TOEICスコアは1ヶ月で何点伸ばせる?勉強法やコツを解説
日本で幅広く使われるTOEIC。就活や入試で有利になったり、昇進に使えたりと、ある程度のスコアを持っているととても有用な英語の試験ですよね。
TOEICは英語力を計る試験ですので、本来はコツコツ学習することが望ましいのですが、急遽TOEICスコアが必要となった場合、1ヶ月でどこまでスコアを伸ばせるのでしょうか?
今回は勉強方法と試験のコツについて解説していきます。
TOEICスコアは1ヶ月で何点伸ばせるか
短期間でのTOEICのスコアアップは難しくはありません。どれだけ伸ばせるかは、今のあなたのスコアや1日の学習時間によっても変わってくるでしょう。
1日の学習時間と勉強方法次第
1日どれだけの時間を取れるかで、英語力の習熟度は大きく変わってきます。これは、英語以外の学習に関しても同じことが言えますよね。
また、英語の勉強方法は十人十色。ネットで検索すれば、様々なものが出てきますが、自分のやり方に合ったものを見つけることも重要です。
100点アップも夢ではない
古いデータにはなりますが、オックスフォード大学出版局が発表した論文によると、100点のスコアアップに約220時間かかるとされています。
200時間と聞くと膨大な時間に思えますよね。1ヶ月で換算すると、1日8時間を毎日繰り返せばクリアできる時間です。ただし、これはあくまでも目安。正しい勉強方法を見つけられれば、より効率よくスコアアップが図れます。
参照:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
TOEICスコアを伸ばすには(勉強方法編)
それでは早速、TOEICのスコアを伸ばす方法を解説していきます。まずは、勉強方法から。
先にも書きましたが、勉強方法は十人十色。色々と試してみて、自分に合った勉強方法を見つけてくださいね。
弱点を知る
すでにTOEICを受験したことがあるのであれば、結果のレポートをお持ちかもしれません。あのデータをしっかり確認したことはあるでしょうか?
単にスコアが書かれているだけでなく、あなたの英語力について、細かい解説が書かれています。まずはそのデータを基に、あなたの弱点を知りましょう。
リーディングで高得点を取っていても、文法の得点率が低い、リスニングの短い会話は聞き取れているけれど、長い会話は苦手…など、何かしらの弱点があるはずです。まずは、弱点を知ること。
これがスコアアップで最も重要です。
1つの参考書・単語帳にこだわる
書店で教材を探すと、あまりにも多すぎて目移りしてしまいますよね。色々な教材を試すのも良いですが、時間がないのであれば、1つの教材を何周も使うようにしましょう。
シリーズものであれば、そのシリーズにこだわって教材を揃えること。ほとんどの教材の内容に、大きな違いはありません。
教材を2つやったからといって知識量が2倍になるわけではないでしょう。であれば、1つの教材を繰り返し活用して、隅々の細かい知識まで習得するようにします。
過去問で試験時間に慣れる
教材である程度英語の基礎知識を得られたら、必ず過去問を解いてください。TOEICの試験は、リスニング45分、リーディング75分の計120分。これだけの時間、英語を考えるのは、慣れていないと難しいかもしれません。
過去問を解く際は、小分けに解かずに120分間時間をとって最初から最後まで解ききるように。
こうすることで、実際の試験時も最後まで集中力を維持することができます。
しっかり見直す
過去問を解いたら、必ず採点し間違えた点はしっかり復習をします。繰り返し同じような問題を間違えるようであれば、それはあなたの弱点です。
問題を解く→間違えたポイントをしっかり確認する、この繰り返しでしっかり定着させることができます。
直前は苦手分野を集中的に
試験の3日前からは、苦手分野を集中的に勉強します。弱点となっている分野は、それだけ伸び代があるということです。苦手分野だけをずっと勉強し続けるのは、苦痛かもしれません。
しかし、その時間は必ず無駄にはなりません。最後の悪あがきと思って、直前は苦手分野の克服に時間を使いましょう。
得意分野の勉強は息抜きにもなるので、苦手分野の勉強に疲れたら、得意分野の勉強も取り入れるようにするとよいでしょう。
TOEICスコアを伸ばすには(試験中編)
1ヶ月間しっかり勉強できたら、今度は試験。TOEICは毎月実施されていて、問題傾向も似ています。問題傾向が似ているからこそ、問題の解き方にはコツがあります。
最後に試験中に気をつけるべき点を解説します。
リーディングは時間配分を決めておく
これは試験前に行うべきことですが、リーディングの時間配分を改めて決めておきましょう。理想は文法問題をできるだけ速く終わらせ、長文問題により多くの時間を使うことです。
試験中、腕時計の持ち込みはできるので、時間を気にしながら、問題を解くようにしましょう。
これは、過去問を解く時も同様です。
設問は先読みする
設問の先読みは最も重要なコツと言えるでしょう。リスニングの際は、必ず各パートの最初に設問の概要の説明があります。また、各設問は印字されていますが、読み上げられます。
こういったわずかな時間を使って、次の問題の先読みをしておくと、何を聞き取るべきか意識しながら問題に臨めて余裕が生まれますよ。
長文問題も先に設問を読むことで、キーワードをピックアップすることができます。長文問題の設問は、基本的に文章の流れに沿っています。
例えば、設問1の答えとなる文章があれば、設問2の答えはその後ろの文章に隠れていることが多いのです。設問を先読みすることで、わざわざ文章を何度も読み返す必要がなくなります。
空欄は作らない
TOEICはマーク式の試験です。マーク式で一番怖いのはマークミスですよね。1問マークにずれが生じれば、それ以降はずっとずれることになります。つまり、それ以降の問題はほぼ不正解。そうならないためにも、空欄は作らないようにしましょう。
分からない問題は、空欄にせず、解答用紙にチェックを入れるといいです。ちなみに問題用紙に書き込みは厳禁なので、問題用紙にチェックを入れることはやめましょう。
また、時間がなくて最後まで解き終えられない場合、適当でもいいので、とりあえず最後まで解答します。まぐれでも当たれば儲けもんです。(本来は自分の英語力で解ききるべきであることは忘れないように。)
見直しは文法問題を優先する
全て解き終えて時間が余ったら、必ず見直しを忘れずに。長文の見直しは時間がかかってしまいます。そこで、見直しは文法問題を優先しましょう。
文法問題に間違いないと自信が持てれば、長文の見直しに時間を使っても良いでしょう。マーク式の試験ということは、正解が選択肢に含まれているということです。少しでも減点を減らすように正しく見直すことをおすすめします。
1ヶ月でも大幅なスコアアップはできる!
TOEICのスコアアップは1ヶ月でも十分可能です!そのためには、勉強時間の確保と正しい勉強方法を知ることがなによりも重要。
もし、独学で勉強時間の確保や正しい勉強方法を知るのが難しいのであれば、オンライン英会話を活用してみてはいかがでしょうか?
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