
(野菜はあなたの健康のためにとても良いです。)
Skipping school is bad for your future.
(学校をサボる事はあなたの将来に悪影響です。)
2. 時間
ここでの時間は、過去から今までの時間を説明する時に使います。
〇〇するのにどのくらい時間が経ったか、〇〇に来てどのくらいの時間が経ったか、などと使えるので覚えておくととても便利です。
(彼女は英語を2年間勉強しています。)
I lived in the United States for 10 years.
(私はアメリカに10年間住んでいました。)
3. スケジュール
スケジュールを組む時に使います。日常生活で予約をしたりスケジュールを組む時に使われるので頭に入れておいてください。
(私は明日の午前11時に予約をしました。)
We have to make a plan for my son’s birthday.
(私達は息子の誕生日のために計画をしなければなりません。)
4. サポート・賛成
団体や人をサポートしたり、意見などに賛成する時に使われます。日常生活では政治や宗教、考え方などに使われるので頭に入れておいてください。
(あなたは動物実験に賛成ですか、反対ですか?)
5. ~のため
自分に対して何か手助けをして欲しい時や何かのために行う時に使います。
「~のために〇〇します」などと日常生活でも頻繁に使われるので例文で確認してください。
(私のために食べ物を持ってきてくれませんか?)
I am studying for an exam.
(私はテストのために勉強しています。)
6. 理由
「to」の理由と意味はとても似ていますが、「for」の後には名詞が来ます。
(私はダンスのクラスを楽しむために受けています。)
7. 動詞の「~ing形」
不定詞の「to+動詞の原形」と意味はほとんど同じで、「~のために」と使われます。
「for」の場合はその後に「~ing」を使います。
(私は今夜のパーティーのために勉強を頑張った。)
「to」と「for」の違いを完璧に覚えるには、毎日の英語の勉強に加え、英語の環境を増やす事が大切です。
しかし、焦らずにまずはこの7つの違いを頭に入れておいて、分からなくなったらこちらの例文を参考にしてみてください。毎日続けていると、ある時自然と使い分けができる様になっています。
初級編で習った文法と「to」と「for」を使い分けて文章を作る
「to」と「for」の違いを勉強したところで、次に初級編で勉強した単語や文法を取り入れて、なるべく長い文章を作ってみます。
「to」と「for」の違いが完璧に覚えられていないと、不安になるかもしれませんが、直ぐに頭に入る人は少ないので安心してゆっくり覚えていってください。
最初は5文を目標
それでは初級編から学んだ文法を取り入れ、長めの例文を紹介します。
訳:私は卒業したらアメリカに行きたいので、高校で英語の勉強をしています。私は英語を2年間勉強しています。私は英語を上達させたいので、毎日一生懸命勉強します。もし宿題で分からないところがあったら、私は友達に聞きます。私は留学が待ち切れません。
パラグラフを書き始める時に、一番苦戦するのが、最初に5文書けるかどうかです。まずは5文を目指して書き、そこからどんどん長文に繋げていってください。
回数を重ねて違いを覚える
今回は少し長くなりましたが、「to」と「for」の違いを解説しました。
リストにまとめてあるので、混乱した時に、リストを確認しながら覚えていってください。最初は分からない部分はありますが、回数を重ねていくうちに、自然と当てはめていく事ができるので、毎日少しずつ続けてみてください。
合わせてこちらもご覧ください。
→英文法解説「I have been doing」と「I have done」の違いとは!?
インプットした後は、アウトプットが大切です。
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